白神山地旅行記(ブログ) 一覧に戻る
白神山地はかねてから一度行ってみたかったところ。不老不死温泉や男鹿半島も行ってみたかったところ。この二つを組み合わせて旅行することができた。<br />白神山地を横断する白神ラインは土砂崩れで通行止めだったので十二湖しか行けなかったのが残念だったがそれでも永年の夢が叶えられて満足だった。十二湖では青池からブナ林を通り湧壺の池から落口の池までを歩いた。<br />十二湖の湖とトレッキングコースは森の緑を映した湖水の色やブナ林が綺麗だった。湖の色合いそのものは五色沼の方が勝っているし、トレッキングコースは志賀高原の四十八池の方が明るくて歩きやすい。青池は落ち葉に覆われてしまっていて、観光写真で見るほど綺麗ではなかったが、湧壷の池の方が綺麗な湖面を見せてくれていた。<br />日本キャニヨンを見てから五能線に沿って不老不死温泉まで行く。日本海が綺麗だった。不老不死温泉は有名だが昼間の入浴は観光客から見られるだけ、という立地だった。この日はウエスパ椿山というコテージタイプのホテルに泊まる。半島に突き出た広大な敷地で、海も山も風景がとっても良くて十分満足できた。2階建てのコテージ1棟が貸切で、温泉も食堂も別棟へ行くのだが、温泉へも食堂へも車で行かなければならないほど離れていた。<br />翌朝、敷地内を探検。ウエスパ椿山は五能線の駅に隣接していて蒸気機関車の展示もあった。五能線はリゾート白神という特急以外はジーゼルの2両編成。このジーゼルの2両編成を撮影してから男鹿半島に向かう。<br />途中に「風の松原」という沼津の松原に似たところを通り、八郎潟の田園地帯を抜けて寒風山へ向かった。寒風山は男鹿半島の付け根にある山。まわりに何もないので見晴らしが良い。ここに食堂があったので昼食はハタハタ丼を食べた。<br />男鹿半島では最初になまはげ体験ができる真山伝承館へ行く。平日の午後なので少人数かと思ったら結構、人が集まった。子供もいたのでなまはげ体験にピッタリだった。能登半島に昔からある古民家に、その家の亭主役の人がいてなまはげと応対するところから見せてくれる。なまはげの声が、いつもテレビで聞くコワ~イなまはげと同じ声で実にリアルだった。なまはげは秋田のいろんな地域に残っているそうだが、この真山地区のなまはげはツノがないそうだ。能登半島へ行った時に同じような恰好をした人がご陣乗太鼓を叩いて、それも感動したが、なまはげはもっと感動した。<br />この日の泊りは「男鹿桜島リゾートホテルきららか」というところ。海に面して景色が良く夕陽も綺麗。部屋もゴージャスでとても良かった。この日の日の入りは午後5時32分。とても綺麗な夕陽なのに見ている人は僕たちだけだった。<br />きららかの最高級室というのは居間に和室、ベッドルーム。それに書斎まである。北海道の鶴賀別邸雛の座には及ばないものの、部屋のお風呂も源泉かけ流し、というのはとっても良かった。この部屋には吉永小百合も泊ったそうだ。<br />最終日はホテルをでてから男鹿半島の先端、入道崎へ行く。ここには北緯40度線が通っていて、芝生の草原にモニュメントが建っている。入道崎灯台は上に登れる。そこから八望台というところに寄る。ここも火山のあとらしく火口が湖になって残っている。一の目潟から三の目潟まで説明があるが、それよりも日本海の展望台と思った方が良い。<br />この日の帰りは飽きた空港からの飛行機。秋田へ向かう途中、観光案内にゴジラ岩なんて書いてあるから寄ってみた。たしかにゴジラに見えないことはない。日本の渚100選に入っている鵜の崎海岸にも立ち寄って空港着は17時。ここで夕食も済ませて羽田到着は20時を回っていた。<br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br /><br />

世界遺産白神山地となまはげの男鹿半島

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2014/09/28 - 2014/10/01

353位(同エリア579件中)

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22

秘湯マニア

秘湯マニアさん

白神山地はかねてから一度行ってみたかったところ。不老不死温泉や男鹿半島も行ってみたかったところ。この二つを組み合わせて旅行することができた。
白神山地を横断する白神ラインは土砂崩れで通行止めだったので十二湖しか行けなかったのが残念だったがそれでも永年の夢が叶えられて満足だった。十二湖では青池からブナ林を通り湧壺の池から落口の池までを歩いた。
十二湖の湖とトレッキングコースは森の緑を映した湖水の色やブナ林が綺麗だった。湖の色合いそのものは五色沼の方が勝っているし、トレッキングコースは志賀高原の四十八池の方が明るくて歩きやすい。青池は落ち葉に覆われてしまっていて、観光写真で見るほど綺麗ではなかったが、湧壷の池の方が綺麗な湖面を見せてくれていた。
日本キャニヨンを見てから五能線に沿って不老不死温泉まで行く。日本海が綺麗だった。不老不死温泉は有名だが昼間の入浴は観光客から見られるだけ、という立地だった。この日はウエスパ椿山というコテージタイプのホテルに泊まる。半島に突き出た広大な敷地で、海も山も風景がとっても良くて十分満足できた。2階建てのコテージ1棟が貸切で、温泉も食堂も別棟へ行くのだが、温泉へも食堂へも車で行かなければならないほど離れていた。
翌朝、敷地内を探検。ウエスパ椿山は五能線の駅に隣接していて蒸気機関車の展示もあった。五能線はリゾート白神という特急以外はジーゼルの2両編成。このジーゼルの2両編成を撮影してから男鹿半島に向かう。
途中に「風の松原」という沼津の松原に似たところを通り、八郎潟の田園地帯を抜けて寒風山へ向かった。寒風山は男鹿半島の付け根にある山。まわりに何もないので見晴らしが良い。ここに食堂があったので昼食はハタハタ丼を食べた。
男鹿半島では最初になまはげ体験ができる真山伝承館へ行く。平日の午後なので少人数かと思ったら結構、人が集まった。子供もいたのでなまはげ体験にピッタリだった。能登半島に昔からある古民家に、その家の亭主役の人がいてなまはげと応対するところから見せてくれる。なまはげの声が、いつもテレビで聞くコワ~イなまはげと同じ声で実にリアルだった。なまはげは秋田のいろんな地域に残っているそうだが、この真山地区のなまはげはツノがないそうだ。能登半島へ行った時に同じような恰好をした人がご陣乗太鼓を叩いて、それも感動したが、なまはげはもっと感動した。
この日の泊りは「男鹿桜島リゾートホテルきららか」というところ。海に面して景色が良く夕陽も綺麗。部屋もゴージャスでとても良かった。この日の日の入りは午後5時32分。とても綺麗な夕陽なのに見ている人は僕たちだけだった。
きららかの最高級室というのは居間に和室、ベッドルーム。それに書斎まである。北海道の鶴賀別邸雛の座には及ばないものの、部屋のお風呂も源泉かけ流し、というのはとっても良かった。この部屋には吉永小百合も泊ったそうだ。
最終日はホテルをでてから男鹿半島の先端、入道崎へ行く。ここには北緯40度線が通っていて、芝生の草原にモニュメントが建っている。入道崎灯台は上に登れる。そこから八望台というところに寄る。ここも火山のあとらしく火口が湖になって残っている。一の目潟から三の目潟まで説明があるが、それよりも日本海の展望台と思った方が良い。
この日の帰りは飽きた空港からの飛行機。秋田へ向かう途中、観光案内にゴジラ岩なんて書いてあるから寄ってみた。たしかにゴジラに見えないことはない。日本の渚100選に入っている鵜の崎海岸にも立ち寄って空港着は17時。ここで夕食も済ませて羽田到着は20時を回っていた。








旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.5
グルメ
4.0
ショッピング
1.0
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
レンタカー ANAグループ
旅行の手配内容
個別手配

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  • 青池<br />落ち葉がなければ綺麗かも

    青池
    落ち葉がなければ綺麗かも

  • この池の方が綺麗。沸壺の池

    この池の方が綺麗。沸壺の池

  • 十二湖から不老不死温泉へ向かう途中の日本海

    十二湖から不老不死温泉へ向かう途中の日本海

  • 不老不死温泉

    不老不死温泉

  • 1日目の泊まりはウエスパ椿山。<br />これ1棟がまるまる貸切。

    1日目の泊まりはウエスパ椿山。
    これ1棟がまるまる貸切。

  • ウエスパ椿山の広大な敷地。遠くに見えるのが展望温泉。<br />レストランはまた別棟なので移動は車が必需品。

    ウエスパ椿山の広大な敷地。遠くに見えるのが展望温泉。
    レストランはまた別棟なので移動は車が必需品。

  • 寒風山<br />男鹿半島付け根の独立峰

    寒風山
    男鹿半島付け根の独立峰

  • 寒風山からの展望

    寒風山からの展望

  • 男鹿半島の中心、真山伝承館への道。<br />橋の欄干にもなまはげがいる。

    男鹿半島の中心、真山伝承館への道。
    橋の欄干にもなまはげがいる。

  • 真山伝承館。<br />藁葺き屋根のこの地域に残る古民家。

    真山伝承館。
    藁葺き屋根のこの地域に残る古民家。

  • 伝承館の内部。<br />昔のまま保存されている

    伝承館の内部。
    昔のまま保存されている

  • この家の亭主となまはげとのやりとり。<br />なまはげは閻魔帳を持っていて、この家の子供を知っている。1年間、悪いことをしなかったかどうか、亭主と激しくやりとりする。

    この家の亭主となまはげとのやりとり。
    なまはげは閻魔帳を持っていて、この家の子供を知っている。1年間、悪いことをしなかったかどうか、亭主と激しくやりとりする。

  • なまはげにはご馳走が出され、お酒も出される。

    なまはげにはご馳走が出され、お酒も出される。

  • 観光客の子供を見つけ、悪い子はいねーかー、と聞く。だいたい子供は泣きだす。

    観光客の子供を見つけ、悪い子はいねーかー、と聞く。だいたい子供は泣きだす。

  • 最後に亭主と挨拶して来年の再会を約す

    最後に亭主と挨拶して来年の再会を約す

  • 2日目の泊まりは「男鹿桜島リゾートきららか」

    2日目の泊まりは「男鹿桜島リゾートきららか」

  • 日本海に沈む夕陽。<br />独り占めして見ていた。

    日本海に沈む夕陽。
    独り占めして見ていた。

  • 吉永小百合も宿泊したという、このホテルの特別室。<br />最上階の角部屋で展望も良かった。

    吉永小百合も宿泊したという、このホテルの特別室。
    最上階の角部屋で展望も良かった。

  • 男鹿半島の先端、入道崎。

    男鹿半島の先端、入道崎。

  • 半島を北緯40度線が横切っている。<br />その線上に置かれたモニュメント

    半島を北緯40度線が横切っている。
    その線上に置かれたモニュメント

  • 八望台。噴火口の跡だが、それを見るよりも日本海の展望台。

    八望台。噴火口の跡だが、それを見るよりも日本海の展望台。

  • 秋田に向かう途中、「ゴジラ岩」

    秋田に向かう途中、「ゴジラ岩」

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