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 今年は3月に寒い日が続き、カタクリなど春の到来を告げるスプリングエフェメラルの開花が10日ほど遅れていた。4月に入り、ようやく待ちわびたように可憐な花々が咲き始めたので、久しぶりに花の撮影に出かけて来た。行先は、栃木県東部の那珂川町にあるカタクリ山自然公園。名前の通り、カタクリの群落があるが、キクザイチゲ、ショウジョウバカマなど他のスプリングエフェメラルや、ミズバショウの湿原もあり、桜満開より一足先に春の訪れを満喫してきた。

栃木の里山に、いつもより遅い春がやってきた ~カタクリ山のスプリング・エフェメラル~

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2017/04/06 - 2017/04/06

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玄白

玄白さん

 今年は3月に寒い日が続き、カタクリなど春の到来を告げるスプリングエフェメラルの開花が10日ほど遅れていた。4月に入り、ようやく待ちわびたように可憐な花々が咲き始めたので、久しぶりに花の撮影に出かけて来た。行先は、栃木県東部の那珂川町にあるカタクリ山自然公園。名前の通り、カタクリの群落があるが、キクザイチゲ、ショウジョウバカマなど他のスプリングエフェメラルや、ミズバショウの湿原もあり、桜満開より一足先に春の訪れを満喫してきた。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車

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  •  駐車場で料金(¥500)を払ったときにもらった園内の地図。カタクリが満開とあって、入口近くの第1、第2駐車場は満車、第3駐車場に車を停める。<br /> 標高50mにも満たない丘のような里山の雑木林の中に、カタクリやミズバショウの群落がある自然公園である。地図には、約3haの林の中2か所に100万株のカタクリの群生があると書かれているが、それほどではないように思えた。昔より数が減っているのかもしれない。

     駐車場で料金(¥500)を払ったときにもらった園内の地図。カタクリが満開とあって、入口近くの第1、第2駐車場は満車、第3駐車場に車を停める。
     標高50mにも満たない丘のような里山の雑木林の中に、カタクリやミズバショウの群落がある自然公園である。地図には、約3haの林の中2か所に100万株のカタクリの群生があると書かれているが、それほどではないように思えた。昔より数が減っているのかもしれない。

  • 県立の自然公園に指定されているが、この雑木林は、個人の所有地である。花の時期だけ、一般公開されていて、園内の管理はNPO法人山野草保存会の人たちが管理している。<br />

    県立の自然公園に指定されているが、この雑木林は、個人の所有地である。花の時期だけ、一般公開されていて、園内の管理はNPO法人山野草保存会の人たちが管理している。

  • 順路のしたがって進むと、まずショウジョウバカマの群落に出会う。

    順路のしたがって進むと、まずショウジョウバカマの群落に出会う。

  •  これもスプリンゲ・エフェメラルの一員。<br /> 春先に花を咲かせ、夏には葉が枯れて地下茎だけになり、秋、冬は地上から姿を消す一群の植物はスプリング・エフェメラル(春のはかないもの)というファンタジックな名前で総称され、春の妖精とも言われる。代表的な花がカタクリである。

     これもスプリンゲ・エフェメラルの一員。
     春先に花を咲かせ、夏には葉が枯れて地下茎だけになり、秋、冬は地上から姿を消す一群の植物はスプリング・エフェメラル(春のはかないもの)というファンタジックな名前で総称され、春の妖精とも言われる。代表的な花がカタクリである。

  • 途中までは、車イスでも入れる木道が整備されている。

    途中までは、車イスでも入れる木道が整備されている。

  • 木道の両脇の雑木林の中に、カタクリの群落が広がっている。

    木道の両脇の雑木林の中に、カタクリの群落が広がっている。

  • 栃木県内のカタクリの群生地は、南部の三毳山がよく知られていて、カタクリの満開の時には混雑するが、こちらは知名度が低いためか、訪れる人は少なく、ゆっくりと花を楽しめる。

    栃木県内のカタクリの群生地は、南部の三毳山がよく知られていて、カタクリの満開の時には混雑するが、こちらは知名度が低いためか、訪れる人は少なく、ゆっくりと花を楽しめる。

  • 珍しい白いカタクリ発見。

    イチオシ

    珍しい白いカタクリ発見。

  •  カタクリの群生の中にヤブレガサがあった。夏に花をつけるが、春先に出た芽が開き始める姿が破れた傘に似ることから、いささか無粋な名前が付けられている。<br /> 葉が開き始める前の芽は山菜として食用になるそうだが、まだ食べたことはない。

     カタクリの群生の中にヤブレガサがあった。夏に花をつけるが、春先に出た芽が開き始める姿が破れた傘に似ることから、いささか無粋な名前が付けられている。
     葉が開き始める前の芽は山菜として食用になるそうだが、まだ食べたことはない。

  • カタクリは、反り返った花の形が特徴的だが、日が当たらないとこの形にならない。したがって、カタクリを鑑賞するには晴れた日が好ましいということになる。

    カタクリは、反り返った花の形が特徴的だが、日が当たらないとこの形にならない。したがって、カタクリを鑑賞するには晴れた日が好ましいということになる。

  • 日陰だと、反り返り不十分。これはこれで、控えめな愛おしさが感じられて、よいものであるが・・

    日陰だと、反り返り不十分。これはこれで、控えめな愛おしさが感じられて、よいものであるが・・

  • 久しぶりに持ち出したマクロレンズを使ってみた。

    久しぶりに持ち出したマクロレンズを使ってみた。

  • 3姉妹

    3姉妹

  • 這いつくばって、正面から

    這いつくばって、正面から

  • ハイキーで仕上げてみた

    イチオシ

    ハイキーで仕上げてみた

  • イチオシ

  • 傍に生えていたヤブツバキの花がカタクリの葉の上にポトリ。(ヤラセではアリマセン!)

    傍に生えていたヤブツバキの花がカタクリの葉の上にポトリ。(ヤラセではアリマセン!)

  • 最初のカタクリ群生地から丘の頂上を越えて、2番目のカタクリ群生地、ミズバショウがある湿地へ。

    最初のカタクリ群生地から丘の頂上を越えて、2番目のカタクリ群生地、ミズバショウがある湿地へ。

  • 丘の頂上では咲き始めた桜の下で、仲良しおばあちゃん2人の花見女子会。

    丘の頂上では咲き始めた桜の下で、仲良しおばあちゃん2人の花見女子会。

  • 第2の群生地のカタクリ

    第2の群生地のカタクリ

  • キクザイチゲの群生があった。

    キクザイチゲの群生があった。

  • カタクリとも競演。

    カタクリとも競演。

  • ミズバショウは少しピークは過ぎた感じだが、まだまだ見頃。

    ミズバショウは少しピークは過ぎた感じだが、まだまだ見頃。

  • アップで写そうとすると、なかなか傷んでいないきれいな花を探すのが大変だ。

    アップで写そうとすると、なかなか傷んでいないきれいな花を探すのが大変だ。

  • イチオシ

  • およそ2時間ほどの山野草観察のひとときだった。 

    およそ2時間ほどの山野草観察のひとときだった。 

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