釜山まで19時間、船の旅。長い？短い？

2017/03/24 - 2017/03/27

大阪から釜山、飛行機ならたった１時間半。そこを１９時間かけるってどうなの？　････と思いつつ昨年４月はじめてパンスタークルーズに。で、ドはまりして、１年も経たないのにまた乗ってしまいました。不思議に楽しい船の旅です。
旅行記というより検討中の方へのご参考までに。

エリア 釜山(韓国)

• 旅行の満足度: 4.5

大阪市営地下鉄中央線コスモスクエア駅からフリーシャトルバスで５分。大阪国際フェリーターミナルへ。（フェリーから見たターミナル全景はこんな感じ。）

海外のフェリーターミナルと比較すると、少し名前負けの小さな国際フェリーターミナルですが、韓国や中国行きの定期フェリー運行中。

パンスタークルーズのチェックイン窓口です。
金曜日は１７：００出航なので、１５：００～１６：００にパスポートを提示してチェックインを済ませます。窓口も乗客のほとんども韓国の人たちですが、チェックインは日本語で行えます。窓口は早めに開けてくれるので、１４：５０には完了！

１階は荷物の積み込みなどでバタバタしていますが、３階には日当たりと景色のよい待合室があります。

出国審査は出航の３０分前からなので、公式には１６：３０から。ですが、その日の開始時間はチェックイン手続きの際に教えてくれます。
この日は１５：５０に開始されました。

出国審査が済むとちょっとの距離をわざわざバスで移動。
乗船後まずフロントへ行きましょう。乗船券を提示し、部屋の鍵を受け取ります。（既に部屋に鍵がある場合は、その旨教えてくれます。）
食事や到着時間などはフロント左側の画面に表示されます。夜になると外貨両替もココでできます。

フロント左側にコンビニ、右側に免税店があります。

スタンダードB 客室。去年までは２段ベッド×２の４人部屋で、そこを２人で貸切ったりしていましたが、今年行ってみると、上側が撤去され、普通のツインベッドルームになっていました。荷物を広げるには上のベッドも便利だったんですが･･･。

もっと高い部屋や定員の多い部屋などいろんな種類の部屋があります。詳細はパンスタークルーズの船室案内ページ（　http://www.panstar.jp/cabin/　）をご覧ください。

荷物を置いたら４階デッキへ。
海遊館など大阪港が見渡せます。

４階デッキはこんな感じ。
全長 160ｍ、幅 25ｍ、国際トン数21.535t　なので、ウロウロすると結構その広さを実感しますよ。

サウナ（お風呂）は、１５：００（１７：００出航の場合は乗船後）～２３：００と翌朝５：００～９：００。
更衣室にはドライヤーや鍵のかかるロッカーもあります。でも誰も普通の脱衣カゴの方しか使っていないかもしれません。もちろん私もですが。

※当然、写真撮影は禁止ですが、開始前に数枚だけ撮らせて貰いました。

船上は水が貴重なので、ボタンを押してもシャワーはすぐに止まりますが、それは我慢がまん。シャンプーとボディソープなど常備。浴室内にはドライサウナもあります。
タオルを忘れた方はフロント横の売店で2,000ウォンで販売しています。（以前は5,000ウォンのデポジットで借りることができましたが、その制度はなくなったようです。）

広い窓があり外が見えます。橋の通過時などデッキへ出ない時はココからどうぞ。但し、強風でフェリーの揺れが激しいときは、浴槽は洗濯機のようになることもありますのでご用心。

大阪港１７：００発の橋の通過時刻は大まかに以下の通りです。
明石海峡大橋　１８：００
→　瀬戸大橋　２１：３０
→　来島海峡大橋（しまなみ海道）００：３０
→　関門橋　０５：３０

※前後３０分の幅で予定が変わることがあります。フロントでご確認を。

　

西に向かうので乗船後の夕陽が美しい。しかもお風呂でさっぱりした後なので、気分最高！（湯冷めにご用心。身体が冷えたら何度でもお風呂につかりに行きましょう。）

明石海峡大橋を通過するころ、食事の時間が始まります。

乗客が多いときは２班入れ替え制です。自分はどちらの班か、何時からかはフロント横のビジョンで確認しましょう。遅れると大混雑します。

食事は事前申込み済みの方は乗船券が食券になりますので入場時に提示を。事前購入未済の方は、フェリーターミナルの窓口や船内フロントでも購入できるそうですが、当日は値段が高くなるそうなので、事前購入をお勧めします。

この日は第１班１８：００～１８：５０、第２班１９：００～１９：５０でした。
おかずがいっぱいあるのに急いで撮ったら白御飯しか見えてない・・参考にならず、ごめんなさい。

さすがに韓国のフェリー。晩御飯も朝御飯もキムチの種類が豊富です。
おかずを巻くための葉っぱ類もこのコーナーにあります。
フルーツコーナーの写真を撮り忘れました。この日はイチゴやパイナップルなど山盛りでした。

あまりきれいに盛れなかった(-"-)
見た目は・・ですが、美味しいです。もう韓国に着いたかのようなメニューです。

２０：２０頃になるとステージでショーが始まります。乗客もステージに上がって踊りまくる大盛り上がり。が、ハングル語オンリーで進行されるので、楽しいかどうかは？？？です。

歌以外にも出し物アレコレ。

夜は長いです。
デッキで夜景を楽しむもよし、部屋で相方と話すもよし、静かに読書を楽しむもよし。（私の場合は、行き便では読書や夜景で、帰り便ではマッコリで酒盛りが定番です。）
部屋のテレビは日本の衛星放送も映ります。韓流ファンの方は韓国テレビ満喫できますよ。

船の揺れは思いのほか心地良く眠りを誘います。
おやすみなさい(-_-)zzz

おはようございます！
朝風呂を楽しんでデッキへ朝陽を見に。気分爽快な朝です。

朝御飯へ。パンや黒米ご飯のほか、お粥やシリアルもあります。

洋風、和風、韓国風・・（？）、おかずも充実しています。

もちろんキムチコーナーも充実。韓国のりも当然スタンバイ。
私のお気に入りは明太子キムチです。ご飯が進むので少々の寝不足も吹っ飛びます。

釜山港への入港１時間から３０分くらい前になると釜山が見えます。
進行方向の右前方には、海雲台や広安大橋が見えてきます。

進行方向の左前方には、影島（太宗台）や峨眉山展望台などが見えてきます。

五六島の横を通ったら、正面には釜山港大橋の雄姿が！
まもなく到着、接岸です。

接岸時刻と下船予定時刻が出口に表示されます。国籍やツアーごとに並ぶ列が表示されますので、各自確認して下船開始を待ちます。
部屋の鍵はフロントに渡すか部屋に置いておくのか放送が入りますので、指示に従いましょう。

入国審査や税関を通過して、このロビーへ出てきます。
新しい釜山港国際旅客ターミナルはとても広く清潔で快適です。

正面にはインフォメーションカウンターがあります。わからないことはココで聞きましょう。

タクシーやシャトルバスを利用する場合は、インフォメーション右手のGate３を出ます。
出て右手がシャトルバス乗り場、正面少し先がタクシー乗り場です。

シャトルバスはこんな青いバスです。通常の大きさはマウルバスくらい。

<ご参考>　シャトルバスルートと料金表

徒歩で釜山駅やチョリャン駅に向かう場合は、ひとつ下の階のGATE１から外へ出るのが便利です。

では、釜山の旅をお楽しみください！
帰りもフェリーに乗られる方はパンスターがココで待っています。

余談ですが・・。

男子トイレには「鼻から牛乳」という面白いゲーム(?)があるそうです。ご興味のある方は是非チャレンジしてみてください。