世界最後の野生馬タヒが生きる、大自然のホスタイ国立公園へ

2017/03/09 - 2017/03/12

ウランバートルから西に約100㎞、
世界最後の野生馬といわれる「タヒ」が生息するホスタイ国立公園を日帰りで訪問。

冬の時期はほとんど観光客が来ない場所ですが、
だからこそ、雄大な景色を独り占めできました！！

▼詳細はこちらの旅行記も併せてご覧ください。
http://tabinomori.com/travel-blogs/asia/mongolia/ulaanbaatar/

エリア ウランバートル(モンゴル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: 中国国際航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

本日は、ウランバートルから西へ約100㎞のところにある
ホスタイ国立公園に向かう日帰りツアーに参加。

午前中の道路は、
モンゴルらしいこんな風景がのどかに広がります。

舗装された道路を外れて、
道なき道をずんずん進み、
ようやくたどり着いたホスタイ国立公園。

これ絶対、個人では迷います。

このホスタイ国立公園では、
世界最後の野生馬「タヒ」が見られる以外にも、
オオカミやビッグホーンの羊、ガゼル、シベリアンマーモットなど
いろんな野生動物が見られるそうです。

国立ホスタイ公園 国立公園

今は冬の閑散期。

夏場はツーリストキャンプ（ゲル）に観光客がたくさん訪れるようですが、
はっきり言って、今はわずかな従業員以外、ほぼ誰もいません。

そして、
なんだかある意味贅沢な、バスケットコートがありました。

国立ホスタイ公園 国立公園

一応、入場は許可が必要なので、ガイドが受付に向かいます。

左はツーリストキャンプ。
太陽光発電も完備。

また野生動物などの研究機関も併設されているそうです。

国立ホスタイ公園 国立公園

入口からさらに道なき道を走ると、
ようやく、幻の野生馬といわれる「タヒ」の群れに遭遇。

警戒心が強いので、
こっそり近づきます。

国立ホスタイ公園 国立公園

モンゴル馬の原種であり、シマウマを祖先に持つタヒ。

一度は絶滅したそうですが、運よく海外で飼われていたタヒを
逆輸入して繁殖に成功、
再野生化して、今では約500頭近くまで増えたそうですよ。

国立ホスタイ公園 国立公園

膝から下に、祖先のシマウマの名残りか、
シマシマ模様があります。

ずんぐりむっくりした愛嬌ある体形は、
ロバにも似ていますね。

国立ホスタイ公園 国立公園

海外でも動物園で飼われているタヒを見ることはできるらしいですが、
こうして野生で育っているタヒを見れるのはここだけだそうです。

国立ホスタイ公園 国立公園

空にたくさんの鷹や鷲が飛び交っていますね

国立ホスタイ公園 国立公園

彼らが集まっていたところに向かうと、

動物の亡骸がありました。
でもこれはだいぶ前のもの。
おそらく鹿とのこと。

このちょっと先に、
殺されたばかりのフレッシュな鹿の亡骸がありました。
あまりにエグイの出写真には撮らず・・・

国立ホスタイ公園 国立公園

雄大です…

シベリアっぽい。
（モンゴルですが）

国立ホスタイ公園 国立公園

夏の緑の草原をバックにした馬の風景も絵になると思いますが、

雪原をバックにした馬たちの姿もまた実に絵になります。

国立ホスタイ公園 国立公園

夏はタヒの繁殖期と子育てのシーズンらしく、
かわいらしい仔馬を見れるチャンスもあるみたいです。

国立ホスタイ公園 国立公園

っちゅーか、

ホント何もないんですけど。

国立ホスタイ公園 国立公園

と思ったら、
タヒの死骸がありました。

割ときれいに残っているので、もしかしたら、
病気か何かで死んで雪に埋もれていたのが溶けて出てきたのかも

国立ホスタイ公園 国立公園

こんな僻地にもちゃんと電線が引かれています。

ここは国の保護指定区域でもあるので研究調査に使われるそうです。

ちなみに、
土の部分が道です。
轍があるからかろうじて道だとわかる程度…
ガイドなしでは迷うこと請け合い。

国立ホスタイ公園 国立公園

雄大な景色をバックに、
ガイドがランチを用意してくれました。

モンゴル家庭料理を朝から仕込み、
ガスコンロで温めてくれています。

国立ホスタイ公園 国立公園

これは、
「ボーズ」といわれる水餃子を野菜スープで煮込んだもの。

もちろん水餃子のひき肉は羊。

昨日よりは臭みが抑えられていたものの、
やっぱりケモノ臭さは残る…

口に含んでしまえば、そこまで気にならないのですが。

国立ホスタイ公園 国立公園

残った野菜スープを再利用して、
今度は「ツォイワン」というモンゴル風焼きうどんを調理。

モンゴルの麺は、平たく太く柔らかく短い。
讃岐うどんが好きな私には、ちょっと物足りない。

が、味としては、
さっきのスープよりは美味しい。

国立ホスタイ公園 国立公園

帰り道、
遊牧民の馬追いと出会いました。

草原の男って感じで、かっこいいなぁ

国立ホスタイ公園 国立公園

モンゴルの馬はモフモフしてかわいい

国立ホスタイ公園 国立公園

さて、

帰り道にガイドの知り合いの家に寄りました。
なんでも、子犬を譲り受けることになっているそうです。

その犬は、モンゴル犬の純血種だそうで、
このこはお父さん犬。

モンゴル犬は、もこもこしてでかく、
面構えもなかなかワイルドです。

生まれて1か月ほどしたモンゴル犬の子犬たち。

大人になると主人以外には気性が荒く扱いにくいらしいですが、
赤ちゃんのうちは人懐っこく、こんなにキュート♪

太い足と肉球に悶絶寸前。

むー

・・・

愛らしさの破壊力がハンパない。

お手洗いを借りたい、とお願いしたら、
あばら屋みたいな物置みたいな、
掘っ立て小屋に通されました。（写真右）

地面に穴掘って板を渡しただけのもの。

これが、ウランバートルの一般家庭のトイレなんだそうです…
恐るべしモンゴル！

---------------------------------

最後までご覧いただきありがとうございました。

▼よろしければこちらも併せてご覧ください。（写真と詳細情報豊富）
http://tabinomori.com/travel-blogs/asia/mongolia/ulaanbaatar/