ふらっとプラハ・チェスキークルムロフ6日間　プラハ編(2016夏)

2016/08/24 - 2016/08/29

ヨーロッパ旅行はお高い。特にハイシーズンの夏はさらにお高い。
ということで、夏のヨーロッパ旅行をあきらめかけていたものの、JTBのフリープランのセールへの遭遇と、スーパーハイシーズンを外した8月下旬の休暇が重なり、なかなかお手頃な料金で旅に出ることができました。

6日間の旅程で、プラハ4泊で賞味3日でプラハとチェスキークルムロフでリアル・ドラクエの世界を楽しんできました。

1日目
成田(午前)→フランクフルト→プラハ(夕刻)

2日目
プラハ観光

3日目
チェスキークルムロフ観光（※別の旅行記にて）

4日目
プラハ観光

5日目
プラハ→フランクフルト→機中泊

6日目
→成田(朝)

エリア プラハ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 2.5
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: JTB

今回の旅行はフランクフルト経由のルフトハンザ便にて。
4発エンジンのA340は日本の航空会社では使われていないので、ちょっと珍しい。

成田空港第1ターミナル 空港

旅費が安かったことをいいことに、Pエコにアップグレードしちゃいました。
初めてのインドの時に同じことをやったが、行きにアップグレードすると、帰りが辛くなるのだが・・・フライトが12時間ともなると、余裕があるならアップグレードはアリかな？

機内食はドイツの航空会社っぽくない。
むしろ、乗客に合わせている模様。
まあまあのお味。

乗り継ぎのフランクフルト国際空港で本場もんのフランクフルトをいただきました。
空港価格でお高いですが、やっぱり本場もんは違う。

フランクフルト国際空港 (FRA) 空港

プラハ到着。世界的な観光地で、チェコの首都だというのに、なんだか空港が閑散としている。

到着すると、空港にお迎えが。やっぱり、ツアーはいい。
郊外のホテル（地下鉄で30分くらいで中心地へ出れるくらい）に連れてかれ、その日は終了。一日が長かったせいか、眠かった。

ヴァーツラフ ハヴェル プラハ国際空港(PRG) 空港

時差ぼけのせいでやはり早く目が覚める。
朝食をスターとともに食べて出かけるものの、地下鉄は通勤でやや混雑気味。街の中心部の観光地はほとんど開いていない。
歩き回っているうちに、マラーストラナ地区の小高い丘に向かうケーブルカーが動き出す。

まずは展望台でプラハを一望しようと思い、展望台に登る。
登るのが面倒くさくて、エレベーターに乗ったが、狭いし、古くて変な揺れ方をするので、乗らなきゃよかったと後悔。いい若いもんは階段を使うべし。

ペトシーン展望台タワー 建造物

展望台から見える、モルダウ川の両岸に広がる古都景色はまさに壮観。

展望台がある丘の方が若干高めだが、隣の丘にはプラハ城がそびえ立つ。

展望台からプラハ城へ向かう途中に、ストラホフ修道院あり。
修道院そのものはアートギャラリーだが、アートギャラリーとは別料金で見学できるのが修道院の図書館。天井画やインテリアが素晴らしく、ロマンチック。

ストラホフ修道院 (ピクチャーギャラリー / 図書館) 寺院・教会

図書館は2つあり、こちらの方が天井が低いせいか、こじんまりしているが、こちらもなかなか見ごたえがある。

そうこうしているうちにお腹が減る。
ローストダックをいただきました。少し濃ゆいお味でビールに合います。
チェコ料理が口に合わなかったという人に多く出会いましたが、嫌いではありません。

お城の入り口ではセキュリティチェックあり。10分くらい並んだであろうか。バックを開けられ、持っている水は口に含むように言われる。

プラハ城 城・宮殿

プラハ城の中心となるカテドラル。
今まで見た教会の中で一番大きな教会ではなかろうか。

聖ヴィート大聖堂 寺院・教会

カテドラルで見逃してはいけないのが、ミュシャのステンドグラス。
古いものもいいが、ミュシャのステンドグラスは一際目を引く。

城の脇には小さな職人街のような小路が伸びる。
何でも、お抱えの錬金術師が住み、いろいろな細工が作られていたとか。

黄金小路 散歩・街歩き

城の物見やぐらの塔の地下には拷問部屋が！
ここで魔女を拷問にかけたのだろうか？

一度城の外に出て、小舟でクルージングへ。
夕方の教会コンサートまでの時間つぶしで、高かかったら乗るのをやめようと思っていたので、確かそんなに高くなかったはず。

船から間近で見るカレル橋もなかなかいい。
ただモルダウ川はあまりきれいとは言えない。
チャオプラヤ川といい勝負か？

クルージングの後、城に戻り、聖イジ―教会へ。
お目当ては教会コンサート。

聖イジー教会 寺院・教会

室内楽のこじんまりとした編成だが、石造りの教会は音がよく響く。
1時間強で650チェココルネ（￥3000強）。プラハ城の中ということを考えると、悪くはない。

夕食はチェコ風ビーフシチューのグヤーシュ。
ブレッドボウルに入って出てきて、ボリュームたっぷり。
残念ながら器をすべて食べることはできませんでした。

何やら衣装がドラクエチックな大道芸。
よく見ればタネはわかります。

3日目はチェスキークルムロフへ。こちらは別冊の旅行記にて。

4日目は音楽をテーマにプラハを散策。

まずはドヴォルジャーク博物館へ。

オフィス街と住宅街の入り組んだエリアにあり、ちょっとわかりにくい。
２階はホールになっており、コンサートも行われる模様。

ドヴォルザークの生家 博物館・美術館・ギャラリー

ドヴォルザークはもともとヴィオラ奏者だったらしく、ドヴォルザーク愛用のヴィオラなどゆかりの品々が展示されている。親切なことに、日本語で書かれた案内もあり、ストレスがない。

カレル橋のすぐそばにスメタナ博物館があるのだが、博物館というほど大きくはなく、ちょっとしたギャラリー程度。写真のコピーやレプリカが多いので、ドヴォルザーク博物館に比べると若干見劣りする。

スメタナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

スメタナが使っていたというピアノなどはちゃんとある。

お昼はスヴィチコヴァー・ナ・スメタニェ。
チェコに来たら食べるべき一品といわれるチェコ料理。
牛ヒレ肉を煮込み、甘酸っぱいフルーツとクリームのソースでいただく。
これも好き嫌いが分かれるらしいが、嫌いではありません。
ソースはマクドナルドのバーベキューソースを上品にした感じかもしれません。
店によって味のばらつきがあるのでしょうか。

午後はチェコ音楽博物館へ。
音楽好きには超おすすめのスポットです。

チェコ音楽博物館 博物館・美術館・ギャラリー

常設展だけでも、じっくり見ると２時間以上はかかるボリューム。
とにかく古い時代からのありとあらゆる西洋音楽楽器がそろっています。

続いて、ミュシャ美術館へ。
もう、行きたいところへ思いつくまま行っていたので、効率は悪い気がします。

美術館というよりもちょっとしたギャラリーですが、見ごたえはなかなか。

ミュシャ美術館（ムハ美術館） 博物館・美術館・ギャラリー

プラハ最後の夜はマリオネット激か、コンサートか、と迷いましたが、
両方行きました！

というのも、教会のオルガンコンサートは開始時間が早かったので、たまたま滑り込みセーフで、しかも、夕食を間にはさんでもマリオネットに間に合うという。

聖ミクラーシュ教会 (マラーストラナ) 寺院・教会

オルガンは２階部分にあったため、演奏中は演奏者はよく見えません。
本場の教会のオルガンはよく響き、CDで聞くのとは全然違います。
チケット代もオルガンの方が普通のコンサートよりもお手軽です。

夕食前にマリオネット劇のチケット確保。

国立マリオネット劇場 劇場・ホール・ショー

夕食は豚スネ肉のグリル。
ドイツで食べたシュワイネハクセのよう。
昼にスヴィチコヴァー・ナ・スメタニェという重い料理をいただきましたが、何とか完食。
ビールに合う味ですが、これを完食しようとすると、ビールが入るかどうか・・・

演目は定番のドンジョバンニ。
オペラのCDを当ててのマリオネット劇。
文楽ののようにあえてマリオネット師の手が見えるようになっており、しかも糸さばきはエレガントでした。

最終日、午前の便でプラハ発。
空港までの送迎をつけず、ホテルから地下鉄でプラハ本駅へ移動し、そこから空港行きのバスに乗るなんて楽勝、って思っていましたが、荷物を持っての移動に手惑い、さらに駅のバス停の位置が分からず、駅で迷い、大苦戦。バスの時間によっては２時間前に着けなかったかもしれません。危ない、危ない。
帰りは余裕をもってホテルを出るか、確実な交通手段がよいと、反省しました。

ヴァーツラフ ハヴェル プラハ国際空港(PRG) 空港