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いなべ市梅林公園紹介の締め括りです。『100種類・4500本』がうたい文句の梅林ですが、『100種類』の梅の情報については、いなべ市の公式サイトを見ても何も記載されていませんでした。このため、参考に紹介する『花梅』の中の『枝垂れ梅』の紹介です。

2017春、三重と岐阜巡りのバスツアー(5/10):いなべ市梅林(5):花梅(枝垂種)の紹介

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2017/03/18 - 2017/03/18

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旅人のくまさん

旅人のくまさんさん

いなべ市梅林公園紹介の締め括りです。『100種類・4500本』がうたい文句の梅林ですが、『100種類』の梅の情報については、いなべ市の公式サイトを見ても何も記載されていませんでした。このため、参考に紹介する『花梅』の中の『枝垂れ梅』の紹介です。

交通手段
観光バス

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  • 小さな穴が幾つも開いていた縁石の光景です。その穴から顔を出したヒメオドリコソウの花の光景です。小さな穴が開いた石はこの石だけではなく、いくつも見掛けました。浸食されて空いた穴でしょうか。

    小さな穴が幾つも開いていた縁石の光景です。その穴から顔を出したヒメオドリコソウの花の光景です。小さな穴が開いた石はこの石だけではなく、いくつも見掛けました。浸食されて空いた穴でしょうか。

  • 縁石の中で目についたもののピックアップ光景です。白い班があり、多くに皺が寄った白っぽい石です。中国の江南地方では、『透、痩、漏、皺』が太湖石を評価する四大原則とされます。痩せてもいませんし、透かし穴もありませんが、『皺』には相当するかもしれません。

    縁石の中で目についたもののピックアップ光景です。白い班があり、多くに皺が寄った白っぽい石です。中国の江南地方では、『透、痩、漏、皺』が太湖石を評価する四大原則とされます。痩せてもいませんし、透かし穴もありませんが、『皺』には相当するかもしれません。

  • 同じく、縁石の中で目についたもののピックアップ光景です。白い斑が入った縁石の光景です。中部地区では伊吹山地の伊吹山と鈴鹿山脈の藤原岳が、全山、石灰岩とされます。白っぽい石は、その系統の岩石でしょうか。

    同じく、縁石の中で目についたもののピックアップ光景です。白い斑が入った縁石の光景です。中部地区では伊吹山地の伊吹山と鈴鹿山脈の藤原岳が、全山、石灰岩とされます。白っぽい石は、その系統の岩石でしょうか。

  • 写真の手前は淡紅系の紅梅、その後ろが白梅の光景です。この後は、『花梅』のうち、『枝垂れ系』の品種について紹介します。先に紹介した『三系九性』に『枝垂れ種』を含めることもあるようですが、ここでは切り離して『枝垂れ種』だけを紹介します。『枝垂れ』は、ジベレリン(植物ホルモンの一種)の供給バランスがくずれて、枝の生長速度が速すぎ、新しい枝が硬く(木化)なる前に伸びすぎてしまい、垂れ下がることになる状態と考えられています。

    写真の手前は淡紅系の紅梅、その後ろが白梅の光景です。この後は、『花梅』のうち、『枝垂れ系』の品種について紹介します。先に紹介した『三系九性』に『枝垂れ種』を含めることもあるようですが、ここでは切り離して『枝垂れ種』だけを紹介します。『枝垂れ』は、ジベレリン(植物ホルモンの一種)の供給バランスがくずれて、枝の生長速度が速すぎ、新しい枝が硬く(木化)なる前に伸びすぎてしまい、垂れ下がることになる状態と考えられています。

  • 写真は、紅白の花のトンネルの光景です。『枝垂れ』の紹介の続きです。植物ホルモンのジベレリンは、生長軸の方向への細胞伸長を促進させたり、種子の発芽促進や休眠打破の促進、老化の抑制に関わっているホルモンとされます。日本人技師の黒沢英一氏が世界で初めて発見し、農芸化学者の藪田貞治郎(1888~1977年)が構造化と単離結晶化に成功しました。ジベレリン研究の成果としては、種無しぶどうやスギやヒノキの着花促進技術などがあります。

    イチオシ

    写真は、紅白の花のトンネルの光景です。『枝垂れ』の紹介の続きです。植物ホルモンのジベレリンは、生長軸の方向への細胞伸長を促進させたり、種子の発芽促進や休眠打破の促進、老化の抑制に関わっているホルモンとされます。日本人技師の黒沢英一氏が世界で初めて発見し、農芸化学者の藪田貞治郎(1888~1977年)が構造化と単離結晶化に成功しました。ジベレリン研究の成果としては、種無しぶどうやスギやヒノキの着花促進技術などがあります。

  • 写真は、紅白の梅の花と、黒い幹との対比が綺麗だった梅林の一角の光景です。『枝垂れ』の紹介に戻ります。現在の枝垂れ品種は、苗木を増やすには接ぎ木が基本とされているようです。本来、枝垂れ品種は自然界では成木に成り難いと考えられています。

    写真は、紅白の梅の花と、黒い幹との対比が綺麗だった梅林の一角の光景です。『枝垂れ』の紹介に戻ります。現在の枝垂れ品種は、苗木を増やすには接ぎ木が基本とされているようです。本来、枝垂れ品種は自然界では成木に成り難いと考えられています。

  • 写真は、紅白梅の花のトンネルの光景です。ここで、毎年見学している名古屋市農業センターの枝垂れ梅の12種を紹介しておきます。最初の6種類です。<br />①紅枝垂(ベニシダレ):緋梅性、②藤牡丹枝垂(フジボタンシダレ):豊後性、③緋の司枝垂(ヒノツカサシダレ):緋梅性、④呉服枝垂(クレハシダレ):野梅性、⑤難波枝垂(ナニワシダレ):難波性、⑥白滝枝垂(シラタキシダレ):野梅性

    写真は、紅白梅の花のトンネルの光景です。ここで、毎年見学している名古屋市農業センターの枝垂れ梅の12種を紹介しておきます。最初の6種類です。
    ①紅枝垂(ベニシダレ):緋梅性、②藤牡丹枝垂(フジボタンシダレ):豊後性、③緋の司枝垂(ヒノツカサシダレ):緋梅性、④呉服枝垂(クレハシダレ):野梅性、⑤難波枝垂(ナニワシダレ):難波性、⑥白滝枝垂(シラタキシダレ):野梅性

  • 名古屋市農業センターの枝垂れ梅の次の6種類です。<br />⑦玉垣枝垂(タマガキシダレ):野梅性、⑧千鳥枝垂(チドリシダレ):紅梅性、⑨一重緑萼枝垂(ヒトエリョクガクシダレ):青軸性、⑩緑萼枝垂(リョクガクシダレ):青軸性、⑪満月枝垂(マンゲツシダレ):野梅性、⑫唐梅枝垂(トウバイシダレ):唐梅性

    名古屋市農業センターの枝垂れ梅の次の6種類です。
    ⑦玉垣枝垂(タマガキシダレ):野梅性、⑧千鳥枝垂(チドリシダレ):紅梅性、⑨一重緑萼枝垂(ヒトエリョクガクシダレ):青軸性、⑩緑萼枝垂(リョクガクシダレ):青軸性、⑪満月枝垂(マンゲツシダレ):野梅性、⑫唐梅枝垂(トウバイシダレ):唐梅性

  • 写真は、見頃になっていた一重咲の白梅の光景です。次に枝垂れ梅の剪定のポイントについての紹介です。<br />①枝垂れ梅は、あまり低い背丈にすると、垂れた枝が地面に届き、手入れがし難くなるので、ある程度の高さを保つ。<br />②最も高く出ている成長の良い枝を、支柱を使って持ち上げるようにし、それを主軸にして樹の高さを大きくする。<br />③風通しを良くし、それぞれの枝に日の光が当たるよう樹形を考えて剪定する。

    写真は、見頃になっていた一重咲の白梅の光景です。次に枝垂れ梅の剪定のポイントについての紹介です。
    ①枝垂れ梅は、あまり低い背丈にすると、垂れた枝が地面に届き、手入れがし難くなるので、ある程度の高さを保つ。
    ②最も高く出ている成長の良い枝を、支柱を使って持ち上げるようにし、それを主軸にして樹の高さを大きくする。
    ③風通しを良くし、それぞれの枝に日の光が当たるよう樹形を考えて剪定する。

  • 一重咲の緋梅の花のズームアップ光景です。蕾も少し残っていましたが、咲き終えた花の方が多いようでした。ぎりぎり見頃と言ってもよい範囲でした。

    イチオシ

    一重咲の緋梅の花のズームアップ光景です。蕾も少し残っていましたが、咲き終えた花の方が多いようでした。ぎりぎり見頃と言ってもよい範囲でした。

  • 淡紅系の紅梅枝垂れの光景です。幹自体が、根元から大きく斜めになっていました。若木の内に支柱をしないと、枝垂れ種では幹が曲がってしまうのかも知れません。

    淡紅系の紅梅枝垂れの光景です。幹自体が、根元から大きく斜めになっていました。若木の内に支柱をしないと、枝垂れ種では幹が曲がってしまうのかも知れません。

  • 淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。『クレハシダレ(呉服枝垂れ)』に似ている品種のようでしたが、名札はありませんので、確認はできませんでした。

    淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。『クレハシダレ(呉服枝垂れ)』に似ている品種のようでしたが、名札はありませんので、確認はできませんでした。

  • 淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。春の花といえば、今は染井吉野を代表とする『桜』ですが、その昔、春の花を代表する梅の花に、改めて感じ入りました。

    淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。春の花といえば、今は染井吉野を代表とする『桜』ですが、その昔、春の花を代表する梅の花に、改めて感じ入りました。

  • 淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。満開直前の、ちょうど見頃の申し分のない色合いの花でした。

    淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。満開直前の、ちょうど見頃の申し分のない色合いの花でした。

  • 淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。見頃の美花でしたから、ついつい、数多く撮影してしまいました。

    淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。見頃の美花でしたから、ついつい、数多く撮影してしまいました。

  • 見頃になっていた、淡紅系の紅梅枝垂れの光景です。『クレハシダレ(呉服枝垂れ)』に似ている品種のようでした。

    イチオシ

    見頃になっていた、淡紅系の紅梅枝垂れの光景です。『クレハシダレ(呉服枝垂れ)』に似ている品種のようでした。

  • 見頃になっていた、淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。咲き始めのピンク色が、次第に白っぽい色に変化していました。

    見頃になっていた、淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。咲き始めのピンク色が、次第に白っぽい色に変化していました。

  • 見頃になっていた、淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。咲き始めのピンク色が、次第に白っぽい色に変化していました。

    見頃になっていた、淡紅系の紅梅枝垂れの花のズームアップ光景です。咲き始めのピンク色が、次第に白っぽい色に変化していました。

  • 見頃を迎えていた白梅枝垂れの光景です。八重咲種でした。『リョクガクシダレ(緑萼枝垂れ)』とは違って、青軸が見当たりませんでした、萼の色も緑ではないようです。

    見頃を迎えていた白梅枝垂れの光景です。八重咲種でした。『リョクガクシダレ(緑萼枝垂れ)』とは違って、青軸が見当たりませんでした、萼の色も緑ではないようです。

  • 紅白の花が咲き競う梅林の光景です。白梅と、淡紅系の紅梅がほとんどですが、一番手前の左寄りに見える花は、緋梅性か、紅梅性の品種のようでした。

    紅白の花が咲き競う梅林の光景です。白梅と、淡紅系の紅梅がほとんどですが、一番手前の左寄りに見える花は、緋梅性か、紅梅性の品種のようでした。

  • 二本並んで咲いていた、淡紅系の紅梅の光景です。少し乱れた枝振りですが、枝垂れ系の品種のようでした。満開少し前の見頃でした。

    二本並んで咲いていた、淡紅系の紅梅の光景です。少し乱れた枝振りですが、枝垂れ系の品種のようでした。満開少し前の見頃でした。

  • 梅林越しに眺めた、薄く雪化粧をした鈴鹿山脈の光景です。その梅林の中に、記念植樹の看板が立っていました。

    梅林越しに眺めた、薄く雪化粧をした鈴鹿山脈の光景です。その梅林の中に、記念植樹の看板が立っていました。

  • 梅林の中に建っていた、記念植樹の看板のズームアップ光景です。昭和26年の設立され、平成13年に創立50周年を迎えた会社が設立したものでした。社員一人一樹が実施されたようです。

    梅林の中に建っていた、記念植樹の看板のズームアップ光景です。昭和26年の設立され、平成13年に創立50周年を迎えた会社が設立したものでした。社員一人一樹が実施されたようです。

  • 梅林腰に眺めた、雪化粧の鈴鹿山脈の光景です。梅林の方の見栄えがイマイチでしたが、あと数日もすれば、見違えるような景色になりそうな雰囲気もありました。

    梅林腰に眺めた、雪化粧の鈴鹿山脈の光景です。梅林の方の見栄えがイマイチでしたが、あと数日もすれば、見違えるような景色になりそうな雰囲気もありました。

  • 雪化粧の鈴鹿山脈をバックにした、いなべ市梅林公園の紅白の梅林の光景です。この写真には、緋梅系の紅梅は写っていませんが、赤、桃、白の色の組み合わせは、コスモス畑の花の色の組合せを連想させてくれます。

    雪化粧の鈴鹿山脈をバックにした、いなべ市梅林公園の紅白の梅林の光景です。この写真には、緋梅系の紅梅は写っていませんが、赤、桃、白の色の組み合わせは、コスモス畑の花の色の組合せを連想させてくれます。

  • 雪景色の鈴鹿山脈が見える方向が西側、右手が北側、左手が南側方面になります。南側から北側に向かっての下り勾配になっていましたから、見晴らしのいい場所までやって来ました。

    雪景色の鈴鹿山脈が見える方向が西側、右手が北側、左手が南側方面になります。南側から北側に向かっての下り勾配になっていましたから、見晴らしのいい場所までやって来ました。

  • 左手に見える土手の上が、露店などが並んだ広場がある場所です。ツアーの再集合までは、もう少し時間がありましたから、左手の階段には向かわず、もう少し梅林の散策です。

    左手に見える土手の上が、露店などが並んだ広場がある場所です。ツアーの再集合までは、もう少し時間がありましたから、左手の階段には向かわず、もう少し梅林の散策です。

  • この場所に新しく植栽された淡紅系の紅梅のようでした。『実梅』として選定されたらしく、低い仕立てでしたが、剪定された枝から新芽が勢いよく伸びていました。

    この場所に新しく植栽された淡紅系の紅梅のようでした。『実梅』として選定されたらしく、低い仕立てでしたが、剪定された枝から新芽が勢いよく伸びていました。

  • 淡紅系の八重咲の紅梅枝垂れの光景です。見頃が近付いていました。あまり強い剪定はされていないらしく、少し樹形が乱れていました。

    淡紅系の八重咲の紅梅枝垂れの光景です。見頃が近付いていました。あまり強い剪定はされていないらしく、少し樹形が乱れていました。

  • 梅林に到着した時よりも、見学者の数が随分と増えてきたようです。散策路が人で溢れてきました。正確な数字は分かりませんが、梅見のピーク時には、一日数千人の見学者が訪れるようでした。

    梅林に到着した時よりも、見学者の数が随分と増えてきたようです。散策路が人で溢れてきました。正確な数字は分かりませんが、梅見のピーク時には、一日数千人の見学者が訪れるようでした。

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