ねこ島探訪記□17年早春～岡山・真鍋島～素朴な島の仲良しネコさん

2017/03/10 - 2017/03/10

ご訪問ありがとうございます。

「ねこ島探訪記」シリーズ、前回福岡県新宮町の相島に続き、2回目は岡山県笠岡市の真鍋島です。
同じねこ島のひとつ、相島へ行ったあと、しまなみ海道、大久野島、尾道、鞆の浦とまわり、この旅最後の目的地としてこちらの真鍋島にやって来ました。

笠岡港からいくつかの島を経由して1時間ちょっとで真鍋島に到着。島は車の往来はほとんどなく、集落内は幅1メートルほどの小道や階段が多いです。ネコさんは至る所に現れるというほどではありませんでしたが、ところどころに数匹ずつまとまっていることが多かったです。人を怖がらないネコさんが多く、餌目当てでしょうが、人を見かけると近寄ってくるネコさんもけっこういました。

島にある真鍋中学校では、1940年代に建てられた木造校舎が今も現役で使われています。外観と1階部分は見学可ですので、こちらもぜひ。

☆真鍋島では特に餌に関する注意事項は見当たりませんでした。島の方の迷惑にならない範囲でOKみたいです。
☆本浦港に食堂が2軒、ほかにカフェが数軒あるようですが毎日営業しているかどうかは不明。お店は小さな食料品店のみ。
☆真鍋島への船は山陽線の笠岡駅から歩いて数分の笠岡港から。真鍋島港（本浦）への船は毎日8便ありますが、その半分は高速船で値段が1760円と普通船よりだいぶ高いです。（普通船は1020円…普通船も高速艇ですが経由地が多いので少し遅い）
☆普通船は一部を除き岩坪港にも止まります。高速船は本浦港のみ。島内に交通機関はありませんが両港の間は徒歩で移動可能。
☆JR笠岡駅にロッカーとセブンイレブン型売店あり。駅または港から徒歩5分ほどの場所にマルナカとダイソーもあります。

エリア 笠岡・浅口(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

福山からかわいい黄色の電車で笠岡駅に到着。

笠岡駅 駅

駅の出口は山側にしかなく、港へは地下道をくぐって海側へ出て国道を渡ります。

時代物の航路図。瀬戸大橋がまだなかった時代のもの？
船にとってはライバルだからあえて無視しているのかも…

笠岡港 乗り物

この時間の船は普通船なので真鍋島まで1020円。
笠岡港は海からだいぶ奥に入り込んだ場所にあって、出航してしばらくの間は川の上を進んでいるような感じ。

途中いくつかの島を経由して、1時間ちょっとで真鍋島に到着しました～
船の中で近くに乗っていた島の人がパンフレットをくれて、観光できる場所を説明してくれましたよ～
先に城山展望台へ行くことにしたので、先に停まった岩坪港で降りました。

真鍋島 自然・景勝地

港の前にある小さな商店のそばで真鍋島ネコさん発見！

警戒されてます…(・_・;

お酒の箱がいっぱい(^ ^)
清酒の箱の一部は木製ですよ。イツカラココニオイテルンダロ。

真鍋島観光案内図があったよ(^ ^)
今いる場所が左下の方にある岩坪港。
これから高さ127.07メートル、城山の展望台を目指します。
でもここから城山までの道が案内図には書かれてない…(・_・;)

港の周辺のおうち。いい感じでしょ(^ ^)

道がわかりませんが、山の方向に向かって適当に登っていきます。
広い道は港の前だけで、一歩中に入るとこんな道。

階段の交差点。

細い道の両側には小高いところまでおうちが並んでいます。

さらに少し進んだところでまたネコさんに遭遇～！

べーっ(^ ^)

ね「おやつ持ってんでしょ？」

猫に道案内してもらっていう話は時々耳にしますが、このネコさんは決して前には行かず、後ろからずっとついてきました(^ ^)

ずっと登ってきて、ようやくおうちが見えなくなりました。
ここを下に降りると島の南側の海岸に出るみたいです。
ネコさんはここまで付いてきて、あきらめて戻って行きました。

その先に城山展望台の看板発見。

ひたすら登り続けてやっと頂上に到着～
途中でネコさんと遊んでいた時間も入れて、ちょうど30分かかりました。

島のほぼ全体が見渡せます。
真ん中辺りで少し建物が見えているあたりが、島の中心部のようです。

右側のすぐ近くにあるのが北木島です。
あとで写真と地図を照らし合わせてわかったのですが、真ん中のずっと奥の方に、ついさっきまでいた鞆の浦が見えていました。

しばらく景色を楽しんで、また岩坪港へ。
さっき遊んだネコさんたちと港で再会(^ ^)

毛がふさふさでかわいい～

海沿いの道を歩いて、中心部の元浦地区の方へ向かいます。
八幡さまの近く。わらじのほかに、パンダのスリッパがお供えしてありました…(^ ^)

大きな公園がありました。人気なし。ネコさんあり(^ ^)

見つめています。

公園を過ぎてさらに歩いて行くと…

魚の箱？　捨てちゃうのかな？

すずき(^ ^)(^ ^)(^ ^)
前のマークはアウディぽいけど。
そしてナンバーはPEPSIだけど。

みなさんの旅行記によく登場しているたこ壺。ずっとこの状態でおいてあるみたいです。残念ながらここにはネコさん現れず。

そのたこ壺からほんの数秒後、ネコさん発見。

同じ場所にあとふたりいました。

この子が近寄って来て～

スリスリ(*´ω｀*)嬉

ね「ねぇ、おやつ持ってるよね？」

ーはい、どぞ（笑）

めったに来ないけどゼロではないからネ。

またお家が多くなってきました。本浦集落に入ったようです。
狭い路地にまたネコさんが三人。

真鍋島のネコさんはグループでの活動が多かったです。

真鍋島88か所。イラストがかわいい(^ ^)　でに何回数えても88か所ない…（涙）

本浦港の待合所のわきでだらだらするネコさん。

なんか遠くの方でこっち見てる人いるな～(^ ^)

個人的に真鍋島一番の観光スポットと思っている「真鍋中学校」を探しています。
港ノ地図ハ現実ノ道路トノ照合ガ不可能デアル…

ほとんど白のミケちゃん。

海員の海の字が絵みたいになってる！

路地をグルグルグルグルまわってついに木造校舎を発見！(^ ^)
脇には二宮金次郎さんが。
手に持ってる本をスマホに替えたら今っぽくなりそう(*´ω｀*)

ここから校舎の中に入れます。

入ってすぐに校長室。
靴を脱いで廊下の先にある職員室へ行き、先生に建物の見学に来たことを伝えます。自由にご覧くださいとのこと。ただし見学は1階の廊下のみ。それ以外の場所への立ち入りと生徒の名前が入っている掲示物の写真はご遠慮くださいとのことです。
ありがとうございます(^ ^)

木の階段。もちろん手すりも木。
2階に上がれなくてもそばで見られるだけで嬉しい。

2年の教室は1階にありました(^ ^)
廊下は少しだけミシミシといいますが、ホントに戦後すぐの建築とは思えない状態の良さにビックリ。

校舎の裏側です。まるでドラマのセットみたい。

☆映画「瀬戸内少年野球団」のロケに使われたことがあるそうです。

「展望台→」の看板に従って少し上に上がると、校舎の向こうに海が見えました。

木張りの中学校の校舎の奥が給食室。その奥の赤い屋根は小学校。
どれもかなりステキな建物でした。
でも、建て替えの予定が決まっているみたい…耐震の問題とかもあるしね…

校門の門番のネコさん(^ ^)

4時の船まで、もう少し建物見物を続けます。
古い家でも今もお住いのところはやっぱり状態がいいですね。

風俗営業（料理店）
かなり見つめないと文字は見えませんが。

かくれんぼ？？？（笑）

鉄格子の模様。何か由来があるのかな？

ツカツカツカ…

どーん！（笑）
おやつあげたら、少し遊んでくれました(^ ^)

ね「あ、おやつの人いた」

あ「はい、どぞ(^ ^)」

集落の中にあった食料品のお店。

郵便局の裏手あたりにカラー舗装の道がありました。集落のメインストリートかな？

島の有力者、明治建築の真鍋邸にある樹齢推定250年の「ホルトノキ」

ね「おやつもらってあげてもいいのよ」

あ「はい、どぞ(^ ^)」

本浦港。
右側の階段がある辺りにネコさん（と観光の人）が集まっていました。

ネコさんだらけ(^ ^)

少し離れて様子を見ている人。

ネコさんが一か所に集まって思い思いに過ごす様子を見ていると、おじさんたちが集まるモロッコの街角のカフェを思い出しました(^ ^)

あ、これ見たかったんだ～
「船出専用　ネコをのせないでください」

木製のテーブルと椅子の上だけでなく、まわりにもたくさんネコさんが…
トタン屋根の上の子、暖かい場所見つけたね(^ ^)

この子は神社の屋根の上に。

オレンジのネコさん、手と脚の開き方がネコっぽくない(^ ^)

ほかの場所では全然会わなかったけど、4組くらい観光客らしき人がいました。
船の時間までみんなそれぞれネコさん三昧です。

ね「また来てね」

あ「はい(^ ^)」

ココハネコノ国デス。

ね「寝る」

あ「はい(^ ^)」

あ「また会えるよ。泣かないで」

ね「泣いてません(^ ^)」

さいごにまたおやつタイム。

船の時間です～また来たいな～(^ ^)

前の方に椅子席がありますが、潮風を受けられるうしろの荷物置き場のベンチに座りました。

次は北木島～
島がたくさんあるから、途中止まる港もいっぱい。

本浦港から出航です～
ばいば～い(^ ^)

島と海と夕陽。全部大好き(^ ^)　もちろんネコさんも大好き。

帰りも一時間ほどで笠岡港へ。
笠岡駅から岡山、姫路で乗り継いで大阪まで帰りました。普通電車でも合計4時間ほどで思ったより速かったです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます(^ ^)
またつぎの旅行記でお会いしましょう～