2017/03/01 - 2017/03/02
47位(同エリア404件中)
かっちんさん
2017年3月4日ダイヤ改正により、JR北海道の10駅が営業を終了するため、7駅とお別れに行きます。
この旅行記は北海道&東日本パスを利用し、学生時代に戻った気分で新幹線・特急などの優等列車に乗らず、さらに青函航路を通ります。
川崎を4時台の始発電車で出発して青森へ向かい、今晩の宿は青函フェリー、翌朝から北海道駒ヶ岳を鉄道で一周しながら東山・姫川駅とお別れします。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 船 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
イチオシ
珍しいマヤ50
東北本線の一ノ関駅で、軌道の建築限界検測車を見かけました。
新しい鉄道をつくったときにこのマヤが走ります。
マヤ50はいくつもある小さな窓から光学的に障害物までの距離を計測します。
以前はハリネズミみたいな突起が何本も出た車両が走り、突起と接触しないことを確認していました。 -
青森フェリーターミナル
JR青森駅に22時過ぎに到着。
ここからフェリーターミナル(FT)まで雪道を歩いて30分です。
FTの暖かい待合室で1時間ほど待ちます。 -
青森港の地図(青森FTの展示)
中央の少し右寄りに、JR青森駅とかつての青函連絡船のふ頭があります。
左側のふ頭が、青森FTです。 -
昔の青森港(青森FTの展示)
昭和37年当時、青森FTがまだありません。 -
青函フェリー乗船券
青森~函館まで通常1,600円ですが、これから乗る23:30発15便「はやぶさ」は期間限定2割引きの1,280円です。
函館を下りるときの下船券もあります。寝過ごす人がいるからでしょうか?? -
23:30発のフェリーに乗船
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綺麗な船内(青函フェリー)
「はやぶさ」は2014年3月に就航した最新フェリーなので、綺麗です。
他の3隻は、1998年から2009年に就航したフェリーです。 -
フェリーの甲板(青函フェリー)
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リクライニング椅子席(青函フェリー)
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客室通路(青函フェリー)
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カーペット席(青函フェリー)
ここで寝ます。
函館までの乗船時間は3時間50分。国鉄青函連絡船の頃は4時間なので今とあまり変わりません。
カーペット席でゴロリとなると、まるで青函連絡船に乗っている感じです。
出航時のドラと蛍の光メロディーは流れませんでしたが・・・ -
深夜の函館港(青函フェリー)
3:20定刻に到着します。
函館FTは24時間営業しているので、5時までソファーで仮眠します。 -
函館FT周辺の地図
函館FTから函館駅まで遠いので、五稜郭駅までの雪道を30分歩きます。 -
夜明け前の五稜郭駅
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五稜郭駅
5:57発の砂原(さわら)経由森行きに乗ります。 -
七飯駅から2路線に分かれます(車窓)
七飯(ななえ)駅~大沼駅間は、「函館本線」と「藤城支線」に分かれます。
「函館本線」は新函館北斗駅を通り、急坂を上るルートです。
「藤城支線」は遠回りしながら緩やかな坂を上るので、貨物や以前走っていた夜行寝台特急が通ります。
かっちんの乗った列車は高架橋から「藤城支線」に入り、下に「函館本線」の線路が見えます。 -
雄大な駒ヶ岳(車窓)
「藤城支線」のトンネルを抜けると突然、小沼と駒ヶ岳が現れます。 -
東の空が朝焼け(車窓)
現在の時刻は6:27。 -
大沼駅に到着
ここで降り、東山・姫川を通る列車まで1時間ほど待ちます。
この間に鉄道写真を撮ります。 -
乗ってきた列車の切り離し(大沼駅)
後ろの車両が朝の通勤用函館行になります。 -
快走する特急スーパー北斗(大沼駅)
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駒ヶ岳山麓を走るローカル列車(大沼駅)
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赤いレットベアがやって来ます(大沼駅)
貨物列車を牽引する北海道のディーゼル機関車「レットベア」です。 -
イチオシ
長大編成のコンテナ列車(大沼駅)
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交換した木製枕木(大沼駅)
この駅は2013年9月に貨物列車が脱線事故を起こしたところです。
その後、道内ではレール幅が狂いにくいコンクリート製枕木に木製から積極的に交換しています。 -
イチオシ
仕事に向かう女性(大沼駅)
函館行の列車が次々とやって来て、通勤時間が始まっています。 -
古い駅舎の大沼駅
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廃止する駅の案内
平成29年(2017)3月3日をもって営業を終了する10駅です。
1日あたりの乗降人員が0~1人なので、廃止は仕方ないです。 -
東山・姫川駅の路線図
大沼~森間は駒ヶ岳を挟み、函館本線の山周りと砂原線(さわらせん)の海周りの2路線があります。
駒ヶ岳の西側を通り、急坂を下る山周り路線に、廃止される東山と姫川があります。 -
駒ヶ岳に接近(赤井川駅付近)
大沼駅から山周りの列車に乗っています。 -
駒ヶ岳駅(車窓)
駒ヶ岳登山の下車駅です。
駅名板の「ひがしやま」表示は、明日(3/3)が最終日です。 -
ホームがポツンとある東山駅(車窓)
今、乗っている朝一番の下り列車は停車しますが、乗降するお客はいません。
ここは昭和18年東山信号場として設置され、その後、東山仮乗降場、東山駅として利用されてきました。
国鉄時代にあった仮乗降場は道内時刻表にだけ掲載され、地元住民にとって便利な乗り場になっていました。
牛山氏が調べた2016年秘境駅ランキングによれば、東山駅は上位から23番目です。 -
隣の姫川駅(車窓)
上りと下りの列車交換できる駅です。
ここは大正2年(1913)に姫川信号所として設置され、その後、姫川仮乗降場、姫川駅として利用され、2017/3/4以降信号場に戻ります。
2016年秘境駅ランキング24位の駅です。 -
イチオシ
雪に埋もれる姫川駅(車窓)
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階段を上ると駅舎(姫川)
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雪深い姫川駅(車窓)
鉄道ファンが記念写真を撮っています。
これから列車はカーブしながら森町の海岸線まで下りていきます。 -
森駅に到着
内浦湾沿いに停車するDF200です。 -
砂原経由函館行の列車
次の長万部方面の普通列車まで2時間半もあるので、海周りの砂原線で大沼へ行き、再び山周り路線に乗って駒ヶ岳を一周してみます。
廃止される駅に、何と2回も通ることができます。 -
山小屋風の東森駅(砂原線)
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渡島砂原駅(砂原線)
砂原(さわら)の名前は、アイヌ語の「シャラ」(広い砂地)に由来しています。
砂原線は最初から函館本線の支線だったと思っていたのですが、昭和2年に開業した渡島海岸鉄道(東森仮駅~砂原)が昭和20年に国有化された経緯を後で知りました。 -
渡島砂原の海岸(砂原線)
列車は内浦湾を見ながら、緩やかな坂を上っています。 -
防雪林に囲まれた線路(砂原線)
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大沼駅に到着
駒ヶ岳の頂上が見えはじめています。 -
イチオシ
駒ヶ岳駅からの眺め
大沼から山周りの森行に乗っています。
駅名にピッタリあう駒ヶ岳です。 -
枕木のホームでつくられた東山駅
2回目の東山駅なので、先ほどとは違う目線でとらえています。
この列車は駅を通過し、進行方向に駒ヶ岳が見えています。 -
イチオシ
昔の信号場跡(東山駅)
窓から後ろを振り返って気が付きました。
ホームの向かい側にある築堤は、かつて信号場としてスイッチバック式の線路があり、上り坂の加速線として利用していたのです。 -
倒木(車窓)
今年の雪は湿り雪だったせいか、多くの倒木を見かけます。 -
雪に埋もれる姫川駅(車窓)
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姫川駅の待合室(車窓)
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森町の民家(車窓)
海岸近くまで下りてきました。 -
駒ヶ岳の北側に位置する森駅
この後、森名物いかめしを買い、次の廃止駅の旅へと続きます。
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