大学を卒業する娘とイタリアへ行きました。<br />ミラノでは少しヒヤッとしました！

娘と卒業旅行！その３

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2017/02/03 - 2017/02/19

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#街歩き

エリア

ミラノ(イタリア)

フィレンツェSMN駅のバールでパニーノを買って電車に乗りました。いろいろな種類のパニーノやサンドイッチがあって迷いました。連日、チーズや肉料理を食べたので、ベジタリアン風のパニーノにしました。
たまたまフレッチャロッサ1000に乗りました。300キロ近くで走行しました。それほど揺れは感じません。座席も快適です。ナポリからの２等車に乗り込みましたが満席でした。
フィレンツェからミラノへは約2時間で到着しました。ミラノの天気は小雨でかなり寒かったです。ひとまずホテルへチェックインして荷物を置きました。ミラノのホテルも駅から徒歩10分程度で便利なのですが、バスルームの排水口から下水の臭いがして驚きました。ミラノやベネチアは宿泊費が高く、今回のイタリア旅行では1番高かったです。と言っても1泊15000円の2つ星ホテルです。フロントに部屋を替えてほしいと言うか迷いましたが、バスルームの扉を閉めれば我慢できそうだし、どうせ明日にはチェックアウトするのだからと、とりあえず観光に出発しました。
ミラノ駅地下鉄でドゥオーモまで移動しました。小雨は止んでいましたが、すでに夕方で薄暗くなり始めました。ライトアップされたドゥオーモは神秘的です。
トイレに行きたくなり、適当なバールを探しました。イタリアではトイレを探すのが一苦労です。ガレリア近くにマクドナルドを発見し、カプチーノとケーキを注文しました。イタリアではスーパーでもバールでも、クレジットカードが使えます。レジでクレジットカードを差し出して暗証番号を入力します。マクドナルドでも暗証番号なのかと思って、暗証番号を入力したのですがエラーになりました。不思議に思っていると、パネルへの直接サイン入力でした。狭い画面に指先でサインするのですが、日本人の漢字名を全て指先で入力するのは無理です。よく分からない点線になってしまいましたが、レジの女の子はオーケーと笑顔で返してくれました。マクドナルドで食べたケーキもカプチーノもとても美味しかったです。カプチーノは本格的で、街のバールと変わらない美味しさでした。
ミラノのドゥオーモ前広場には世界各地からの観光客がたくさんいました。夕方になっても、ライトアップされたドゥオーモをバックに写真を撮っていました。また、鳩がたくさんいて、娘はドゥオーモと鳩をスマホで撮影していましたが、そこへアフリカ系らしき男性ふたりが、写真を撮ってあげると娘に言い寄ってきました。私は少し離れた場所にいましたが、危ないと気がついた時はすでに遅く、撮影代とハトのエサ代を要求されてしまいました。娘は困った顔をして私のほうへやって来ます。男性たちもいっしょです。なにやら一方的に要求され、金額もはっきりとは聞き取れません。ポケットの中にあった小銭を見せて渡すと怒り出しましたが、これしかないので出せないと言い張ると、何かブツブツ言いながら去って行きました。娘はごめんなさいと泣きそうでした。私も久しぶりに恐い思いをしました。日本人は良いカモなのでしょう。スマホを盗られなかったのは幸いでした。
なにやら恐い思いをしましたが、夕食はホテル近くのレストランに行きました。ミラノ風カツレツとシーフードのフライをメインに注文しました。ミラノでシーフードのフライを頼んだのが間違っていたようで、美味しくなかったです。食後はレストラン前のミニスーパーでミネラルウオーターとコーラを買いました。中国系の方が経営しているスーパーのようで、台湾の百均のようなゴチャゴチャしたお店でした。
翌日は昼過ぎの出発でしたが、昨日の事もあり疲れてしまって、午前中はホテルの部屋でのんびりと横になっていました。バスルームの臭いは諦めましたが、ホテルの朝食は美味しかったです。ウォッシュ系のチーズもあったり、新鮮な果物も豊富で、カプチーノやコーヒーも注文に応じて入れていただきました。
ミラノでのヒヤッとは、実はこれからでした。
ベネチアへはフレッチャビアンカを予約しました。ミラノ駅でリンツのチョコレートを買って電車に乗り込みました。座席も見つかり、ホッとした時でした。2人組の30代くらいの白人女性がやって来て、ここは私たちの席だと言います。それも、一方的に声を張り上げ言っています。目の前のテーブルに置いていた乗車券を見せて、ここは私たちの窓際席だとイタリア語で伝えると、ハッと表情を変えました。その時、私もヤバいと我にかえり通路側に置いていた私のショルダーバッグを見ると、女性のコートで覆われて見えませんでした。急いでショルダーバッグを引き寄せると、あっと言う間に2人は通路を走って逃げて行きました。驚いてバッグを見ると、私の財布のチャックが半分開いていて、財布もバッグから半分飛び出ていました。運良く気がついたために盗まれませんでしたが、危ないところでした。ユーロ現金とクレジットカードが1枚盗まれるところでした。盗まれていたら、ミラノの警察へ行き盗難届けを出したりして、ベネチアへは最悪行けなかったかもしれません。そんなこんなで、ミラノではあまり良い思いをしませんでした。旅も中盤となり、疲れも出て油断してしまったのでしょう。