2017/02/24 - 2017/03/01
3位(同エリア1116件中)
先任搭乗員さん
- 先任搭乗員さんTOP
- 旅行記182冊
- クチコミ91件
- Q&A回答10件
- 829,793アクセス
- フォロワー319人
去る2月24日(金)~3月1日(水)の日程でロサンゼルスに赴いたのである。
何故にそうなったのかといえば、長女(都内某大学2年・20歳)が、「お父さ~ん、ロスに行きたいんだけど~、友達が誰も一緒に行ってくれないの~、お願いだからさ~、一緒に行ってくれない?」と言ってきたのである。
この長女の願いを無下に断り、「ホント、器の小さい男」と思われるのも癪なので、二つ返事でこれを引き受けてしまう先任搭乗員なのであった。
【1日目】羽田空港~ロサンゼルス空港~ロス各所観光~ホテル
【2日目】先任搭乗員は単身で航空博物館、長女とK・NはDL(※1)
(※1)DL ディズニーランド・パーク
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 航空会社
- デルタ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2/25(土)
7:30 起床。 -
8:00 ホテル1階のレストランで朝食。野菜が全く無い・・・。
-
本日、先任搭乗員はプレーンズオブフェイム航空博物館が所蔵する「零式艦上戦闘機五二型」や、ヤンクス航空博物館で各種の戦闘機を見学するのである。
長女とK・N(長女の彼氏)はDLに行ったので別行動。 -
9:50 プレーンズオブフェイム航空博物館に到着。
・入場料 大人$11(1,243円)
オフィシャルWEBサイト
http://planesoffame.org/index.php -
同博物館の入口に「B-17G」がデーンと展示されているのである。
-
同博物館の見取図。
-
《ノースアメリカン P-51A マスタング》
この機体は、なんと初期のA型である。
先任搭乗員はファストバック式の風防よりも、D型の涙滴風防が好きである。 -
《ノースアメリカン P-51D マスタング》
第二次世界大戦のレシプロ戦闘機の最高傑作機、マスタングD型。
その形から日本軍からは「イワシ」と呼ばれていたのである。 -
《ボーイング B-17Gフライングフォートレス》
博物館の入口に展示されている機体の内部。その名のとおり、空飛ぶ要塞である。
気分はもう、映画『メンフィス・ベル』の若き搭乗員である。
余談ではあるが、映画の機体は「F型」である。 -
《カーチス P-40Nウォーホーク》
大戦初期、零戦に全く歯が立たず、バッタバッタと撃墜された機体である。 -
《ノースアメリカン B-25Jミッチェル》
先の大戦時にアメリカによる日本本土初空襲(ドーリットル空襲)を行ったことで有名な機体である。 -
外では赤いトレーナーを着たオッサンが、逆ガルウィングの「コルセア」と「マスタング」の整備をしているのであった。
-
先任搭乗員がいろいろと見学をしていると、ここのスタッフが話しかけてきたのである。
先任搭乗員が、「オレの爺さんは帝国陸軍のイ式重爆の搭乗員だったんだぜ」と言うと(当然英語で)、「おぉ~、そいつはすげぇや」と言ってくれたのである。(当然英語で)
イ式重爆とは、我が帝国陸軍が昭和十三年にイタリアから輸入したフィアット「 BR.20」爆撃機の日本側通称である。「イ式」とは「イタリア」の「イ」に由来する。 -
《三菱 零式艦上戦闘機五二型》
この零戦(れいせん)は、世界で唯一現存するオリジナルの栄エンジンを搭載した飛行可能な機体なのである。素晴らしい!
この零戦を見るために、はるばるアメリカまでやって来たといっても過言ではない! -
これがそのオリジナル、空冷複列星型14気筒の「栄二一型」エンジンである。
諸元は総排気量27.9リットル、乾燥重量571kg、離昇馬力1,130phである。 -
飛行可能機にはエンジンにオイルを入れてあるので、オイルのシミを防ぐためにオイルパンを敷いているのである。
-
零戦のこのシブ~いアングルが、現在の先任搭乗員のLINEのカバー画像である。
-
《空技廠 桜花一一型》
大戦末期の特攻機である。「一式陸上攻撃機」に懸吊されて、敵艦にジェット推進で突っ込むのである。しかし、成功率は非常に低く、母機と共にその多くが撃墜されてしまったそうである。これを見ると、松本零士画伯の『音速雷撃隊』を思い出すのである。 -
《フォッケウルフ Fw190-D》
当時のドイツ軍機は液冷エンジンが主流であったが、本機は唯一の空冷エンジンである。
また、本機のエンジンはBMW製で日本機よりも整備が容易、油漏れなどはなかったそうである。 -
《空技廠 彗星》
元は液冷エンジンであるが、エンジンの製造が機体生産数に追いつかず、生産性や信頼性のある空冷エンジンに換装されたのである。(本機のエンジンはオリジナルではなく米製のエンジン) -
《三菱 雷電二一型》
大戦末期に帝国海軍が運用した局地戦闘機である。
本機は操縦が難しく、終始エンジンの振動トラブルや着陸時の視界の悪さ等を抱えて活躍はできなかったのである。
日本軍機の主翼前縁の黄色(正確には黄橙色)の塗装は敵味方識別帯といい、前方から飛んでくる飛行機が、敵か味方か識別するためのものなのである。 -
長銃身の九九式二〇粍二号機銃四型や電光マーク二本が施された塗装、この超~~シブ~い画像が先程の零戦同様に、先任搭乗員のLINEのプロフィール画像になっているのである。
-
《ミグ設計局 MiG-17》
10,000機以上も生産され、ベトナム戦争で活躍した機体である。
一部の国では現在でも運用中。 -
《ノースアメリカン F-86セイバー》
「MiG-15」や「MiG-17」と交戦した、1950年代の米軍主力戦闘機である。 -
《ミグ設計局 MiG-21》
ベトナムのハノイで見たのと同じ機体である。
保存状態はこちらの方が良い。 -
《ロッキード P-38Jライトニング》
本機による有名な戦果としては、ブーゲンビル島上空で当時の帝国海軍連合艦隊司令長官山本五十六閣下搭乗の「一式陸上攻撃機」の撃墜に成功しているのである。ということで、先任搭乗員はコイツが嫌いである。
また、山本五十六閣下は数々の名言を残されているのである。
その中で、先任搭乗員は『男の修行』を座右の銘としているのである。
苦しいこともあるだろう。
云い度いこともあるだろう。
不満なこともあるだろう。
腹の立つこともあるだろう。
泣き度いこともあるだろう。
これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である。
日本男児たるもの、こういう精神でいるべきである。 -
併設のショップで各種のグッズを購入。
日米の戦闘機だけでなく、ドイツ軍等の戦闘機まで見学できるとは、素晴らしい博物館であった。 -
プレーンズオブフェイム航空博物館を後に、5分もかからずにヤンクス航空博物館に到着。
・入場料 大人$16(1,808円)
オフィシャルWEBサイト
https://yanksair.org/ -
同博物館の見取図。
-
入ってすぐに展示されている、たくさんの複葉機。
-
《リパブリック P-47Dサンダーボルト》
大排気量エンジンに重武装。ヨーロッパの戦場で戦闘爆撃機として活躍した機体。 -
《マクドネル・ダグラス F/A-18Bホーネット》
米海軍のアクロバット飛行隊、ブルーエンジェルス塗装の機体。 -
「F-14トムキャット」の機首のみ展示してあるヤツには、映画『トップガン』のトムクルーズが演じるマーべリックと相棒のグースのマーキングが施されていたのである。反対側はライバルのアイスマンであった。
-
《ダグラス・エアクラフト SDB-4ドーントレス》
昭和十七年六月のミッドウェー海戦で、虎の子である我が帝国海軍の航空母艦「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」を撃沈した米海軍の急降下爆撃機である。
個人的には一番嫌いなヤツである。
ポコポコと穴が空いているところは、急降下制動板(ダイブ・ブレーキ)といい、速度超過を防止する装置なのである。 -
この博物館にも「桜花一一型」が展示されているのであった。
機首に1,200kgの徹甲爆弾を搭載、急降下突撃時速度804km/h、脱出装置なし! -
《グラマンF6F-5ヘルキャット》
ブローニングM2機関銃を6挺装備した改良量産型。7,868機製造。
ノーズアートの目が血走っている。というか、空冷エンジンにノーズアートは合わないような気がするのである。 -
《グラマン F-14Aトムキャット》
『トップガン』・『ファイナルカウントダウン』のハリウッド映画や、『エリア88』などのコミックに登場する米海軍の傑作戦闘機である。 -
《マクドネル・ダグラス F-15Aイーグル》
数々の実戦経験がありながら空中戦での被撃墜は無いそうである。 -
《ホーカー・シドレー AV-8Aハリアー》
世界初の実用垂直離着陸機(STOVL機)である。 -
《チャンス・ヴォート F4Uコルセア》
レストア中。 -
屋外にはスクラップ同然の飛行機がたくさん置かれているのであった。これらの飛行機もレストア待ちなのであろうか?
-
先任搭乗員が大好きな戦闘機の「F-4ファントム」。
キャノピーが破損している状態で屋外に放置されていたのである。
この他にも戦闘機やヘリの画像がたくさんあるが都合上割愛。
こうして、約半日をかけて二ヶ所の航空博物館でたくさんの戦闘機を見学したのである。
先任搭乗員はミリヲタとして十二分に満足し、ホテルへと戻るのであった。 -
ホテルに戻り、ヒルトンアナハイムのフードコートのバハエクスプレスというメキシカンのファーストフード店で、昼飯に豚肉のサラダを購入。税込$11.84(1,338円)
-
ちなみに、ヒルトンアナハイムのTVチャンネルは、
22ch「ディスカバリーチャンネル」、45ch「TVジャパン」、46ch「アニマルプラネット」であった。 -
食後は羽田空港で購入した車の雑誌を読んでいるうちに寝落ち。
-
2時間後に目を覚まし、ホテルの周辺を散策。
ホテルの客待ちをしているタクシーは「プリウス」が多いのである。 -
ヒルトンアナハイムの周辺には、パンケーキで有名な24時間営業のアイホップや、
-
CVS/ファーマシーという薬局と大きめのコンビニが合体しているドラッグストアや、
-
セブンイレブンがあるので便利である。
セブンイレブン前の通り
https://www.youtube.com/watch?v=q8lkjTlXwXQ -
日本では発売前の「プリウスPHV」を発見!
-
アメリカ滞在中、夜間や人気の少ない所では、先任搭乗員の危険察知レーダーは常にフル稼働し、強盗対策用に見せ金として30ドルをポケットに入れていたということは言うまでもない。
-
ヒルトンアナハイムの真正面にはマリオットホテル。
-
DLやDCAには歩いても行けるが、ホテルの前にART乗り場があるので、これを利用すれば5分位で行けるのである。運賃は$3(339円)である。
-
ホテルのエントランスには、ARTの1日券・3日券等の券売機もある。
-
夕食は外に出るのも面倒なので、昼飯と同じ店でタコス2個・ライス・豆のセットを購入。税込$12.27(1,387円)
ひとり寂しく、タコスをツマミにビールを飲みながら、部屋でテレビを見て留守番をする先任搭乗員なのであった。
この日、長女とK・Nがホテルに帰ってきたのは、日付も変わった真夜中なのであった。
2日目終了。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (6)
-
- olive kenjiさん 2019/06/10 12:54:05
- 私は撃たれっぱなしです。
- この飛行機博物館へは、大昔子供たちを連れて行ったような記憶があるのですが、休業中だったのか入れず、悔しい思いをしたことがあります。
今ここで見させて頂き感激に浸っております。
それにしても、先輩の軍用機に対する知識力は凄い物がありますね。
私などは恥ずかしくて、これからは書けなくなってしまいます。
撃たれっぱなしというか、私は墜落です。
先輩のプロフィール写真は何かと思っていたら、雷電の電光マークだったのですね。また黄色い塗装は敵味方識別識別帯だったのですね。知りませんでした。先輩の飛行機愛を感じるばかりです。
食後はベストカーを読んでゴロンですか。
こういうことを旅行記にポツンと入れることが出来ないのですよね。
私も、このようなことが出来るように精進に努めます。
また次を書きます olive kenji
- 先任搭乗員さん からの返信 2019/06/10 14:17:42
- RE: 私は撃たれっぱなしです。
- そうですか〜、ここに行ったんですか〜。
この博物館のコレクションは、そのコンディションも含め凄いですよね〜。
私も倅(中二)を連れて行きたいと思っております。
子どものころから、零戦など日本軍の戦闘機が大好きでした。今もですけどね。
インスタにUPした零戦をカミさんに見せて、増槽(落下式燃料タンク)を指さし、「これは何だと思う?」ときいたら、カミさんは「わかった、ミサイルでしょ!」と自信満々に答えました・・・。まぁ、知らないとこんなもんなんでしょうね・・・。
2月に納車されたステップワゴンは、カミさんの専用車として日々活躍しております。
この前、コンビニフックという便利なパーツを取り付けましたが、パーツ代と工賃で3,000円でした。明細をよく見たら、半分の1,500円が工賃でした・・・。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。
秘書課長 拝
-
- いのさん 2017/03/21 22:47:59
- いつも楽しく拝見しております
- 秘書課長さま
はじめまして。
航空機博物館2本立ての旅行記、楽しく拝見させていただきました。
秘書課長さんもミリオタだったのですね。
私もF-4は大好きな機体なので無残な姿になっているのを見ると心が痛みます(T_T)
それでは、旅行記の続き楽しみにお待ちしております。
いの
- 先任搭乗員さん からの返信 2017/03/22 09:50:37
- RE: いつも楽しく拝見しております
- いのさん、おはようございます。
いつも拙い旅行記に投票いただきありがとうございます。
いやー、エアーミュージアムは良かったですよ!
特にレシプロ機が充実しているプレーンオブフェイムが。
そうそうないとは思いますが、機会があれば是非見に行って下さい!
それでは今後ともよろしくお願いいたします。
秘書課長 拝
-
- GuteReiseさん 2017/03/20 04:23:48
- ロスで親近感
- 秘書課長さんへ
まったく同じ時期に、娘のためロスに行ったことより勝手に親近感
感じます。
Pinkのホット・ドック、IHOPのパンケーキも食べました、もちろん
支払いは私です。
飛行機代は安かったのですが、帰ってきてクレジット・カードの支払い見て
驚きました。父娘(w/妻)の旅、残りを書く元気が出てきました。
グ〜テ・ライゼ
- 先任搭乗員さん からの返信 2017/03/20 14:49:05
- RE: ロスで親近感
- グ〜テ・ライゼさん こんにちは。
この度はコメントと投票をありがとうございました。
私は娘が「ロスに行きたい」と言わなければ、たぶんアメリカには行くことは無かったかと思います。行ってみれば、それなりに良い所であるとは思います。
おっしゃる通り、私も帰国してからクレジットカードの支払いを見るのが嫌で、現地では極力現金払いにしておりました。
それでは今後ともよろしくお願いいたします。
秘書課長 拝
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
先任搭乗員さんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
6
55