2017/02/11 - 2017/02/11
298位(同エリア1003件中)
愛吉さん
インターネットで都内梅林の開花状況を検索すると、浜離宮のウメとナノハナが見頃と出ていました。
それではと早速出掛けます。
浜離宮は1654年、甲府宰相綱重が海を埋立て別邸を建てたのが始まりで、その後綱重の子綱豊が6代将軍家宣となったのを契機に、この地は将軍家の別邸となり浜御殿と呼ばれるようになります。
庭園には海水を引き入れた汐入れの池と2つの鴨場を持ち、江戸城の出城の役も果たしました。
それでは、梅と菜の花を愛でながら庭園を一巡しましょう。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄
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新橋で地下鉄を下車、矢印に沿って地下通路を歩き指定の出口から地上に上がります、しかし地上は道路工事(トンネル?)の真最中、白い囲いに沿って歩かされ何処を歩いているのか判らなくなります。
ようやく到着。大手門に通じる橋の前です。 -
掘に掛かる橋を渡り、枡形を曲がると大手門。
門の正面、木のむこうは昔迎賓館延遼館が建っていた処。 -
左に進むと、紅白梅が出迎えて呉れます。
この楚々とした咲き方が風情です。
梅は満開より五分咲をよしとします。 -
右に曲がり道なりに歩を進めると、三百年の松が聳えます。
三百年前、六代将軍家宣が植えた松で、太い枝が低く張出し堂々とした威厳を示します。 -
そのまま歩を進め、内堀に掛かる橋を渡り本丸に入ります。
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本丸御殿があった場所。
将軍お成りの時は、中奥、大奥の役目を果たした場所ですが、今はお花畑として菜の花が咲き乱れます。 -
お花畑の奥には梅林が続きます。
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梅林側より見た菜の花。
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花畑側より見た梅林。
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同上
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再び橋を渡り、庭園部に戻って来ました。
延遼館跡の前は、花木園として、梅も植えられて居ます。 -
こちらの梅も見頃だと思います。
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同上
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梅林を見下ろす処にお茶屋芳梅亭。
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中の御門(普段の通用門)前を通過、野外卓広場(勤番事務所や倉庫等の跡地)を横目で見て奥に進むと、新銭座鴨場があります。
鴨猟の方法を示した看板。 -
人が隠れる小土手が築かれています。
丘のむこうは鴨を誘い込む引き堀。 -
大覗き。鴨が来るのを見張る処。
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小覗き、囮のアヒルに餌を撒き、引き堀に誘い込む処。
引き堀に鴨が入ったら、待機の人に合図を送ります。 -
鴨猟は、10代将軍家治の1778年から1944年迄続きました。
一画には昭和10年に築かれた鴨の塚が在ります。 -
中央の庭園部に戻って来ました。
汐入りの池の畔に建つ燕のお茶屋。
平成27年に再建されました。 -
中島のお茶屋、昭和58年の再建。
浜離宮メインのお茶屋です。
でも池にはビルの影が。 -
目線を上げて眺めると、こんな感じ。
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それではお伝い橋を渡り、中島に渡りましょう。
総檜造りで延長118米あります。 -
橋の途中から眺めた中島のお茶屋。
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池には鴨が遊びます。
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中島のお茶屋に到着。
昭和58年の再建、露台で抹茶を飲む事が出来ます。 -
露台から見た現代の風景です。
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同上
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お伝い橋超えに眺める燕のお茶屋。
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対岸に向かう途中、中島のお茶屋を振り返ります。
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池には白鷲と鴨が遊びます。
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橋を渡り終え、対岸の富士見山に登ります。
昔は富士山や庭を眺める小山だったのでしょう。
池の向うは、先程まで居た中島のお茶屋。 -
同じく方向を変えて。
左が燕のお茶屋、右が松のお茶屋(平成22年再建) -
同じく池越しに見る庭園。
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山を下り、海岸に出て来ました。
こんな看板があります。 -
ここは将軍が船に乗降する場所、成程階段状になって居ます。
慶応4年鳥羽伏見の戦いに敗れた15代将軍徳川慶喜が、大阪から逃げ帰った折り上陸した処です。 -
目を前方に向けると、大きな水門が設けられています。
浜離宮汐入りの池は汐の干満によって水量を変化させ趣を変えるのですが、温暖化による水位の上昇があり一部調整を余儀なくさせられた為設けた設備です。 -
これで丁度四角の庭園の三方を歩いた事になります。
最期の一辺を本丸御殿跡に向かって歩きます。
道の片側には梅の木が植えられ、有名な紅白の花を付ける”おもいのまま”と呼ばれる梅の木が有る筈です。 -
この梅ですね、紅白の花が咲いて居ます。
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ふくよかな香りもします。
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目にも鮮やかです。
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本丸御殿跡のお花畑に戻って来ました。
これで丁度一周です、梅も見頃であり名園を堪能しました。
ご覧頂き有難うございました。
終
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