2017/01/12 - 2017/01/13
90位(同エリア310件中)
Ponさん
【今回のお話】
興味深いマケドニアから、10年ぶりくらいの夜行バスでセルビアへやってきました。バルカン巡りも3カ国目で、旧ユーゴの歴史からみてもハイライトのひとつでした。1泊だけの駆け足ですが歴史を辿ってきました。
【概要】
今の会社に勤めて5年が経ち、ちょうどプロジェクトの合間で休みを取ることができたので、少し長めの旅に出ることにしました。2週間以上の旅は、5年前のインド以来です。
今回の行き先は、3年位前からずっと興味のあった旧ユーゴ連邦。旧ユーゴ外のアルバニアを含めて、厳冬期のバルカン半島8カ国を18日間で回りました。
年末のオーストラリアから中3日ですが、なかなかないチャンスなので思い切って行ってきました。
【行程】
1/6 羽田→フランクフルト→ティラナ
1/7 ティラナ
1/8 ティラナ→プリズレン→プリシュティナ
1/9 プリシュティナ
1/10 プリシュティナ→スコピエ
★1/11 スコピエ→ベオグラード(夜行)
★1/12 ベオグラード
★1/13 ベオグラード→ポドゴリツァ
1/14 ポドゴリツァ(コトル日帰り)→サラエボ(夜行)
1/15 サラエボ
1/16 サラエボ→モスタル
1/17 モスタル→ドブロブニク
1/18 ドブロブニク→ザグレブ
1/19 ザグレブ(プリトヴィツェ日帰り)
1/20 ザグレブ→リュブリャナ
1/21 リュブリャナ(ブレッド湖日帰り)
1/22 リュブリャナ→ブリュッセル→成田(機中泊)
1/23 成田着
【フライト】
1/6 NH203 HND-FRA 0055 0520
1/6 LH1424 FRA-TIA 1040 1250
1/18 OU665 DBV-ZAG 1610 1715
1/22 JP394 LJU-BRU 1700 1840
1/22 NH232 BRU-NRT 2050 1615(+1)
ANAとクロアチア航空はwebsiteから予約。ホテルはExpediaで予約。サラエボのホテルのみBooking.comで予約
【謝辞】
今回の旅にあたり、Galsysさん(http://4travel.jp/travelogue/11184490)の旅行記を大変参考にさせてもらいました。ありがとうございました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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そういえばバスのチケットはスコピエのバスターミナルの窓口で1250DEN、カードで買えました。
さてスコピエを出て3時間程度でニシュのバスターミナルへ。ここで15分ほど休憩。セルビア・ディナールを持っていなかったのでトイレはユーロで払いました。0.5ユーロは高い。 -
この後約5時間程度バスに揺られ、8時間くらいかかりました。やけに時間がかかるので途中山でも越えるのかと思っていたら、途中30分おきくらいに停留所に停車していました。
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ベオグラード駅についた頃はまだ真っ暗でした。難民の影響で駅周辺は少し治安が悪いと聞いていたのですが、それほどでもなさそうだったのでそのまま徒歩でホテルまで。ホテルは駅徒歩10分くらいのJump INN Hotelへ。近くのシティ・ホテルは口コミがあまりよくなかったのでこちらにしたのですが、新しくてとても良いホテルでした。
アーリーチェックインできなかったので、フロントロビーで3時間ほど充電しながら待たせてもらいました。 -
明るくなってお腹が減ってきたので、朝食に出かけます。ベオグラードはトラムも郊外まで縦横無尽に走っており、さすが旧ユーゴの首都だけあってインフラは結構スゴイと思いました。
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バス停付近のベオグラード本駅へ行って、明日のモンテネグロ行きのチケットを買いました。オフシーズンなので問題なく買えましたが、夏は結構混むようです。↓のサイトにほぼすべての情報が掲載されています。
https://www.seat61.com/belgrade-to-bar-railway.htm -
ベオグラード本駅からクネズ・ミロシュ通りに向かって緩やかな坂を登ります。建物の作りも荘厳なものが多いです。
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しばらく行った大きな交差点にあるNATOの空爆跡。これが見たくてベオグラードまでやってきたものの1つです。
クネズ ミロシュ通り 旧市街・古い町並み
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この付近は官公庁が多かったため1999年のNATO空爆のターゲットになったようで、その跡を敢えてそのまま残してあります。
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道の両側に破壊された建物が残っています。
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結構危なそうですが、地震とか少なさそうだから大丈夫なのかな?
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時々軍服姿の方が見回っていて、あまりパチパチ撮っていると注意されるとも聞きますが、全く無視されました。
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そのまま真っすぐ歩いて通りの右側にある、人気のあるベーカリー(Trpković Bakery)に。みんな朝から押しかけて、とても賑わっていました。
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パイやパンをテイクアウトとイートインできます。
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後ろのカウンターでハムとチーズのパイを塩味のヨーグルトでいただきます。食べやすい大きさにカットしてくれます。170DEN。
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もう少し歩いてtelenorのショップでSIMカードを入手。カードが400DEN、データは1GB400DEN、APN設定が必要だったのでショップの人と一緒にやりました。これはバルカン共通なのかな、平日朝は8:30頃からやってそうです。
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来た道を引き返して本駅に戻ります。
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駅前のトラム乗り場から2番トラムに乗ります。結構ぐねぐね曲がりながら登っていって、15分位でカレメグダン公園の入口に到着。
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まだ早朝で人もまばらな公園を奥の方まで進みます。
カレメグダン城址公園 (ベオグラード要塞) 広場・公園
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ベオグラードはドナウ川とサヴァ川が交わる地政学的に非常に重要な場所にあったため、昔から発展を遂げてきました。ただ、天気はどんよりで微妙…。
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公園内の軍事博物館へ。どうも早すぎたようで、開館まで10分くらい寒い中で待ちました。
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古代から現代の武器まで結構色々ありました。
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ベオグラードの銀座的な、クネズ・ミハイロ通りを歩きます。途中こんな街角アートも。
クネズ ミハイロバ通り 散歩・街歩き
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坂を下ってセルビア正教大聖堂へ。少し晴れてきました。
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そのお隣のリュビツァ妃の家から大聖堂を。だいぶ晴れてきました。
リュビカ王女の館 史跡・遺跡
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リュビツァ妃の家は地下が改装されて大きな空間の展示になっています。この建物結構雰囲気が良かったです。
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すっかり晴れたの、再度カレメグダン公園へ戻ってきました。きれいに見渡せてよかった!
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先程のクネズ・ミハイロ通りも明るくなってきました。
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テラジエのあたりまで来ました。
テラジエ通り 散歩・街歩き
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フレスコ美術館は休館中。来たところによるともう何年も休館してるとか言っていました。
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国立博物館も休館!
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セルビア歴史博物館はかろうじて開いていましたが、展示はほんのすこしでした。
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非常に入り口の分かりにくい自動車博物館へ。どうも個人としてやっているような雰囲気でした。
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お目当てはこれ、チトーが所有していたキャデラックだそうです。所有者はチトーひとりだけで、保存状態がとても良いとこの事。
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目玉だけあって、写真付きで展示されていました。
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天気が良くなったので、NATO空爆跡ももう一度見ておくことにしました。
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少し歩いてニコラ・テスラ博物館へ。入場料は500DENと少々高め。
ニコラ テスラ博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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ニコラ・テスラはオーストリア帝国の生まれでベオグラード人ではありませんが、セルビア人であったため、セルビアでは有名人です。
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入場料はガイド料込で、1時間に1回位開催されます。ツアーと言っても館内を移動するわけではなく(そもそもとても狭い)、ムービーと各テスラ道具の実演でとても面白かったです。特にこのテスラ・コイルなど。
全て英語ですが、来ていた人はみんな理解していたようで結構グローバル感ありました。 -
この球体の中にニコラ・テスラの遺灰が収められているとか。
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クネズ・ミロシュ通りに戻って、40番?だったかなトロリーに乗ってユーゴスラヴィア歴史博物館へ向かいます。
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20分位で着きました。外壁の絵がなかなか味わい深いです。入場料は花の家を含めて400DEN。
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在りし日のチトーの姿です。
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博物館本館から少し登ったところにある有名な花の家へ。チトーの遺品が展示されています。ジョン・F・ケネディから贈られたペンなど。
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チトーの葉巻。
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チトーが実際に使っていた執務机。
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隣にはチトーの妻であったヨヴァンカが眠っています。
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チトーの服。
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旧ユーゴではチトーの誕生日5/25に全国の若者がバトンを繋いでチトーに届けるという行事が行われており、そのおびただしい量のバトンが展示されています。
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ここにチトーが眠っています。初めの方こそ少し大陸系の団体がいて騒がしかったのですが(何度も注意されていたがうるさいままだった)、オフシーズンの夕方というだけあってその後はとても静かに過ごすことができました。
静謐な空気が漂っていて、来た甲斐がありました。 -
そういえば、博物館と花の家の両方のチケットを買うとこんなシールを貼ってくれました。
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トラムを乗り継いでSt. Savaに着く頃は真っ暗。ちょうど満月がいい具合でした。
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最大規模の聖堂だけあって、中も荘厳です。
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仕事帰りの人たちが静かに過ごしていました。
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ようやく部屋に帰投。昨日からの強行軍でくたくたでした。今日一日中味が忘れられず、帰りがけに朝のベーカリーに寄って同じパイとヨーグルト、ビールをゲットしてきました。
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翌朝はホテルの朝食を。瓶に入っているホームメイドヨーグルトは絶品。
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こちらでもまたパイが出てきて、これまた美味しい!
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思わずいっぱい食べてしまいました。
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こちらがヨーグルト。さてたくさん食べたところで、今日は一日ゆっくり電車の旅に出かけます。
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