2017/01/10 - 2017/01/10
147位(同エリア3592件中)
かっちんさん
空堀(からほり)の地名は、豊臣秀吉が大坂城の外堀として築いた南惣構(みなみそうがまえ)堀が水を入れない空(から)堀だったことが由来しています。
空堀は大坂冬の陣の講和後、家康により埋められ正確な位置がわかっていません。
その後、市街地として開平された空堀は、御用瓦師であった豪商 寺島家の瓦の土取場となり、やがて町人町として発展しました。
土の採取により高低差のある町並み、敷地奥に借家を置く路地の多い町並みなどが、空堀の特徴です。
そして戦災による焼失を風向きにより免れ、バブル期に路地が多いため宅地開発されず、明治から昭和の町家や長屋などが数多く残されています。
近年、空堀地区の「まちなみガイドライン」を策定し、歴史的・文化的雰囲気を備えた町並みを再生し維持しています。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
谷町六丁目駅
大阪市営地下鉄谷町線でやって来ました。 -
空堀地区の周辺地図(北は下方向)
空堀地区は谷町筋・松屋町筋・長堀鶴見緑地線に囲まれ、東西にのびる空堀商店街の両側にあります。
このあたりは、上本町のある上町台地の西端に位置し、松屋町筋に向かって傾斜しています。
路地があらゆるところにあり、散策したルートを赤い線で示します。 -
谷町筋からの坂道
地下鉄4番出口近くから坂道を下り、桃園公園へ向かいます。 -
石畳の坂道
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桃園公園
このあたりは豪商 寺島家の瓦土取場となり窪地です。 -
路地の奥に延命地蔵尊
公園と空堀商店街を結ぶ坂道の善安筋の途中にあります。 -
イチオシ
延命地蔵尊(善安筋路地)
地域で大事にしてきた地蔵尊です。 -
共同の井戸(善安筋路地)
石畳の路地にあります。 -
ロウバイの花(善安筋路地)
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昔の町風景(善安筋路地)
谷町筋の近代的なビルの隣に、空堀の長屋と路地の町並みが描かれています。 -
石積み(善安筋)
空堀の跡かも知れません。 -
イチオシ
植木や植物が美しい家(善安筋)
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振り返ると(善安筋)
通りの両側は新しい建物に変わっています。 -
坂の上が「からほり商店街」
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商店街の谷町筋方面
上り坂の傾斜です。 -
商店街の松屋町方面
下り坂です。
活気のあるアーケード商店街です。 -
虫籠窓のある町家(商店街)
再生した建物のようです。 -
銅板仕上げの町家(商店街)
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八百屋さん(商店街)
いろんな商店が並んでいます。 -
うだつのある建物(商店街)
現在、商店街振興組合事務所になっています。 -
古いお屋敷「練(れん)」
松屋町筋の1本東側に商店街から北に延びる道があります。ここに入り南高校を過ぎると古いお屋敷「練」があります。
大正時代末期に神戸から移築された屋敷で、現在は改装して複合ショップになっています。 -
古いお屋敷「練」
国の登録有形文化財に登録され、古民家が有効活用されています。 -
細い路地
商店街に戻り、宇治茶園の近くから南側の路地に入ってみます。 -
高低差を上る石段
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イチオシ
再生した長屋「惣(そう)」
路地は商店街を南北に貫く御祓筋(おはらいすじ)の南側に出ました。
大正2年築の2連長屋を平成14年に複合テナントとして改装した長屋再生複合ショップです。
北長屋(右)と南長屋(中央)に分かれています。 -
格子のある町家(御祓筋)
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鉄格子の窓のある建物(御祓筋)
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質屋さんだったのですね(御祓筋)
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露店の八百屋さん(商店街)
ここから御祓筋の北側に入ります。 -
イチオシ
2階建ての長屋(御祓筋)
御祓筋には古い町家、長屋、路地が数多くあります。 -
路地にある長屋(御祓筋路地)
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漆喰の軒下(御祓筋路地)
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冠木門(かぶきもん)のある路地(御祓筋)
路地の奥に住んでいる人たちの名前が表札になっています。 -
建物の下が路地の通り道(御祓筋)
ここから先は私道なので、入口から見るだけです。 -
古い長屋(御祓筋)
今は住んでいないようです。 -
欧州食堂レクレール(御祓筋)
大正時代の2階建て長屋です。 -
長屋の別の玄関(御祓筋)
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腰壁を石で仕上げた建物(御祓筋)
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町家の並ぶ四つ角(御祓筋)
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イチオシ
二重うだつの町家(御祓筋)
珍しいうだつで、黒西酒店の建物です。 -
板壁の建物(御祓筋)
黒西酒店に続く建物で、脇の道が路地になっています。 -
たまごタルトで人気の「ウチヤベイクショップ」(御祓筋)
谷六ポルトハウスです。 -
定番はたまごタルト(御祓筋)
おやつに、たまご、ショコラ、ベイクドチーズ、リンゴのタルトを買いました。 -
榎木大明神の石段(御祓筋から)
長堀通を挟んで安堂寺町の石段が見えます。
この先には行かず戻ります。 -
イチオシ
六角堂のような建物(御祓筋)
材木店に続く建物で、四つ角に面する部分が大事に残されています。 -
町家の居酒屋
四つ角から東西に走る通りを東へ歩いています。
玄関左の看板から店名「のまずくわず」が読めますか!! -
町家のカフェ「チノン」
町家をうまく利用しています。 -
昭和の建物を利用した「萌(ほう)」
南北に走る善安筋に入ったところにあります。
昭和35年に建てられた機械工場兼住宅の建物が、2004年に複数のテナントが入る複合文化施設に生まれ変わりました。
隣接する桃園小学校(現桃園公園)出身の作家直木三十五氏の記念館を施設の核とし、地域に空堀の文化を発信しています。 -
スパゲッテリア「トゥレンタ」(萌)
萌の中にある自家製麺 生パスタの店で昼食にします。 -
「トゥレンタ」店内(萌)
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高菜と明太子のランチセット(萌)
モッチリしたコシのある生麺と具とがなじみ、美味しくいただきました。
古民家を再生し複合施設になっているところは、萌・連・惣(ほうれんそう)の3か所です。
これで大阪3日間の旅を終わり、青春18きっぷを利用して川崎まで帰ります。
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