エジプトに行ってきた　その4

2017/01/22 - 2017/01/29

エジプト旅行4日目、ナイル川を船で遡上して、川沿いにある遺跡を観光します。
エドフとコムオンボに立ち寄りました。

エリア エジプト

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

朝起きると船はすでにエドフに到着していました。
6:50分出発。ほんのちょっとだけ早く出発するのはこれから乗客が一斉にエドフの観光に出かけるため、すごく混雑するからだそうです。

船を降りるとあたりから動物のフンのにおいが漂っていました。
理由はここからホルス神殿に行くために使用する馬車のせいでした。
私たちは乗り場から少し離れて写真を撮っていたため、一番最後の馬車に乗ることになりました。

次々に馬車が到着します。

写真を撮るエジプト人。
後で売りに来ました。1ドルだったので土産に買うことにしました。

エドフのホルス神殿に到着しました。
この日は外国からの旅行者だけでなく、エジプト人観光客も大挙して訪れていたため、かなりの混雑でした。
それにしても大きい塔門です。なんだか映画のセットみたいです。

ここの神殿は規模はルクソールのものより小さいのですが、保存状態が非常に良くて、古代エジプトの神殿の様子が一番良くわかるものになっています。

入口のホルス神の像も綺麗に残っていて、絶好の記念撮影スポットになっていました。

保存状態が良い第1塔門。
写真で良く見たら縦に亀裂が入っていますね。
いつか落ちるのでしょうか？

列柱の形も色々です。
パピルスやハスの花などをかたどったものだそうです。

屋根が残っている列柱室。
窓からの光だけの採光となります。
昨日まで見た神殿とは雰囲気が変わります。

至聖所内には太陽の船があります。

至聖所の周りを礼拝室が囲んでいます。それぞれの部屋の壁にはびっしりとレリーフが掘られていました。

暗めの照明で浮かび上がってくる姿がいい感じです。

現代エジプト人も大喜びの古代遺跡です。
自国でこんなにスケールのデカい遺跡がたくさん見られるなんて、エジプト人は幸せですな。

中庭の列柱。
いい感じです。

窓からさす光が列柱室を照らします。
下の方は観光客でゴミゴミしています。

入口のほうに戻ってきました。お土産屋さんが並んでいます。

馬車の停留所に戻ってきました。
大混雑です。乗ってきた馬車に乗って帰らなければならないらしく、順番を待つ必要があります。

いつもはここまで混まないそうですが、今日は馬車と人と車が入り乱れてカオス状態になっていました。カイロ育ちのインテリガイドさんもかなり辛そうでした。

私たちの乗る馬車は一番最後、どうやら馬車仲間のボスっぽい人の馬車でした。全員が馬車に乗るのを見届けてからやっと出発です。30分くらい待ったでしょうか？大幅に予定より遅れてしまったようです。私たちは面白くて全然退屈はしませんでしたが、同乗したガイドさんは憔悴していました。お疲れ様です。

行きとは違う道で帰ります。現地の人たちが集まる市場の真ん中を突っ切って馬車を走らせます。これはなかなかスリルがありました。人をはねてしまいそうです。

新鮮な野菜、後ろにあるカゴには鳥が入っています。
ここらの女性は生きたままの鳥を丸ごと買って、家でさばくみたいです。

イスラム教の女性に気軽にカメラを向けてはならない、と聞いていたのですが、このあたりの女性は観光客慣れしているのせいか、にこやかに手を振ってくる人が結構いました。それでもやはり馬車の上から露骨にパシャパシャやるのはやめました。こっそりと人ごみをの様子を撮影しました。

やっと人ごみを抜けてあと少しで船につきます。遅れを取り戻そうと馬車を飛ばします。かなり揺れて怖いです。

船に帰って休む間もなくガイドのニビンさんによるヒエログリフ講座が始まりました。最後についた私たちは部屋でトイレを済ませるくらいしか時間がありませんでした。
ヒエログリフは古代エジプトの文字です。壁のレリーフなどに大量に残っています。有名なロゼッタストーンのおかげで解読ができました。云々・・・最後に自分の名前をヒエログリフで書いてみて講義終了です。

待ちに待ったお昼ご飯は船上でバーベキューでした。

サラダも各種あってとても美味しかったです。

大勢が大挙して料理を取りに来たので串焼きが間に合いません。後ろで必死に焼いていました。

バーベキュー各種。
いつも通り汚らしい盛りつけですが、味はとても美味しかったです。

食後は船内でゆっくり休憩しました。
午後は次の観光地コムオンボに到着です。
船で寝そべっていると船が勝手に観光地まで運んでくれるというのは何とも楽ちんでいいです。クルーズ旅行が癖になりそうです。
まぁ経済的に何度も参加できるわけではありませんが。

コブラ使いがいました。どこにでもいますね。
日本なら国家資格とか、養成学校とかがありそうですが、ここではどうなんでしょう？

コムオンボ神殿。
珍しい二つの神にささげられた神殿です。
向かって左はホルス神、右はワニの姿の神セベクにささげられています。

午前中のエドフの神殿に比べ、保存状態は良くないのですが、内容が珍しいということで観光名所になっています。

ここにしか残っていない貴重なレリーフがあります。これは暦が掘られたレリーフ。

古代の医療器具が描かれた壁。

ナイル川の水位を調べるためのナイルメーターもここにしか残っていないそうです。

コムオンボ神殿には、ワニの博物館も併設されています。内部にはワニのミイラがたくさん展示されています。写真撮影は有料で可能なのですが、フラッシュ撮影は禁止です。照明はとても暗いのであまりうまく撮影できないからやめた方がいいです。とガイドさんのアドバイスがありました。見るだけなら神殿の入場チケットで大丈夫です。

ホテルに帰って夕食です。

サラダです。玉ねぎが震えるほど苦がくておいしかったです。

ニンジンのスープだったと思います。おいしかったです。

メインはチキン。美味しかったです。

足りない人のために、今夜はシーフードピラフでした。おいしかったです。

デザートはマンゴープリン的なもの。
たまたま今日お誕生日の乗客がいて、その人のために特別にバースデーケーキがだされました。それからレストランスタッフによる即興のバースデーソングのプレゼントがありました。タンバリンっぽい民族打楽器をつかった軽快な音楽で、とても楽しかったです。同じテーブルに座っていた我々もケーキのおすそ分けを頂きました。すごく甘くておいしかったです。
食後はヌビアンショーをやるとのことでした。どんな感じのやつなのか聞いたら、さっきのバースデーソングっぽいやつだということだったので、参加せずに寝ることにしました。
民族音楽は大好きなのでできれば見たかったのですが、普段日本で夜10時には寝てしまう生活をしているので、9時ごろにはもう眠くなってしまうのです。