厳寒のソウル４日間　３日目（国立中央博物館・南大門市場・明洞）

2017/01/15 - 2017/01/18

３日目はソウル観光最終日となるはずでした（そうならなかった訳は次の旅行記に書きます）。
先輩から勧められていた国立中央博物館を見学し、南大門、明洞を歩きます。
この日の歩数は22,795歩、歩行距離12.9km、上った階数13階です。

〈行程〉
１月１５日　出国（羽田→金浦）、明洞・東大門・新沙・光煕市場
１月１６日　景福宮・北村・仁寺洞・宗廟
１月１７日　国立中央博物館・南大門市場
１月１８日　昌徳宮・Leeum・梨泰院、帰国（金浦→羽田）

エリア ソウル(韓国)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: 大韓航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

この日の朝食もホテルで教えてもらったこの店、神仙ソルロンタン。写真は食後に撮ったもので、店についた8時30分過ぎは並ばずにスムーズに入れました。

神仙ソルロンタン (明洞店) 韓国料理

それでも満席、最後の席に運良く座れました。

何を注文して良いのかわからないので、メニューの一番上とその次にしました。ソルロンタンの普通と特盛だったかもしれません。
ご飯を薄味のスープに浸し、中のお肉は玉ねぎの入ったポン酢につけていただきましたが、優しい味で美味しかったです。
シメて21,000ウォン（2,200円）。

店を出た時は行列ができていました。

明洞駅から地下鉄４号線に乗って二村駅に着きました。

二村駅 駅

出口を出ると目の前に立派な博物館が現れます。

国立中央博物館 博物館・美術館・ギャラリー

これほど大きな博物館は日本にはないかも。

左が子供博物館、右が展示館です。両方をつなぐ大屋根の向こうにNソウルタワーが見えます。

中央博物館は無料です。
それを知らず人の流れについて行って子供博物館の企画展のチケットを買ってしまい、妻に叱られます。気がついて払い戻しをお願いしたら、問題なく対応してくれました。

受付にパンフレットをもらいに行くと、日本語ガイドツアーが10分後に始まると教えてくれました。ラッキー！
コートや荷物を近くのコインロッカーに入れようと100円玉を投入したら鍵が動かず、お金も戻ってきません。近くの窓口のおじさんに身振り手振りで伝えると100ウォン玉を貸してくれて難を逃れました。
ここの職員は割と親切です。

ガイドツアーの参加者は、私たちと名古屋から来た夫婦の４人です。

日本の弥生時代に相当する時期の鴨型土器。
そういえば弥生人は大陸から渡来したので、弥生式土器と似ています。

今は北朝鮮領にある墳墓の壁画。青龍。

玄武。他に白虎、朱雀などもあり、高松塚古墳と似ています。

2015年に百済考古遺跡が世界遺産に登録されたのを記念して、特別展が開催されていました。

王の帽子につける装飾。純金製です。

こちらは王妃の装飾。王に比べると少し地味です。

仏塔から発掘された舎利器。

中に納められていた金の銘板。

こちらも舎利器の中に入っていた硝子のネックレス。

舎利器を安置していた瑠璃の板と玉。

こちらは墳墓から発掘された三国時代の金冠と金製腰帯。新羅のものだそうで国宝です。

勾玉を配した見事な造形。

紐は腐食していたので復元ですが、金の細工は往時の輝きを失っていません。

敬天寺十層石塔。高麗は仏教を信奉していました。木造の仏塔は多くが消失していますが、石造の塔は残っています。
この塔は10年かけて修復し、博物館に納められました。
兵隊さんが大勢来ているのは、レクリエーションだそうです。韓国の男子は19歳から28歳の間に２年間兵役に就く義務があります。

仏像も数多く陳列されています。

中でもこの半跏思惟像は国宝。もう一体あり、交互に展示されているそうです。

青磁の部屋。

模様は象嵌だそうです。

白磁大壺。直径50cmはあるでしょうか。
大きいので上部と下部を別に作って接合したのでつなぎ目が見て取れます。柔らかくゆったりとした曲線、堂々たるボリューム感が落ち着いた雰囲気です。

ここにも兵隊さんが来ています。

小学校の遠足かと思いきや、

塾の先生とその教え子達だそうです。冬休みでしょうか。
このようなグループが多数来ています。母親達はロビーで待機しています。いかにも受験戦争の厳しい韓国です。

２時間ほど見学して博物館を後にします。さすがに見応えがあり、時間があればもっとゆっくり見学したいところです。

二村駅周辺のマンション群。

再び４号線で会賢駅に向かいます。

崇礼門を見るため会賢駅からソウル駅方面へ歩いて戻ります。
ソウル駅旧駅舎が見えます。

文化駅ソウル284 (ソウル駅旧駅舎) 博物館・美術館・ギャラリー

崇礼門が見えて来ました。
ここだけは前回のソウル訪問時に見た記憶があります。まだ焼失前の建物でした。

崇礼門 (南大門) 建造物

こちらは裏から。

門の天井に描かれた龍の絵。

ホテルでもらった南大門市場の地図を参考に街歩き。

食材通り

海苔でしょうか。

婦人服通り

たくさんの店と大勢の買い物客。

アジアだなぁ。

子供服通り。孫のお土産を買います。

午後1時、お腹が空いたので新世界百貨店地下のフードコートで昼食。

新世界百貨店センタムシティー フードコート その他の料理

何を注文して良いのかわからないので、妻はビビンバのようなもの。

私はチゲのようなもの。付け合わせのキムチがどこより辛かった。二人で18,000ウォン（1,900円）。

娘からの頼まれ物を探しに、新世界百貨店からロッテ百貨店に向かいます。

新世界百貨店 (本店) 百貨店・デパート

地下道からロッテ百貨店へ。

ロッテ百貨店 (明洞本店) 百貨店・デパート

デパートにとっては爆買いの大陸客は大事なお客様。

探していたものが見つからないので再度、新世界百貨店へ。
ようやく見つかって娘に連絡すると、高いので要らないとの返事。どっと疲れが出てカフェで休憩。私が休んでいる間、妻は再び店内を物色に。全くもって女性の買い物にかける熱情は無尽蔵です。

今日がソウル最後の１日なので、両替したウォンの消化に地下食品売り場に。
日本でいうお歳暮シーズンなのか、贈答用の食品が数多く陳列されています。

アワビなども。
結局、お土産は大きな唐辛子と韓国海苔という無難な選択。

もう地下鉄に乗ることもないと思い、明洞駅でTマネーカードのリファンド手続き。やり方がわからなくて女性駅員に声をかけたら、駅の事務所のようなところで快く手続きしてくれました。

明洞駅 駅

再び明洞の街歩き。

明洞 散歩・街歩き

若い人たちが屋台に群がっています。

いつまでも騒々しく賑やかな通りです。

この日の夕食はホテル紹介の店でなく別の店に行きたいと妻の要望。ところが場所がよくわからない。結局、ホテルに戻りwifiで地図検索してスクリーンショットに収め、再度出直してようやく発見。グーグルマップがないと本当に不便。

路地裏にあるこの店にようやくたどり着きました。ホテルからはすぐそこ。

全州中央会館 (明洞本店) 韓国料理

石焼ビビンパ創始者のお店だそうです。

店内は庶民的な感じです。日本人客と地元客が目立ちます。

付け合わせ。イカの塩辛がビールのアテに最高。

当然、石焼ビビンパ。韓国も鳥インフルエンザで卵が急騰しているためか、生卵でなくスクランブルエッグでした。

海鮮チジミも名物らしい。

なのでそれも注文。ビビンパとチジミを二人でシェアします。

ビールはcass１本。
シメて36,000ウォン（3,600円）、コスパ良好。
ソウル最後の夜が終わります。