袱紗（ふくさ）

2017/01/17 - 2017/01/17

　上野の東京国立博物館（東博）本館2Fには袱紗（ふくさ）が展示してあった。
　袱紗とは、Wikipediaには
「１．絹、縮緬などで一重または表裏二重に作り、無地や吉祥柄などの刺繍を施したもの。物を包んだり（包み袱紗）、進物の上に掛けたりする（掛け袱紗）方形の儀礼用絹布。
２．茶道で茶道具を拭い清めたり、茶碗その他の器物を扱うのに用いるおよそ縦9寸、横9寸5分の絹布。帛紗。
３．糊を引いていない柔らかい絹。
４．他の語に冠して用いる、本式でないもののことを指す語。
５．和菓子の一種。つやふくさ。
６．料理用語。例として、袱紗仕立て（2種類の味噌を使った汁）。袱紗卵（具の入った柔らかな卵焼き）。本膳料理を簡略化したものを袱紗料理と呼ぶ。」
とある。
　現代においては、一般人でなじみがあるのは、結婚式のご祝儀袋や葬式での不祝儀袋を包む布（袱紗）であろうか。なければ、ふろしきやハンカチで代用できるとされている。
　博物館で展示する袱紗であるから歴史的・伝統的なものであろう。解説文では「袱紗」を”Gift cover”と英訳している。海外ではそうした意味に捕らえられているのだろう。
（表紙写真は袱紗－鶸色縮緬地牡丹菊軍配模様）

エリア 上野・御徒町(東京)

袱紗。

袱紗。

袱紗「武家模様」。

袱紗－紅縮緬地菊鶏模様。

袱紗－萌黄繻子地桜樹孔雀菊様。

袱紗－鶸色縮緬地牡丹菊軍配模様。

袱紗－浅葱地菊花束波模様。

袱紗－紅縮緬地桜瀧鯉模様。

袱紗－納戸色繻子地鼠大根米俵模様。

袱紗裂－紅繻子地貝橘模様。

袱紗－紺繻子地貝桶模様。

「繍（ぬい）」。

袱紗－茶緞子地住吉踊模様。

「神仏と祭り」。

袱紗－紺繻子地長寿三老模様。