2016/12/07 - 2016/12/20
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Dwind_999さん
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シェムリアップからラオス南部を経てタイに入りました。
13日間滞在するタイで一体全体何をしようというの。
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12月7日(水)、旅に出て19日目。
タイへ移動する日です。
喪中期間中のタイ王国ということもあって、黒いシャツを1枚持ってきていました。 -
朝8時前にパクセーの宿をチェックアウトして、タイ東北部のウボン・ラーチャターニー(Ubon Ratchathani)への国際バスチケット(80,000kip=\1160))を購入していた宿近くのパクセートラベルに行き、そこからワゴン車に乗ってNo.38Roadにある国際バス乗り場にやってきました。
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8時半過ぎにスタートしたおんぼろバス(乗車率8割)は、1時間弱で国境に到着。
バスを降りてまずラオス側のイミグレーションに行きます。 -
お金を徴収されることもなく、4番の窓口でラオス出国のスタンプを押してもらいました。
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ラオスのイミグレから、道を歩いてタイ側に向かいます。
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国境のイミグレーション区間の通り道にしては、あまりにも素朴すぎるラオスらしいのどかさと乱雑さ見せています。
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タイ側に続く地下道の入口に来ました。
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地下道を通ってタイ側のイミグレに向かいます。
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タイ側でもすんなりと入国スタンプを押してもらい、イミグレの建物を出てきました。
タイの入国スタンプを見ると、30日間の滞在許可になっていました。
建物を出た瞬間にラオスとの国力の差が感じられる、それなりに整備されたタイのチョンメック・イミグレーション前。チョンメック国境事務所 散歩・街歩き
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ボーダーゲートで約1時間を要し10時20分にスタートしたバスは、ラオスからタイに来るとやけにきれいに思える幹線道路を快適に走り、12時頃にウボン・ラーチャターニーのバスターミナルに到着。
市街から約5km離れたバスターミナルから3番のソンテオ(運賃は一律10B)に乗って途中にある大型スーパーのテスコ・ロータス(Tesco Lotus)付近で降りました。
タイのSIMカードを入手するのが目的で、Tesco Lotusにあるdtacのショップに行き、スマホに詳しくない私(旅行用途のスマホで、日本でもSIMなし)は何だかよくわからないままに495B(\1633)のプリペイドSIMを入れてもらいました。 -
SIMを入れてもらったあと、Tesco Lotus内にあるケンタッキーでお昼ご飯。
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Tesco Lotus前の歩道橋付近から10番のソンテオに乗り、地図アプリを見ながら予約している宿近くに来たところで、車内(荷台)にあるブザーを押して止めてもらい、降りてから運転手に一律料金の10Bを手渡しました。
少し歩いて、[Eco Inn Ubon Ratchathani Hotel]に無事到着。 -
ホテルのロビーの一角には10月に亡くなれたプミポン国王の肖像画とともに祭壇が用意されていました。
ウボンの街中では公共施設のほとんどが、建物や柵などに黒と白の幕を張って弔意を表していたり、献花台や記帳台が置かれている光景をあちこちで目にしました。 -
3階の部屋に入りました。
3泊のあいだに他の宿泊客を見たのはほんの数人という、まことに閑散としたホテルですが、スタッフの対応は良かった。
さすがは微笑みの国タイ、安い宿でも総じてホテルスタッフの対応には好感が持てます。
しか~し、私の旅はもう完全崩壊。
1日20時間以上をホテルの部屋で過ごすという引きこもり状態に陥ってしまいました。 -
パクセーではゲームをしたりして時間をつぶしたが、日本でたまに利用する「Netflix」でドラマや映画が観られたらいいのになと思い、ネットで調べてみると、外国から日本版Netflixにログインして視聴するのは、海外規制があって基本的には出来ないらしい。
しかし、日本で登録したアカウントでタイからタイ版Netflixにログインして、コンテンツは少ないけど日本語字幕のドラマや日本のドラマ・アニメが観られるとの情報を得て、パクセーの最終日に兄とスカイプでやり取りしながら別のメールアドレスとクレジットカードを使い、日本でのアカウントを新規に取ってもらいました。
ラオスからは何故かログインエラーが出てアクセスできなかったが、タイでは正常にタイ版のNetflixが利用できてほんとに助かりました。
観たいドラマに日本語字幕がなくて英語ができない私は歯がゆい思いをしますが、「AD~聖書の時代」、「未開の帝国」、「深夜食堂」などはけっこう面白く、他にアニメなども楽しみました。
普段はテレビをあまり見ないが海外ドラマは案外好きなほうで、「Hulu」や「Amazonプライム・ビデオ」の無料お試し視聴で「ゲーム・オブ・スローンズ」や「ヴァイキング~海の覇者たち~」、「アウトランダー」などにハマりました。
というわけでタイに入ってから帰国までの約2週間の時間つぶしは、Netflixによる動画三昧。
いったい何をしに来たのやら。 -
12月8日(木)、ホテルのレストランで朝食。
3種類のセットメニューから選ぶ。
次の日に食べたライススープ(タイ風お粥)が意外に美味しかった。 -
「富士レストラン」が「Tesco Lotus」にあったのでソンテオに乗って昼ご飯を食べに行きました。
とんかつセット(170B)を注文し、ペットボトルのお茶(28B)を含めTAX込みで217B。
ところがこれ、プレスして薄く延ばして固めたような豚肉に衣をつけて油で揚げただけの、とてもとんかつを口にしているという気がしないお粗末なものでした。
それに、甘すぎるタレ。
白ご飯だけは普通に美味しく、久しぶりに日本のご飯を食べた気になりましたが。
しかし次の日も性懲りもなくソンテオに乗って「富士レストラン」に行き、かつ丼(150B)とパイナップルジュース(60B)をいただきました。
ところがこれまた、かつ丼を食べる喜びなんなかどこへやらの、めちゃめちゃ味の濃いつゆだくで、丼の中でご飯が泳いでいます。
我慢して食べたけど3分の1残してしまいました。
たまたま料理人のさじ加減が狂ったのかもしれませんが、お富士の料理屋さんにはマイッタ。
女性スタッフの対応は良かったですが。 -
富士レストランに行くためだけに乗ったソンテオでの残念な外出ですが、ついでに「Tesco Lotus」で飲み物やクッキーやチョコレートなどを調達。
それ以外は近くのセブンイレブンに足を運んだだけのウボン滞在でした。
「Tesco Lotus」前の歩道橋の階段を上がるだけで息が切れて呼吸が苦しくなるようでは観光をする気にもなれません。 -
12月10日(土)、11時にホテルをチェックアウト。
偶然ホテル近くを通りかかった3番のソンテオに乗ってウボン・ラーチャターニーのバスターミナルに来ました。 -
各地への長距離バスが発着するウボンのバスターミナル。
ウボンラチャタニ バスターミナル バス系
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「12Go.asia」で予約していたコーンケン(Khon Kaen)へのバス。
プリントしたEチケットを見せながら近くにいたバスターミナルの職員らしき男に何番乗り場か聞くと、この紙ではダメだ、乗車券を発券してもらわないといけない、みたいなことを言い催行バス会社の窓口に案内してくれました。 -
向こうに停まっているのが12時45分発のコーンケン行きバス。
運賃は290B(\957:予約手数料46Bを含む)と所要5時間ほどかかるバスにしては安い。しかもバタークッキーとペットボトルの水とフルーツMIXジュース付き。
予約時に座席指定もできたのでバスの左側7A(窓側)を取りましたが、なんとそのシートは背もたれがグラグラして定まらず壊れていました。
それで、チケットをチェックする女性に身振り手振りでその旨を伝え、勝手に空いている他のシートに座りましたが、あとで途中のバス停からその席を予約していた人が乗り込んできて移動させられてしまいました。
ラッキーセブンとはいかなかったこの一件は、日本で予約した時からすでに旅の暗雲を暗示していたかのようです。
バス乗り場付近では商いに精を出すおばちゃんたちの姿が見られました。 -
予定より少し早く17時半頃にコーンケン(Khon Kaen)の第3バスターミナル(ボーコーソー・サーム)に到着。
市街から約7km離れているのでホテルまでタクシーで移動。
運賃はバスターミナル乗り入れ料20Bを含めて100B(\330)。
[Chada Veranda Hotel]に着いて、フロントでルームキーのデポジットとして100B支払い、5階の部屋に入りました。
ビジネスホテル風の1泊\2300くらいのシンプルな部屋(朝食はついていない)ですが、日本製のエアコンと冷蔵庫もあり、あのチャンパーサックの悪夢のような部屋からするとここはもう天国のようなもの。
実際ラオスでは、呼吸しづらい眠れぬ夜のウトウトした浅い眠りの時に、謎の集団に追いかけられて密林の中を逃げ回ったり、時には拉致されたりするような怖ろしい悪夢にうなされて寝汗をかいて目を覚まし、それが夢だとわかってほっと胸をなでおろすことがありました。
旅行に出る前に、カンボジアのポル・ポトに関する本を読んだり、「地雷を踏んだらサヨウナラ」の本や映画(ネットで画質の悪いのを見た)を見たり、カンボジアを舞台にした「夢は荒れ地を」を読んだりしたその影響が夢の中に出てきたのかもしれません。
※今はNetflixで「地雷を踏んだらサヨウナラ」が配信されている。チャダ ヴェランダ ホテル ホテル
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5階の部屋からの眺め。
不本意ながら1日のほとんどを部屋で過ごすことになってしまったので、そこそこ快適に過ごせる部屋はほんとにありがたいものです。
そして、持て余す時間をタイでも観れる「Netflix」の動画にずいぶん助けられました。
スマホのバッテリー消費が早いので、充電には苦労させられますが。 -
12月11日(日)、朝のホテル前。
一応エアコンを入れて寝るが、朝7時前の外は肌寒さを感じるくらい。
通りではオレンジ色の袈裟を身にまとったはだしの若い僧が托鉢をして歩いていました。
入口右手のレストランで有料の朝食をいただきます。 -
料金は100Bで3種類のセットメニューから選び、アメリカン・ブレックファストにしました。
コーヒーとトースト(薄っぺらい食パン)は自由に好きなだけいただける。 -
喘息に似た症状の呼吸のしづらさや咳と痰がなかなか治まらず、帰国することも一応考えてはみたものの手続きの面倒さもあって断念。
それでコーンケンなら大きな病院もあるし吸入ステロイド薬をもらえるかもしれないと思い立ち、楽天プレミアムカードの保険デスク(三井住友海上)にスマホから電話。6000円分くらい使えるKDDIスーパーワールドカードがあるのでそれを使って電話しましたが、初めてのクレジットカード付帯の海外旅行保険利用、けっこう面倒でした。
こちらからの最初の電話は受付みたいなもので、現在の場所と症状、病院にかかりたい旨を伝え、しばらくしてから折り返し電話するとのことなので、こちらのプリペイドSIMの電話番号を伝え電話を切りました。
30分ほどして別な担当者からスマホに電話がかかってきて、また先ほどと同じように症状などの内容を話し、キャッシュレスで対応できる病院にかかりたい(一応調べておいたホテルから2.5kmくらいの所にあるバンコク・ホスピタルを希望)と伝え、また電話を切って保険デスクからの次の電話を待ちます。
そして50分ほどのちにやっと電話がかかってきて、「バンコク・ホスピタルに話を通しているのでキャッシュレスで受診できます」ということになりました。
ふう。
3度の電話のやりとりで、何とか旅行保険対応で病院にかかることができて良かったですが、1度の電話で済むかと単純に考えていた私、スマホがなかったらこんなやり取りは難しくうまく事が運ばないところでした。
それでやっとこさ昼前にタクシーに乗って、2014年に開業した「Bangkok Hospital Khon Kaen」にやってきました。 -
男の職員に案内された受付(REGISTRATIONの表記)で、写真左上左端女性の丁重な対応を受けつつ、受け付けカウンター内にある電話を介して、ゆっくりとした日本語を話す日本語通訳の中年女性と症状についてやりとりを行い、その助けを借りたりしながら「初診受付用紙」に記入しました。
英語ができる人だったら何の造作もなく自分で処理できるのでしょうが、私などはこんなとき苦労します。
一応、症状など現在の状況をWEB翻訳でヘンテコな英文にしてスマホに保存してきたので、日本語通訳がいなくても何とかなったとは思いますが。 -
受付が済んだあとはここで診察の順番を待ちます。
座って待っている時にQRコードや氏名・生年月日などが記入されたリストバンドを手首に着けられ、その他に、名前や何かの番号や[Department:Ear Nose Throat Center]と記入されたバーコードのついた細長い紙片を受け取りました。
しかしリストバンドや紙切れは何もチェックがなかったけど。
帰る時にリストバンドに気が付いて外そうとしたところ、どうやっても外れず受付付近にいた女性にハサミで切ってもらいました。 -
身長・体重・血圧のバイタルチェックを済ませ、そのあと診察室で若い先生の診察を受けました。
先ほどもらった紙片にある[Department:Ear Nose Throat Center]からすると耳鼻咽喉科なのだろう。
ここでも例のゆっくりとした口調で日本語を話す、どこかに待機しているのであろう中年女性の通訳の助けを借りることになりました。
スピーカーフォンにした電話で通訳の女性とやりとしながら、パソコンを前にした先生による10分ほどの診察を受けました。
診察と言ってもちょっと聴診器を胸に当てたり喉や目を見たりするくらいで、一応使用期限切れのシムビコートを先生に見せました。
それで結局、有りがたいことに吸入ステロイド薬のシムビコートと去痰剤を処方してくれることになりました。
まさかシムビコートがあるとは思わなかった。 -
診察が終わると、薬をもらう前に会計のところに案内されました。
保険デスクからキャッシュレスのことがうまく伝わっていなかったのか、ここでもまたカウンターの中にある電話で例の日本語通訳の女性と話しをし、受話器を受け取ったり返したりを何度か繰り返すことに。
結局キャッシュレスが可能となりましたが、ここでまたパスポートやクレジットカードの提示を求められて、日本を出国したのはいつかと聞かれ、パスポートの日本出国スタンプが押されたページもコピーするという念の入れよう。
そして、「海外旅行保険金請求委任状・同意書」という用紙に記入させられ、それが済んでからようやく「PHARMACY」の窓口に行って薬を受け取ることができました。
渡された明細書を見ると薬代が3250B、診察費が200B、その他の費用が100Bで合計3550B(\11715)。1B=\3.3 -
病院の写真。
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2時間近くを費やした病院をあとにして通りに出ると、ちょうど8番のソンテオ(コーンケンは一律9B)が来たのでそれに乗ってソンテオ・ターミナルへ行き、そこから2番のソンテオに乗り換えたが、どうも行き先が違ったようでどんどん東の方へ離れていきます。
仕方ないのでそのまま乗り続け、折り返して街中に戻ってきた所で下車しました。
結局ソンテオのドライブに50分も付き合わされてしまった。 -
上の写真は病院でもらってきたシムビコートと去痰剤(10錠入り)。
下は比較写真で、右が病院でもらってきた120吸入のシムビコート。日本では60吸入しか発売されてないようだけど、さすがは大らかなマイペンライのタイ。
ところで話は変わりますが来年(2017年)5月には、ウラジオストクからシベリア鉄道に1週間乗ってモスクワへ移動し、サンクトペテルブルグを経てバルト三国を回り、ヘルシンキから日本へ戻る42日間の旅が控えており、喉を痛めるほどのホコリは舞っていないでしょうが、今度は忘れずに吸入薬と咳・痰の薬を新規にもらっていくことにします。 -
ホテルから西へ約700mの所に位置するセントラル・プラザの中に「yamazaki」があり、昼ご飯や夕食代わりに大好きなアンパンなどを買いました。
セントラル プラザ ショッピングセンター
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街中にはトゥクトゥクも少しは走っているが、庶民の足はソンテオが一般的。
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「Fairy Plaza」の2階にある99B(約\330)ビュッフェの店でお昼ご飯。
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安いので品数は少ないがまずまずの味でお腹はふくれます。
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12月13日(火)、7時にホテルをチェックアウトしてから歩いて15分、コーンケン駅に来ました。
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コーンケン駅待合室に掲げられていた時刻表。
7時57分発のTRAINナンバー416の列車に乗ります。
運賃はすべて自由席で38B(\125)、約3時間半乗る列車にしては安い。 -
駅のホームに設置されたプミポン国王の献花台及び記帳台。
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20分ほど遅れてやってきたウドンタニ始発の4両編成の列車416に乗車します。
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最初はがら空きだった列車も途中の駅から少しずつ乗客が増えてきて、それとともにかごを手にした物売りのおばちゃんたちが車両内を行きかい、タイ東北部のローカル列車らしい庶民の日常風景を見せてくれます。
単線なので調整のために途中でしばらく停車したりします。 -
予定より25分ほど遅れの11時50分、終点のナコーン・ラーチャシーマー駅に到着。
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予約しているホテルは駅から東へ1kmちょっとくらいですが、方向音痴気味の私は途中で2回ほど人に道を尋ねてようやくたどり着いた[Leosor Hotel]。
レオソー ホテル ホテル
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4階の部屋に入りました。
朝食付きの1泊\3700ほどのシンプルな部屋ですがなかなか居心地は良かったです。 -
コラートとも呼ばれるナコーン・ラーチャシーマー(Nakhon Ratchasima)の街を買い出しを兼ねて少し歩いてみました。
昼間でもそれほど暑くなく汗もあまりかかない。
ちなみに、ここでも1度ソンテオに乗りましたが運賃は8Bで一番安かった。
ウボンが10B、コーンケンが9B。 -
歩道脇にずらりと並ぶ露店の一角で目にした、チマキのようなお菓子。
3つ(20B)買って持って帰り、部屋で食べたけど美味しかったです。 -
セブンイレブンでパンなどを買って食事することが多いが、たまにはということで、歩道に並べられたテーブルに相席して、臓物や豚の血を固めたものがゴロッと入った何だか栄養がつきそうなスープとご飯をいただきました。
「ガオラオルアットムー」という名前のスープ料理だそうです。 -
6時半オープンのホテルの朝食ビュッフェ。
念願のシムビコートを手に入れて、すぐにでもよくなると期待したけど今回はそう簡単にはいかず、夜中に咳き込んだりしてまだ夜が明けぬうちからベッドを出ることが多く、6時半からの朝食が待ち遠しい。
食欲は普通程度にあるので。 -
比較的新しいホテルのようです。
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ホコリを避けて部屋に閉じこもっている有閑老人は、スマホでのドラマ視聴に疲れると気分転換に窓から通りを眺め、人々の日常風景を俯瞰しながら、それぞれに目的を持って行動している人たちの、その活力を羨ましく思ったりします。
掃除のおばちゃんたちのざわめきが聞こえてくるとドアを開けてゴミを出し、フリーのペットボトル2本とネスカフェのスティックを補充してもらい、掃除はしなくていいからと言う。(ホコリが舞い上がるから)
パクセーのホテルからすべてこの調子で、きっとおばちゃんたちは、部屋にこもりっきりでいったい何してるのやらと不審に思ってただろうな。 -
ホコリ舞う歩道脇にミシンを置いて裁縫の仕事に励むおばちゃんたち。
マスクをして力なく歩く私の目に、そのたくましさが眩しく映る。 -
写真があったので指差し注文した1杯45Bのバミーのタイ風ラーメン。
美味しかったです。 -
ホテルの窓から定点観測でもするみたいに通りを眺めたコラートの3日間。
1日のうちの21~22時間は部屋に閉じこもりの自主的軟禁状態。 -
12月16日(金)。
昼間歩いても汗をかくことがない、風がよく通って涼しかったコラートの街をあとにして旧バスターミナル(ボーコーソー・カオ)へ来ました。
9時20分発のこのバスでバンコクへ移動。
40分おきにバンコク便が出ているVIPバスの運賃は191B(\630)で所要約4時間。タイのバスや鉄道は安いから助かります。第1バスターミナル バス系
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車掌のおばちゃんも乗り込んでいる、トイレ付のVIPバスがバンコクを目指して軽快に走っていきます。
水とウエハースのようなお菓子が付いてました。 -
コラートからちょうど4時間後の13時20分、バンコクの巨大な北バスターミナルに到着。
地図と実際の位置認識力に乏しい私は、ずいぶん迷いながら路線バス乗り場にたどり着き、発車間近い77番エアコンバスに乗ることが出来ました。北バスターミナル バス系
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車掌が円筒形の小銭入れを手にして運賃徴収に回ってきたので、「モーチット」と行き先を告げると、もーちっとはっきり発音してくれとでも言うように「はぁ?」と聞き返されました。
運賃がわからないままに10B硬貨を手渡すと黙って切符を切ってくれました。 -
北バスターミナルから10分ほどバスに乗ってBTSモーチット駅で降り、ラビットカードに100B分トップアップしてからBTSに乗ってナナ駅で降りました。
ナナからスクンヴィット・ソイ11を歩いて予約しているホテルへ向かいます。 -
[Salil Hotel Sukhumvit Soi 11]の小ぢんまりしたフロント。
前の旅行で余っていたバーツ紙幣で宿代を払い、さらにデポジットに1000Bを請求されたので困った表情と仕草をすると、じゃあクレジットカード提示でもいいですよ、ということになり助かりました。ラ プティ サリル スクムビット 11【SHA Extra+認定】 ホテル
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3泊したサリルホテル。4階の狭い部屋ですがまずまずの居心地でした。それにバスタブまであって今回の旅とは言えない旅で初めて湯船に浸かりました。(お湯がたまるのに時間がかかるのが難だけど)
シムビコートと去痰剤のおかげで少しずつ快方に向かっていて、咳き込んで目が覚めることもあるけどベッドに横になって眠れるようにもなりました。
しかし相変わらず気力体力は乏しくて街歩きや観光をする気にはなれず、GOGOバーやテーメーカフェには見向きもせず、部屋にこもってのドラマ視聴三昧。
少し飽きてきたけど。 -
ナナからBTSに乗ってチットロムで降り、スカイウォーク(高架橋)を歩いてセントラル・ワールド・プラザに入り、目指すはISETAN。
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1年間喪中のタイ王国。
伊勢丹もご多分にもれず1階入口には黒白の幕が張られ、店内には献花台・記帳台が置かれていました。 -
そしてやってきた5階にある「サンモーリン(Sun Moulin)」というベーカリーショップ。
お気に入りの「Isetan Anpan」と「Sakura Anpan」を2つずつ買って、さっそく近くのベンチに座って1つずついただきました。 -
次の日もナナからチットロムまで片道22BのBTSに乗って、伊勢丹にアンパンを買いに。
バンコクでの3日間はアンパン買いと最終日の夕方にサイアム・ニラミット(Siam Niramit)を見に行っただけ。 -
三文の徳を期待しなくても咳き込んで早朝に目が覚めてしまう病みの老体、楽しみは6時半からの朝食ビュッフェだけ。
小さなホテルにしてはまずまずのビュッフェで味もあんがい良かったです。 -
12月18日(日)、ホテルからアソークまで歩き、スクンヴィット駅からMRTに乗って「Thailand cultural center」で降り、そこから歩いてやってきたタイ舞踊ショーのサイアム・ニラミット(Siam Niramit)会場。
舞踏ショーが始まるのは20時からですが、ビュッフェディナー付きにしていたのでまずは広い会場で腹ごしらえ。
予約したVELTRAの案内では食事は18時からとなっていたが実際は17時からできるようで、私が入った17時20分頃にはすでに食事を楽しんでいる人たちが何人もいました。
早く入るとその分、舞踏ショーまで長く待つことになりますが。 -
食事を済ませた後はショーまでの長い時間を持て余し気味になりますが、民族・文化村などもあって好奇心旺盛な人だったらそれなりに時間をつぶせるかもしれません。
舞踏ショーは「タイの歴史や文化をステージショー形式で分かり易く見せてくれる豪華絢爛なカルチャラルショー」との謳い文句通り、なかなかに大仕掛けのショーで見せてくれます。
ただ、座席が真ん中の少し上辺りで舞台まで遠かったのが残念。サヤーム ニラミット テーマパーク・動物園・水族館・植物園
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12月19日(月)、旅とは言えぬ旅に出て31日目、いよいよ帰国の途に就く日となりました。
昼前にホテルをチェックアウトしてパヤタイ駅からエアポートレイルリンクに乗ってやってきたスワンナプーム国際空港。
写真は出国審査を経て搭乗ゲートのあるコンコースに入ったところで、『神々と阿修羅が大亀の背に大マンダラ山を乗せ、それに大蛇を絡ませて両側から引き合うというヒンドゥー教の天地創造を物語る「乳海攪拌」をモチーフとしたオブジェ』が出迎えてくれます。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
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18時35分発の飛行機なのに空港に着いたのは13時前。
チェックインまでの時間をドラマを観て過ごそうと、空港で使えるフリーWiFi(.@AirportTrueFreeWiFi)に登録してつないだところやっぱりセキュリティなしの警告が出ました。
仕方ないのでそのまま使いましたが、シェムリアップのRegencyをはじめ、多くのホテルでこの警告が出るという今回のフリーWiFi事情でした。 -
約3時間前から始まったベトナム航空のチェックインと出国審査を終えてやってきた、初めて利用する「Oman Air First & Business Class Lounge 」。
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広くはないがシャレた雰囲気の利用者の少ないラウンジ。
ミール類はちょっと寂しいですが、スマホ充電のためにiMacが置かれたカウンターに座ってグリーンカレーを美味しくいただき、22日ぶりに缶ビールで喉を潤しました。 -
ベトナム航空VN612便で乗り継ぎ先のハノイのノイバイ国際空港に降り立ったのが20時半。
福岡行きの出発まで約5時間の待ち時間があるけど、ここにはプライオリティパスが使える空港ラウンジがないので仕方なくセキュリティの甘い空港のフリーWiFiで、適当な椅子に座って例のごとくNetflixでドラマを見て過ごしました。ノイバイ国際空港 (HAN) 空港
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空港のフリーWiFiの回線が途切れたりして不調になったので、セキュリティのあるWiFiが使える店でコーラを飲みながら引き続きドラマ視聴で搭乗までの時間をつぶしました。
そしてこのあとベトナム航空VN356便に乗って、12月20日(火)7時半前に福岡空港に無事到着。
まだ深呼吸できるほどには治っていなかったですが、空港ターミナルを出て、胸に吸い込む冷たい空気がやけにおいしく感じられました。
外こもりのような情けない旅行となりましたが、旅も人生もいろいろ、自分の都合のいいようにはいきませんね。
まあ何とか無事に日本に戻って来られただけでもよしとしましょう。
※まだ少し咳が出ていたのでこの日の夕方に内科クリニックに行って、抗菌薬の「ジスロマックSR成人用ドライシロップ」を服用したところ、これが効いたのか、その日の夜は咳で目を覚ますこともなく眠れました。
次回の旅行にはこの薬も処方してもらことにしよう。
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