2017/01/07 - 2017/01/08
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ミズ旅撮る人さん
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2017年最初の初詣は、長野県の戸隠神社と善光寺という、神仏習合を地で行く欲張りコースとなりました。
戸隠の宿に泊まり、寒さの洗礼を受け、戸隠神社に参拝しました。冬の戸隠の自然の美しさをじっくりと味わって、長野市に降りて来たら、
今度は善光寺参りです。善光寺には、御開帳の年にも訪れましたが、やたらと混んでいて参拝するのがやっとでした。
今回は初詣なので、どうかなと思いましたが、意外に楽にお参りできました。楽でなかったのは、その参道です。
どの店もおもしろそうで、ついつい立ち寄ってしまいます。あの有名な七味唐辛子の店では、意外な新製品がありました。
神社とお寺、あんまりな初詣の取り合わせですが、そのご利益はすごいものがありました。ありがたや~
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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こんな可愛いバスが走る街、長野市です。ここは、善光寺のすぐそばの大通り。
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善光寺郵便局。木造の旅館だった建物です。
同じ建物の右脇には、漬物屋さんが入っていて、そのギャップがおもしろいです。善光寺郵便局 名所・史跡
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古い町並みの観光地によく見掛けるレトロバスは、ここでも走っています。
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洋館の前に、珍しい両側に車輪の付いている手挽きミルが置いてあります。
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「Tea room藤屋」です。
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栗菓子で有名な「竹風堂(ちくふうどう)」があります。栗が名産の長野県小布施町の会社です。
竹風堂 善光寺大門店 グルメ・レストラン
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「玉屋」。山梨県甲府市にある㈱タンザワの経営する、パワーストーンやとんぼ玉を扱う店です。
建物は、古い商家のものらしく、由緒ある善光寺参道に相応しい佇まいです。 -
巨大な唐辛子が目を引くこちらの店舗。誰もが知る「八幡屋礒五郎」。
店名は知らなくても、赤い七味唐辛子の缶は、誰もが使っていると思います。
7代目の店主がここに本店を構えました。平成20年に改装して、現在に至ります。
「善光寺参り缶」は、ここ本店と善光寺の境内でしか売っていません。
カウンターでは、オリジナルブレンドを目の前で調合してもらえるサービスもありました。
2017年イヤーモデル「ながの銀嶺国体缶」も販売していましたが、個人的に長野県のマスコット「アルクマ」が好きではないので、買いませんでした。店の玄関の右側に見える柄です。
缶の表面に描かれている唐辛子の柄の先に蓋を合わせると、開け口が開きます。根元 八幡屋礒五郎 本店 グルメ・レストラン
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また、意外なものが売られています。
「九代目室賀榮助KUMANOコスメシリーズ」です。
すべての商品に唐辛子から抽出したトウガラシエキスを配合したシリーズで、
ボディクリーム・フットクリーム・ハンドクリーム・リップクリーム・練香水(鈴蘭:檸檬)があります。
私は、柚子の香りがとてもよかったのでボディクリームを購入しました。 -
「善光寺の鳩文字」は信号にもあしらわれています。
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長野市道路元票です。
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「道路元標は大正8年の道路法施行令が公布され、我が国道路の基点・
終点を示す目的で各市町村に一箇所設置されました。(中略)この地は江戸時代に領主からの制令を板札に書いて領民に知らせた御高札場のあった場所でもあります。」 -
仁王門が見えて来ました。もう善光寺の境内に入ったのですが、人はこの程度でスムーズに進めます。
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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「節分会」のポスターが可愛い!
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相変わらず可愛らしいお地蔵様。前回も撮ってるなあ。
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お正月らしい飾り発見。本殿に向かって左側にある「大本願」の入り口。
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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「むじな地蔵」。参道右側の白蓮坊の前にある、ひょうきんな顔をしたお地蔵さんです。
昔、むじなが生きるために殺生を繰り返す宿業を恥じ、善光寺にお参りして燈篭を寄進したいとやって来ました。
人間に化けて宿坊に泊まったのですが、うっかり正体を見られて、逃げ帰ってしまいました。それを哀れに思った住職が
代わりに燈篭を建てたという謂れを表しています。境内には、その燈篭も残されています。
地蔵の顔をなぜこんな風にしなければならなかったのか理解できませんが、隣の狸が「むじな」です。 -
日本有数の古刹の堂宇は、小振りながらも瓦や軒飾りなどがみごとです。
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いよいよ仁王門に着きました。正面には石段がありますが、左側にはスロープがあり、万民が参拝できるように配慮されているのがわかります。
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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左右に仁王像が見えます。さすがに、ここからは人が増えて来ます。おもしろいのは、ここで自撮りする外国人が多いことです。
善光寺(長野県長野市) 寺・神社・教会
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仁王門を入ると左右の店は、善光寺参りのお土産を扱ったり、地元の名物を売る店が中心になります。
近年、外国人観光客が増加しているので、店の表示にも英語・中国語が目立つようになりました。日本円って「日元」なんですね。
「みそソフトクリーム」「甘酒ソフトクリーム」・・・なんでもアイスになるんだなあ。さっきの七味唐辛子屋さんでもアイスになってました。 -
もちろん、長野ですから「おやき」は定番です。野沢菜おやき。美味しいです。
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さあ、「山門」です。お正月ですから「賀正」の文字が、飾られています。この門の扁額(へんがく)が「鳩文字」です。
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「善」の文字に2羽、「光」に2羽、「寺」に1羽、書き込まれています。
足元の石段に気を取られて、「鳩字の額」を見るのをお忘れなく。
この日は、山門の中に入ることが出来ました。門をくぐって右に回り込むと、受付があり、入場料500円を払うと、階段を登ることが出来ます。 -
山門の真下に、扁額を模した絵馬が下げられていました。
とても良く出来ているので、ここに下げるより持って帰りたいのですが、ご利益がなくなるかなあ。 -
他の種類の絵馬は、こちらにどっさり下げられています。
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おみくじの種類もいっぱい。
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絵馬に願い事を書く机の上に、赤い「厄」の文字だけが山積みになっていて、ドキッとしたのですが、絵馬から「厄」の文字を抜き取って、下げるのだそうです。これで「厄払い」なんですね。
昨今では、絵馬に書かれた住所や名前を隠すために、上からシールを貼る神社もあると聞きました。
なんでも「個人情報」がと、うるさい、嫌な世の中になりましたね。写真も加工しておきました。 -
「牛にひかれて・・・」やはりこの絵馬は必要。
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お香の煙を戴いて、さあ、お参りです。
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いつも、ロープを張って、人数制限をしている初詣しか知らないので、肩の力が抜け、気楽な初詣になりました。
前回の御開帳の時は、かなり混みました。「早春の飛騨高山と御開帳の善光寺参り」をご参照ください。 -
本堂の中は撮影禁止なので、脇からちょっと1枚だけ。
本堂の中も、並んでいるのは、「びんずる(賓頭廬)尊者」と戒壇巡りだけでした。
びんずる尊者は、16羅漢の一人で、自分の患部と同じ部位を撫でると治ると言われます。 -
本堂の脇から外に出ると、簡素なおみくじ施設がありました。なぜかかなりの人気です。
ここは、これまで見た今流行りのおみくじではなく、旧来の木の箱を振って、出て来た棒の先に書かれている番号のみくじを薬箱のような引き出しから取り出すおみくじです。 -
本堂から山門方面を振り返ります。
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ここら辺はとても空いているのですが、
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仁王門と山門の間の店が並んでいるところは、結構な人出です。
でも、実際には、写真が圧縮されて見えているので、歩くのに困るほどではありません。 -
案内所の建物の中に、牛の像がありました。やはり善光寺には牛がいなければ・・・
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仁王門前の角に「九九や旬粋(くくやしゅんすい)」があります。洒落た菓子と食品などを売っています。
店の右わきに行列が出来ているのは、そばクレープに並んでいます。九九や旬粋 善光寺店 グルメ・レストラン
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和物を扱っていても、雰囲気は洋風
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途中の店で、外人さんに大うけだったのが、これ「てんてん玉」。
手毬を投げ上げると、パーツがひっくり返って、柄が早変わり。
大2,160円、小860円。 -
この雰囲気ある広場は、中央通りと国道406号線が交差する「大門」交差点の南東の角にあります。
「ぱてぃお大門蔵楽庭」は、中央通りからも国道からも路地を入って来ることが出来、ワクワク感があります。 -
「ぱてぃお大門蔵楽庭」には、現在、8つのレストランと5つの物販店があります。
とても素敵な雰囲気なので、今度来た時には、ここでお食事が出来たら素敵だと思います。
これで、善光寺の初詣は終わります。
さて、そのご利益についてです。
帰りは長野道を南下して中央道に向かいました。この日は、長野県南部と山梨県に大雪の予報が出ていました。
松本から南の岡谷JCTまでチェーン規制が出ていました。それは、中央道に入り、山梨県と神奈川県の境、上野原ICまで続いていました。
一旦、諏訪湖SAで休憩を取ってから、道路情報を見ると、岡谷JCTを挟んで伊那IC~諏訪ICが、事故で通行止めになっていました。
ひょっとして、諏訪湖SAに缶詰め?どうりで、SAの客はどんどん減って、車は数えるほどしか停まっていません。
事故の現場は、SAより西側だったらしく、出口に規制はなく、そのまま中央道を東に走り続けました。
通行止めは諏訪ICまでのはずなのに、その後も車はおらず、たった1台で雪が降りしきる暗い高速道路を走り続けました。
翌朝のニュースで知ったのですが、あの後、今度は雪のために中央道は岐阜県中津川ICから山梨県須玉ICの間が通行止めになったのでした。
どうりで車が来ない訳だ。自分が危うく高速道路から締め出しを食らう所だったことがわかりました。
積雪の量は、関越道の比ではありませんでしたが、事故による通行止めのために車両の通行が途絶え、余計に雪が積もってしまったのではないかと思います。
すんでのところで難を逃れられたのは、この2か所の初詣のご利益だと思うのです。本当に際どい所でした。霊験あらたかな戸隠神社・善光寺に感謝いたします。
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