2017/01/03 - 2017/01/03
26位(同エリア61件中)
ROSARYさん
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2017年のお正月休み、冬は暑い所に行こうと2度目のメキシコへ。前回はメキシコシティとユカタン半島を巡ったので、中央高原を中心に回りました。
その4は世界遺産、サン・ミゲル・デ・アジェンデ。手工業によって栄えた街ですが、その後衰退し、そのためにかえって古い街並みが自然に保存されたところ。法王庁の旗の色である、黄色と白、それにフランシスカンの茶色の3色を基調に、シックに塗られた家並みが続きます。
アメリカでは世界で一番行きたい場所(2位はベネチア)にも選ばれたことがあるらしく、街を歩いていると英語もちょくちょく耳にします。観光地としてとてもよく整備されていて、お土産やさんも今回行った中では一番洗練されていました。
旧市街は狭い範囲に固まっているし、坂に沿ってできた街なので、ぐるぐるさまよい歩くのも楽しいです。迷ったらパロキア(教区教会)の派手な塔を探せばOK。ただし、デコボコの石畳の道が続くので、歩きやすく壊れにくい靴が必要です。私はちょっと華奢な靴をはいて行ったら、靴の皮をかがっている糸がほつれてしまいました。
・メキシコシティからサン・ミゲル・デ・アジェンデへ
・展望台からの眺め
・ソカロとパロキア
・徒歩でサンフランシスコ教会へ
・シビカ広場と、ラサルー教会、サンフェリペネリ教会
・民芸品市場
・昼食はミログロスで
・街歩き
・アジェンデ美術学校
表紙写真は、レクレオ通りのシックな家並み。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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メキシコシティからサン・ミゲル・デ・アジェンデへ。
この道はアメリカまで真っ直ぐ続く幹線道路。
軍隊も通るし、なんといっても大量の物資が運ばれるため、アスファルトでは凹凸が激しくなってしまうとのことで、コンクリートで舗装されています。 -
こんなふうにまっすぐ続きます。このあたりは片側3車線。
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途中、ケレタロの周辺では、街の中心を迂回するバイパスへ。
人口増に対応するため、政府が若い人たちに向けて、低廉な住宅を大量に供給しているのだとか。このあたりは、白く塗られた住宅がどんどん建設中でした。 -
サン・ミゲル・デ・アジェンデ。
展望台からの眺めです。
右奥に見える、ピンク色の塔がパロキア。この街は、ピンクと淡いグリーンの石材で作られた建物が多く、それがまた街のかわいらしさを演出しています。 -
坂を下ります。
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路面電車のような観光バスが走ってきました。
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パロキア(教区教会)です。この街の中心。
ヨーロッパではすでにゴシック様式が下火になっていたのに、宣教師が持ってきた一枚の写真に惚れ込んで、それをもとにゴシック様式で建てられたのだそう。
ピンクと淡いグリーンの石が魅力的です。サンミゲル教区教会 寺院・教会
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重厚な扉。
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中はおもったよりシックな感じ。
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袖廊のグアダルーペ聖母の祭壇。
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古いタイル。
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イチオシ
パロキアの塔を見上げた所。
ちょっとデコレーションケーキを思わせる建物です。 -
向かいに建っているのは、歴史博物館。
独立戦争の英雄、イグナシオ・アジェンデの生家を改装したものです。サンミゲル デ アジェンデ歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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建物の角には、アジェンデの像。
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パロキアとの間には、この町を建てたフランシスコ会の修道士、サンミゲルの像。
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街を散策しながら、サンフランシスコ教会まで行きましょう。
アメリカ人に人気のこの街は、退職後に住みたい人も多いようです。このあたり、高級住宅地には不動産屋さんもたくさんあって、退職者用のレジデンスなどが紹介されていました。 -
淡いピンクと茶色がとてもシックな建物。
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持ち帰りのカフェもおしゃれな感じ。
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角を曲がると、パロキアの塔が見えました。
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おしゃれなボデガ。ワイン店です。
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サンフランシスコ教会の前までやってきました。
ウルトラバロックのファサードが見事です。 -
さらに寄ってみましょう。
教会の前の泉に、鳩が水を飲みにやってきています。
小鳥にも語りかけた、アッシジの聖フランチェスコの逸話を思い出します。 -
中は驚くほど質素。メキシコの独立戦争や宗教弾圧などで、かつての装飾が破壊されてしまったからでしょう。
Templo de San Francisco 寺院・教会
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主祭壇。祭壇も新古典様式に変えられています。
クリスマス飾りが祭壇に置かれていました。 -
メキシコの聖人、サン・フェリペデヘスス。長崎で殉教した26聖人の一人です。
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出口のステンドグラス。
1997年という年号が示すように、少しずつ、少しずつ、再建されているようです。 -
最後にもう一度ファサードを見上げます。
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シビカ広場。アジェンデの騎馬像があります。
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貝を模した半ドームが特徴の、ラサルー教会。
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ファサードをアップにしてみました。
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ラサル-教会の内部。こちらも、悲しいほどシンプルになっています。
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直ぐお隣の、サンフェリペネリ教会。
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ここの見どころは、回廊にあるオラトリオの楽譜。
残念ながら閉まっていましたが、遠くからパチリ。黄色い額にはいっているのが楽譜です。サンフェリペ ネリ教会 寺院・教会
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教会には、運良く横の入り口から入ることができました。
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イチオシ
わあ、かわいらしい。
祭壇は新古典様式に変えられていますが、天井や壁の模様がピンク色です! -
入った左手には、ノートルダムドロレットの祭壇。
天使がナザレから、受胎告知の家ごとイタリアのロレットに運んだと言われる、奇跡に基づくものだそう。
中は保存のために入れなくなっていました。床や壁のタイルは創建当時のものだそうです。 -
シビカ広場に戻って。
さっきとは別の路面電車風バスです。 -
次は市場に行ってみましょう。
入った直ぐのところは食料品市場で、フルーツがいっぱい。 -
その奥はタコスなどを食べられる、簡易食堂が並んでいました。
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緑色のはひよこ豆。普通は乾燥豆ですが、この時期だけ生のひよこ豆を茹でたものを食べられるそう。
殻の堅い枝豆という感じ。これに、唐辛子ソースをかけて食べるのがメキシコ風。 -
市場の奥は民芸品売り場。
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その先も続いています。
アルテサニアス市場 市場
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戻ったところにあったのは、肉屋さん。人だかりができていました。
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そろそろお昼。ガイドさんと、どのお店に行こうか相談です。
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モルカヘテというお料理をまだ食べたことがない、と、早速食べてみることに。
ロスミラグロスという大衆酒場のようなお店です。 -
ミラグロスとは、「奇跡」と言う意味で、お願い事をしてそれがかなったときに、教会に奉納するお守りみたいなもののことを指すようです。
骸骨模様とか、覆面レスラーとか、壁にはお土産品としてのミログロスがいっぱい飾られていました。販売もしているみたい。 -
イチオシ
さて、これがモルカヘテ。本来はサルサづくりなどに使う小型の石臼を、石焼用にしたお料理です。
これは魚介のモルカヘテ。えびや白身魚、サボテンや唐辛子、それにチーズが入って、緑色のソースでグツグツ石焼にされています。高温になるので、中まで火が通ってとってもおいしい。 -
食後も散策を続けます。
ラコンセプシオン教会。 -
ここの回廊は、エルニグロマンテ文化会館になっています。
建物のアーチを活かしたプロジェクションマッピングみたいな、シケイロスの壁画が見ものです。
写真撮影は禁止でした。エルニグロマンテ文化会館 建造物
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街歩きをしていると、何度もやってくるのがソカロ。そしてパロキアです。
サンミゲル教区教会 寺院・教会
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イチオシ
街の南の方に行ってみます。レクレオ通り。
黄色と茶色の建物の中に、シックなブルーが混じっているのもきれいですね。 -
猫?のかたちのガーゴイル。ライオンかな。
屋上のテラスにたまった水を落とすための仕掛けです。昔は歩いていると、上から水が降ってきたんだろうなあ。 -
その先には、ピンクのビートル。
ほんとに可愛らしい街です。 -
イチオシ
テラプレン通りとディアスソレアノ通りの角の家。
黄色い壁と青空、そしてサボテン! -
よく見ると、家の上に植物を並べている家がたくさんありました。
こちらはマリーゴールドかな。 -
その向かいには、HAIKU HOTELと言う名前の怪しい?建物。
メキシコ人が考える日本という感じでしょうか。 -
坂を下ります。
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かつては町の人々の喉をうるおした泉。
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アルダマ通りに入って、振り返ってみました。
パロキアのドームが。 -
屋号でしょうか。1749年という年号が見えます。
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もう一度、振り返ってみました。
パロキアの塔が! -
街歩きもそろそろ終盤のころに見かけた痛車。
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天使の羽はアンティーク屋さんのようです。
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最後はアジェンデ美術学校へ。
回廊には生徒の手によるものでしょうか、壁画が描かれています。 -
壁画のアップ。
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美術学校奥のテラスからは、パロキアの塔がよく見えました。
これが見納めです。
今日はグアナファトまで行って泊まります。
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