2017/01/02 - 2017/01/02
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ROSARYさん
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2017年のお正月休み、冬は暑い所に行こうと2度目のメキシコへ。前回はメキシコシティとユカタン半島を巡ったので、中央高原を中心に回りました。
その3は世界遺産、モンテ・アルバン。紀元前500年頃から建設が始まった、小高い丘の上を平にして築かれた古代サポテコ族の祭礼センターで、最盛期には25000人もの人が暮らしたとのこと。人口増などが理由で850年ころから放棄され、ミトラを始めとする近隣の都市に分散したそうです。
植民地時代には発見されなかったことから保存状態もよく、また考古学的に正しくないような修復は行われていないため、あえて基壇部分のみになっています。かつてはこの基壇の上に神殿が築かれていたのでしょう。
有名な踊る人のレリーフは、一部は現場に、大半は併設の博物館に収められていました。実際には踊っているわけではなく、近隣の有力部族を従えた証拠として、征服した部族の位の高い人を拷問にかけたり処刑したりした様子が刻まれているとのことです。
サポテコ族が放棄した後、14~15世紀にミステカ族が入り、墳墓として再利用しました。オアハカの文化博物館にあったヒスイの頭蓋骨や金製品などの副葬品は、モンテ・アルバンから出土していますが、このミステカ族のものです。
・モンテ・アルバンを発見した人の記念碑
・ミステカ族の墓
・球技場
・大広場
・踊る人のレリーフ、レプリカと本物
・南の大基壇
・天文台
・ビオトープ
・北の大基壇
・オアヘやカサワテ、コパルなどの植物
・併設の博物館
表紙写真は、モンテ・アルバン北側の最も高い場所からみた遺跡全景
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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-
モンテ・アルバン遺跡の入り口。
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世界遺産のマークです。
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遺跡に入ると、発見した人の記念碑がありました。
丘の上にあったことと、木で覆われていたことから、植民地時代には発見されなかったのだそう。 -
最初にあったのは、ミステカ族の墳墓の跡。
前の日にミトラで見たものに似ていますね。 -
遺跡の中には、紫色の実が特徴的なオアヘの木。
オアハカという地名の元になった植物です。 -
巨大な木の向こうに遺跡が見えてきました。
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球戯場です。
チチェン・イツァなどにもありましたが、ここにはボールを入れる丸いゴールはありません。球戯場 史跡・遺跡
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球戯場のあたりからは、オアハカ市内が見通せます。
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球戯場のそばから、大広場を見下ろした所。
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広場に降りてみましょう。
Kという記号の付いた基壇。
二重線の模様は、サポテコ族の特徴だそう。
かつてはこの上に神殿が建っていたはず。 -
その隣、Lと呼ばれる基壇は、通称「踊る人々のピラミッド」
基壇の外側にレリーフが置かれていますが、これらはレプリカ。本物は博物館に収められています。踊る人々のピラミッド 建造物
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お腹に子供がいる、女性の姿も。
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イチオシ
本物も残っています。ピラミッドの狭い入り口を入ってみると、その中には土台として使われているレリーフが。
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そびえ立つのは、南の大基壇。
南の大基壇 建造物
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階段は急ですが、テオティワカンのピラミッドに比べれば楽勝、楽勝。
上からの眺めは爽快そのものです。
手前に見える五角形の建造物が、通称「天文台」。 -
南の大基壇の奥からは、丘の向こうがよく見渡せます。
サポテコ族は、ここから作物の生育状況や、敵の侵入などを見張っていたのだとか。 -
モンテ・アルバンとは、白い丘という意味。
その名前の由来になったと言われる、カサワテの白い花が咲いていました。 -
南の大基壇を降ります。
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天文台。
天文台 建造物
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大広場の中央部分にある巨大な建造物(通称「大神殿」)と、その前にある泉。
植物が生えていて、ビオトープのようになっていたようです。 -
ビオトープからトンネルも。
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その向こうの基壇の真ん中には天窓のようなものが開いています。
この窓から、5月8日(農作業の開始を告げる日)に太陽の光が建物内に差し込むのだそう。天文台の角の方向に太陽が見えるのだとも。 -
ビオトープのところから、天文台と南の大基壇を見たところ。
天文台が斜め45度に傾いて建てられている様子がわかります。 -
北の大基壇です。
上に円柱が見えます。北の大基壇 史跡・遺跡
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北の大基壇上からのパノラマ。
巨大な建造物群と、右手に丘の下の村が見通せます。 -
北の大基壇には、円柱の跡が残っています。
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そして、中央部は、「沈んだ中庭」と呼ばれるように、一段低くなっています。
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イチオシ
その中庭を取り囲む壁に、ジャガーの爪の浮き彫りがありました。
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イチオシ
北の大基壇の奥、モンテ・アルバンの最も高いところから、遺跡全体を見たところです。
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冬ですが日中は30度くらいまで気温が上がるからでしょうか。夏草のような花も咲いていました。
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遺跡の中に生えていた、コパルの木。香木として珍重されたそうです。
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遺跡の外側から。
丸の模様が並んでいます。丸もサポテコ族で重要な模様の1つだそう。 -
紫の花のジャカランダを見ながら外へ。
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併設の博物館です。
モンテ・アルバン遺跡からの出土品を時代ごとに表示しています。モンテアルバン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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羽飾りとねずみ?
ちょっと日本の兜を思わせますね。 -
文字を記した石板。
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踊る人々のレリーフ。
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たくさん並んでいました。
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オアヘの木を見ながら、オアハカに戻ります。
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