旧家を改築したお宿「天然田園温泉　ふかほり邸」

2017/01/08 - 2017/01/09

今年も、夫の大好きな温泉の宿泊記が
最初の投稿になります。

福岡には、
あまり温泉のイメージがありませんが、
実は、筑後平野のど真ん中に、
知る人ぞ知る素敵な温泉宿があるのです。

築180年の旧家をリノベーションし、
４千坪の広大な敷地に、
趣の異なる離れの客室がわずか５室。
すべての部屋に、
内風呂と露天風呂がついています。
しかも源泉掛け流しです！！

敷地内には、自家農園もあり、
鶏も飼われています。

自然食品などの販売を行うベストアメニティが経営しているだけに、
食事にはこだわりが見られ、
添加物も一切使用されていないそうです。

トロットロの温泉に何度も浸かり、
身体に優しい食事をいただき、
一泊ながらも、心地よい時間を過ごしてきました。

エリア 久留米(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

田畑が多く残る住宅地に
ふかほり邸はあります。

駐車場のすぐ側には、
天然酵母を使ったパン工房があります。

敷地内には、ところどころに、
ちょっと休憩できる場所も。

こちらがフロントのある母屋です。

５組限定のお宿ですが、
チェックイン開始時間に合わせて
皆さんが到着していたようで、
ロビーが混み合っていました。

こちらの旅館の経営母体は、
サッカーのサガン鳥栖のスタジオ名にもなっている
ベストアメニティ

雑穀米や調味料など、
自然食品を販売している会社です。

ロビーにも
こだわりの商品が並んでいました。

お庭を眺めながらのチェックインです。

手作りの砂糖漬けで
ホッと一息ついて

部屋に案内していただきました。

今回利用するのは「かりん」。
他に興味のある部屋もあったのですが、

予約した10月末の時点で、
この部屋しか残っていませんでした。

玄関を入ると、
季節を先取りする菜の花が出迎えてくれました。

正面には飲み物のコーナーがあり、

右手に進むとリビング。

ほとんどの時間をこちらのソフアと

こちらのマッサージチェアで過ごしました。
なかなか複雑な動きをするマッサージチェアでしたよ。

テーブルの上には、
こだわりの材料で作られたかりんとうと
昔懐かしのアメが数種類。

ソフアの奥には、
ちょっとした和室のスペースもあります。

テラスもあり、
季節によっては、気持ち良く過ごせそうです。

リビングの横にベッドルーム。

スチーマーもあるようです。

何よりも素晴らしいのは、
旧家ならではのこの梁です。

玄関入って左側が水周りになっています。

お手洗いは最新のものですが、
置かれた炭が風流。

お手洗いの向かいが浴室で、

広々とした内風呂に、

これまた広々とした露天風呂。
ともに源泉掛け流しで、
びっくりするくらい泉質が良く、
化粧水のようにトロットロです。

温泉大好きな夫もベタ誉めでした。

ふつうの浴衣も準備されていましたが、
久留米ならではの絣の作務衣もありました。
いわゆるモンペですが、
今の時代、逆に可愛く感じてしまいます。

突っ掛けもキュートな感じ。

広い敷地内をのんびり散策します。

鶏が産んだ卵で作られた温泉ゆでたまご。

リノベーションされた母屋ですが、
「旧深堀邸」の梁や柱だけでなく、
土間や土壁も
いたるところに使われているそうです。

ふかほり邸のシンボルツリーの無患子。
無患子の実は、
羽子板の羽の重りとして使われますので、
羽がこの宿のマークになっています。

もう少しすると、
梅の花が一斉に花をつけそうですが、
今の時期は、
甘夏柑が実をつけていますし、

水仙が花盛りです。

こちらは農園で、
この先で鶏が飼われているそうです。

夕食ではすっぽん鍋も供されるそうですが、
この中で飼われているようです。

囲炉裏もありました。

その横には図書館。

こちらにあるDVDや図書は
部屋に持ち帰ることもできます。

敷地内で採れた果実を漬け込んだ
果実酒もありました。

そして温泉にはつきものの卓球台も。

数十年ぶりに遊びました。

ひと汗かきましたので、
大浴場に向かいます。

こちらのお風呂は、
宿泊客がチェックインするまでは、
昼食に来られた方も
利用できるようです。

新しく掘った温泉だと聞いていますが、
とにかく泉質が素晴らしいのです。

ソープも素材や製法にこだわりの多い
LEAF&BOTANICSの製品が置かれています。

こちらが露天風呂で、
こちらも源泉掛け流しです。

なにぶんにも、３時以降は、
５組しか利用しませんので、
ゆったり利用できます。

こちらも
立派な梁に感激します。

大浴場の向かいには
休憩室がありますが、

宿泊客は
利用する機会はあまりないでしょうね。

部屋でまったり過ごし、
夕食に向かいます。

５部屋のうち１部屋だけは部屋食ですが、
あとの４部屋は、母屋の食事処でいただきます。

個室になっています。

まずはモエシャンで乾杯。
その後日本酒をいただきました。

筑後では、灘に持っていかれるほど
良質なお酒が作られています。
が、私たちは地元のお酒ではなく、
八海山をいただきました。

自家農園で採れた野菜をはじめ、
地のものや旬のものにこだわっているそうです。

しかも添加物を一切使っていないそうです。

かと言って、
農家民宿のような素朴なものとも異なり、

それなりのプロの技が感じられ、

家庭の食事ではない嬉しさも感じられます。

宿のHPによると、
「自然食会席」とのことです。

メインは、予約の時に、
すっぽん鍋かすき焼きかを選べましたので、
地元の「船小屋牛」を使ったすき焼きにしました。

お味もボリュームも
十分満足できる食事でした。

お夜食用に、
無農薬栽培の「あまおう」をいただきました。

食事のBGMは、この方の生演奏でした。

朝はのんびり目覚め、

昨夜と同じお食事処の部屋で

丁寧に作られたこだわりの朝食をいただきました。

産みたての卵もありましたよ。

チェックアウトの時には、
天然酵母で作られたパンや、
雑穀米等のお土産をいただきました。

この旅行記へのコメント （4）

• zunzunさん 2017/02/01 17:44:38

  大人の旅♪

  らるたんさん、こんばんは〜☆
  
  旧家を改築したお宿っていうのがポイント高いですよ。
  さすがらるたんさんの選択なのであります。
  
  ゆっくりまったり滞在出来るのが何より良いですよね。
  
  広大な敷地に５室って、これ以上の贅沢はないですよ。
  
  お部屋がまたゆっくり出来るようになっておりますわ〜
  そして旧家ならではの梁が良い味出してるよ。
  ベッドなのも◎です。
  どうもお布団を敷いては苦手なのです。天井までが遠すぎるって、そこかいですよね＠＠
  源泉かけ流しの露天風呂ですか！！！
  これはもう最高ですよ。トロットロのお湯に入りたいなぁってね^^
  
  外のお風呂も５組のみなら、そんなに気にせず入れますね〜
  ますます良い宿ですよ。
  
  お食事も美味しそう。。。
  
  九州へはなかなか行けませんが、らるたんさんの旅行記で行った気分になりました^^
  
  
  zun
  
  
  
  

  らるたんさん からの返信 2017/02/02 09:05:31

  RE: 大人の旅♪

  zunzunさん、おはようございます。
  メッセージ、ありがとうございます。
  
  zunzunさんは、なかなか九州にまで来られる機会がないそうですが、
  都会の生活にお疲れになった時や、自然が恋しくなった時には、
  ぜひ候補の一つとして、ふかほり邸も思い出してくださいね〜。
  湯布院や別府、黒川温泉といった観光地の旅館とは違った「癒し」の空間がありますよ。
  
  私もzunzunさん同様、たとえ旅館であっても、ベッドが良いです。
  それから、座卓ではなくソフアの方が。
  
  zunzunさんの旅行記は、細やかな感性が感じられて、
  いつも楽しませていただいています。
  今後とも宜しくお願いします。
  

• senseさん 2017/01/10 17:35:33

  今年もよろしくお願いします

  お正月から、素敵な宿にお泊まりですね、又今年も楽しく拝見させて頂きますね、いつもありがとうございます、sense

  らるたんさん からの返信 2017/01/10 22:26:41

  RE: 今年もよろしくお願いします

  senseさん、こんばんは。
  ご訪問いただき、ありがとうございます。
  お正月は家にこもっていたので、
  ちょっと近場の温泉宿に行ってきました。
  こちらこそ、今年もよろしくお願い致します。
  　　　　　　　　　　　　　　　らるたん