お湯の中にも花が咲くよ

2016/12/29 - 2016/12/31

　海外旅行のために３年間積み立てた貯金。でも家族揃ってのスケジュールが確保できなくて、３日間の国内温泉旅行に変更！　最近仕事が忙しかったので、ゆっくりと癒されてきました。
　場所は前回（http://4travel.jp/travelogue/10995442）泉質の良さに感動した草津に決定。

エリア 草津温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: JR特急
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: びゅうトラベルサービス

まずは利用した旅館の紹介から。
今回、お世話になった宿は「大阪屋旅館」さん。「せがい出し梁造り」という建築方の老舗のお宿です。

草津温泉　大阪屋旅館 宿・ホテル

玄関は奥まったところに位置します。
館内は「昭和の旅館」といった風情で、設備の古さは否めません。

広々としたロビー。
玄関を出入りするたびに、スタッフが靴を出し入れしてくれます。

部屋からの眺め。
障子を開けると神社でした（笑） 丁度真正面に鳥居があって、神様の通り道かと思うと恐れ多く・・・

夜、お布団を敷いた状態。
大阪屋旅館は「上屋敷」と「中屋敷」という二つの部屋のグレードがあるそうですが、今回は「中屋敷」で宿泊。

浴場前の廊下。
内湯に男湯と女湯の入れ替えはありません。ほかに「岩戸の湯」という岩盤をくり貫いた洞窟？の中のような浴場があって、そこは時間での男女入れ替え制です。

女性用の内湯「白玉の湯」。写真手前にカランとシャワーの洗い場があります。

内湯に併設している露天風呂・・・といっても、目の前は石垣なので開放感はありません。ここから、「岩戸の湯」に繋がっています。

宿のウェルカムスイーツ（座付き菓子）、花いんげんの茶巾絞り。程よい甘さです。

二日目の座付き菓子は草津もちでした。
連泊したということで、女将から蜜柑とあんぽ柿の心遣いも頂いたのですが、このあんぽ柿がめちゃくちゃ高級な味がしました・・

さて、ここから宿の食事の紹介です。
晩御飯は、板長の名前でこのようなお品書きを出してくれる京懐石。

宿のプランにドリンクもついておりました。
子供はサイダー、大人は日本酒１合ずつ。このあと焼き物、強肴、油物、留椀と続きます。懐石料理に日本酒。美味しかったー！！

二日目の朝食です。魚は鯵の開き、鍋の中身はおでんです。
白いごはんをお代わりしてしまいました・・・

二日目の晩御飯です。
この日の強肴はローストビーフ。やはり日本酒で頂きましたが美味しかった・・

二日目の留椀。宿の口コミには「量の少なさにがっかかり」という評価もあるようですが、私としては味も分量も大満足です。

三日目の朝食。この日の鍋は湯豆腐でした。
毎朝、食パン一枚しか食べていないのにこの日もまたご飯をお代わりしてしまいましたよ。

食事は部屋食でも可能ですが、あえて「杢右衛門」という料理茶屋風の食事処で頂きました。個室だからゆっくりできます。二日目のの朝から外は雪景色でした。

宿の前の通り。ここから観光の紹介です。
今回の旅行もJRを利用しましたが、特に草津は湯畑周辺の道路が狭隘で、車を利用する気になれません。

初日、宿にチェックインしたあと「西の河原公園」に向かいました。
徒歩１５分程度でしょうか。
宿の周辺に積雪はありませんでしたが、公園にいくとさすがに雪が残っておりました。

前回、改修中で悔しい思いをした「西の河原露天風呂」。
中は脱衣所も含めて写真撮影禁止（当然）ですが、広々として気持ちのいい露天風呂でした。
宿のプランに無料チケットがついていたのですが、通常６００円です。
なお、こちらの温泉には洗い場はありません。

西の河原露天風呂 温泉

その日の夜は、JRで事前予約しておいた、「温泉落語」です。場所は熱の湯で開催。湯もみショーが行われている会場です。
２０時から２０時５０分まで。
この日の出演は二つ目の三遊亭時松さん。

熱乃湯 名所・史跡

夜の湯畑。
ライトアップされています。

二日目は、やはり宿のプランに無料チケットがついていた「大滝の湯」へ。
こちらはお食事処や休憩所もある、「スーパー銭湯」のような様相です。
湯船によって温度が違い、低温から高温へ徐々に体を慣らしながら浸かっていく「合わせ湯」というのが売りだそうです。
一番高温（46℃）を利用した旦那曰く「足の爪が剥がれそうな熱さだった」

大滝乃湯 温泉

大滝の湯からさらに５分ほどの「熱帯圏」へ。
表示が分かりづらくて、遠回りして１５分くらい歩き続けました。

熱帯圏の大ドーム。
大人は１０００円・・・ドームの中はカビ臭さが強くて、私は耐えられませんでした。子供が一人でゆっくりと見学してきました。

草津熱帯圏 動物園・水族館

手作り感満載の案内図。
ワニがいてカピパラがいて黒豚がいて・・・蛇、蛇、蛇、そして熱帯の鳥。
それにしても内部。めちゃくちゃ臭かった・・・早歩きで駆け抜けました。

外には何故か猿山。
百円で、餌やりができます。

さて、ここからはグルメ紹介。旅行中に食べた、宿での食事以外のものです。
初日の朝食：上野駅の「三代目たいめいけん」で、朝食セット。
オムレツとスクランブルエッグが選べます。５８０円。

初日の昼食：西の河原公園へいく途中の「そばきち」
大阪屋旅館さんには蕎麦屋が併設されているのですが、店主の体調不良ということで、旅行期間中はずっと休業中でした。

そばきち 西の河原店 グルメ・レストラン

名物「舞茸の天ざる蕎麦」１３００円。
前回の旅行でバスターミナルで食べた天ぷら蕎麦はなんだったんだ、と思うほど、舞茸の天ぷらがカラリと揚がっていて美味でした。

二日目の昼食はうどんです。湯畑近辺で「ひもかわうどん」が食せる「まつもと」へ。
グーグルマップのナビゲートでは裏道へと導かれるのですが、惑わされてはいけません。入り口は「西の河原通り」に面しております。

まつもと グルメ・レストラン

名物、「おっきりこみ」１１００円。
豚肉の出汁が効いた汁と、もちもちの饂飩。私は蕎麦よりこっちが好きでした。
ほかほかと温まります。

さて、最終日。
宿をチェックアウトしたあと、バスの時間まで湯畑近辺で時間を潰します。写真の「きむらや」の近くにある「足湯cafe」へ。

足湯cafeは「湯畑草庵」内にあります。
表通りから奥まったところにあるので、少し分かりづらいかも。

草津温泉　湯畑草菴（そうあん） 宿・ホテル

足湯に浸かりながら、お茶が楽しめます。
キャラメルマキアート、カフェモカ・・それぞれ４８０円なり。読書したり会話したりと、１時間くらい足湯を楽しんでたでしょうか。

同じ湯畑草庵で昼食。
温玉カレー・・・１０００円。カレーが１０００円もするなんていかにも観光地価格ですが、美味な欧風カレーでした。

楽しかった草津旅行を終えて、バスで長野原草津口駅へ。
車窓から眺める浅間山。

お約束、顔出し看板で記念写真を撮影して一路上野駅へ・・・
あっという間の年末旅行でございました。

長野原草津口駅 駅