2016 宮古島の思い出　その１

2016/12/09 - 2016/12/12

12月に宮古島？　何しに行くの？
自問自答はあったが、混雑が嫌いな私。
今なら人も少ないだろうと出発した。

エリア 宮古島(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年12月10日（土）　晴れ

７時半出発。冬の昼間は短いので早めに出たくて。
日の出直後なのでまだ太陽が低く雲に遮られて陽は射していない。天気予報は晴れ。

●イムギャーマリンガーデン

ホテルから５分程で到着。
ガイドブックには大変美しい写真が並ぶ。
比較的波が穏やかで水深も浅くシュノーケリング初心者に適したビーチらしい。
朝早いので海面に陽も射さず色が冴えない。

展望台に牛（置物）がおった。

展望台まで登ってみてしばらく待ったが、ガイドブックの様な景色になりそうにないので後にした。

展望台の裏の海岸　こちらの方がきれい

●ムイガー断崖

県道脇に車を停める場所があったので停めて歩いてみる。
遊歩道はあるものの、どれが断崖？
これだろう、という所で写真を撮る。

写真を撮った場所は一歩間違えたら転落間違い無しの絶壁の際。超おっかない。手すりも何も無いし・・。汗

●保良泉（ぼらがー）ビーチ

日本一の貝の展示を誇る海宝館の隣。海宝館は入らず。
駐車場の端っこのすんごい坂を下りて行く。
途中に数十台停められるパーキングも完備。

保良川（保良泉）ビーチ ビーチ

ビーチまではパーキングから徒歩数分。ちと遠い。
ここも光が回ってなくて、おまけに逆光ぽく色が冴えない。

スタッフに連れられて若いカップルがカヤックに乗り込もうとしていた。

帰ってから調べるとカヤックで行く鍾乳洞ツアーがあるとか。
水温は２０度少しなので、冷たいけどウェットを着てたら耐えられない温度じゃないのだろう。
１月も２月もツアーはされているらしい。閑散期に行くのもアリかも。

●東平安名崎

東の端と言うか南の端と言うかみよーんと伸びた半島の先っちょが日本百景にも数えられる東平安名崎（ひがしへんなざき）。
広い駐車場に５台程の車が停まってわずかとは言え賑わっている。

東平安名崎／平安名崎灯台 自然・景勝地

しかし、鬼のように風がきつい。
宮古島はサンゴ礁に囲まれた島だ。海岸から数百ｍは比較的浅い海が続き、そこから急に深くなっている。
サンゴ礁の範囲ではエメラルドグリーンをしているが、深くなると碧になる。青じゃない。蒼ね。

強い風に吹かれて起きた波がサンゴ礁のへりで白く弾けている。
自然のダイナミクスを感じられる光景だ。

灯台は９時半からオープン。200円払って９７段の階段を登ると、下からとは違うパノラマが広がる。
東平安名崎まで行ったら灯台は登らないと損ですよ。

東平安名崎／平安名崎灯台 自然・景勝地

●吉野海岸

崖の上に観光客用の駐車場（かなり大きい100台位停められる？）があるが、誰も来てそうにないので下まで車で行ってみる。
道幅が狭く急だけど海岸間際まで行けた。

吉野海岸 ビーチ

下にも７台くらい停めるスペースはあるが「公用車専用」とか書いてあるのが気になった。公用車？　誰？　市長専用？　笑
海は言わずもがなのサンゴ礁で超絶きれい。

下にはトイレは無さそう。いちいち上まで歩くのか？　歩いたら10分はかかるぞ。
誰もいないのをいい事に360度カメラで遊ぶ。

●新城海岸（あらぐすく海岸）

こちらも超絶きれい。

新城海岸 ビーチ

吉野海岸よりも海岸線が長い。かなり長い。
来客用の駐車場も海べりまで行けるので便利。
お店もあってトイレは超簡易とは言うものの一応ある。工事現場に置いてるやつね。男性トイレはドアも無い・・汗

車が７台程停まってビーチには若い娘の黄色い声が響き渡っていた。
360度カメラで遊ぶのはちと恥ずかしいので娘達と距離を置くために海岸線をえっちらおっちら200ｍほど歩く。

●オーシャンリンクス

腹がへった。
ゴルフコースなんだけど、お昼を食べに寄ってみる。
駐車場は８０台も停められるが、食事をして出て来たら満車になってた。
２階にレストランがあり、もちろんレストランだけの利用も可能。
地元のゴルファーだろうか、品という物と縁遠い人達が数グループ雑談中だった。
宮古ソバとじゅーしーを頂く。

じゅーしーとはかやくご飯みたいな物。どちらも美味しい。しかし変な名前だ。
窓の外は日本百景の絶景だ。

特に料金が高い訳でもないので、いい景色を見ながら食事をされたい人にお勧めしたい。

●地下ダム資料館

地下ダムと聞いて構造や目的が分かっている人は少ないだろう。
宮古島には本州でよく見かける身近な物がなかなか見当たらない。
それは「川」。

宮古島の土壌は琉球石灰岩の上に赤土が載っており、年間2250ｍｍの多雨にもかかわらず水はすぐに石灰岩を通り抜けて地下から海に流れだしてしまう。もちろん高温なので地表からの蒸発も多く降雨の１０％程度しか使われていないらしい。

地下ダム資料館 美術館・博物館

地下ダムが出来るまでは貴重な湧水を活用して来た。川の傍に集落が出来るように湧水（井戸：がー）の周囲に集落を形成して来た歴史がある。もちろん農業や酪農にふんだんに使える程の水は無かっただろう。

そこで考えたのが地下ダム。
琉球石灰岩の下は泥岩層で水を通さない。石灰岩の層に壁を作り地下水の流出を止めて地下に水を貯めて使う作戦。
地下ダムに貯めた水は揚水して大きな水タンクであるファームポンドに貯水。配管を通して灌漑用水や酪農に使われている。

実際に宮古島をドライブしていると小高い丘の上にでっかい水タンクが鎮座している光景をよく見かける。