2016/11/12 - 2016/11/12
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ROSARYさん
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2016年秋、京都の旅。
紅葉狩りのあとはグルメです。今回は西陣の萬亀楼へ。享保7年(1722年)創業。御所ゆかりの有職料理を振る舞っていただきました。
表紙写真は、畳の上の秋。田舎家を模した器の中は焼き物です。散らされた紅葉や銀杏は山まで摘みに行ったのだとか。
- 旅行の満足度
- 4.5
- グルメ
- 4.5
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西陣の萬亀楼。
由緒有りげな飾りをくぐってお部屋へ。萬亀樓 グルメ・レストラン
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緋毛氈の上に座って、香煎茶をいただきます。
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折敷に、銀杏をあしらった玄猪包の乗った器と、土器の盃。
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食前酒をいただきます。
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玄猪とは、亥の子(旧暦10月(亥の月)の亥の日)のこと。
亥の子餅を食べて無病息災を祈ったそうです。
器の中はあん肝。 -
続いては蟹。おいしい!
そして器もすばらしい! -
イチオシ
お椀が出てきました。
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中は、グジと蓮根餅。
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身と蓋で、富貴の文字。
おめでたい感じですね。 -
お造り。お醤油のほかに塩もそえられて。
イカや白身はお塩がよく合います。 -
続いて、錦の袱紗が広げられました。
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それぞれ模様が違います。
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でも、すべて菊なんですね。
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イチオシ
袱紗の上に嶋台が乗せられました。
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天婦羅や、雲子。そして柿と大徳寺麩。
手前の緑色のものは銀杏餅。餅とありますが、銀杏をついて粘りを出したものだそう。 -
続いては足のついた台に、ふくら雀の器。
銀杏と紅葉。 -
こんな感じ。
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銀杏の下は、小ぶりの鯖寿司と、柿の種をまぶした柿の揚げ物でした。
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さらに、たくさんの銀杏と紅葉をちらしたお盆。
上には田舎家の器。 -
笊に乗せて、取り分けてくださいました。
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お盆の上の秋。
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イチオシ
銀杏は、内側から黄色くなるのだそう。
外側はまだ緑が残っています。普段は木から落ちたあとの葉っぱしか見ないので、全体が黄色くなっていますが、木についた状態で少しずつ変化するそうです。 -
器の中は焼き物。
鰆と柚子。そしてあわび茸。 -
続いては蓋物。
大日本永楽造とあります。赤地金襴手牡丹唐草文ですね。
器を見ているだけでも豊かな気持ちになれます。 -
中は海老芋、菊菜、伊勢海老。
身(底)と蓋に龍が描かれていました。 -
最後は蟹ごはん。
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お味噌汁のお椀は、野菜の模様。すべて違う絵柄だそうです。
これはセリかな。 -
蟹ごはんは一口だけで、残りはお土産に。
かわりに、おすすめいただいた鯛茶漬けを。 -
水菓子。懐かしい感じの柔らかい柿。
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一口サイズの練り切りも。
黒文字がみずみずしい。切ったばかりなのでしょう。 -
お薄をいただいて。
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お部屋に飾られていた織部の燭台。
とても手が込んでいますが、不思議な意匠です。 -
お軸。秋草とうずらかな。土佐光孚とあります。
いずれも、由緒ある品なのでしょうね。 -
女将さんと息子さんに見送られて。
ごちそうさまでした。
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