恒例・瀬戸の島旅　白石島

2016/12/12 - 2016/12/13

瀬戸の島旅踏破を目指して、例年お花見の時期に行くのだけれど、今年は何を血迷ったか真冬の島旅に……

それでも気心の知れた友人たちと、ちょっとピントのずれた怪気炎を上げながらの旅行はいつだって楽しいのです。

たとえ電車が遅延したり雨が降ったりで、予定をどんどん変えながらの旅でも笑って終われば◎

エリア 笠岡・浅口(岡山)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 4.0

• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

電車が遅延して予定の船には乗れなかったので、途中寄港の高島は下船を断念
怪しい空模様の下、白石島港に２:55着でした。

船を降りると島のおじいさんが長年の知り合いのような親しみを込めて声をかけてくれました。
宿には５時に着くと連絡してあったので、おじいさんの案内に従って、とりあえず島散歩。
細道をくねくね登ったり下ったり

いかにも島の生活道路ですね。軽自動車もやっとです

通りすがりの人が「あのおじいさんは有名な速足だから、付いてゆくのが大変よ」
と心配してくれるけれど、こちらも健脚ぞろい

タッタカタッタカ歩くけれどどこをどう行ったのか迷路です

こんな山道を越えて又下ります

旅館の前でじゃあと、おじいさんは去って行きます。
時間が早すぎたのか声をかけても誰も出てこないので、玄関に荷物を置いてまた散歩

ガリバー旅行記でも幼稚園生と先生の写真でもありません。
単なる遠近差ですが、写真て嘘つきですね

対岸は広島の福山です。

弁天島です。山の展望台からよい目印になりました。

潮が引くと渡れるそうです。岩の間に砂の道がうっすら見えます。
完全に引かないとちょっと無理

とっても渡って見たかったのに、水はまだ膝よりは深そう

名前の通り巨岩だらけの島のちょっとした窪みにも大日如来様が祀ってあります

今度は海岸線の道をたどって港に出ました。
下の黒いラインまで潮がくるのですね。海岸線は岩だらけ

弘法山開龍寺です
弘法大師が唐から帰国したときここで37日の修行をしたとか。
お寺への道は弘法道と言われます

立派な山門です。　写真には撮らなかったけど左手に仏舎利塔も見えます

鐘つき堂あたりはまだ紅葉が美しい

島中　巨岩だらけです

力持ちの誰かさんが運んだという大石

頭をつけて三度願い事を唱えるとかなうといわれる岩
何百年も人々が願をかけ続け、おでこの大きさにへこんでいます

私もしっかりお願いしましたが内容は　ひ・み・つ

奥の院も巨岩の洞の中にあります

回廊の奥の岩の下から澄んだ水が湧き出ています。
ひしゃくもありますが今はちょっとパス

奥の院から高山展望台を目指します。
こちらは四国方面
島中の山にハイキングコースが整っています。

登るほどに景色が変わります

海の上に突き出した断崖の上で、夫の無事を祈ってファドを唄うリスボンのおばちゃんではありません

まして、ピンククラーク博士では決してありません

でも、あんなところによく立つわ
私は命が欲しい

島の高いところ半分は歩いて5時過ぎに宿に着きました。
今度は宿の人もいて恐縮していました

ワタリガニ、シャコ　エビのマヨネーズ焼き　突き出し
お刺身三種、カキフライにエビフライ
カキなべ　タイのカブト煮
これでもかと料理が出てきます。

シーズンオフの小島の宿泊客は私たち5人だけ

お風呂が展望風呂でなく家族風呂なのがちょっと残念だけど
仕方ないか。

ずいぶんゆっくり食べてゆっくりお風呂に入ったのにのぼるほどに
９時には寝てしまう健康優良児……
おとなしいものです

残り半分の高台を歩く夢を見ながらZZZZZZでした