2016/10/10 - 2016/10/11
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オータムリーフさん
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北上川、その長さ249kmは日本で5番目の長さである。岩手県北部の岩手町御堂にその源を発し、岩手県の耕作地を潤しながら、更に、右や左の高地や山脈からの大小いくつもの支流を集めて宮城県に入る。宮城県に入って、更に川幅を大きくして、宮城県登米市で2つに分かれて、石巻湾と追浜湾で太平洋に注ぐ。そんな大河、北上川の源流はどうなっているのだろうかと尋ねてみた。実は今年の夏ごろだったか、NHK BSで放送中の「こころ旅」で日野正平さんの番組で、この北上川源流を訪ねていたのを観た。先越された! でも、そのお蔭でこの番組から情報を得ることが出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 徒歩
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北上川、なんと響きが良い名前だろうか!
これから北上川の源流を訪ねてみます。自分は今、奥州街道を日本橋から歩いて竜飛岬に向かっているが、2016年10月に岩手県北部に到着したので、その盛岡市を流れる北上川の土手には「一級河川 北上川」の看板が立っています。その大河の源流はどうなっているのでしょうか? これから先は北上川の源泉まで北上川に沿って北上してみます。 -
イチオシ
岩手県盛岡市を流れる北上川です。川幅がかなり大きく、そして、水量も多く、とうとうと流れています。向こうには岩手山がくっきりと観えます。
この写真は2016年4月に訪れた時に撮影したものです。丁度、桜が満開でした。 -
これが北上川の源流です。ぽたり、ぽたりと水が湧いてくる滴が、やがて大河となって流れていくのです。岩手県岩手郡岩手町の御堂と云う場所に、その源流はありあます。北上川の源流と云われる場所は他に、七時雨山麓説、丹藤川説、西岳山麓説など諸説あるが、国土交通省が云っている源流は、この御堂にある源流です。
さて、それでは北上川源流を訪ねる旅に出ましょう! -
奥州街道を日本橋から歩き始めて、今回で何回目になるだろうか。前回の旅は、この駅「好摩駅」で終わったので、今回はIGRいわて銀河鉄道に乗って「好摩駅」で降りた。今回の旅は、この好摩駅から始まるのである。
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好摩駅から国道4号線に出る前に北上川に出会う。ここは川幅は狭くなったとは云え、水量は満々と抱えて流れている。歩いて1日半の北には源流があると云うのに、未だこの水量だ!
JR花輪線 (十和田八幡平四季彩ライン) 乗り物
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国道4号線を北に向かい、当時の奥州街道が残っている脇道に入ると、サルビアの花が迎えてくれます。ここは状小屋と云う集落です。
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この状小屋の集落から観る岩手山は左後ろになってきました。これからすると、奥州街道歩きはかなり進み、北に来たんだなア~と思う。
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歩行は更に進み、岩手郡岩手町沼宮内に入ると、北上川の川幅は心もち、狭くなったかなと云う感じでした。
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JR東北新幹線沼宮内駅です。IGRいわて銀河鉄道も同じ駅を使っています。今回は東京駅からこの沼宮内駅まで新幹線で来て、先ほど紹介した「好摩駅」まで7戻って歩いてきました。
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沼宮内駅前の北上川はゆっくりと流れているが、でも、まだまだ水量は多いのです。
東北新幹線「いわて沼宮内駅」 駅
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岩手郡岩手町に北緯40度の町として知られている場所がある。このポイントに時計台があって「北緯40度の町へようこそ」と書かれている。この場所は国道4号線と北上川が交差している。この写真がそれだが、水量は多い。
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10月10日に訪れた時、この時計塔の時計は故障中であった。
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今回の奥州街道歩き初日は、IGRいわて銀河鉄道の「御堂駅」で終了とする。時刻は午後4時半を廻っていた。北上川源流を訪ねるのは明日にしようと思い、予約して有ったホテルに向かった。因みに、この駅は無人駅で、電車か降りた人も居なければ、乗ったのは自分だけでした。
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翌、10月11日は快晴で、再びこの御堂駅に降り立った。しかし、今回もこの駅に降り立ったのは自分一人だった。大丈夫かね経営が! 今朝は朝寝坊して予定より2時間も遅い出発となった。現在の時刻は10時過ぎでした。急がないと!
御堂駅 駅
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御堂駅を出発して、しばらくは国道4号線の歩道を歩く。こころ旅で来た日野正平さんも一生懸命、ここをチャリンコを漕いで通った事でしょう。
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御堂分岐点まで来ました。ここで国道4号線とお別れして右の細い道に入って行く。
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この御堂分岐点の側を北上川が流れている。川幅も小さくなり、水量もかなり減ってきている。源流はこの先の北にある。
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細い道は山に向かっているが、民家の間を通ってどんどんと進む。
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道標がしっかりとしているので、御堂観音方向に進めば、迷うことはない。
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道は分岐点に来た。ここで左の道を進むと北上川の源流があるところだ。
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イチオシ
道標と進むべき道です。
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先ほどの分岐点から歩いて間もなく、左手に何やら鳥居みたいなものが現れた。ここが御堂観音である。
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御堂観音は後で紹介するとして、観音の前が北上川源流公園となっていてここが、北上川源流である。
「北上川源泉 いわてまち川の駅」 公園・植物園
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北上川源流公園にはマイクロバスが1台停まっていて、何人かの観光客が乗り込んで知る。もう、帰るところだった。他に人は居なく全く静かだ。
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北上川源流公園の中央には池があり太鼓橋の様な小さな橋が架かっている。
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北上川源流公園にはお休み処兼展示室の建物が向こう側にあり、自販機も置いて有って助かります。ここで、一息入れて、北上川源流の静寂を楽しみました。
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源流公園の中に有る水車小屋の模型、小さいもので、いかにも北上川の源流の風景を醸し出している。
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北上川源流公園内の小さな小さな小川、水がちょろちょろと流れているが、この先が源流なのでしょう。それを辿ってみることにしました。
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その先は御堂観音でした。
正式な名称は天台宗北上山新通法寺正学院、坂上田村麿が祈願所として始めたお寺だそうです。弓弭の泉 自然・景勝地
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イチオシ
御堂観音の本堂には古めかしい階段を登って行くが、杉の大木の林の中に囲まれた山の斜面にあります。
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御堂観音堂です。
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御堂漢音道の本堂かな。
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御堂観音堂の本堂を横から観る。
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イチオシ
境内の奥には「弓弭の泉」、これが北上川の源泉です。
これは、天喜5年(1057)源頼義・頼家親子が前九年の役で阿部頼時征伐の為に寄った時、源頼義が弓弭を持って岩を叩いたら清水が湧き出て、炎天下で苦しんでいた兵馬を救ったとされている伝説です。それ以来、この泉を「弓弭に泉」と呼ばれている。 -
岩の間から「ポタ ポタ」と水滴が落ちている弓弭の泉です。
これが大河北上川の一滴、源泉でした。 -
すこしカメラを引いてみるとこんな感じでした。あくまでも静かである。水滴が滴る音が聞こえてくる・・・・そうな静寂。
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先ほどの北上川源流公園にある建物は正式には「川の駅」と云うらしい。
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その川の駅の側の樹木は多少紅葉している。これから少し時が経つともっと美しい色合いを見せてくれることでしょう。
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さて、北上川源流の旅はここでお終いですが、我、奥州街道一人テクテク歩き旅はこれからが本格的に始まります。この先は一戸、二戸、三戸と〇戸と付く地名の場所を訪ねることになるのです。
その旧奥州街道歩きのたびの様子は、また、別途の機会に紹介したいと思います。
お読みくださり、誠にありがとうございました。無事に竜飛岬に到着できるようにお祈りして頂ければ有り難いです。
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