2016/07/14 - 2016/07/21
1452位(同エリア6046件中)
ポポポさん
最終日、中央ヨーロッパ旅行もいよいよ大詰めです。そして最後の観光はマリア・テレジアイエローのシェーンブルン宮殿でした。
旅のフィナーレを飾るには絶好の観光地ですね。宮殿も庭園も見事までに美しくいつまでも見学していたい場所なんですが、宮殿内の観光は時間予約制で決められた時間毎に送り出されます。
入場チケットを購入する場所は、以前は宮殿の1階にありましたが、現在は宮殿の敷地内に別棟が立てられ、そこで販売されています。
また以前は宮殿の1階から直接庭園に行けましたが、現在は庭園に通じる扉が全て閉じられているため、建物を大きく迂回して庭園に入るようになっていました。この点、非常に時間のロスです。限られた時間の中で観光しなければならない我々ツアー客にとっては大きなマイナスでした。何故このような面倒な方式にしたのか訳がわかりません。
この宮殿もここ数年の間に大きく変わってしまいました。
最初にここを観光した30年前からですと、完全に様変わりしていました。どんな点が変わっているのか旅行記の中で触れていきたいと思います。
7月20日
ウィーン~(機中泊)ドーハ~成田(泊)
7月21日
成田~羽田~故郷の空港へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 読売旅行
PR
-
最後の観光地シェーンブルン宮殿にやってきました。
現在は宮殿に向って左側に新しい建物が建てられていて、そこがチケット売り場になっていました。
以前は(2年前以前)このような建物はなく、宮殿の1階がチケット売り場でした。さらに1階から直接庭園に出られましたが、現在は宮殿の観光を終えると正面入り口側の広場から宮殿右翼の建物を迂回して、右の庭園から建物正面の庭園に出るように変わっていました。
宮殿の内部は写真撮影禁止なので写真はありません。贅を尽くした各部屋とウィーン会議の舞踏会場であった大広間は見応えがあります。
特に会議は踊ると揶揄されたウィーン会議の主要な舞台、大広間は何度見ても素晴らしいですね。
我々が訪れた時期は欧州の観光シーズンだったため、チケットを購入する建物は宮殿観光の時間待ちの観光客でごった返していました。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
宮殿の右翼側にある庭園です。この庭園の中を抜けて宮殿正面の庭園に出ました。
私が初めてこの宮殿を訪れたのは今から30年前の事でした。当時は東洋人の観光客というとほとんどが日本人で、中国人や韓国人、台湾人に会うことはまずありませんでした。
私もパリで香港の人に出会った以外は他の東洋人には会いませんでした。
当時のウィーンはまだ日本人には馴染みが薄かったようで、ウィーンに滞在していた2日間に会った日本人は音楽留学の人以外にはいませんでした。
そういう時代でしたからシェーンブルン宮殿の観光も今とは随分違っていました。 -
まず観光シーズン(9月に観光しました。)にも関わらず観光客が今よりも遥かに少なかったこと。そのため分刻みのような時間予約では無く、内部の観光もガイドさんの説明もゆったりしていました。
それとフラッシュを焚かなければ宮殿内部の写真は撮り放題だったこと。各部屋の観光がゆっくりで写真を撮る時間が十分にあったため、かなりの枚数の写真をここで取りました。中には暗い写真の失敗作もありましたけど。
当時はデジカメがまだ無かった時代でしたから、一眼レフでピントを合わせてノーフラッシュで写真を撮るには多少の技術は必要でした。
見学した部屋は見学可能な全40室でした。現在はグランドツアーといっているツアーです。オーディオガイドの代わりにガイドさんの説明付きでしたが、当時はこれが普通の見学コースだと思っていました。
2年前に見学した時はこれよりも見学数が少ない22室、インペリアルツアーと呼ばれている一般的な見学コースでした。
グランドツアーでしか見られないこの東翼の部屋に、記憶に残った素敵な部屋が何室もあったのですが、これらを見ずに宮殿の観光が終わってしまい残念な思いをしました。
その時はまだツアーによって見学の部屋数が違うということを知らなかったので、「あれ、まだ部屋はあるのに何で観光しないんだろうか。」と疑問に思っていました。
それと宮殿内の観光時間が以前に比べてはるかに短かったんです。
22室というのは後で知った事ですが、見学した部屋は22室よりも少ないんじゃないかとさえ思えてきました。
今回も同様のインペリアルツアーでした。写真が撮れないのは分かっていましたから、ガイドさんの説明に耳を傾けることと見学する部屋数が間違いないのかどうか確認しようと思いましたが、いちいちガイドブックで部屋を確認する間にツアーはどんどん先に進んでいってしまうので、結果的に部屋数の確認はできませんでした。
今回のガイドさんは絵画の説明はよくしてくれるのですが、ローマ王(ナポレオン2世)の部屋の説明などは非常に簡単に終わってしまいました。
これではナポレオンとマリールイーズの事に詳しくない方でしたら全然記憶に残らないでしょう。 -
右翼側の庭園を抜けると宮殿正面の庭園に出てきました。
まずはバルコニーから庭園の全景を見ることにしました。
さて、シェーンブルン宮殿内の見学は40室見学できるグランドツアーを選ぶべきだと思います。
インペリアルツアーだとこの宮殿の素晴らしさは分かりません。さらに言えばインペリアルツアーの内容と他国の宮殿を比較するならベルサイユ宮殿は別格としても、スペイン王宮やナポリのカゼルタ王宮の方が規模や豪華絢爛さでも、遥かに優っています。
ただ、シェーンブルン宮殿は王宮と付属の庭園が一体になっているので、これらの宮殿とはまた違う美しさがあるなと思いました。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
宮殿の庭園中央部です。ここはフランス庭園様式でシンメトリーに造られていました。
庭園中央の先にはネプチューンの泉、さらにその先の丘の上にはグロリエッテが見えますが、自由行動の時間を考えるとまた今回もグロリエッテには行けそうもありません。
ネプチューンの泉には辿り着きたいと思います。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
庭園右の様子。右端に並ぶ彫像の奥には中央庭園よりはるかに広大な庭園と世界最初の動物園があります。日本庭園もこちら側にありますよ。
-
左側の様子。こちらも右側と同様奥に広大な庭園が控えています。
-
時間が少ないので写真を撮りながらネプチューンの泉に急いで向かいましょう。
花壇の花が綺麗。特に赤色が燃えるように美しい。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
グロリエッテとネプチューンの泉、これは望遠で写した画像です。
-
泉の両側からは噴水が吹き上げていました。
観光した時期は真夏でしたが、花々が美しいですね。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
この花壇も綺麗です。
-
振り返ると宮殿の全景が見渡せます。
-
ネプチューンの泉。
海神ネプチューンを中心にギリシア神話の神々の彫像が配置されています。 -
ネプチューンの彫像の横から写した宮殿と庭園。
シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
彫像の隙間から写真を撮ってみました。
-
同じ位置でアップにしてみましたが、手前の馬が明るすぎたので奥の宮殿が暗くなってしまいました。
-
宮殿を被写体にするとマリアテレジアイエローが綺麗に浮かび上がりましたよ。
-
アップにしてもう一枚。
-
噴水の後ろから降りるとあと残りの時間は12分。
急いで入り口の門の前の集合場所に戻りましょう。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
戻りながらも足を止めて、写真を何枚も撮りましたよ。
-
振り返って噴水も。
-
また振り返り歩きつつ宮殿を。
-
イチオシ
宮殿の全景と庭の花を写しましょう。赤が綺麗でしょう。何の花でしょうか。
シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
宮殿に向って右側の庭も撮っておきましょう。
-
宮殿に近づきました。集合時間まであと7分。
間に合いそうですシェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
右側の庭の様子。この木々の奥や左右にまた別の庭があるんです。
シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
中央庭園の端に置かれた彫像たち。
-
最初に通った庭園です。ここまで戻れば入り口までは後少しです。
-
宮殿の正面側に戻ってきました。
ここまで帰ればもう大丈夫。十分集合時間に間に合います。いつもながらの私のツアーで様子です。 -
間に合いました。最後にもう一枚撮っておきましょう。
これで中欧4カ国のツアーは終わりました。後は無事に成田まで帰るだけです。
バスに乗車してウィーン空港に向かいました。
ウィーン旧市街の風景が車窓から遠ざかって行き、いよいよウィーンともお別れです。シェーンブルン宮殿と庭園群 城・宮殿
-
ウィーン国際空港に到着しました。出発まではまだ2時間あります。
まずチェックインカウンターにてテックインしましょう。ウィーン国際空港 (VIE) 空港
-
チェックインカウンターでは現地の日本人ガイドさんが皆さんの手助けをしてくださいました。
このガイドさんには本当にお世話になりました。空いた時間を見ながら予定には無い場所も案内してくださり、トラムの自動券売機の使用方法も教えていただき助かりました。
これでウィーン市内の交通機関はどれでも乗りこなせそうです。今度は個人手配で来てみようかな。まだ見ていない観光地が一杯ありますからね。 -
全員のチェックインが完了したのでゲートに移動します。
帰りの飛行機もカタール航空なのでドーハで乗り換えです。ドーハ着は現地時間夜中の1時15分の予定。ウィーン国際空港 (VIE) 空港
-
ウィーン19時5分発のカタール航空でドーハに向けて出発しました。
水平飛行に移ったらすぐに食事がでてきました。
夕食?かな夜食かな? -
ドーハに到着し乗り換えです。
同じくカタール航空で2時25分発。成田到着は18時40分の予定でした。
皆さん帰りの飛行機に搭乗しているところです。ドーハ国際空港 (DOH) 空港
-
深夜のドーハ空港の様子。
ドーハを出発すれば日程のほとんどが終了します。
今回の中欧4カ国の旅は非常に楽しく、良い思い出の旅になりました。全国募集のツアーでしたが出発する空港が成田空港のため、参加者の大部分が関東在住の皆さんでした。関東以外は私と名古屋から参加されたお二人、北海道から参加されたお一人の計4人。しかも男性の一人参加は私だけでした。
そうしたなか女性の一人参加者5人様からは初日からお声掛けいただき、他の参加者の方からも大変親切にしていただきました。
さらに訪問したハンガリー、スロバキア、チェコは大変治安の良い国で、夜遅く一人で出歩いても全く安心でした。
またブダペストはエアレース第4戦の前日だったので、本番前の練習風景を目の前で見ることができました。これはまたとない機会でいい思い出になりました。
6月に参加したクロアチアのツアーでも参加者の大半が関東在住の皆さんでした。こちらは私を含めた一人参加の男性3名が添乗員から不適切な対応を受けたため、他の参加者から皮肉を何度も言われるようになりました。そのため関東在住の方々に対してはその後不信感を持つようになりましたが、今回の旅行で関東在住の方々の温かい心持ちに接して、不信感を払拭することができました。
元々成田や羽田発のツアーでは関東在住の方たちと何度も一緒になっていました。親切で朗らか、飾り気のないさっぱりした気質がとても好印象の関東地方の方々との旅行はいつも楽しい思い出の旅行でした。
そんな中クロアチアの出来事は私には以外でしたが、中にはそんな人も居るんだなということでしょうね。
今ではまた関東地方の方と一緒に旅行がしたいなと思っています。ドーハ国際空港 (DOH) 空港
-
さてドーハを離陸してまた食事が出てきました。
まだ朝には早いのですが朝食でしょうか?日本時間なら朝の10時30分なので早めの昼食でしょうか。
私は和食を選びました。焼肉にご飯とうどんです。懐かしい味、美味しくいただきました。 -
そして夕方成田空港に到着。写真はブレていますがバス乗り場です。
今から成田にあるホテルのバスに乗り、今夜は成田泊まり。
明日早朝ホテルの送迎バスで成田空港に行き、そこからリムジンバスで羽田空港へ、そこから地方空港便で帰る予定です。成田国際空港 空港
-
当日(7月20日)宿泊したインターナショナルガーデンホテル成田。
写真は翌朝撮ったものです。インターナショナルガーデンホテル成田 宿・ホテル
-
ホテルのフロントとロビー。
インターナショナルガーデンホテル成田 宿・ホテル
-
ロビーです。
このホテル、写真には写っていませんが中国人の宿泊客がとても多いホテルでした。
レストランもWⅠFIコーナーもロビーも中国人だらけ。
飛び交う言葉も中国語。ここは中国にあるホテルかいな?と、一瞬戸惑ってしまう。インターナショナルガーデンホテル成田 宿・ホテル
-
室内の様子。飛行機の中では寝れなかったので、ダブルベッドはありがたい。
インターナショナルガーデンホテル成田 宿・ホテル
-
室内の様子。ビジネスホテルみたい。
インターナショナルガーデンホテル成田 宿・ホテル
-
早朝ホテルの送迎バスで成田空港に到着。途中雨が激しくて高速が通れず、途中から海沿いに出て空港に付きました。
その後羽田空港から飛び立った飛行機で無事我が家に帰りました。
これで中欧4カ国の旅は終わりです。中央ヨーロッパということで普通なら真夏のはずの7月下旬を選びましたが、ハンガリーやチェコやスロバキアでは長袖に上着を羽織らないといけないほどの寒さでした。雨天の時はジャンバーやウインドブレーカーが必須でした。
まさかこんなにも寒いのかというのが実感です。でも旅行は大変楽しいものでした。もし機会があれば是非再訪したいと思います。
これで中央ヨーロッパの旅行記を終わります。私のつたない旅行記をお読みいただき有難うございました。成田国際空港 空港
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
美しのドナウと中央ヨーロッパ4カ国の旅
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 1 (ハンガリー、ブダペスト)
2016/07/14~
ブダペスト
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 2 (ブダペスト編② エアレース直前のドナウ河畔に行ってきた)
2016/07/14~
ブダペスト
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 3 (ハンガリー、ブダペスト編 ③ エアレース直前のドナウ河畔に行って...
2016/07/14~
ブダペスト
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 4 ( 旅行3日目 スロバキアの首都ブラチスラヴァ編 ① )
2016/07/14~
ブラチスラバ
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 5 ( 旅行3日目 ブラチスラヴァ城に入場観光しました。 ② )
2016/07/14~
ブラチスラバ
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 6 ( 旅行3日目 チェコで最も美しい街チェスキー・クルムロフ編 ① ...
2016/07/14~
チェスキー・クルムロフ
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 7 ( 旅行3日目 チェコで最も美しい街チェスキー・クルムロフ,城の夜...
2016/07/14~
チェスキー・クルムロフ
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 8 ( 旅行4日目 チェコで最も美しい街チェスキー・クルムロフ編 チェ...
2016/07/14~
チェスキー・クルムロフ
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 9 ( チェスキー・クルムロフから「モラビアの真珠」テルチへ、そしてウ...
2016/07/14~
テルチ
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 10 ( 旅行5日目 3度目のウィーン、王宮宝物館 ① )
2016/07/14~
ウィーン
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 11 ( 旅行5日目 3度目のウィーン 王宮宝物館 ② )
2016/07/14~
ウィーン
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅8日間 12 ( 旅行5日目 3度目のウィーン街歩き、午後はウィーンの森ハイリゲ...
2016/07/14~
ウィーン
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 13 ( 旅行5日目 ウィーンの森② ハイリゲンクロイツ修道院とルドル...
2016/07/14~
ウィーン
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 14 ( 旅行5・6日目 ウィーン観光 国立図書館プルンクザールは素...
2016/07/14~
ウィーン
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 15 ( 旅行6日目 ウィーン観光 ハプスブルク家 遺産を巡って 国立...
2016/07/14~
ウィーン
-
美しのドナウと中欧4カ国の旅 8日間 16 ( 旅行6日目 ウィーン観光のフィナーレはシェーンブルン宮殿で)...
2016/07/14~
ウィーン
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
この旅行で行ったスポット
ウィーン(オーストリア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
ウィーン(オーストリア) の人気ホテル
オーストリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストリア最安
374円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 美しのドナウと中央ヨーロッパ4カ国の旅
0
44