今年も紅葉の見納めは鎌倉天園の獅子舞で

2016/12/04 - 2016/12/04

昨年初めて鎌倉の獅子舞の紅葉を見て、すっかり魅力にはまり、今年も行ってきました。
昨年行ったときは山もみじはきれいに染まっていましたが、イチョウはすでに落葉した状態だったため黄色とオレンジのコラボを見ることができず、今年こそはと思っていましたが、膝を痛めてしまいとても歩ける状態で無かったので機を逸してしまい、今年も同じような姿しか見ることができませんでした。
それでも鎌倉イチオシの紅葉スポットはと問われれば、迷わず『獅子舞』と答えるでしょね。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 徒歩

鎌倉の隠れ紅葉スポットの獅子舞に行くのは北鎌倉駅で下車して建長寺の半増坊の上にある天園ハイキングコースから入り下るコースと、鎌倉宮の裏から上って行くコースと２つあります。
今回も建長寺からのハイキングコースを選択。

せっかく早く家を出て建長寺に８時に到着したものの、入口の門は固く閉ざされていてしばらく開門を待つことに。
８時２５分頃門があいて拝観料を払って中へ入ります。
建長寺には何度もきているので本堂で参拝しただけであとはスルー

建長寺の境内にはいくつもの塔頭があり公開されていないものもあります。

もみじの紅葉は若干ピークを過ぎたかなって感じ

奥の半増坊に行く途中に何年か前に鎮座した達磨大師像

その先には凛々しい姿の狛犬がお出迎え

参道の石畳の両脇にはヒメツルソバの花が
この花なんとヒマラヤが原産なのだとか

半増坊への階段のもみじ

カラス天狗周辺の紅葉もきれいに色づいてます。

天気がいいので遠くに薄ら富士山が見えてます。

ズームアップしても山の輪郭ははっきりしません

こちらは鎌倉の海

眼下に見下ろす建長寺の境内

半増坊の裏の階段を上って天園ハイキングコースに入ります。

鎌倉には高い山はありませんが、天園は鎌倉アルプスと呼ばれる山の峰を抜けるハイキングコースになります、

苔むした切り通しや櫓があって自然の雰囲気を楽しめるコースでお勧めなんです。

こんな岩がごろごろした道が続きます

トレイルランニングの人たちが天園ハイキングコースでもここ数年かなり見かけるようになりました。

年々増えていますが最初は若い人が多かったのですが・・・

最近は私よりも年配の人の姿も見かけることが多くなってきました。

鎌倉に限らず奥高尾や奥多摩も最近トレイルランニングの人たちがめっきり増えてきました。
流行りなんですかね。

東側の眺望が開けました。
横浜の中心部のみなとみらいや関内方面が遠くに見えています。

ここが大平山といって鎌倉市の最高地点
わずか１５９ｍしかありません。

瑞泉寺方面と獅子舞方面の分かれ道を獅子舞方面の表示に従い下り始めてしばらくすると山もみじがきれいに染まっている場所に出ます。

そこが鎌倉の隠れ紅葉スポット獅子舞の谷

ここはもみじとイチョウのコラボが楽しめるのですが、イチョウはすでに落葉

足元の岩には苔の緑の上にいい感じで染まったもみじの葉っぱが

鎌倉には数多くの紅葉スポットがあります。

人それぞれ好みがあって、鎌倉で一番美しいの紅葉スポットは何処か？
それはなかなか決められないと思います。

でも、私にその質問をされたなら迷わず答える場所はこちら
『獅子舞』

天園ハイキングコースの途中にあるだけに、行くだけでもなかなかの難関スポットです。

何が難関かというと、まず第１にお寺や神社と違って場所がわかりにくいこと。

そして低いなりにも鎌倉アルプスと呼ばれる、天園ハイキングコースの中にあるため、それなりの準備をしたうえで行かないと大変なことになります。

何が大変かというと、鎌倉宮の裏から上っても、建長寺の裏山から上って下っても、それなりの距離もあり、沢伝いに歩く道で落ち葉も堆積していて足元がじめじめとぬかるんでいる場所を長時間歩くことになります。

そんな泥んこの場所を長時間歩けば、当然の結果として悲惨な状況になること間違いなし。

だから獅子舞の紅葉を見に行くときにはトレッキングシューズを履いて汚れてもいい格好で行くことをお勧めします。

獅子舞の谷を抜けるとこんな切り通しがあります。

小町通りや鶴岡八幡宮、大仏あたりの鎌倉のイメージと大違い

ここには歴史を刻みこんだ鎌倉の自然があふれています。

最後は鶴岡八幡宮の紅葉を

鶴岡八幡宮で一番紅葉がきれいな場所がこちら

と言ってもこの写真ではどこかわかりませんよね。
正解は鎌倉国宝館入口付近の橋の両脇のもみじでした。

膝の状態が悪い中、天園ハイキングコースを歩いてきたので、この日は階段を上っての参拝はやめて下から手を合わせて眺めただけ。

そして土日祝祭日には必ず行われている大石段下の舞殿の神前結婚式の様子を眺めてこの日の散策は終了です。
まだ時間も11時　いつものように小町通りの豆屋さんで豆をお土産に買って帰路につきました。