2016/11/03 - 2016/11/06
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オカンカンさん
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旅行3日目にして観光最終日、夜に唐歌舞伎のOPを積極的に勧めてくるガイドさんに根負けしてOKしてしまった。
でも4トラの口コミなどで評判をチェックしていた私は、一度は見てもいいと思っていた。
今日第一の観光は『興慶宮公園』、唐代三大宮殿跡に建てられた広大な公園。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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大きな筆を持ったおじいさんが道で書道を楽しんでいた?
興慶宮公園 広場・公園
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墨汁代わりに水を使っているから掃除する必要もなく、御覧のように素晴らしい達筆ぶりです。
興慶宮公園 広場・公園
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若いとも思えない男女もみんなでダンスに興じていたり・・
興慶宮公園 広場・公園
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バトミントンを楽しんでいたり・・・朝早くから各々好き勝手に娯楽を楽しんでいる。
興慶宮公園 広場・公園
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日本では中高年がこんなに楽しそうに公園で遊んでいる姿など見られないですね。むしろ若者が騒いていたら、うるさいと抗議する側なのでは?
それを思うと中国人はおおらかで精神的に若いのかもしれない・・・お金を掛けずに楽しむ方法を知っているのかもしれない。興慶宮公園 広場・公園
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この公園には日本からの留学生『阿倍仲麻呂』を記念する碑も建っている。
西安はかつての長安でもある。平安京は唐の都、長安をモデルに造られた。
『天の原 ふりさけ見れば春日なる 三笠の山に出でし月かも』は阿倍仲麻呂が故郷の奈良を思って詠んだもの・・・
でも結局、帰国の船は遭難し二度と日本の地は踏めなかった。興慶宮公園 広場・公園
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さて次は昨日行けなかった『陝西歴史博物館』と思いきや、大勢が一様に太極拳を踊る怪しげな『陝西芸術博物館』という場所に到着しました。
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名前は似ているけれど・・・『ここは歴史博物館じゃないですよね?』とガイドさんに聞くも、早々にごまかされた感が漂う。
やっぱり工芸品店でした。展示されている絵画も新しい物ばかりで、国立の工芸品店と銘打っていますが、日本とは文化も違い物品販売の縛りも緩い様子です。
別にお土産物屋に立ち寄るのは分かっているのだから、正直に言ってくれればいいのにね。
買わない限りは拘束されると分かったツアーの面々、さっそく購入してくれる方が続出しましたが、それでも1時間近く滞在させられました。とても豪華な建物なのに、トイレが汚く紙がない(+o+)どうしてだ~こんな豪華な建物なのに!
まあ買わない私はモンクも言えないんですけどね。 -
次は『大興善寺』、ここは西安で最も古い仏教寺院で、中国密教発祥の地です。真言宗の開祖『空海』もここで修行をつんだそうです。こうして訪れると古来からの、西安と日本の交流の深さを知ることになります。
大興善寺 寺院・教会
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それにしても派手な金色を好むお国柄なのか・・・捨ててあるたばこまで金色です。
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空海の立像もあって、さっきの阿倍仲麻呂といい、日本からやってきた留学生にも敬意を表してくれるあたり、けっして日本を嫌っているわけではない、むしろ友好的だと思えます。
大興善寺 寺院・教会
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チベットではこの金色の筒のようなものを回して、願いを念じるそうです。
同じ仏教でも国によって少しずつ参拝の様子が違います。大興善寺 寺院・教会
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小さな筒が続いている転輪古経殿など、興味深くてしっかりお祈りしていきます。
日本の古刹にありがちな、侘び寂びとは無縁のキラキラ装飾が続きます。
お寺は神様がいらっしゃるのだから、豪華絢爛なものという意識なのかもしれませんね。大興善寺 寺院・教会
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やっと西安の歴史的宝庫『陝西歴史博物館』にやってきました。学生たちの社会科見学も重なって既に凄い人出です。65歳以上はチケットが優先購入出来るらしくて、ツアーの一部の方々はお先に購入。65歳以上の窓口には『特殊人』と書かれていて大うけ。
しばらくギャクとして使われていました。微妙に違う漢字の意味が面白いです。陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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私のチケットには特殊人の文字はないですよ~(^^)/
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正面玄関を入ったロビーには、中国最初の女帝『則天武后』の母の陵墓から出土した巨大な獅子像。想像以上の大きさです。どうして運んだんだろうね。
陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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1階には先史代から秦代、2階には漢代から南北朝時代、隋、唐、宋、清代の膨大な芸術品が陳列されています。
陶器に興味を持っている友人は唐三彩を楽しみにしているようです。陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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シルクロードの影響を大いに受けているのか先史代は素朴な焼き物が、時代の移り変わりによって、商業的な派手な色彩に変化していくのが興味深かった。
陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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1つ1つの表情も見ていると癒されます。
陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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日本の特別展なみの混雑が個人的には辛かった・・・・海外に来ると多少は空いているのが好きだったのに・・・・まあ人口が多いんだから仕方ない。
陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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それに写真OKなのは嬉しい。折角素晴らしい作品を見ても、ずっと覚えておくのは難しい。写真に撮ると、いつでも思い出せるけれど、日本は著作権が厳しいから無理かな。
陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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駆け足観光だったけれど、フリーなら半日でも居たかった。いや今日の混み具合では、人混みが大嫌いな私には堪えられないでしょう。この辺で昼食にするのが無難です。
博物館のお土産物屋さんも、何かミーハー的で欲しいと思うものが無かったです。陜西歴史博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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西安名物の火鍋、楽しみにしていました。日本の鍋とはちょっと違ってまずは具材をすべて入れて煮込みます。
タレの種類は多いのですが、小さなお皿に全部入れて混ぜて食べる?ポン酢はポン酢、ゴマはゴマ・・・・とたくさんの容器に分けて食べたい私とは食文化の考えが乖離しています。
混ぜちゃうとどんなタレでも、同じ味になってしまうじゃないか~お腹の中では一緒だけれどね。
お肉は豚と羊肉・・・・やっぱり羊は癖が強くて苦手でした。 -
午後一で連れていかれたのは国立の『陝西地砿』、地質を研究し、掘り起こした原石を分類、加工し宝石として売り出す、要するに宝石屋さんですね。職員の皆さんは国家公務員。社宅も敷地にあってお休みなのに、我々の相手をしてくれるらしい・・・・ショールームは開いています。
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これが最後のお土産物屋さんだ~ということで我慢、我慢(>_<)
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中国は翡翠が有名ですが、純度の高い本物の翡翠ほど色は濁っているようです。本物だからか・・・露店で売っているようなストラップさえも高い~高い~・・・これなら露店で売っているもので十分だと思う私は、無粋なんでしょうかね?
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皆さんも心得たものでさっさと購入し、適度にお茶をいただき店を後にしました。
しかし・・・ここのトイレはかなりの汚さだった・・・お願いですからトイレをリフォームしてほしい。 -
次にやってきたのは『青龍寺』、真言宗の開祖『弘法大師』こと空海はこの地で密教の教義を学びました。帰国後、高野山の金剛峯寺を建立したという。
青龍寺 寺院・教会
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無神論者の私ですが、実家は一応真言宗です。
高野山も金剛峯寺も訪れたことはある。宿坊にも泊まったし、精進料理もいただいた。朝のお勤めもやったし、観光地や建造物としては素晴らしい・・・夜のライトアップされた金剛峯寺は一見の価値ありですが、何故か外国人だらけだった。青龍寺 寺院・教会
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敷地内には公園もあって、何故か撮影会が・・・おじさんに囲まれていた唐の時代衣装を着た、かわいいモデルさんに、『かわいい』と言うとニコっと笑ってくれた。日本から来ましたよ~と言うと皆、笑顔を向けてくれる。日本はここでも好感度高し。
青龍寺 寺院・教会
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この後、お寺の従業員に説明だと小さな執務室に連れていかれると、ここは四国88か所の0番目だと、お札をいただき・・・お線香などの購入を勧められる~ここでもですか?
イヤイヤ私のように穿った考え方をしてはいけない。ここではツアーの面々も、友人も疑うことなくお線香類を購入していた。
実家のお母さんのお土産にしないの?・・・と言われるけれど、私の親だけあって無神論者の母は、気の向いた時しか仏壇にお茶も備えず、火事の危険性があるから線香は避けているので喜ばれない。
まあ亡くなった父は大地に帰ったのだから、仏壇で御燈明を上げずとも許してくれるでしょう。空海の碑は立派で日本語で書かれている。青龍寺 寺院・教会
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ここからは西安市内の見どころを回ります。回民街はシルクロードの出発点であるこの町に住む、イスラム教徒たちの住む町。
エキゾチックな雰囲気漂う、日本では見たことのない興味深い食べ物屋が続きます。回民街 散歩・街歩き
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イスラムといえば羊肉・・・インパクト大です。大混雑の通りを抜けていきます。猥雑ですが見ているだけでも楽しい。
回民街 散歩・街歩き
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この料理は何?スパイシーな匂いが漂ってきます。
回民街 散歩・街歩き
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パイナップルと思っていた串刺しのケーキやザクロジュース、色鮮やかで目が欲しがっていますが、こちらも衛生的には危ないかも・・・見ているだけで我慢します。
回民街 散歩・街歩き
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このザクロの赤…甘酸っぱさを想像してしまう。
回民街 散歩・街歩き
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回民街を抜けると城壁内のランドマーク『鼓楼』、高さは33メートル、周りは広場になっていて市民の憩いの場になっています。かつては時刻を太鼓で鳴らしていたことから、この名が今も残っている。
鼓楼 建造物
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舗装された道と色とりどりの花壇で結ばれた対局には、街の中心に位置する鐘楼、明の時代に創建され、当時は戦時の物見台や司令部になっていたそうです。夜はライトアップされるようです。
鐘楼 建造物
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折角の見どころが続くのに、相変わらず霞がかった天気。決して曇っているわけではないのに・・・写真が映えません。どうも我々が旅行した時期・・・特に霞がかっていたようで、西安でも晴天の時はあるそうです。でも温かい日が続いて、厚着すると暑いくらいでした。
明代城壁 史跡・遺跡
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南門広場はとても広く、永寧門の先にある第一の門。実はもう閉まっていましたが、お願いして第一門だけ写真に撮らせてもらいました。完全に保存されている城壁門は世界でも珍しいです。
永寧門 (南門) 建造物
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遠くからでも目立つ、派手な装飾柱が立っています。
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永寧門の立派な姿、今も観光名所として機能しています。
永寧門 (南門) 建造物
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最後の観光は書院門古文化街、門をくぐるとそこには 書画や文房四宝を売る古い店が軒を連ねている。ここから碑林まで約570mの間、通り 一帯は伝統的建築家屋のお土産物屋が並んでいます。
書院門 建造物
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夕闇迫る街中にレトロな店構えが映えます。
書院門 建造物
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ふらっと入った書道筆と硯のお店。立派な品揃えです。日本だとかなり高価なのではないでしょうか?
書院門 建造物
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こんなお土産物屋さんも・・・私の大好きな切り絵がこんなに沢山ある(^^)/
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迷ったけれど写真で止めておきます。
買っても保存するしかないですから・・・飾ってもいいけれど、気に入った額を買わなきゃいけなくなる。美しい・・・ずっと見ていたいな。
でも1枚くらいは買っても良かったかも・・・と少し後悔しています。 -
ライトアップされた街の風景。この後は最後の夕食『餃子宴』と西安名物玄宗皇帝と楊貴妃の物語を、レビュー仕立てにした唐歌舞伎の鑑賞です。
永寧門 (南門) 建造物
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この旅行記へのコメント (2)
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- 3110yutakaさん 2017/01/29 21:27:09
- 一緒に西安に行ったSです
- 荷物を間違えられたSです。
お元気にしてますか?
西安のブログはとっても面白いですよ。
西安の旅を振り返ることが出来ました。
次の旅はどこですか?楽しみにしてます。
PS 中国東方航空の口コミも読ませて頂きました。((笑)
- オカンカンさん からの返信 2017/01/30 19:44:49
- RE: 一緒に西安に行ったSです
- 3110yutaka様
ご無沙汰しています。西安ではお世話になりました。
遅延したときはどうなるんだろうと思いましたね。
その後、ご旅行されましたか?
私は次はフリーでヨーロッパに行こうと思っています。
仕事があるので、多分弾丸です。又、いつかどこかでお会いできるのを楽しみにしています。
オカンカン
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