2016/11/20 - 2016/11/20
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まりあさん
メキシコ、および中南米の治安情報 2016
今回の旅行中に得た、メキシコの治安情報、ならびに、2001年の南米周遊と、2012年のアルゼンチン旅行、2014年のグアテマラ旅行、さらにここ数年、中南米への旅を模索しての情報収集などから、まとめてみます。
私独自の観点や独断もたっぷり含まれていることをご理解いただいたうえで、お読みくださいませ。
◎まず、基本の基本は、外務省の安全ページでの確認です。今は、旅行計画の日時と国を「たびレジ」に登録しておくと、その国の治安情報が更新された時に、メールで知らせてくれますので、具体的な計画の前から、「たびレジ」登録しておくといいです。
http://www.anzen.mofa.go.jp
◎2015年度の、世界危険都市ランキング、というのがあります。
http://rocketnews24.com/2016/01/31/701230/
これ、メキシコ政府が発表したと、書かれてますが、メキシコのシウダ・フアレスが、2014年度には入っていて、2015年度には抜けたとか。危険なメキシコの汚名返上をねらって発表されたのかもしれません。
けっこう、きっちりとまとめられたページです。
ただし、ここに出てくる都市名は、観光地とは無縁の町も多く、メキシコの中であっても、初めて聞くような名前も多く、その意味では、旅のプラニングとは、あまり関係ないのかもしれません。
◎個人のブログに書かれたランキングですが、私は、こちらも参考になるな、と感じました。
10位 メキシコシティ(メキシコ)
9位 サンパウロ(ブラジル)
8位 ブカレスト(ルーマニア)
7位 ナポリ(イタリア)
6位 アディスアベバ(エチオピア)
5位 ラ・パス(ボリビア)
4位 ナイロビ(ケニア)
3位 ダル・エスサラーム(タンザニア)
2位 ブエノス・アイレス(アルゼンチン)
1位 テグシガルパ(ホンジュラス)
手前の50位のリストの中に、アルゼンチンのブエノスアイレスが入ってないのが不思議で、私としては、市に隣接してスラム街がたくさんある、ブエノスアイレスは、観光で行きがちですが、とても治安が悪いので、要注意と思います。(ガイドブックおすすめのボカ地区もウルトラ危険地区と思います)
旅行では、首都に入るのが普通なので、首都の治安を知るべきで、私の中での危険トップは、ベネズエラのカラカス、アルゼンチンのブエノスアイレス、コロンビアのボゴタ(経済向上、治安改善と言われますが、やはり不安な国です)、ペルーのリマ(けっこう昔から、怖いと認識してます。町、歩いていて、顔をはたかれたことあり)、ブラジルのリオやサンパウロなどの大都市は、行きたくないレベルと認識していました。
(ペルーは、マチュピチュの人気で、よく行かれてますが、私は2001年の南米周遊時に、観光客がけっこう狙われていると知り、ペルーは外しました。マチュピチュは、ツアコンのバイトで行きましたが、私個人の感想としては、歴史へのロマンがあるだけで、苦労のわりに感動の少ない場所と、認識してます)
メキシコも、メキシコ・シティだけは、空港内のホテルに一泊して、地方都市へと出入りしていたり、しかたなく、地下鉄でバスターミナル移動したりが関の山、ゆっくりと町歩きなど、とうに諦めてます。
ホンジュラスのテグシガルパは、2001年に行きましたが、昼間は歩けて、人は素朴で気に入ったのですが、どうやらまた治安悪化で近寄れないもよう、そして、当時のガイドブックがリゾート地として勧めていた、サン・ベドロ・スーラが、50位中の2位に来てます。
サンサルバドルも、飛行便のトラブルで、空港にだけ立ち寄りましたが、また危険度があがっていると知り、ショックです。(50位中3位)
ブラジルのマナウスは、1980年代にツアコンのバイトで行き、アマゾン川支流にのぞむリゾートホテルに泊まり、「ぜひまた、訪れたい町」として、ずっと心に残ってるところで、今回、50位中23位なんて、ショックでした。
2014年に、二度目のグアテマラに行き、空港からホテル手配のタクシーで、アンティグアに入ったので、個人的には怖い思いはしませんでしたが、情報収集過程で、首都グアテマラシティでは、毎日20人の殺人と聞き、危険度も上位になり、行ってはいけない国と認識するようになりました。(50位中25位)
このおりに、参考になった話は、協力隊として、一年間滞在しておられる日本人女性が、彼女の周囲の友人たちの、ほとんどが強盗被害体験者で、その友人たちは、必ず一人ぐらいは、殺された友人知人をもつ、との情報でした。それって、そうとう高い確率で、強盗や殺人に出会っているこということですよね。
ちなみに、こういう危険な国に行ったから、半数の人が犯罪に遭う、というようなモノではないので、一週間そこら滞在して無事に帰国して、「ぜんぜん問題なかったよ」と豪語する人の話は、あまり信用してはいけません(笑)。
スリやひったくり程度は気にしていませんが、ピストルをつきつけられての強盗、これは数分で終わることですが、それでもきっと、足の震えは、しばらく止まらないと思います。
もっと怖いのが、短期誘拐で、メキシコの家族の娘エバは、これを体験したそうで、私がガイドしたベネズエラ人のグループも、金持ちは四人に一人が体験していて、背筋がぞぞぞっとしました。
これは、数時間犯人に拘束されて、ピストルをつきつけられて、ATMで、限度額いっぱいに、お金を引き出して渡し、さらに、深夜0時の限度額更新の時間をこえて、別のATMにも連れていかれるとか。
数時間ものあいだ、命の恐怖にさらされ、しかも解放されるのが、山中とか、治安の悪い地区なので、それこそハリウッド映画の主人公的な恐怖を、たっぷりと味わうことになり、下手すると、致傷致死に至るかもしれません。
メキシコシティにおいて、昼間に慎重に行動すれば、強盗に遭う確率は0.1%以下と想定しますが、危険度の高い町なら、その確率は1~5%ぐらいになるのかもしれません。この確率、怖いアルゼンチンに、変更不可の航空券で、2ヶ月も旅してしまったときに(笑)、「この旅行で、私が襲われてしまう確率って、どれくらいかなぁ」と、あくまで体験的な感覚で、私が割り出した、アバウトな数値です。
(ヨーロッパで、テロに遭遇する確率は、0.01%以下と思っているので、テロだからヨーロッパを避けることはしません)
ピストルをつきつけられる確率が5%ある国に行くのか行かないのか、これまた、個々人の冒険好き度にもかかわりますが、この事実だけは、念頭において、計画する必要があると思います。
さらに考えたくもないのが、まじな誘拐で、もっている携帯電話で、家族に連絡をとり、1日で用意できる程度のお金を要求されて、翌日か翌々日に、お金を受けとり解放。(この実態は、映画「ベネズエラ・サバイバル Secuestro Express」に描かれていて、この映画をみた直後に私がガイドしたグループに尋ねると、車内の4人に1人が、実体験していたのでした)
これも、今はメキシコでも、けっこう起きつつあるんですよね。
(ちなみに、現時点まで、私自身の中南米での被害はゼロです。中南米での滞在期間は、1983年のメキシコ留学10ヶ月と、その後の、メキシコや中南米への十数回の旅行の総滞在期間、14ヶ月ぐらい。合計すると2年間ぐらいになります。
私の過去の被害は、タイのバンコクの5つ星ホテルの室内の、施錠したスーツケースの中の、カードをこっそり盗まれての38万円、もっともカード会社の保険にて処理。フランスのパリで、大切なものを入れていない書類かばんを、レストランで食事するときに、身体の後ろ、椅子との間において、しっかり盗まれた。と、この二件だけです)
(50位の中に、アメリカの都市は4つあり、セントルイス、ボルチモア、デトロイト、ニューオリンズです。ニューオリンズに行っても、『ぜんぜん問題なかった』と、感じている人は、中南米諸都市も、問題なく行けます(笑))
◎メキシコ各地の具体的な情報
まず、国境地帯の町は、昔から行きたいと思ったこともないので、私にとっては、「全て危険、見るものナシ、すべて立ち入り禁止」です。
もっとも、アメリカ側からの、ツアーなどで、メキシコをチラ見するようなのはOKなのでしょうけど、そこで見る「メキシコ」は、ほんとの「メキシコ」ではないと感じています。
首都 メキシコ・シティ
私の留学時1982年から、とても危険と言われていて、その危険度もどんどん増して、まず、絶対に覚えていてほしいことが、「流しのタクシーに乗るのはタブー」です。流しのタクシーが、強盗と結託しているケースがけっこう多いとかで、メキシコの家族の娘エバは、1年半に3度タクシー降りたところにいる強盗にやられました。
地下鉄や人通りの多いところ、2010年までは、少しは通った記憶ですが、それ以降は、メキシコ・シティに入ることを避けてます。
ANAがメキシコ・シティ直行便を出すようですが、またはアエロメヒコも直行便があるようですが、午後1時ごろに着くようなので、そのまま国内線に乗り換えて、目的地の都市まで、そのまま行ってしまうことをオススメします。メキシコ・シティに行く必要がある方は、行く時点で、しっかりと情報収集をされてください。
アカプルコ
メキシコの中で、ガイドブックにも載っていて、昔はあこがれのリゾートだったけど、今は近づいてはいけないようです。麻薬カルテルが暗躍する地に、豹変してしまったようで、危険度の高さはそうとうです。(50位中4位)
ミチョアカン州
もう麻薬マフィアに毒されていて、モレリア、パツクァロなど、観光地として有名なところは、少しは近寄れるのかもしれませんが、政府軍が入っていったり、銃撃戦がどこかであるかもしれないので、ミチョアカン州はだめ、とだいぶ前から言われてます。
オアハカ もっとも好きな町ですが、2000年代の初めに、教師の組合と政府軍の銃撃戦があったとのことで、グローリアお母さんから「当分は行ってはだめ」と言われて、いったん収まったので、2010年、2013年には行き、問題なしですが、今また、教師組合がもめているので、危険なようです。(教師の給料が、生きていけないほど安くて、彼らが抗議集会していると、政府が攻撃しかけて、銃撃戦に発展したとか)
ベラクルス 2013年に行った時にはOKでしたが、今はまた別のタイプの問題で、いまだにちゃんと理解してませんが、政治家同士のもめごとで、行政機能がストップして、治安悪化しているとか。行ってはいけない町として、今回、複数の人の口にのぼりました。
私の好きなタスコも、アカプルコと同じゲレロ州になり、ゲレロ州全体、問題が多いそうです。タスコの中心地は、ぎりぎりOKかもしれませんが、計画時点での情報収集は怠れません。
もうひとつの大好きな町、プエブラあたりも、メキシコのお父さんの情報は、「治安は不透明」という言い方でした。
そして何よりショックを受けた事実が、メリダ留学時代のホストファミリーが、のちに移住し、今もお父さんが住んでいる、クエルナバカでさえ、治安悪化が進んでいる、という事実です。
クエルナバカは、メキシコシティの治安悪化に伴い、日系人とか裕福な人々が、シティを避けてクエルナバカに移動したり、また、アメリカ人相手のスペイン語学校が多く、年中ブーゲンビリアが咲き乱れる、常春の地、別荘地なんですよね。
高度1500mのメキシコは、気候が年中温暖で最高なんです。
お父さんの言い方では、「昔は、深夜まで、セントロを散策する人が多かったが、今では、9時を過ぎると、人通りがなくなる」とのことです。現時点では、訪問可能ですが、以前のように、のんびり自由に夜まで歩ける町では、なくなりつつあるようです。
グアダラハラのセントロで、ピストル強盗が増えて、早朝のコンビニは、メインのドアを閉めたままに、小窓から商品をやり取りして、観光案内所では、怪しい男が入ってきた時、案内所の女性スタッフに緊張が走り、私に「あなたは落ち着いて、何も言わずにじっとしていて」と何度も私に囁いたのですが、彼女の緊張が伝わってきて怖かったです。怪しい男は、地図をもらって、立ち去りました(笑)。でも、安全だったグアダラハラも、今は警戒感は抜けないようです。
「朝9時から夜8時頃まではOK」と言われましたが、このレベルに、治安が悪化してきたようで、この事実は、私にはとてもショックです。
2014年のグアテマラシティの商店は、すべて鉄格子ごしに商品のやり取りをしているのに気付きましたが、最近は、クエルナバカでも、鉄格子のはまった商店が増えているそうで、ピストル強盗がじわじわと一般の町にも出没しているようです。
2013年までの感覚では、首都のメキシコ・シティは怖くても、バスで一時間以上移動した、クエルナバカ、グアナファト、プエブラ、タスコ、オアハカなどは、イタリアの大都市よりも安全、と感じていました。
が、今、それが崩れて、ピストルやナイフを使う強盗が増えて、金品差し出せば、基本は無事ですが、何かでもめると致傷致死にいたることもありえる、というところまで来ました。
もっとも、第二の大都市のグアダラハラであっても、昼間の善男善女が歩く時間帯には、問題なく歩けます。日本人感覚で、間違いやすいのは、早朝や、たとえ午前10時であっても、週末の午前中などは、人通りが少なくなるので、「人がいないな」と感じたら、警戒する必要があります。(今回のグアダラハラ初日の朝に、直感して、警戒したのでした)
◎現在、もっとも安全と言われているのが、ケレタロとメリダだそうです。
ケレタロは、首都からバスで1時間ほどと、クエルナバカと似たような立場にあり、駐在員や日系人も移住したと聞いてましたが、クエルナバカが少し不透明になっている反面、ケレタロはOKと言われているそうです。
お父さんの説明によると、マフィアが、自分たちの家族を、ケレタロとメリダに住まわせていて、そこだけは、襲わないようにと協定しているそうです。(半分、都市伝説のような言い方かと思いますが)
ケレタロ市はOKですが、最近の、レオンの日本領事館からの、邦人被害状況のメールでは、ケレタロ州では、車移動の日系人が、強盗に襲われるケースは出てきているようで、発砲にいたるケースもあり、「くれぐれも、すぐに金品を渡すように」と領事館から指示が出ています。
(メキシコ旅行を考えられている方は、レオンの日本領事館に、メール登録することができて、登録すると、邦人被害状況が都度、送られてきます。
また、サイトで、邦人被害状況が閲覧できます ↓
http://www.mx.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/seguridad_anzen.html
◎アメリカ大統領に、トランプが当選したことで、トランプが、「アメリカのメキシコ人移民をすべて、メキシコに送り返す」などと言っていることを受けて、メキシコでは、「それらの移民が、本国に戻り、仕事もなく食い詰めたら、彼らがまた、犯罪の温床になりえる」と恐れているようです。
もうすでに10度ぐらい利用した、タクシーでは、いつも運ちゃんとおしゃべりしますが、彼らの口調からも、トランプへの嫌悪と、将来への漠然とした不安を感じる時があります。
メキシコは、たくさんの移民がアメリカに行き、汚い仕事を引き受けて、家族のつながりが強いゆえに、せっせとメキシコの家族に仕送りしてきたんですよね。
たぶん2007年だったと思うのですが、プエブラから、メキシコ国際空港行きのバスに乗ったら、隣の田舎のおっちゃんが、「あんたはどこに行くのか」と聞くので、「これ、空港行きですよね」と答えると、「だから、空港からどこに行くのか? 僕はシカゴに行くんだ。僕の息子7人のうち、4人がシカゴに渡って、もう10年以上、むこうで仕事をしているんだ。今回は、8人目の孫が生まれたので、その洗礼式に参加するために、シカゴに行くのだよ」と。
そういえば、そのバスは、プエブラの市民、というより、周辺の村の田舎の人たちばっかりで、じつは、シートベルトの締め方も皆さん知らないので、何人かのベルトを教えてあげたのでした。
そんな田舎の人たちが、アメリカからの仕送りを得て、孫の洗礼式のために、国際線でアメリカに行く時代になったのか、と驚いたのでした。
そんな彼らの仕送り金で、じつはメキシコの経済はいい方に支えられてきたのです。
トランプ以前から、少しずつ、アメリカ人が「移民に仕事を奪われている」という動きはあり、もう3~5年ぐらい前と思いますが、アラバマ州かが、「移民締め出し的」な法律を施行したというニュースで、トマト農家のオバサンが、「メキシコ移民を使えなくなってしまったけど、メキシコ人はよく働いていた。アメリカ人は、スマホばっかりいじって、ぜんぜん仕事をしない」と言ってました。
アメリカに住んで、下働きのハードな仕事を請け負って、家族を作り、親に仕送りを続けていたような移民たちが、「移民締め出し的」な法律やらで、追い返されたとしたら、メキシコの未来はそうとうに暗いものになりそうです。
じつは、もともとリタイヤしたら、中南米の物価の安い国をまわろうと思ってましたが、2001年の南米周遊の旅の時の治安は、OKでしたが、2012年アルゼンチンで、治安悪化がそうとう進んでいて、かといって、その情報がほとんど日本に入ってきていない事実に驚き、その後、コスタリカや、ホンジュラスや、ニカラグアや、パナマやらの情報をみて、行こうかどうか悩んだこともありますが、近年、資源バブル崩壊で、ベネズエラやブラジルやらも経済困窮になり、またマラスという、エルサルバドル系の青少年凶悪犯罪集団というのも、勢力を拡大しているようで、中南米諸国への旅は、外務省のページだけでなく、在住人のブログやら何やら、そして最後は、日本にある大使館や領事館などにも、問い合わせするような、慎重な情報収集が必要かと思います。
到着後も、ホテルのフロント、観光案内所などに、具体的に「どこを歩いていいか、どこか歩けないか、何時までなら歩けるか」というような形の質問で、ピンポイントに情報を探る必要があると思います。
◎ツアー利用は、まったく別です
ツアーを利用して、中南米諸国の世界遺産を見ようとされている方々は、上記のようなことを心配する必要はありません。
なぜなら、現地国にある旅行会社と、現地のガイドさんがついているから、大丈夫です。その方々の指示を守り、個人で行動する場合には、必ず、現地ガイドや添乗員さんに、安全の確認をとって、報告してお出かけください。
◎私、個人の総括
2013年時に、ユカタン半島からオアハカのエリアをまわった時点では、「首都は別にして、メキシコの地方都市は、昔ながらに治安OK」と感じていました。
でも、2012年のアルゼンチンと、2014年のグアテマラで、昔とどんどん事情が変わっているのに、「地球の歩き方」も「Lonely Planer」も、昔と同じ記述で、「アルゼンチンは南米でも、もっとも安全な国である」と書かれたまま(笑)。
メキシコの治安をチェックすると、興味本位のグロテスクな麻薬戦争の情報がたくさん存在して、その中から、ほんとに役立つ情報を仕分けるのが大変。
新しい駐在員の情報も、まだメキシコを知らないままに断定的なことを書かれる人もいて、ますます情報錯乱。
でも、やはり、ピストル強盗や誘拐などの凶悪犯も、以前よりは増えていると知り、今回、計画過程で、少し疲れてきて、「もう、こんなにややこしいのは、やめたい」とも感じました。
それゆえ、「今回で卒業するかどうか、現地で考えよう」と思っていて、ヨーロッパ主体の旅をするようになっての私が、「メキシコでの見るものの少なさ」「安全な地方都市は、安全だけど退屈」「なのに、車は激増して、排気ガスが目がチカチカする」という実態、「心配性ゆえ、心配しだすと、楽しむより、心配することに疲れる」という個人的性向。
などなどで、メキシコの高原都市については、今回を最後にしようと決めました。麻薬カルテルのルートが、どんどん動くから、どこがどう危険か安全か、つかみきれません。
そして、麻薬カルテルはプロ同士の抗争ですが、ピストルを使うことに慣れたチンピラが、小遣い稼ぎにピストル強盗をするのは、この先のトレンドになって行く気がします。
トランプ当選後に、改善するより改悪する確率が高い、というのもひとつの判断でしょうか。
◎残るはユカタン半島 ← まだ、懲りていない(笑)。
現時点でも、問題なく、メキシコ観光を楽しめそうなのは、ユカタン半島です。
アエロメヒコで、メキシコシティに午後1時に着いて、そのまま国内線で、カンクンに出てしまう。カンクンは、ビーチ物価で少し高いけど、安全性と観光インフラは、バッチリです。
同様に、メリダに出て、マヤ遺跡めぐりをするのも問題なさそう。
UAを利用すると、ヒューストン経由で、カンクンに入れます。乗り継ぎは、3時間以上見ておけば、なんとかなるかと思います。
治安の心配のないニッポン国に住めることを、今更ながら、ありがたいと思った、今回の旅でした。
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カテドラル近くのホテルです。
お風呂は、メキシコの場合、たいていがシャワーになります。
今年の12月は、例外的に寒い日が多かったり、風の強い日が多い、というのもあり、太陽がのぼっていない時間帯はけっこう寒く、このホテルも、冷房はバッチリ効くのですが、暖房はないようで、朝夕は服を着込むことでしのいでます。
シャワーも、太陽のない時間帯は浴びる気がせず、暖かい時間帯なら、シャワーだけで問題なしで行けます。 -
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ホテルに隣接して教会があり、部屋にはバルコニーがついているので、そこからの景色が素敵です。
バルコニーで日向ぼっこするのは至福の時間帯です。 -
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カテドラルから、カバーニャス文化センターを結ぶ、旧市街のど真ん中、ここでも今までに、けっこうなピストル強盗が出没しているそうです。
グアテマラの商店は、ピストル強盗を恐れて、鉄格子越しに商品を受け渡ししてましたが、ここはまだ、そこまではいってませんが、コンビニのoxxoは、早朝は、店のメインのドアを開けずに、小窓から商品をやりとりしてましたから、ちょっとずつ、治安悪化の波がきているのかな、なんて感じました。
見ていると平和そうだし、人通りの多いときは、なんら不安は感じないのですが・・・だからといって、安全と限らないのが、中南米の悩ましさでしょうか。 -
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タコス・アル・パストール
ドネルケブバのように、ぐるぐるまわして焼く、肉のかたまりをそぎ落とし、小さいトルティージャにのせて食べます。玉ねぎ、コリアンダー、そして、スパシイーなソースをお好みで入れて、食べます。 -
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グアダラハラの町、買い物客や、メキシコから観光客も増えて、それゆえか、町のあちこちで、トイレ表示を見かけるようになり、5ペソ(30円)ぐらいの有料トイレは、清掃も行き届いてます。
なので、今年の旅についていうと、イタリアより、メキシコの方が、トイレがきれいで、たくさん見つかりました。もっとも、メキシコも地方都市にいくと、見つかりにくくなりましたが、グアダラハラやアグアスカリエンテスでも、トイレは楽に見つかります。
ショッピングモールやバスターミナルにも、トイレは必ずあり、有料の場合も多いですが、見つける苦労はありません。 -
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デゴジャード劇場
夜のイルミネーションが美しいです。 -
グアダラハラの象徴的な建物である、カテドラル
夜は噴水も美しく光でいろどられます -
昔からある、靴磨きの風景。
昔より、屋根付きのブースが豪華になったでしょうか。 -
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二階建てバス。
乗ろうかなと思ってましたが、今、メインストリートの工事が多く、渋滞も多く、排気ガスがえげつないので、乗る気が失せました -
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イチオシ
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イチオシ
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イチオシ
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イチオシ
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朝食の生オレンジジュースと、フルーツの美味しさは、やはりヨーロッパにはなく、メキシコ独自の味です。
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ホテルの屋上のテラスからの景色もグッドです。
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ファヒータという料理。
肉を細く切って野菜といためてあり、トルティージャとともに食べると美味しいです。
タコスのようにしなくても、トルティージャを細く丸めて、パンのように主食として食べます。トルティージャは、お願いすると、無料で、あつあつのを持ってきてくれます。 -
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野菜スープ。
中には、野菜の具がたっぷり。
そして、レモンがついてくるのですが、このメキシコの緑の小さなレモンを絞ると、その酸味で、スープがより美味しくなります。
このレモンを入れたスープの味も、メキシコならでは、でしょうか。 -
これは注文して失敗しました。
魚のフライなのですが、フライのやり方が下手で、どうしようもなかったです。
メキシコ、レストランにより、ガクッと肩を落としたくなる食事にも出くわします。 -
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Huevo a la mexicana.
Salsa Mexicanaという、トマトと玉ねぎと、生のチレ・セラーノを細く切った卵料理が大好きなのですが、どうやら昔はよく食べられていたメニューが、今は下火のようです。
なので、ゲットするのに苦労しますが、リクエストすれば、作ってくれます。
ビュツフェ朝食の卵を焼いている人に尋ねたら、「最近は、チレを好まない人が増えて、オムレツを注文する人が多い」とか。
メキシコ人の味の好みもまた、変わっていくんですね。 -
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コンビニのoxxoとか、セブンイレブンには、必ずおいてある、マルちゃんのカップヌードル、そして店により、日清のカップヌードル。
私は、日清より、マルちゃんの、「エビとレモン味」というのが気に入りました。メキシコのあの独特のレモンの味をじょうずに出しているのにびっくりしました。
日清のは、別パックのチレソースを好みで入れることで、たしかにチレの味は美味しいですが、あの繊細なレモンの味は、なかなか出せないので、レモンの入ったヌードルをときどき食べてます。
寒い時の部屋食には、いいです。 -
今回、もしかしたら最後のメキシコ、タコスを食いまくろうと決めました。
店により、少し味が違いますが、量もちょうどよく、あつあつで美味しいです。
四つか五つ入っていて、50ペソ、飲み物いれて、300円ほどです。 -
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タコス・アル・パストールの肉です。
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写真を撮っていたら、兄ちゃんが、ポーズしてくれました
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グアダラハラ大学
33年前の留学で、私はメリダのユカタン大学でしたが、グアダラハラに住んだ人たちはここで勉強したのかな。
それにしても、かっこいい高層ビルです。 -
その前には、大学付属の美術館があります。
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イスマエル・バルガスというメキシコ人のアートを展示してました。入場は無料。
この人、日本のテイストを取り入れていて、これは着物を使ってます -
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こちらは、鎧兜と、メキシコの民族衣装です。
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布を表現する絵が多かったのですが、これ、見ていて、お判りでしょうか。
日本には、陰陽石みたいな自然石が、観光スボットになってますが、左が陽の男性、右が陰の女性。
お判りになりましたか。 -
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昔からある、サンボーンズというレストランです。店には、ギフトショップがあり、その奥か二階にレストランがあります。
ちょっとお高い目というカテゴリーなので、あま混雑せず、ゆったりと食べれます。
長時間あいていて、13時まで朝食が注文できるなど、時間帯が幅広く、常設メニューは、いつ何時でも、好きなのを注文できるようです。
スタッフの平均年齢が高く、中年のおばちゃんが中心に働いてますが、気配りが行き届いて、時によりサービスは遅いですが、安心して利用できる店です。
イタリアとちがって、いい点は、一人で食べている人が、老若男女かかわらず、ある一定の数いるので、一人でも気兼ねなく食べれます。 -
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ランチのメインを注文したら、スープとデザートとコーヒーがついてました。
お腹いっぱい食べて、150から200ペソ。(x6=日本円) -
チキンのモーレソース。
ソースの味も、バッチリです。
横についた、タマーレスは、まずいです(笑)。 -
パンと、トルティージャチップのバスケットは、いつも置いてくれますが、希望すれば、トルティージャも無料でもってきてくれます。
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