琵琶湖畔で紅葉と芸術と食欲の秋満喫 ①

2016/11/17 - 2016/11/19

■ 秋の琵琶湖一人旅 ■

今年の春に行ったモロッコでの一枚の写真が、長浜アートセンター主催のフォトコンテストでアート賞を貰いました。
こんな機会でもなければ滋賀なんて行くことも無かろうということで
長浜を中心に琵琶湖・彦根城などを廻り、紅葉を見て、美味しいものを食べ、芸術の秋を満喫♪
長浜にはレトロな建造物が多数残っていてカメラを構えるのがとても楽しい街でした。


<<旅程>>

2016/11/17
・10:08 小田原発 → 11:44 米原着 ＜JR新幹線ひかり507号＞
・12:00 米原発 → 12:05彦根着 ＜JR琵琶湖線快速＞ → 長浜へ移動

2016/11/18
・竹生島
・黒壁スクエア

2016/11/19
・13:58 米原発 →15:52 新横浜着 ＜JR新幹線ひかり522号＞


【HOTEL】
・北ビワコホテルグラツィエ（夕食、朝食付） シングルルーム ￥10,800/泊
・長浜ロイヤルホテル（朝食付）　グランデフロア シングルルーム￥7,550/泊

エリア 彦根(滋賀)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: エアトリ

10:08発 新幹線ひかり507号 で琵琶湖一人旅に出発！

小田原駅 駅

周りは大阪出張と思われるサラリーマンの方々が、PC開いてグラフ作ったり
資料読んだり。
どうせ誰も見てないんだから移動中くらい仕事サボっちゃえばいいのに。
日本人、ホント働き過ぎです。

一方私は小田原駅でゲットしたビールを片手に「箱根散策弁当」を楽しむ。
キノコづくしでシアワセ～

静岡や京都方面の新幹線に乗ると道中こんなに大きく富士山が見えるのか～！

こっち方面の新幹線乗車は人生でまだ2回目だったもので
一人で勝手に盛り上がってました。

米原で琵琶湖線というローカル電車に乗り換える。
でも行き先（終点）が「姫路」になってたから、
「えっ！ 滋賀って気軽に姫路城見に行ける距離なの？！」
ってかなりビックリした。

米原駅 駅

12:00ちょうどに彦根駅到着。

やっぱり日本は小さな島国です。
たった二時間で滋賀県まで来れちゃうんですから。

彦根駅 駅

駅からすでに彦根城が見えます。

駅前の大通りをまっすぐ進むだけで辿り着く。
突き当たりの木が生い茂ってる辺りがお堀です。

彦根駅 駅

駅前の大通り。
地魚を提供する居酒屋さんなどが並んでて、こういうお店で食べるのがきっと一番旨いだろうな、と思いながら歩いてました。

大通りの突き当たりに大きな案内図。

お城周りにある建造物。

お堀の池にはもう白鳥が飛来してました。

途中の石碑で足を止めながらのんびり散歩感覚でお城を目指します。
馬屋なんかもあったりしますよ。

あふみの海　磯うつ波のいく度か　御世にこころを　くだきぬるかな

《意味：琵琶湖で磯に何度も打ちつける波のように、私も世の中のために心を尽くしてきたなぁ。》

昔の人って「俺はよくやった」って自分で言っちゃうんだ！笑

彦根城 名所・史跡

この橋を渡って道なりに進むと左側にチケット売り場が見えてくる。
私はお城とお庭と博物館が3つセットになったチケット（￥1000）を購入。
売り場の方に「ひこにゃん はどうですか？（見たいですか？）」と聞かれたので、
そういったものには興味が無い旨伝え、私はチケット売り場のすぐ向かいにある博物館から観ていくことにしました。

この時行われていた特別展は、コレクター大名 井伊直亮 が収集したとされる
雅楽器や楽譜などがメインでした。
琵琶やお琴の弦楽器はもちろん、レタリング調で描かれた書物の筆跡も
手書きとは思えない美しさ！

彦根城博物館 美術館・博物館

井伊家に伝来した大名道具の数々。
オランダ製の天球儀なんかは西洋アンティーク好きにはたまらん芸術作品です。

常設展の方はフラッシュ無しでの撮影可。

彦根城博物館 美術館・博物館

赤の甲冑！

これが「井伊の赤備え」　　
カッコイイやんけ！

彦根城博物館 美術館・博物館

館内のとあるドアを開けるとこちらの木造建造物へと続きます。

彦根城博物館 美術館・博物館

廊下を歩いてお座敷や庭園を見学できます。
博物館の中って感じがしません。

彦根城博物館 美術館・博物館

唯一現存する江戸時代の能舞台。

日本の建造物は基本木造なので、歴史ある建物と言われてもほとんどが
再建・復元されたものですからこれは非常に貴重な文化財です。

彦根城博物館 美術館・博物館

さて、博物館を出て次はメインのお城へと向かいませう！
結構急な階段で太ももの筋肉がぷるぷる・・・

階段を登りながらぐるっと旋回して上にかかるあの橋を渡ります。

万が一、この木の橋の下を敵が通過しても
橋を渡る手前のここに辿り着くまでに橋を壊してしまえば侵入を防げる　
という仕様になっているそうな。
昔の人はよく頭を使って暮らしていたのだなぁ といつも関心させられる。

彦根城 名所・史跡

橋を渡ると彦根城がお目見え～
この時ちょうど13:30で、ひこにゃんが登場してました。
興味無いのに会っちゃった（笑）

彦根城 名所・史跡

城の中の階段はかなりの急勾配。
実際登るとほぼ垂直なんじゃないの？って言いたくなるような印象だった。
縦幅も無いから足をかけるのも怖かったです。

彦根城 名所・史跡

窓側の通路。
当時はガラス窓なんて無かったんだろうし、さぞ寒かったんじゃなかろうか。

彦根城 名所・史跡

三角、四角が特徴の狭間。
矢狭間と鉄砲狭間があって遠くから見ると城の一部の模様に見えるんですよね。
まさかこの穴から矢が飛んでくるとは思いもしないでしょう。

彦根城 名所・史跡

登れば登るほど狭くなる天守閣。

彦根城 名所・史跡

琵琶湖を一望できて景色はとても良いです。

彦根城 名所・史跡

最上階の柱の上には古い国宝指定書が。

彦根城 名所・史跡

天井はうねった木で組まれていました。

彦根城 名所・史跡

ひこにゃんショーが終わったのか、混んで来たのでそろそろ城を出るとしましょう。

彦根城 名所・史跡

この後は城をぐるっと回って玄宮園という庭園に向かいます。

彦根城 名所・史跡

ここは地元の方の犬のお散歩コースになっているらしい。
車も通らないし風情があって素敵。我が愛犬も連れて来てあげたかった。

回遊式庭園の入り口はこちらです。
今の時期は紅葉のライトアップをやっているので夜遅くまで開園中。

玄宮園 公園・植物園

この時PM3:00頃だったのですが、すでに日が傾きかけて
もう夕方って雰囲気の空色ですね。

玄宮園 公園・植物園

池に大きな鳥が来てました。サギでしょうか？

玄宮園 公園・植物園

池の周りを歩くと向こう側に彦根城が見えてきます。
池の上に見える茅葺き屋根の建物はお茶屋さん。

玄宮園 公園・植物園

私もお庭を拝見しながら、ここで美味しいお茶を一服いただくことに。

玄宮園 公園・植物園

抹茶と菓子で500円也。

玄宮園 公園・植物園

このお茶菓子、非常に美味しくて感動ものでした☆
（後日、天皇陛下献上菓子だったことが発覚）

玄宮園 公園・植物園

お茶席では正面に庭園、振り向くと山の上に彦根城が見えるとても贅沢な景色です。

玄宮園 公園・植物園

茶道を辞めて早10年。
お茶席に着いたら石州流のお点前を体がまだ覚えていることに自分でも驚いた。

美味しいお茶をごちそうさまでした。

玄宮園 公園・植物園

紅葉はまだ少し早そうだったけど場所によってはこんなに真っ赤に色付いてるものも。

玄宮園 公園・植物園

こんな季節に桜！？

これは二季咲桜といって、冬（11～1月）と春（4～5月）の年2回開花する種類なんですって。
紅葉と桜のコラボってなんだか不思議な感じがしました。

ドラマ真田丸のジオラマ展 みたいなのをやっていたので
入場無料だったし入ってみることに。
テレビを一切見ない私にはあまりピンときませんが
随分豪勢な役者さん揃いなんだなぁ　が私の素直な感想です。
（吉田羊ってべっぴんだな！って思った。本文とはあんまり関係ないけど）

テレビドラマとは関係無く、懸魚や破風や瓦も展示されて
日本人の細かな職人技の作品を間近で見ることが出来ました。

帰り道のお掘りでなんと黒い白鳥を発見！
これがブラックスワンかーーーーーーー！！
初めて見た。（と、思う）

黒鳥って超珍しいですよね？？？
場所によってはよく見かけるもんなのかしら？？

泳ぐ姿が優雅でございます。　
どうりでバレエのテーマになるワケだ。笑

結構な距離を歩いて小腹が空いたので
近江牛コロッケを食べ歩きしながら駅に戻ります。

今日泊まるホテルがある長浜へ移動。
グッバイ彦根！

彦根駅 駅

本日宿泊する北ビワコホテル グラツィエに到着

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

ロビーはこんな感じ。
イタリアのヴェローナをイメージしてるんですって。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

シングルルームなのでしょうがないけど
部屋に入った瞬間「せまっ！」って思っちゃいました。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

でもピンクを基調にした可愛いお部屋で
ホテルオリジナルのナイティーも着心地良く安眠出来ました。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

デスク周りはこんな感じ。
途中で買って来た白ワインを早速冷やしました！

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

シャワールームもありますが、最上階（7F）に大浴場とジャグジーがあります。
朝は6:00から、夜は0:00まで利用可能。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

お姫様が降りてきそうな階段を下り、夕食を食べに1Fのレストランへ。
（※もちろんエレベーターもあります）

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

夕食は和・洋・中から選べたので、ここ最近ずっとフレンチの気分だった私は迷うことなくLE LAC（ル ラック）へ。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

ビール党のwatashiだけど今夜はワインでも呑んじゃおうかしらね～

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

店内の雰囲気はとても良く、他の宿泊客は和食と中華に分散されてるせいか
とても静かに食事を楽しめる大人の空間になっておりました。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

なんとこの日は偶然にもヴォジョレーの解禁日！

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

というワケで、三種類のボジョレーを並べてみた（笑）

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

久々過ぎてテーブルマナーを忘れ、端から順にカトラリーを使っていって
最後に数が合わなくなったらどうしようかと思った。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

サーモンとカニのマリネ アボカドソース添え

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

西洋ゴボウのスープ

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

旬の野菜を使ったバーニャカウダーのパスタ

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

近江鶏のメダル仕立て
ソースはフォンドボー

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

洋梨とマンゴーのグラタン（ブリュレ）

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

パンも焼きたてのものを5つもいただいてしまいお腹いっぱい！
最後の紅茶まで大変美味しくいただきました。

ごちそうさまです。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

ロビーの横にこんな一画が設けられていて
「自分の家をこんな感じにしたい！」という私のイメージにピッタリ当てはまり過ぎて、夕食後にここでまったり寛いでしまった。

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル

本当は大浴場に行ってから部屋で白ワインを飲もうと思ったけど
疲れたので部屋でシャワーを浴びて早朝大浴場に行くことに。
部屋から見える遠くの彦根城のライトアップを眺めてから早々と眠りにつく。

琵琶湖一人旅 一日目終了☆

北ビワコホテル グラツィエ 宿・ホテル