身延_Minobu　しだれ桜！には少し早かった…古湯と古刹を抱く、水と緑が豊かな町

2016/03/19 - 2016/03/20

山梨県南西部、南巨摩郡の町である身延を訪れました。日蓮宗総本山の身延山久遠寺の門前町として栄えたこの町は、本栖湖や日本三大急流の富士川といった自然に恵まれ、古湯もあったりします。
★戦国時代からの古湯である下部温泉で一泊。
★身延山麓でのゴルフの後、しだれ桜にはちょっと早かった久遠寺へ。

エリア 身延(山梨)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

富士宮市から南巨摩郡の身延町へ入りました。

本栖湖と富士山がお出迎え。

残念ながらこの日は「逆さ富士」拝めませんでしたが、ここからの景色は千円札に使われている景色です。

3月はまだまだ冠雪に覆われる富士。

一方で、下界は花々が咲き始めてます。

身延に入ってまず訪れたのは「下部温泉」。

伝承によると、9世紀ごろには湧いていたとされる古い温泉です。

古来の源泉は温度が低下しており、2006年に掘削された新源泉からも供給されている様です。

下部川沿いに連なる温泉街。

戦国時代から伝わる古い温泉で、武田信玄の隠し湯だったとか。

江戸時代には身延山久遠寺（このあと訪問）参拝者も利用し、徳川家康も入浴したとのこと。

温泉街から下部温泉駅まで下りてきました。

田舎の小さな駅です。

「素足のふるさと 下部温泉郷」。

この日は、駅近くにある民宿「いずみ旅館」に泊まります。

駅から徒歩1分、下部川沿いに建つ民宿です。

川の向かいには、「甲斐黄金村・湯之奥金山博物館」。

民宿なので基本的な設備はそれなりですが、老朽感はなく清潔であり快適に過ごせました。

部屋もきれいでした。

共同の洗面所やトイレも使いやすい。

風呂は源泉100%の温泉が蛇口から出ます。

温泉の後は夕食。

地元の食材を使った手作り料理。

おでんも付いてボリューム満点、ごちそう様でした！

アットホームな宿で、料金も大変リーズナブルでした。
夕食後は向かいのお土産屋さんでちょっと買い物。

翌朝．．．良い天気です。

朝食もご覧の様にしっかり品数。

実は、下部温泉はゴルフの前泊でした。

向かったのは下部温泉から10kmちょっとの「富士川カントリークラブ」。

富士山や富士川を眺めながらのラウンド、距離はそれほどありませんが広くないので正確さが求められます。

こんな谷越えのＰＡＲ３もあります。

クラブハウスのレストラン。週末に２サム食事付で1万を切るコスパの良さで選びましたが、スコアも良かったこともありしっかり楽しめました。

さて、ラウンドの後はちょっと身延の観光へ。ＪＲ身延線身延駅から3kmほどの、身延山の麓に、日蓮宗の総本山である「久遠寺」があります。その「総門」。

本堂への入り口、「三門」。

鎌倉時代の1274年に日蓮聖人が身延山へ迎えられ、「法華経」の読誦と弟子たちの育成に努めたとのこと。

本堂へ続く石段「菩提梯」。

石段は287段、ゴルフ１ラウンド後にこれは結構きついです。

やっと登り切りました。水屋と大鐘。

その向かいには、2009年に再建された「五重塔」。明治8年の大火による焼失より134年ぶりに復活、木材は全て国産を使用し設計から工法にいたるまで400年前に建てられた元和の塔を復元・再建したのだそうです。

日蓮聖人700遠忌の主要記念事業として1985年に再建された「本堂」。

本堂内陣。

明治14年に江戸にあった寺院のお堂を移築再建した「祖師堂」。

祖師堂から仏殿にかけての参道、桜が少しだけ開花。

御真骨堂の拝殿。

久遠寺は日蓮宗の古刹としてだけでなく、「しだれ桜」でも知られています。

が、それらが咲き誇るには少し早かったようですね。

そろそろ身延を後にし、山梨県内を北上．．．甲州方面へ向かいます。

身延町．．．首都圏からだと、富士山の西側ってアクセスの関係で敬遠しがちなのですが、富士五湖の一つである本栖湖や日本三大急流の富士川といった水の恵み、下部温泉や古刹の久遠寺など、見どころ溢れるエリアでした。

下部温泉を再訪した旅行記はこちら：https://4travel.jp/travelogue/11699000