2016イーハトーヴ岩手 宮沢賢治の故郷めぐる旅vol.1（宮沢賢治童話村）

2016/10/31 - 2016/10/31

2016年秋，宮沢賢治の故郷，岩手に行ってきました！

【１日目】花巻の地に着くと，さっそく宮沢賢治童話村に向かいました。秋色の風景の中を歩くと，まるで賢治の物語の世界に迷い込むかのような感覚を感じました。

☆2015年に訪れた「ＳＬ銀河で行く宮沢賢治の故郷」の旅はこちら↓↓
http://4travel.jp/travelogue/11013234

エリア 花巻(岩手)

【１日目】
大阪空港にやってきました。

さあ，東北に向かって．．．

出発～！

雲海の上を越えて．．．

やがて岩手，花巻の地に．．．

無事におり立ちました。

宮沢賢治の故郷，花巻。

ざわざわ鳴る秋の葉の向こうに．．．

一軒の西洋造りの家がありました。

「注文の多い料理店」ですね。

山猫軒 グルメ・レストラン

物語の展開とは違って．．．

きちんと料理が出てきましたよ（笑）

秋色に囲まれながら．．．

宮沢賢治の世界に．．．

宮沢賢治記念館 美術館・博物館

溶け込んでゆきましょう。

目の前に広がる．．．

イーハトーヴ(理想郷)の世界。

宮沢賢治の物語の中に．．．

迷い込んでゆきます。

やがて．．．

「白鳥の停車場」に着いたようです。

賢治の学校 美術館・博物館

さてこの先には．．．

どんな世界が広がっているのでしょうか。

まるで銀河鉄道に乗っているかのように．．．

秋色の世界を進んでゆきます。

やがて足元には．．．

美しい星の輝き。

「賢治の学校」に入ってみましょう！

賢治に出迎えられるかのように．．．

童話の世界に吸い込まれてゆきます。

宇宙。それは．．．

生命たちのきらめく世界。

大地。それは．．．

イーハトーヴに生きるものたちの世界。

目の前に広がる賢治の心象。

おや？

『注文の多い料理店』の話が始まりますよ。

山奥に迷い込んだふたりの若き猟師。

自分たちの犬が死んでも素知らぬ顔。

西洋造りの家を見つけたようです。

「西洋料理店・山猫軒」とあります。

どんな料理が待っているのでしょうか。

次々と現れる部屋の入口。

注意書きにしたがって．．．

鉄砲を置いて．．．

身につけているものを置いて．．．

クリームを体に塗ったところで．．．

あれあれ！？おかしいぞ。

そうか！ここは来た人を西洋料理にして．．．

食べてしまうという店なんだ！

うわあ！．．．ふたりは泣きじゃくります。

．．．とそのとき，家は煙のように消えて．．．

ふたりはやっと安心を取り戻しました。

しかし，いちど紙くずのようになった顔が．．．

もと通りになおることはありませんでした。

おしまい。

宮沢賢治は彼の物語を通して．．．

私たちに何を伝えているのでしょうか。

その答えは．．．

ここ花巻の．．．

イーハトーヴの風景の中に．．．

隠されているかのように思いました。

ふと，心の中に耳を傾けると．．．

汽笛がかすかに響きわたりました。

そろそろ，夜の銀河鉄道がやってくるころでしょうか。

明日も宮沢賢治の旅は続きます。

～つづく～

この旅行記へのコメント （15）

• olive kenjiさん 2019/11/13 07:41:15

  あらためて知ったファンタジーの世界

  notchさんを追いかけて花巻までやって来ました。
  私の旅行記にいいねを下さって有難うございました。
  
  宮沢賢治の本も読んだこともなければ、関心もなかった私が花巻へ来たのは、この詩情あふれる旅行記がきっかけかと思います。
  
  実際に行ってみて、ファンタジーな世界に酔い知れました。その空気を私の旅行記では表現出来ませんでしたが、この旅行記ではそこを本当にうまく表現出来ていると思います。
  その答えは・・から始まり　汽笛がかすかに響きわたりました　までの一連の写真と文章は、まさに宮沢賢治の世界を表現しているみたいでうっとりでした。
  
  三沢航空科学館には行けませんでいたが、東北旅行へのきっかけを作って下さったnotchさんに乾杯です。有難うございました。
  
  　　　　　　　　　　　　　　olive　kenji

  notchさん からの返信 2019/11/13 20:52:28

  メッセージありがとうございます。

  olive　kenjiさん，こんにちは。
  
  今回の東北旅行は５日間じっくりめぐられたのですね。紅葉もきれいな季節で，奥さまもきっと喜ばれたことかと思います。
  
  宮沢賢治の世界，私もちょうどこの秋の時季に行ったので，なつかしく思い出しながら読ませていただきました。
  
  イギリス海岸の風景が特にいいなと思いました。私もぜひ行きたかったのですが，時間がうまくつくれなくて行けませんでした。旅行記の写真を見せていただいてぜひまた行ってみたいと思いました。
  
  宮沢賢治の本は，この旅に行ったころは特によく読みました。宮沢賢治の世界は本当に奥が深くて，おとなでも十分にたのしめます。ぜひ機会あれば読んでみてくださいね。
  
  それでは旅行記の続きも読ませていただきます。
  
  notch

• たらよろさん 2016/11/23 12:45:42

  ぜ〜〜んぜん、知らなかった！

  こんにちは、notchさん
  
  宮沢賢治ワールド☆
  こんな素敵な施設があるなんて、
  今の今まで、ぜ〜んぜん知りませんでした。
  何て惜しいことしてたんだろう？
  岩手かぁ〜〜
  なかなか遠い地だけれど、素敵な温泉と一緒にお出かけしてみたいなぁ。
  
  この世界観にどっぷり浸かってみたいわ。
  
  　たらよろ

  notchさん からの返信 2016/11/27 19:26:49

  メッセージありがとうございます

  たらよろさん，こんにちは！　いつもありがとうございます。
  
  宮沢賢治の世界と温泉の旅，おすすめですよ〜　今回の旅では花巻温泉郷の新鉛温泉というところに泊まりました。こちらもとてもよかったですよ。
  
  岩手といえば，たらよろさんは高速1000円時代に盛岡と平泉を訪問されていますね。ということは，花巻の近くまでは来られているはずですね(笑)　
  
  今では高速料金格安とはいきませんが，機会あればいつかぜひ宮沢賢治の世界，訪れてみてくださいね。
  
  notch

• 琉球熱さん 2016/11/20 11:21:00

  これぞ夢のコラボか！？

  notchさん、こんにちは
  
  バイクなし旅行が続いてますね。
  
  でも　　notch's world　　は変わらず。
  宮沢賢治のポエムの世界とnotch's worldの見事なコラボレーションです。
  
  やっぱりnotchさんの写真のセンスはピカイチ。
  
  続編、楽しみにしてます。

  notchさん からの返信 2016/11/21 19:56:36

  メッセージありがとうございます。

  琉球熱さん，こんにちは。いつもありがとうございます。
  
  寒くなってきたのでバイクは冬眠中です。もし沖縄に住んでいたら，冬でもバイクに乗るのですが。。。(笑)
  
  岩手の旅は本当によかったです。続編も宮沢賢治とのコラボに挑戦しますので，ぜひまたご覧ください。
  
  いよいよ冬山のシーズンですね。立山黒部，たのしませていただきました。
  
  宮沢賢治は岩手山の風景をこよなく愛しましたが，琉球熱さん，岩手山登山などいかがでしょうか。色塗りマップの東北制覇，狙っていきませんか？(笑)
  
  notch

  琉球熱さん からの返信 2016/11/21 22:52:21

  RE: 実は

  notchさん、寒いからとバイク降りたらだめですよ。
  そこをやせ我慢して乗らないと！
  
  > 宮沢賢治は岩手山の風景をこよなく愛しましたが，琉球熱さん，岩手山登山などいかがでしょうか。色塗りマップの東北制覇，狙っていきませんか？(笑)
  
  実は東北6県は、「行ったことがある」というだけなら全県制覇しているんです、仕事で(笑)
  仕事なものだから、仙台、郡山、福島、会津若松、盛岡、青森、八戸、秋田、山形、酒田と、「都市」ばかりで、山の方はさっぱり(笑)
  岩手と宮城はなかなか行くきっかけがつかめないですね〜

• ecchanさん 2016/11/18 00:05:04

  不思議な感覚

  notchさん、こんばんは。いつもありがとうございます。
  
  大阪で出会った宮沢賢治の世界は、
  今回の旅の伏線だったのでしょうか・・・
  
  いつも以上に、notchワールドいや、notch案内人による
  宮沢賢治の物語に引き込まれてしまい・・・
  不思議な感覚を味あわせていただきました〜
  
  紅葉のイーハトーブ岩手での宮沢賢治の世界へ
  続きも迷いこませていただくのが楽しみです。
  
  ecchanより
  
  
  
  
  
  

  notchさん からの返信 2016/11/20 20:09:41

  メッセージありがとうございます。

  ecchanさん，こんにちは。
  
  こちらこそいつもありがとうございます。
  
  大阪の宮沢賢治展が伏線になりましたね。岩手へ旅立つ前の予習とでもいいましょうか(笑)
  
  岩手の旅，いい天気とはいかなかったのですが，逆にそれが宮沢賢治の世界の不思議さを演出してくれたのかもしれません。続編も宮沢賢治特集でいきますので，よろしければまたご覧ください。
  
  ecchanさんは五色沼に行かれたのですね。お宿も紅葉もばっちりでよかったですね！　去年のちょうどそのころに行った磐越旅を思い出しながら楽しませていただきました。
  
  この冬はどのような旅を計画されているのでしょうか。また楽しみにしています。
  
  notch

• trat baldさん 2016/11/17 14:51:45

  前作に続き宮沢賢治特集ですね！

  ユートピアではなくてイーハトーヴなんですね、語源も調べて見ました宮沢賢治の時代でエスペラント語が出てくるなんて、、、、単なる詩人、童話作家ではなくて博学な賢治がここにも登場なんですね。
  季節の厳しい岩手、極寒の冬と芭蕉の句にもあるじりじりとした暑さの夏、程よい季節の秋と春は短いけど嬉しい時間ですよね、それもイーハトーヴの一部になっているのが写真から読み取れます。
  本来は総ての日本人が心の中に持っているはずの物なのに、、、、もう一度見直しが必要な時代になったかな？
  夢を有難う御座います。

  notchさん からの返信 2016/11/20 19:45:11

  メッセージありがとうございます。

  trat baldさん，こちらこそいつもありがとうございます。
  
  「読書の秋」ということで，今年の秋は宮沢賢治に没頭しております。私も，もともとは単なる詩人・童話作家というイメージしかなかったのですが，旅に出てみて，宮沢賢治の世界がいかに深いものであるかということ少しわかった気がします。
  
  日本人が大切にしてきた心の中のイーハトーヴ，大切にしたいですね。またいつか，イーハトーヴの風景を探しに，岩手を訪れてみたいと思います。
  
  notch

• ラクパグさん 2016/11/16 13:51:06

  注文の多い　料理店　に　惹きこまれてしまいました！

  
  　notchさん　注文の　多い料理店の　物語　知らなかったです。
  
  　旅行記からの　物語！　大変　インパクトありで
  
  　引き込まれてしまいました。今の　時代に　当てはまること
  
  　多いです。そう　感じてしまいます。
  
  　宮沢賢治の　世界へ　連れていただき　とても　心に
  
  　響きました！答えは　森の中にあるのですね。
  
  　銀河鉄道が　やって来る　懐かしく　希望や　恐れも
  
  　感じます。ありがとうございました。　　ラクパグ
  　　
  
  　

  notchさん からの返信 2016/11/16 21:34:23

  メッセージありがとうございます

  ラクパグさん，いつもご覧いただきありがとうございます。
  
  宮沢賢治の世界を表現しようと思えば，やはり物語そのものを入れるのがよいだろうということで，旅行記の中に入れてみました。初の試み，インパクトありましたか(笑)
  
  「注文の多い料理店」の話，私は昔に絵本や教科書で読んだのを思い出しながら，今回は贅沢にも花巻で楽しむことができました。子どものころには気づかなかった深い意味にも少し気づくことができました。こうやって，あらためて物語を楽しんでみるのもいいものですね。
  
  ２日目も宮沢賢治ゆかりの地をめぐっています。よろしければまたご覧くださいね。
  
  notch

• 164-165さん 2016/11/16 11:35:10

  宮澤賢治の世界

  notchさん　こんにちは。
  宮澤賢治の世界にお越しいただき有難うございます。隣の街に住んでいるので・・・。
  いつも見慣れた、風景が物語のように流れ、しばし、notchさんの世界に引き込まれていきました。何気ない風景も物語の一つなのですね。感心しました。
  
  　　　　　　　　　　【164-165】

  notchさん からの返信 2016/11/16 21:21:22

  メッセージありがとうございます

  164-165さん，こんにちは。ご覧いただきありがとうございます。
  
  宮澤賢治の故郷に住んでいらっしゃるのですね。すばらしいですね。
  
  そちら地元の方々が，宮澤賢治の世界を大切に守り継いでいらっしゃるからこそ，よい旅の思い出をつくることができました。ありがとうございます。
  
  イーハトーヴ岩手。何気ない自然の風景こそがその魅力なのですね。本当にすばらしい地です。またじっくりとあらためておじゃましたいと思いました。
  
  旅の２日目も宮澤賢治ゆかりの地を訪れています。よろしければまたご覧くださいね。
  
  notch