2016/11/03 - 2016/11/03
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ブランメル伊達さん
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例年11月は非公開文化財特別公開や紅葉目当てで京都に行こうと夏くらいからあれこれ考えるのだが,今年は距離があることと連休が獲れなそうなことから早くから諦めていた.
そんな中いつでも行けるという感覚だった東京でも都主催の東京文化財ウィークの特別公開が例年10月末から11月上旬に行われていることを思い出し,2週間前くらいから計画し11月3日に文化財めぐりを行った.
東京に観光のみを目的に行くのは2010年以来だ.
特別公開期間でも全ての箇所が公開される訳ではないので,日によって見ることができる箇所が変わってくる.下調べの結果,東村山の国宝正福寺地蔵堂及び明治学院インブリー館の内部を見学できる11月3日を散策日と決めた.
前日退勤後にバスで移動した二戸より新幹線で東京へ.神田に宿泊した.
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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JR神田駅から中央線(新宿乗換)-山手線(高田馬場乗換)-西武新宿線で所要約1時間で東村山駅へ.
東口に降りてみる.東村山駅 駅
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東村山駅前にあった看板.
東北人としては志村けんの街くらいの認識しかない.東村山駅 駅
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西口に出ると地蔵まつりの幟.
目的地正福寺のまつりのようだ.
毎年11月3日に行われているようで地蔵堂の開扉と本尊の公開をメインとした地域まつりとのこと.東村山駅 駅
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東村山駅から北西へ約1㎞歩くと正福寺に着く.
所在地東村山市野口町.
創建は鎌倉中期,本尊千手千眼観音の臨済宗寺院.
境内拝観自由,駐車場あり.
写真は山門.1701年建造,木造四脚門,切妻造,茅葺形銅板葺.正福寺 寺・神社・教会
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正福寺地蔵堂.山門奥に建つ.
1407年建造,木造一重裳階(銅板葺)付,入母屋造,杮葺,国宝.
本尊地蔵菩薩立像や千体小地蔵尊像を安置する.
千体地蔵堂とも呼ばれる.
外観見学は普段から自由である.正福寺 寺・神社・教会
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イチオシ
正福寺地蔵堂.内部見学が東京文化財ウィーク特別公開の対象.
堂前に並ぶのは内部見学に来た拝観者.
11月3日は10時から公開されるが10時及び14時からの30分程度は厄除け地蔵の開眼法要となるのでその希望者のみが入ることができる.
なので10時過ぎに着いたが30分弱待つことになった.
また15時から終了の16時までは内部の写真撮影も可能になるとのこと.正福寺 寺・神社・教会
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正福寺地蔵堂の扁額.「国宝千体地蔵堂」でよかろうか.
正福寺 寺・神社・教会
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正福寺千体地蔵堂と堂内の説明板.
堂内及び本尊の公開は毎年11月3日に行われているようで,都の文化財ウィークが後から便乗(行事の一環と)している模様.正福寺 寺・神社・教会
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正福寺本堂.地蔵堂向かって奥右側に建つ.
入母屋造,向拝一間付,銅板葺.正福寺 寺・神社・教会
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正福寺鐘楼.本堂前に建つ.
正福寺には35分ほどの滞在で東村山駅に戻った.
山門前の参道には多くの露店が出ていた.正福寺 寺・神社・教会
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東村山駅から所要50分ほどで下北沢駅に.
西武国分寺線(国分寺まで)-JR中央線(吉祥寺乗換)-京王井の頭線と乗り継ぐ.
下北沢には初めて来た.写真の小田急のほうが地下化したものの工事がすべて終わってはいないようで駅周辺はまだまだ雑然としている印象.下北沢駅 駅
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下北沢駅周辺にて.
小田急線の路線跡. -
次の目的地の駒場公園方面に向かう途中にあった劇場.
下北沢の知識がない東北人の下北沢に対する印象「演劇」.ザ スズナリ 名所・史跡
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劇場の先で見つけた看板.
以前テレビで見たペーパークラフトの模型店.
建築事務所がやっていると聞いて妙に納得した記憶が.
土日営業ということでこの日は休んでいた. -
池ノ上付近の商店街で見かけた古い家.
戦後すぐくらいかな?
この辺りで昼食をとった. -
下北沢駅から1.5㎞ほど歩き,東京大学駒場Ⅱキャンパスへ.
先端科学技術センターや先端技術研究所なる施設が入っている. -
東京大学先端科学技術研究センター13号館.前掲の門を入って正面に建つ.
木々で見えづらい.
元々は東京帝国大学航空研究所本館だった建物.
1929(S4)年建造,鉄骨鉄筋コンクリート造3階地下1階建,塔屋付,スクラッチタイル貼,国登録有形文化財. -
東京大学先端科学技術研究センター1号館.
13号館正面東側に建つ.
こちらは旧航空研究所風洞部研究室.1928(S3)年建造.
現在でも風洞実験棟の表記がある.
この他にも戦前に建てられた建造物がいくつかあるようだ. -
東大駒場Ⅱキャンパスを出て東側の通りに.
駒場通りとの表記.閑静な住宅街. -
駒場公園に到着.立派な門は尊經閣文庫門及び塀.
1928(S3)年建造,鉄筋コンクリート造,塀延長23.4m,国重要文化財.
塀のほうは煉瓦造にも見えたがRC造ということでタイルが貼られているのか?
尊經閣文庫は旧加賀藩主前田家が所管する古書籍類のこと.多くの国宝を有し万葉集,古今集,日本書紀,土佐日記など重要資料の宝庫である.
残念ながら非公開であるため門から先に入ることはできない.前田育徳会尊經閣文庫 名所・史跡
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尊經閣文庫図書閲覧所.門扉の隙間より.
1928(S3)年建造,鉄筋コンクリート造一部木造及び鉄骨造2階建,塔屋付,一部銅板葺,国重要文化財.
許可を受けた研究者のみが入れるそうだ.外観のみの公開も難しそうだ.前田育徳会尊經閣文庫 名所・史跡
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尊經閣文庫貴重庫.図書閲覧所裏に書庫と並び建つ.
同じ建物が2棟あるのでどちらがどちらかよくわからない.
ともに1928(S3)年建造,鉄筋コンクリート造3階建,北面ポーチ付,国重要文化財.前田育徳会尊經閣文庫 名所・史跡
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こちらは旧前田家本邸門衛所(右)と正門及び塀(左).
尊經閣文庫の門の脇に建つ.正門と塀は改修中だった(門柱のみ見える).
ともに1929(S4)年建造,鉄筋コンクリート造,国重要文化財.
門衛所:寄棟造北端尖塔形,銅板葺,西方塀附属.
正門:西方脇門付,塀:延長29.6m. -
旧前田家本邸洋館.門入り奥に進むと正面に建つ.
1929(S4)年建造,鉄筋コンクリート造2階地下1階建,寄棟造,塔屋三所付,銅板葺,国重要文化財.
2018年9月まで改修工事のため入れず.囲いが設置されていた.旧前田候爵邸洋館 名所・史跡
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旧前田家本邸洋館.側方北面.
前田家が本郷(上屋敷,現東大)から駒場へ移転した際に建てられた.
当時の当主は侯爵陸軍大将の前田利為.旧前田候爵邸洋館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館門及び塀.和館は洋館の後方(東)に建つ.
1930(S5)年建造,国重要文化財.
門:一間薬医門,唐破風造,銅板葺.
塀:木造,東方延長18.2m,西方延長32.7m,西面潜門付,桟瓦葺.旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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イチオシ
旧前田家本邸和館.
1930(S5)年建造,木造2階建,宝形造及び入母屋造,桟瓦葺及び銅板葺,国重要文化財.
写真は玄関部.
外国賓客に日本文化を伝える目的で建設された迎賓施設だったそうだ.
通常非公開,東京文化財ウィーク特別公開対象.旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館渡廊下.和館と洋館を繋ぐ.
1930(S5)年建造,木造,招造、桟瓦葺及び銅板葺,国重要文化財.
招造は非対称の切妻造でいいのだろうか?
洋館修復中のためかブルーシートが.
位置は分からないが洋館渡廊下も国重文.旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館の茶室.
庭園内にある茶室待合が国の重要文化財に指定されている.旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館1階の大広間.
旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館1階の大広間欄間.
旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館2階座敷.
旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸和館庭園.
旧前田侯爵邸和館 名所・史跡
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旧前田家本邸を後にし駒場公園南側の日本民藝館へ.
伝統的工芸品を主に収蔵展示している.
開館時間10:00~16:30,入館料\1,100,月曜休館.
外観のみ見学.日本民藝館 美術館・博物館
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日本民藝館本館.
1936(S11)年建造,木造2階建,桟瓦葺,壁漆喰塗・腰下大谷石貼,国登録有形文化財.
周囲の塀も国の登録有形文化財(1936年建造,石造[大谷石],高さ1.5m,延長65.8m).日本民藝館 美術館・博物館
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日本民藝館西館長屋門及び附属塀.本館向かい駒場通り挟んで西側に建つ.
1880(M13)年建造,1934(S9)年移築,木造平屋建,入母屋造,瓦葺,国登録有形文化財.
西館は民藝館創設者柳宗悦の旧邸で不定期公開されている.
長屋門は現宇都宮市にあったものが移築されている.日本民藝館 美術館・博物館
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日本民藝館から東へ500mほど東京大学駒場Ⅰキャンパスに着く.
こちらは教養学部がメイン.
Ⅱキャンパス同様に戦前建造の建物が幾つかあるので見てみることに. -
正門前に立てられていた看板.
東大は今年も関係者からノーベル賞受賞者を輩出した.
丁度編集の直前に授賞式が行われていた.東京大学 駒場キャンパス 名所・史跡
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東京大学教養学部1号館(旧第一高等学校本館).
教養学部正門から入って正面に建つ.
1933(S8)年建造,鉄筋コンクリート造3階建,塔屋付,スクラッチタイル貼,国登録有形文化財.東京大学 駒場キャンパス 名所・史跡
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東京大学教養学部講堂(900番教室).1号館手前西側に建つ.
旧制第一高等学校講堂として1938年建造.教養学部最大の教室である.
この後京王駒場東大前から井の頭線で渋谷,東横線で代官山へ移動. -
イチオシ
代官山駅から300mほど歩き渋谷区猿楽町の旧朝倉家住宅へ.
東京府議会議長などを務めた朝倉虎治郎の旧宅で都心部にて関東大震災を耐えた数少ない和風住宅.
開館時間10:00~16:00(冬季),入館料\100(この日は文化の日で無料),月曜休館.
写真は主屋玄関部.旧朝倉家住宅 名所・史跡
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旧朝倉家住宅主屋の内部,1階応接間.
主屋は1919(T8)年建造,木造平屋一部2階建,桟瓦葺,国重要文化財.旧朝倉家住宅 名所・史跡
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旧朝倉家住宅主屋の内部,2階廊下.
南西面にあたり,陽当り良好.旧朝倉家住宅 名所・史跡
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旧朝倉家住宅の内部,中庭.
旧朝倉家住宅 名所・史跡
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旧朝倉家住宅土蔵.主屋北側に接続.
1919(T8)年頃の建造,鉄筋コンクリート造及び木造2階建,桟瓦葺,東面庇附属,国重要文化財.旧朝倉家住宅 名所・史跡
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旧朝倉家から東へ1㎞ほど歩き恵比寿駅へ.2008年6月14日以来だ.
あの時は青森から飛行機で来たが,新幹線は地震で止まっていた.
山手線で目黒へ向かう.恵比寿駅 駅
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目黒駅から東へ500mほど,東京都庭園美術館に到着.
所在地港区白金台5丁目.
旧朝香宮邸を利用した都立の美術館.かつては迎賓館だったこともある.
写真は正門.1933(S8)年建造,鉄筋コンクリート造,東西脇門及び鉄製扉付,東西袖塀(東6.4m,西13.1m)附属,国重要文化財.東京都庭園美術館 美術館・博物館
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東京都庭園美術館.旧朝香宮邸の本館(写真)と迎賓館時代に増築された新館からなる.
展覧会の開催時のみ旧邸へ入れる.建物内部の写真撮影が可能な展覧会もあるようだ.その他に庭園のみの入場(¥100)もあるので訪問する際は美術館のサイトの確認が必要である.
この日は「クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス-さざめく亡霊たち」と「アール・デコの花弁 旧朝香宮邸の室内空間」が開催されていたが庭園のみ入場にした.東京都庭園美術館 美術館・博物館
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旧朝香宮邸自動車庫.本館北側に建つ.
1933(S8)年建造,鉄筋コンクリート造,洗場附属,国重要文化財.東京都庭園美術館 美術館・博物館
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旧朝香宮邸倉庫.本館北側,自動車庫西側に建つ.
1933(S8)年建造,鉄筋コンクリート造2階建,国重要文化財.東京都庭園美術館 美術館・博物館
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イチオシ
旧朝香宮邸本館.庭園側より南面.
1933(S8)年建造,鉄筋コンクリート造2階建一部3階建一部地下1階,煙突附属,国重要文化財.東京都庭園美術館 美術館・博物館
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旧朝香宮邸茶室.庭園内に建つも工事中のため近づけず.
1938(S13)年建造,木造,桟瓦葺一部杮葺,国重要文化財.
庭園ではイベントが行われており多くの子供連れのお母さんがいた.東京都庭園美術館 美術館・博物館
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庭園美術館を後にし,目黒通りを東へ600mほど港区白金台3丁目の瑞聖寺へ.
創建は1670年,本尊釈迦如来の禅宗(黄檗宗系)寺院.
境内拝観自由.
写真は目黒通り側の参道.かつては裏口だったそうだ.瑞聖寺 寺・神社・教会
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イチオシ
瑞聖寺大雄宝殿.
1757年建造,木造一重裳階付,入母屋造,本瓦葺,正面月台附属,国重要文化財.
外部見学自由.内部拝観は11月6日のみ(東京文化財ウィーク特別公開).瑞聖寺 寺・神社・教会
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瑞聖寺大雄宝殿正面裳階軒下.
開梆が吊るされていた.黄檗宗の萬福寺(宇治)でも見たな.瑞聖寺 寺・神社・教会
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瑞聖寺旧通用門.かつては目黒通り側に建っていた(1885年移築).
木造高麗門,切妻造,桟瓦葺,国重要文化財(大雄宝殿の附指定).瑞聖寺 寺・神社・教会
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瑞聖寺から明治学院方面に抜ける.
白金小学校前の建物.レストランが入っている. -
三菱電機高輪荘主屋.所在地港区白金台2丁目.
株取引で財をなした遠山芳三の旧邸で現在は三菱電機の所有.
1931(S6)年建造,木造2階建,入母屋造,桟瓦葺,国登録有形文化財.
洋館と蔵も国の有形文化財に登録されている.非公開.三菱電機高輪荘主屋 名所・史跡
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イチオシ
明治学院に到着.瑞聖寺から300mほど.所在地港区白金台1丁目.
写真はインブリー館.
宣教師の住居として建てられたもの.居住していた宣教師ウィリアム・インブリーにちなみインブリー館と呼ばれる.
1889(M22)年頃の建造,木造2階建,銅板葺,国重要文化財.
通常非公開,東京文化財ウィーク特別公開対象(11/1~3).
学園祭も合わせて行われており多くの人で賑わう.明治学院大学 名所・史跡
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明治学院インブリー館内部2階.
明治学院大学 名所・史跡
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明治学院インブリー館内部階段.
明治学院大学 名所・史跡
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明治学院インブリー館外観もう1枚.
周囲の高層ビルは都心ではしゃーない.明治学院大学 名所・史跡
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明治学院記念館.インブリー館南に建つ.
1890(M23)年建造,煉瓦造一部木造2階建,銅板葺,港区指定文化財.明治学院記念館 美術館・博物館
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明治学院礼拝堂.記念館西側に建つ.
1916(T5)年建造,煉瓦造一部鉄筋コンクリート造2階建,港区指定文化財.明治学院大学 名所・史跡
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明治学院礼拝堂内部.
パイプオルガンの演奏が行われていた.明治学院大学 名所・史跡
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明治学院を後にし桜田通りを北へ500mほど最正山覚林寺に.
加藤清正の位牌や像が祀られていることから清正公と呼ばれる.
創建は1631年,本尊は釈迦牟尼仏.
境内はかつて肥後熊本藩細川家の中屋敷があった場所である.覚林寺(清正公様) 寺・神社・教会
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都営三田線で白金高輪台から芝公園へ移動.
港区芝公園4丁目の妙定院.
1763年芝増上寺の別院として創建,本尊は阿弥陀如来.
拝観時間9:00~17:00.妙定院 災除地蔵尊 寺・神社・教会
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妙定院熊野堂.
1796年建造,2007(H19)年修復,土蔵造平屋建,寄棟造,桟瓦葺,国登録有形文化財.
東京文化財ウィーク特別公開により内部公開.妙定院 災除地蔵尊 寺・神社・教会
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妙定院上土蔵.
1811年建造,2007(H19)年修復,土蔵造平屋建,切妻造,桟瓦葺,国登録有形文化財.
多くの仏像を保管していて浄土蔵とも呼ばれる.妙定院 災除地蔵尊 寺・神社・教会
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妙定院本堂.
2007(H19)年建造,寄棟造,本瓦葺.
創建250年を記念し新築されている.
文化財ウィーク特別公開に合わせて所蔵什宝物を公開する妙定院展が開かれていた.妙定院 災除地蔵尊 寺・神社・教会
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芝公園を抜ける.途中に寄った芝東照宮.
創建は1617年,主祭神は徳川家康.
1633年徳川家光により造営された社殿は先の大戦で焼失している.
現社殿は1969(S44)年の再建.境内拝観自由.芝東照宮 寺・神社・教会
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芝公園から望む東京タワー.
上ったのは28年前. -
イチオシ
芝公園内の旧台徳院霊廟惣門.
1632年建造,三間一戸八脚門,入母屋造,前後裾唐破風付,銅瓦葺,国重要文化財.
台徳院霊廟は2代将軍徳川秀忠の廟所.戦災で多くの建造物を焼失している.芝に残る主要建造物は惣門のみ.勅額門・丁子門・御成門が所沢の不動寺(狭山不動尊;2016年5月拝観済)に移築されている. -
旧台徳院霊廟惣門安置仁王像(阿形像).
もともと埼玉県川口市の西福寺にあったもの,戦後移されたものである. -
旧台徳院霊廟惣門安置仁王像(吽形像).
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増上寺に到着.
創建1393年,本尊阿弥陀如来の浄土宗寺院.
江戸時代に徳川家の菩提寺となり隆盛する.
境内拝観自由.
写真は黒門,元々は方丈の表門.
江戸前期の建造,木造四脚門,切妻造,本瓦葺,港区指定文化財.増上寺 寺・神社・教会
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イチオシ
増上寺三解脱門.
1621年建造,五間三戸二階二重門,入母屋造,本瓦葺,左右繋塀(板葺)及び山廊(切妻造,本瓦葺)付,国重要文化財.
三つの煩悩「むさぼり・いかり・おろかさ」を解脱する門.
上層には釈迦三尊像と十六羅漢像が安置されている.増上寺 寺・神社・教会
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増上寺大殿.本堂にあたる.
1974(S49)年建造,本尊阿弥陀如来.
堂前では文化放送のイベントが行われており伊東四朗の声が聞こえた.増上寺 寺・神社・教会
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増上寺安国殿.大殿北側に建つ.
2011(H23)年建造,建造前の旧殿は大殿再建まで仮本堂の役目を果たしていた.増上寺 寺・神社・教会
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増上寺境内北西端には徳川家墓所がある.
上野寛永寺とともに徳川家菩提寺の増上寺には6人の将軍が埋葬されている.
壮麗かつ壮大な墓所であったが戦災により多くの建造物を失っている.
戦後は荒廃していたが昭和30年代に改葬され,現在は公開されている.
拝観時間10:00~15:45,拝観料\500,火曜休み.
写真は鋳抜門.旧文昭院(6代家宣)霊廟奥院中門で旧國寶.徳川家墓所 (徳川家霊廟) 名所・史跡
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増上寺から北へ200mほど地下鉄御成門駅の入口前に建つのは有章院霊廟二天門.有章院は7代家継のこと.
修復中のため足場とシートで覆われていた.
ネットで確認できる2014年当時の写真ではだいぶ傷みが目立っている.
1717年建造,三間一戸八脚門,切妻造,銅瓦葺,国重要文化財. -
三田線で御成門から大手町まで移動し東京駅へ向かう.
地上に出て目に入ったのが東京銀行協会ビルヂング.
1993(H5)年建造時にこの地にあった1916(T5)年建造の東京銀行集会所の外観が保存されている. -
同様に近代建築と現代建築の融合が見られるのは日本工業倶楽部会館.
1920(T9)年建造,鉄骨鉄筋コンクリート造地上5階地下4階建,国登録有形文化財.
2003(H15)年建造された三菱信託銀行本店ビルに一部再現されている.日本工業倶楽部会館 名所・史跡
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東京駅に到着.丸の内北口.
1914(T3)年建造,鉄骨煉瓦造2階建一部3階建,スレート葺,国重要文化財.
駅前の工事はまだ終わっていない.東京駅 赤レンガ駅舎 名所・史跡
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東京駅構内で夕食.今回は二戸駅からバスなので酒も飲める.
ということでおでんで一杯.羅かん 東京駅黒塀横丁店 グルメ・レストラン
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最終のバスに間に合うように17:20発はやぶさ29号で帰路に就く.
ほぼ日帰り東京散策終了.東京駅 駅
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