2016/11/05 - 2016/11/05
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ミズ旅撮る人さん
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茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園を訪れました。
春のネモフィラ、秋のコキアで有名な所です。広大な園内の最奥にある「みはらしの丘」が春には水色、秋には真っ赤に染まる様が、それは見事で、多くのツアーが鑑賞に訪れる人気スポットです。
ネモフィラの見ごろはGW、コキアは10月ですが、今回訪れたのは11月初め。コキアの見ごろは過ぎ、赤く彩られていた筈の丘も、色褪せていました。
ところが、国営公園のHPは真っ赤なコキアの後に「黄金のコキア」の時期があると言います。
この旅行記では、それがどういう時期なのかを紹介したいと思います。
そして、見ごろを迎えたコスモスと、秋風に揺れるパンパスグラス、そして「茨城バラまつり」の一角を成す「常総ローズガーデン」のバラ。これらも一緒にご覧ください。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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国営ひたち海浜公園に3つある駐車場のうち、西駐車場に車を止めて、最寄りの西口・翼のゲートを入ると、目の前には「水のステージ」が広がります。
夏場は涼を求める人々で賑わったのでしょうが、上着をしっかり着込む季節になると、人影もまばらです。国営ひたち海浜公園 公園・植物園
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そろそろ木々が色づき始めています。
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銀杏並木は、手前の木だけが色づいていました。
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「水のステージ」に向かって左側にあるレイクサイドカフェの更に西側に、西口サイクルセンターはあります。
3時間大人400円、中学生以下250円、電動式600円で自転車を借りることが出来ます。
何しろ、園内が広大なため、歩いて回ると見られる範囲が狭まります。
ツアーで訪れると西口ゲートから一直線に「みはらしの丘」まで歩いて、コキアを見て、また真っすぐに駐車場へ戻るだけで終わってしまいます。 -
公園に着いたのがお昼頃だったので、多くの自転車が出払っていて、戻って来たそばから、次に貸し出す文字通り「自転車操業」になっていました。
二人乗り自転車や、電動式は、返却待ちでした。 -
自転車は専用のコースだけを走るようになっています。西口センターを出てしばらく行くと、素晴らしいススキの丘が現れます。
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ススキはサイクリングロードすれすれまで迫っています。実はこの丘、コキアの植わっている「みはらしの丘」の裏側です。
自転車ならではの絶景スポットです。 -
ググッとカーブを曲がれば、「はまかぜ橋」が左手に見えて来て、目的地「みはらしの丘」に到着です。
自転車は、定められた駐輪場にのみ止めることが出来ます。さすがに、ここの駐輪場は広いです。
同じ色と車種の自転車ばかりですから、前かごに取り付けられている番号と鍵の番号をよく合わせて、見つけましょう。 -
「みはらしの丘」は、コキアだけでなく、コスモスもいっぱい植えられています。
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この辺から見ると、まだなんとなく赤いコキアに見えます。
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午前中は曇っていたのですが、お昼にはこの快晴ぶり。
このベンチで昼食をとってから、丘に向かいます。 -
コスモスは、今を盛りに咲いていますが、前後のコキアに色気がありません。
こちらは、既に紅葉の終わりを迎えています。 -
なかなか力のあるコスモスの咲きっぷりです。
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色の冴えないコキアより、コスモスと写真を撮る人の方が多そうです。
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天気がいいので、最盛期を過ぎても、この人出。さあ、丘を登って行きましょう。
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丘の斜面にはジグザグに坂道があって、進行方向を変えながら、目線を変えながら歩くようになっています。
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下を見ると、コスモスの群生。その先にも低い丘が見えて来ました。
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イチオシ
これが「黄金のコキア」です。株全体の赤は、外側から色褪せて行き、もう中心部だけになっています。
色褪せて、枯れた部分が「黄金」に見えるということなのです。夢のある表現ですね。
こうして見ると、全体が真っ赤な時は、大迫力でしょうが、中心がほんのり赤い、この時期もなんだかほんわか綺麗です。 -
コキアは、「赤」に見えることもありますが、このようにピンク色に見えることもあります。
北海道の能取(のとろ)湖に咲く厚岸草に似た色だと思います。
あちらは、干潟に手を加えて厚岸草を激減させてしまいましたが、その後どうなったでしょうか。 -
イチオシ
ここからだと、コキアが、はるか遠くまで一直線につながって見えます。
このように、ジグザグ道は、見える景色が刻々と変わって、丘を登る人を楽しませてくれます。 -
たまに、こうした赤い「紅葉コキア」も混じっています。太陽が当たって、本当に綺麗です。
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「赤」から「黄金」に変わっていく過程がわかる一株です。
全部すっかり「黄金」になると、枯れ果てた状態なので、根元からコロンと倒れてしまった株もありました。
今年のコキアは、11/6が最終公開日で、翌日から刈り取りが始まりました。来年のネモフィラに向けて準備が行われます。
「みはらしの丘」は、来年の春まで休眠に入ります。 -
このたくさんのコキアは、今頃、刈り取られ始めているはずです。
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コキアの足元に生えている緑色の草が、アクセントになっています。
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イチオシ
小春日和にトンボも心地よさげに止まっています。
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しばし、「黄金のコキア」をご堪能下さい。
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「みはらしの丘」は、ジグザグ道を上ると広場があり、そのまた先に「みはらしの鐘」があります。
太平洋も見えますが、その反対側には、条件がいいと富士山まで見えるようです。
この日は、こんなすごい快晴にも拘わらず、せいぜい茨城県庁までしか見えませんでした。 -
これだけの量のコキアを植え付けるのは、大変だったでしょうね。
植え替えを嫌うコキアですが、海浜公園では、6月頃(ネモフィラの終わった後)に苗を植え付けているそうです。 -
イチオシ
コロコロとしたコキアはなんとも可愛いです。
この丸っこいコキアは、海浜公園用に品種改良した特別な品種なので、一般でも、園内でも一切、販売をしていません。
この姿が見られるのは、ここだけです。 -
そう思うと、なお一層、愛着が湧く「黄金のコキア」です。
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「みはらしの丘」を降りて、さあ、自転車に戻りましょう。
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「はまかぜ橋」から見た「みはらしの丘」です。標高58m。ひたちなか市の最高地点だそうです。
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「はまかぜサークル」。サイクリングロードの分岐点はすべて、このようなロータリーになっています。
出会い頭の事故がなくて安心です。
ここを南下するコースに行くと駐車場に早く行かれるのですが、せっかくですから、もう少し足を伸ばしてみます。 -
すばらしく綺麗な海が見えて来ました。ここには砂丘観察園路があります。
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わずかな砂浜があり、静かな波が打ち寄せていました。
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海のグラデーションが綺麗です。秋は、紅葉のグラデーションもありますが、海も夏より綺麗になって、目を楽しませてくれます。
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「香りの谷」で、鮮やかな紫色を見掛けて止まりました。
アメジストセージです。これを見ると、「あしかがフラワーパーク」に行きたくなります。
今頃はたくさんのアメジストセージとクリスマスイルミネーションが素晴らしいことでしょう。 -
先っぽが、白くなっている品種が目を引きます。
アメジストセージは、本名サルビア・レウカンサ、別名メキシカン・ブッシュともいい、その名の通り中米原産です。
サルビアなので、先っぽを引き抜いて、口に含むと甘い汁が味わえます。味は、赤いサルビアと同じでした。 -
「香りの谷サークル」を経て、大草原に向かいます。
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赤松の林を抜けると薄い黄色の花が見えました。またもや急停止。自転車は簡単に停まれるので、とても楽です。
レモンイエローのコスモスが群れ咲いていました。 -
ここ「大草原フラワーガーデン」では、様々な色のコスモスが集められています。
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少し盛りを過ぎたキバナコスモス。
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八重咲、いや十重二十重(とえはたえ)の花びらのあるコスモス。
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「ぴょんぴょんサークル」には、パンパスグラスが植わっていて、観覧車とよく合います。
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パンパスグラスは、とても背が高いので、見栄えがします。
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触りたいけど、手が届かない。
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「中央サイクルセンター」の横にある「常陸(ひたち)ローズガーデン」です。2015年に全面オープンしました。
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2016年は、10/29~11/13で、「茨城バラまつり」を開催しています。
2014年に、浜名湖のフラワーパークにあるローズガーデンを訪れましたが、バラは朝一番でないと傷んでしまって、撮影には向かないなと思いました。
しかし、今回は秋バラだからなのか、ここの大輪のバラは威厳すら感じるほど力強く、しっかりしています。 -
常陸ローズガーデンは、3つのゾーンで構成されています。一つ目がこの「ローズレリーフガーデン」です。
上空から見ると、バラの花の形をしたガーデンです。 -
午後訪れて、こんなにバラが元気だなんて、嬉しいです。
ここの苗なら絶対に買いたいと思うのですが、ここは国営公園。苗の販売はありません。 -
ひと月前に、岐阜県可児市の「花フェスタ公園」でバラを見ましたが、あまり手入れが行き届かず、寂しい思いをしました。
ここのバラの元気なこと。これだけ生育旺盛で、午後にこれだけ元気な花がいっぱい。感動ものです。 -
ボタンのようなバラ。
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裏から見てもきれい。
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ベルベットのようなとは、こういう花びらを言うのですね。
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2つ目のゾーン「リラクゼーションガーデン」。白いアイスバーグという品種を中心に植えられています。
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「茨城バラまつり」の開催中だからか、フルートの生演奏をしていました。
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幸せそうな赤いバラを最後に、サイクルセンターに向かいます。この行程で3時間は、簡単に過ぎてしまいました。
美しい花々を見ながら、心地よい風に吹かれて、気持ちのいいサイクリングが楽しめました。
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