2016.11 円覚寺宝物風入と国宝・舎利殿公開

2016/11/05 - 2016/11/05

妹が甥っ子（1才・4才）を連れて1週間ほど実家（沼津）に滞在しておりましたが、いよいよ大船の自宅に帰ることになりました。
ここで困ったことに1歳２ヶ月の甥っ子が、チャイルドシートから抜け出すちいう技を使い車内で暴れ回る為、私が大船まで同乗し送ってゆくこととなりました（結局、出発後すぐに寝てしまいましたが・・・）。
せっかく大船（鎌倉）まで来たので、11/3～5までの3日間行われている円覚寺の宝物風入と舎利殿公開を見てきました。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 自家用車

無事に大船まで到着、妹・甥っ子たちと別れ北鎌倉駅に午後2時過ぎに到着しました。
円覚寺の総門をくぐり境内へ入っていきます。年2回（ＧＷと11月初頭）の宝物風入と舎利殿特別公開なので混雑を予想していたのですが、それほど人出は多くありません。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺のシンボルともいえる山門が見えてきます。山門は、天明五年（1785）に大用国師によって再建されたもので、大きな額字は「円覚興聖禅寺」と書かれています。

円覚寺 寺・神社・教会

山門の裏側、楼上には、十一面観音や十六羅漢像などの仏像が安置されているそうです。

円覚寺 寺・神社・教会

宝物風入れは、大方丈で行われています。入口で頂いた「宝物目録」によると180点の宝物が展示されています。

方丈の正門の唐門です。彫刻が見事です。

円覚寺 寺・神社・教会

　円覚寺の方丈。本来、方丈は住職の居間ですが、今回の「宝物風入」をはじめとする各種儀式などに使用されています。

展示室は３つに分かれております。風入れとは、虫干しを兼ねて、宝物の公開をすることで、国宝・重要文化財などの書状・絵画などが間近で見ることができました。

宝物風入れの際だけいただける御朱印「功徳林」です。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺方丈の庭園

円覚寺 寺・神社・教会

妙香池は、夢窓疎石作と伝える創建当時の面影を留める放生池です。

円覚寺 寺・神社・教会

通常は中に入ることはできず、この門の外から眺めていた舎利殿ですが、本日は門が開いています。

円覚寺 寺・神社・教会

鎌倉で唯一の国宝建造物。鎌倉時代に宋から日本に伝わった禅宗建築によって建てられています。舎利殿には、源実朝が宋の能仁寺から請来した「佛牙舎利」というお釈迦様の歯が祀られています。

円覚寺 寺・神社・教会

「舎利殿」は、毎年ゴールデンウィークと秋の宝物風入れの時に3日間づつ公開されています。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺舎利殿の御朱印です。こちらは舎利殿が公開されるときにしかいただくことができません。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺は、鎌倉幕府執権・北条時宗が元寇の戦没者追悼のため中国僧の無学祖元を招いて創建したものですが、その時宗の廟所として創建されたのが佛日庵です。

円覚寺 寺・神社・教会

佛日庵の御朱印。
こちらでは鎌倉三十三観音霊場第33番札所の御朱印と鎌倉二十四地蔵霊場第14番札所の御朱印も頂けますが、どちらも結願しておりますので、今回は「北条時宗公御廟」の御朱印を頂きました。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺の境内で一番奥に建つ塔頭・黄梅院に到着しました。

円覚寺 寺・神社・教会

手入れされた庭が美しい。

円覚寺 寺・神社・教会

円覚寺の御朱印です。墨書きは御本尊の宝冠釈迦如来です。
総門をくぐってすぐの受付にて頂けますが、最初にここで御朱印帳を預けてしまうと中の他の御朱印を頂けなくなりますので最後（帰り）に頂きました。
ちなみに鎌倉二十四地蔵霊場第13番　塔頭・正続院の御朱印もこちらでいただくことができます。

円覚寺 寺・神社・教会

まだ少し時間があったので近くの東慶寺へ。
参道では「匠の市」が催されていました。

東慶寺 寺・神社・教会

明冶35年に至るまで男子禁制の「駆け込み寺」とも「縁切り寺」とも呼ばれる女性を救済するための尼寺でした。

東慶寺 寺・神社・教会

尼寺らしく境内には四季の花が咲きます。

東慶寺 寺・神社・教会

本尊の釈迦如来坐像を祀る本堂「泰平殿」です。

東慶寺 寺・神社・教会

東慶寺の御朱印「本尊釈迦如来」、宝蔵で頂きました。

東慶寺 寺・神社・教会