秋のアンダルシア　ロードトリップ　②セビリア

2016/10/07 - 2016/10/22

闘牛←動物虐待反対！　ちょいちょいテロある←過激派って今だに!?　フラメンコ←怒ってるの？　ジプシー多い←身ぐるみ剥がされる！　シエスタ←えーっと、先進国だよね??　果たして私はスペインを楽しめるのか、正直ずっと自信がありませんでした。でも旅するうちイメージはみるみる変わり、気が付けば、いっそこれくらい素朴に暮らせたら...と思うように。それはきっと、あちこちで素敵な出会いがあったから。そのうちの1つ、セビリア編です。

エリア セビリア(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

セビリアでの宿は、中心地なのにとても静かな通りにあるアパート、テラスで食事や昼寝ができる最上階の部屋でした。Airbnbはほんとに色々な家に泊まれておもしろいですね。ただ朝食はついていないことも多いので、Airbでいいのではと思います。

どこでも徒歩で周れるのはいいですね。まずは世界で3番目に大きいという大聖堂から。確かに大きいです。無料開放の部分だけのぞいてみました。

大聖堂で好きなものといえば、オルガン。

あと、天井とか柱とかレリーフとか。

あとはもうとにかく金色なんだとか。満足したので出ます。

アルカサル(宮殿)への行列を見ながら素通りします。我々、個人的によっぽどな場合以外は並びません。並べません。かわりに宮殿の抜け道がつながるユダヤ人街の細い通路を歩いたのは楽しかったです。

川沿いの大通りを歩きます。フラメンコ劇場や闘牛場などの建物や、熱帯植物の並木がとてもきれいなのですが、車が多くて空気が悪いのはやはり大都市ならではですね。

かつては両岸に対に立ち、船の関所を務めたトレ＝デル＝オロ(黄金の塔)。中世のデザインはいつ見てもロマンチックでいいですね。

ひときわ目を引くこの可愛らしい建物は、その名もコストゥレロ＝デ＝ラ＝レイナ(王女様の裁縫箱)って、ネーミング大賞決定ですね。かつての庭園の守衛小屋なんだそうです。

セビリアの顔とも言える、プラサ＝デ＝エスパーニャ(スペイン広場)に着きました。こちらは大きすぎちゃって全体は写真に納まりません。スターウォーズ②のロケ地だそうです。ぜんぜんピンときませんが…。

こうして48県の歴史をテーマにしたタイル画で飾られたブースがぐるりと。こちらはバルセロナ。

この個性的な建物がアンダルシア州のオフィスなんですね。窓口に列をなす難民の方々を見て急に現実に引き戻されたりしながらも観光を続けます。

こんなにたくさんの焼き物を見ていたら、故郷の美濃焼を思い出してしまいました。

これだけ大きい所でも、床とか天井とか壁とか、細かい模様ばっかり見ちゃいます。

いい仕事してますねぇ、なんてため息とかつきつつ。

はぁ、きれい...。

やはり郷へ入ってはシエスタに従いましょう。暑いし、夜は長いし、というより、夕食を食べられる店が開くのが8時過ぎとか、非常に遅いですから。

買い出しがてら、商店街を歩きます。

こういう眺めにはいつも心おどります。

絵になる古いカフェがあったりして。

そこへ突然現れるパラソルという異色の建造物。ちょっとよく分かりませんが、少年がうまいこと曲線を利用してスケボーをガンガン練習しているのを見て、まあそういうことならと。

待ちに待った夕食です。セビリアのタパスは最高だと聞いて楽しみにしてきました。混んでる店を選んで、居酒屋式に5皿ほどたのみます。サーロイン、シーフードサラダ、カマンベールフライなどなど、どれも安くておいしくて、これは楽しいですね！
誤配されてきたお隣さんのチョリソーをうっかり食べてしまうも、笑いをとったうえお勘定に上乗せされなかったという、ちょっとしたエピソードまで残せました。

月夜の大聖堂前で、偶然クワイアも聞けました。

こうして終わったセビリアでの2日間。続いて、寄り道しながらコルドバを目指します。