2016/10/26 - 2016/10/27
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mistralさん
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なかなか予約の取れない宿が小布施の先にあるけど,一緒に行きませんか?との嬉しいお誘いが友人からあったのは,確かまだ7,8月の暑いころだった。
参加者の予定を調整して,宿へは前後一週間の巾を持たせたうえで宿泊可能日を聞き合わせ,この日程となった。
あっという間に月日が過ぎ去り,出発の日となった。
はくたか555号,東京駅8:44発、5号車に各々が指定席を確保,長野で降りたった。
そこからは長野電鉄に乗り換えて小布施までやってきた。
(表紙写真は当日の宿の待合門の様子)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
小布施下車、
まずはお昼を食べましょうと
向かったのは桜井甘精堂。 -
栗ご飯の定食
おいしくいただいた。 -
お土産、物色はまだ早すぎ
と思いつつ気になる。 -
-
市の守護神といわれる市神。
取引の平穏無事を保つ為
街道沿いに置かれた。 -
少し迂回しながら
北斎館へ向かう。 -
民家のそばを通り過ぎる時
気になったものが。 -
このお家にあった飾りは、
屋号のデザイン? -
その先,大きな茅葺屋根のお家を見たり、
-
その先の道路際に大きな栗が出ていると思ったら
中には焼き栗のお店。 -
喫茶店のテラスの様子、
など歩くことが楽しい道。 -
北斎館に近づいてきた。
-
前には大木の
メタセコイア。 -
まずは北斎館へ入場。
-
入り口近くに咲いていた
シュウメイギクのうすいピンク色が素敵。 -
館内,
ハンス・J・ウェグナー デザインの
Yチェアが使い込まれた色で良い感じ。 -
ここ小布施は
晩年の葛飾北斎が滞在、
地元の豪農商、高井鴻山の庇護のもとに
岩松院などの天井絵を描いた地。 -
北斎作の版画など多数あり、
ほかにも祭屋台二基が展示されている。
当時85,86歳の北斎が天井絵を描いている。 -
見学が終わり
ここからはタクシー二台に分乗して
観光をしながら宿まで向かう。 -
岩松院近く
タクシーを降りた。 -
タクシーの運転手さんが
北斎と鴻山の関わりを紙芝居風にしてある
絵のところで説明を。 -
仁王門の仁王さま
-
可愛らしいお顔
-
-
本堂には 北斎、最晩年の作品
天井絵「八方睨み鳳凰図」が。
12分割して床に並べ、彩絵した上で
天井に取り付けられた。 -
小布施観光案内、パンフレットより
右が岩松院の天井絵
中国より150両で輸入した鉱石から作った岩絵の具
更に金箔4400枚を使用しているとのこと。
左が北斎館の
祭屋台天井絵「怒涛」図より
<男浪> -
本堂から見下ろせる池には
産卵時にはひき蛙が集まるらしい。
めすが少ないため、奪い合いとなって合戦のようになる。
小林一茶の有名な句
「やせ蛙 まけるな一茶 これにあり」
はここで詠まれている。 -
-
本堂わきでは
野菜、果物などの直売も。 -
-
ご朱印をいただいた。
-
その後、須坂にある
「田中本家 博物館」へ向かった。
タイトルに豪商の館とあるが
敷地は3000坪、
春の庭(表庭)、夏の庭(中庭)
秋の庭(大庭)と建物内部だけでなく
庭園も見どころが満載。 -
江戸中期、須坂藩の御用達を勤めた田中家
苗字帯刀を許される大地主であり
幕末には、その財力は須坂藩をも上回っていたという。
屋敷構えは、100m四方を20の土蔵が取り囲み
その中には、衣装、漆器、陶磁器などなどが
よい状態で保存されている。
その一部を土蔵5棟を改装した展示館で見学できる。
写真は庭で育てられている西洋朝顔、ヘブンリー・ブルー。
丁度、設えられていた棚の下で、手入れをされていた。
8,9月にはブルーの花が一面を覆い尽くすようだ。 -
離れに向かう途中にある
大王松。 -
明治時代に造られた湯殿。
本館の迎賓館に泊まられたお客様専用の湯殿。
河合玉堂など多くの著名人が使われた。
珍しい模様の入ったガラス戸は今では
つくり方もわからないようだ。 -
-
下草として植えられている
草も -
手入れが行き届いているようで
青々と茂っている。 -
敷地の回りを取り囲む
土蔵の様子。 -
庭園を気に入られた
須坂藩のお殿様が
自由に出入りできるようにと造られた
「殿様お忍びの門」 -
左手はぐるりと取り囲む
土蔵蔵の様子。 -
味噌、醤油、漬物などを
貯蔵していた蔵。
ここには3年分の味噌が蓄えられていた。
火災が発生した折には
味噌で扉などの隙間をふさぎ
内部への延焼を食い止めたようだ。 -
秋の庭(大庭)へ回ってきた。
池泉廻遊式庭園。 -
折からムラサキシキブの実が
綺麗な紫色に。 -
このあたりのギボウシも
まるまると大きな葉をつけていて
見事だった。 -
敷石との境目に
瓦を使っているのか?
デザインがおもしろかった。 -
一周して入口に戻ってきた。
-
屋敷の外周の様子。
再びタクシーに乗り込み
宿へ向かった。 -
お宿は
須坂から菅平に抜ける途中にある
仙仁温泉 岩の湯 花仙庵 という。
車を降りて
待合門と名付けられた門から入る。 -
-
あゆみ 入りて
ふるさと 小さな
庵に つきぬ とあった。 -
仙仁川に掛けられた
橋を渡る。 -
日本秘湯を守る会
のお宿。
ただ予約はかなり取りにくいようだ。 -
まずいくつかコーナーに分かれている
ロビーに通されて、
お抹茶と和菓子での
おもてなし。 -
-
-
-
しばらく
旅の疲れを癒しつつ
ここでもたっぷりおしゃべりもして
お部屋へご案内いただく。 -
ここでは
時はゆっくり流れていて -
あせらされる
ことはない。 -
-
お部屋へ通されると
-
ソファの置かれた板の間は
-
床暖房がほんのりと
きいている。 -
翌朝も一番に温泉へ。
-
露天風呂も続いていて
-
誰もいない
静かなひと時を楽しむ。 -
実は内湯からは岩窟風呂という混浴風呂にも入れるが、
入浴する際には写真のようなパンツとタオル状の
ものを巻きつけて入る。
かなり長く広い岩窟を豊富な量のお湯が流れている。 -
あちこちに
さりげなく植物が
飾られている。 -
-
一晩の雨で
空気は一層清々しく変わった。 -
昨夜は見事に食事の写真を取り損ね
朝食を一枚 -
コーヒーポットには
保温の為の火の用意まで。 -
心のこもった
朝ごはんをいただき -
チェックアウトの12時ギリギリまで
宿でくつろぎ -
橋を渡って
-
待合門をぬけると
-
門のそばには、どの鉢も
一本の株から仕立てられた
菊が見事に咲き誇り -
一晩降り続いた雨で
-
落ち葉があちこちに
ちりばめられて -
木の間越しに隠れるように
見えるお宿に -
最後のご挨拶。
-
垣根ぎわに咲く花や
-
所々に
色づく紅葉に -
心のそこまで
癒されて -
旅館前のバス停から
須坂へ向かった。 -
長野で一旦街へ。
駅前のお蕎麦屋さんで
香り高い新蕎麦を頂きエネルギーを補給。
右側は笹寿司だけど
時折友人のお宅で、生産者から直送したものを
頂いていて、そちらの方に軍配が。 -
善光寺までバスで
やってきた。
お詣りをして、お戒壇巡りもして、
御朱印もいただき -
参道ぞいの
お店をひやかしつつ -
5時過ぎのあさまに乗り込み
一泊での旅が終わりとなった。
駆け足で観光をしたけど
宿ではのんびりとくつろいだ旅だった。
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この旅行記へのコメント (4)
-
- たらよろさん 2016/11/19 19:44:51
- 小布施のさらにその奥に・・・
- こんばんは、mistralさん
小布施、また行きたい素敵な街。
以前、行ったときは北斎館に入れなかったので、
今度はぜひリベンジしたいの〜
街並みも素敵だし、食べ物も美味しいし、街歩きものんびり楽しい良い街ですよね〜
でも、そんな長野の北の街の、更に北に。。。
素敵なお宿があるんですね〜♪
和洋の折衷した雰囲気が良い感じ。
岩窟風呂というのも気になるなぁ〜
なかなか予約が取れないらしい、、、、というのも気になるフレーズ笑
なら、頑張って取るしか無いじゃない(笑)
よし、来年狙ってみるかなぁ〜〜
って、その前に、大体の予算を確認しないと(笑)
たらよろ
- mistralさん からの返信 2016/11/20 19:16:44
- RE: 小布施のさらにその奥に・・・
- たらよろさん
こんばんは。
いつも有難うございます。
> 小布施、また行きたい素敵な街。
> 以前、行ったときは北斎館に入れなかったので、
> 今度はぜひリベンジしたいの〜
> 街並みも素敵だし、食べ物も美味しいし、街歩きものんびり楽しい良い街ですよね〜
小布施、いらっしゃってたんですね〜
綺麗な街並みですね。
そして適度にモダンなテイストもあって。
沢山の旅行者が訪れるのがわかる気がします。
> でも、そんな長野の北の街の、更に北に。。。
> 素敵なお宿があるんですね〜♪
> 和洋の折衷した雰囲気が良い感じ。
> 岩窟風呂というのも気になるなぁ〜
> なかなか予約が取れないらしい、、、、というのも気になるフレーズ笑
> なら、頑張って取るしか無いじゃない(笑)
沢山の良いお宿に泊まっておられるたらよろさんにも
気に入っていただけると良いのですが。
リピーターが多いらしいですよ。
泊まったら次回の予約をされるとか。
> よし、来年狙ってみるかなぁ〜〜
> って、その前に、大体の予算を確認しないと(笑)
大丈夫、大丈夫!
是非
チャレンジを。
mistral
-
- わんぱく大将さん 2016/11/02 10:52:50
- 紅葉
- mistralさん
そろそろ紅葉が始ってるんですね。そりゃ床暖房が入る季節になりましたもんねえ。
こちらはいつでも床冷房ですけどね。
大王松、これが試験管洗う、長いブラシのように見えて仕方なかったです。???
大将
- mistralさん からの返信 2016/11/02 18:27:43
- RE: 紅葉
- 大将さん
> そろそろ紅葉が始ってるんですね。そりゃ床暖房が入る季節になりましたもんねえ。
> こちらはいつでも床冷房ですけどね。
肌寒い頃の床暖房は有難いですね〜
最近ではお寺にも時折設置されているのを見かけるようになりました。
> 大王松、これが試験管洗う、長いブラシのように見えて仕方なかったです。???
試験管洗い!には最適の形状、長さ!ですね。
生け花でよく使われるようです。
mistral
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