2016/10/21 - 2016/10/21
550位(同エリア1791件中)
おそばさん
JR四国のバースデイきっぷで愛媛、高知と巡って最後は高松へ。
瀬戸大橋を渡る観光列車「ラ・マルせとうち」で四国を後にします。
ところがトラブル発生で、高松駅の発車が大幅に遅れることに。
今日中に岡山から新幹線で九州まで帰らないといけない私は、他の手段で帰る判断を迫られる事態に。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 新幹線 JR特急 JRローカル
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-
午前中、高知で高知城を観光した後、特急南風で丸亀へ。
丸亀からは特急いしづちに乗り換えて高松にやってきました。
高松から児島までは(JR四国のバースデイきっぷ利用なので児島までしか効力がない)
全車グリーン席の観光列車「ラ・マルせとうち」に乗車します。高松駅 駅
-
高松駅では30分ほどしか時間がありませんでした。
-
そのため、駅構内にあるうどん屋さんで肉うどんを食べました。
せっかくうどん県に来たのですからね。食べずに帰るのは失礼かと思って。連絡船うどん グルメ・レストラン
-
これがこれから乗る、「ラ・マルせとうち」。
今回の四国旅行で私が利用しているJR四国のバースデイきっぷは、
瀬戸大橋を渡って岡山県の最初の駅、児島駅までが乗り降り自由の区間で、
ちょうどこの「ラ・マルせとうち」は児島駅に途中停車しますので、
高松から児島までこの列車に乗って瀬戸大橋を渡ります。 -
「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」はJR西日本の観光列車。
岡山から宇野みなと線と瀬戸大橋線を走る「ラ・マルせとうち」と、
10月から運転開始したばかりの山陽線を尾道まで走る「ラ・マルしまなみ」があり、
この秋(2016年9月~11月)は毎週金曜日に、瀬戸大橋を渡って高松まで1往復しています。
運転日は、かなり複雑になっていますので、公式サイトをご覧ください。
全車グリーン車のため、乗車券の他にグリーン券が必要です。 -
車内はこんな感じ。
伊予灘ものがたりのように、片側はカウンター席のように窓側を向いています。
伊予灘ものがたりと違って、ラ・マルせとうちは、
瀬戸大橋区間では右も左も瀬戸内海が見えます。
瀬戸大橋以外の区間は、ほぼ海は見えませんので、席はこだわらなくて良いでしょう。
海以外の景色で1つ挙げるなら、香川県にある飯野山。別名を讃岐富士。
麓まできれいな円錐形をした特徴的な山が坂出あたりで見えます。
これを見たら、四国に来たな~って思いますね。 -
伊予灘ものがたりが、景色と料理を楽しませるのが目的の列車としたら、
ラ・マルせとうちは、あくまでも目的地までの移動手段の性格が強く、
目的地(宇野や高松)から、さらに船で瀬戸内の島々へ行きましょう、
という列車だと感じます。
瀬戸内国際芸術祭の期間中をメインとして運転しているように、
芸術祭へのアクセスの1つとして、楽しませてくれる列車ですね。 -
ここが自転車を置くスペース(8台分)。
予約が必要ですが、
宇野から、フェリーで直島や豊島(てしま)へ渡って、
もしくは尾道から、しまなみ海道へ、そのままサイクリングができます。
まあ実際、自転車を持ち込む人がどれくらいいるのかはわかりませんけど。
※岡山⇔高松 は自転車は持ち込めません。
持ち込みできるのは、岡山⇔宇野、岡山⇔尾道です。 -
瀬戸内エリアの観光パンフレットと、旅ノートが置いてあります。
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記念スタンプ。
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手で回してパラパラ漫画になる装置。
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網棚の部分は本棚にww
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座席に置いてある岡山と香川の瀬戸内エリアの地図と、列車限定お土産メニュー。
宇野港、高松港、児島観光港など、
岡山・香川エリアの港から、瀬戸内の島々への航路図になっています。
瀬戸内ではフェリーでの移動は日常生活になっています。 -
高松で30分しか時間がないと書いていた割に、
うどんを食べて、写真もたくさん撮ってるやないか!
そうなんです。
実はここでトラブルが発生して、発車が大幅に遅れているのです。 -
それが、これ。
10月21日14時ごろ、鳥取県を震源とする最大震度6強の地震。
高松市でも緊急地震速報を受け、震度4を観測したのでした。
四国島内は30分ほどで運転再開しましたが、
瀬戸大橋方面の列車は、橋の点検に時間がかかるため、運転再開が17時以降になるとの案内がありました。 -
仕方ないので、発車を待つ間、本を手に取ってみます。
しかし、気が気ではありません。
本当に17時に再開できるかな。余震はもうないかな。
私は東日本大震災の時には、出張先の海浜幕張から八丁堀まで、
9時間かけて歩いて帰るという大変な目にあった経験があります。
今年4月には、熊本地震による震度5の揺れと、余震が続く日々も経験したばかり。
休暇は今日まで、明日は仕事に行かなきゃならないのに。 -
そして、続報で新しい情報が放送で案内され、決めました。
瀬戸大橋線の運転再開は18時以降になる→さっきより遅くなった!
瀬戸大橋線で列車が立ち往生している(これは自分でスマホで調べた情報)→余震で自分たちが立ち往生したら嫌だ!
フェリーで宇野に渡ろう。 -
いろいろ情報を調べてくれた車掌さん、アテンダントさんに、
諦めてフェリーに乗りますと告げ、電車を降り、改札を出て、
高松駅から10分ほどのところにある、高松港宇野行きフェリー乗り場に向かいました。四国フェリー(株) 乗り物
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本当に申し訳なかった。
乗客の一人ひとりに、岡山まで乗った後どこまで帰るのかを尋ねられて、
九州まで行く私が、何時ののぞみに乗れば今日中に帰れるのか、調べてくれました。 -
「お急ぎでしたら、四国内は動いているので、
坂出か宇多津まで行って、そこから児島までタクシーで橋を渡れば、
児島からはまた岡山エリアは電車が動いてます」
という代替案を出していただきました。 -
私が、「宇野線が動いているのなら宇高航路のフェリーで帰りたい」と言えば、
フェリーの時刻と、宇野線の運行状況を調べてくださいました。 -
長い待ち時間を少しでも楽しませるため、
(もっとも私はフェリーにしたので参加しなかったけど)
車内でビンゴゲームを開催してくださいました。
車掌さん、アテンダントさんも、
せっかく来たので、列車を楽しんでもらいたいと思っていらっしゃったに違いありません。
私も、もう余震がないと分かっていれば、3時間くらい待っていました。
でも、余震がくるかこないかなんて、誰にもわからないのです。
私は、確実に岡山に近寄るために、フェリーを選び、四国を後にしました。 -
これも、後になれば、きっと良い旅の思い出なのです。
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想定外のフェリーですが、こうなったら船旅も楽しみます。
女木島です。
桃太郎伝説では「鬼が島」とされている島です。 -
女木島を右手に、フェリーは瀬戸内海を横断します。
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はるか遠くに瀬戸大橋が見えました。
※PC推奨 -
海上の要衝、たくさんの船が航行しています。
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これは直島ですね。
かなり岡山県に近い位置にある島なのですが、香川県になります。 -
意外と大きな島で、集落も見えました。
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直島のすぐ西側を航行します。
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そしたら、フェリーなおしまとすれ違いました。
間違いなく、直島と本土を結ぶフェリーでしょうね。 -
直島の横を過ぎると、もう間もなく岡山県玉野市の、宇野港に着きます。
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高松港を出て、1時間とちょっと、宇野港が見えてきました。
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接岸。
写真は船内から撮ったとなりの船。
無事に宇野に着きました。
宇野線は運行再開しているので、これで岡山まではあと1時間ほど。
無事に今日中に九州に帰れそう(^^)宇野港 乗り物
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宇野港から宇野駅はすぐ近く。歩いて数分です。
この日は、瀬戸大橋をあきらめた人が他にもいたため、
普段よりもかなり多くの人が宇野駅から列車に乗ったと思われます。
宇野線は、20分ほどの遅れがあったものの、運転していました。
岡山へは、茶屋町行きで茶屋町まで行って、岡山行きに乗り換えです。
夕方以降は、余震も特になさそうだし、
新幹線もあまり遅れなく運転しているようだし、よかったよかった。
・・・と思ったら、最後にオチが('A`)宇野駅 駅
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茶屋町で岡山行きを待っていると、とある通過列車が。
「2番線に入ります列車は、運転停車の列車です、ご乗車になれません」
そう、瀬戸大橋方面からやってきたのは、
運行再開が前倒しになって、当初の予定よりも早く瀬戸大橋を渡ってきた、
まぎれもなく、私が高松駅で乗車を諦めた、
「ラ・マルせとうち」まさにその列車なのでした(ノ∀`)茶屋町駅 駅
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