バンクーバー経由、デンバー起点でグランドサークル　９日目　（キャニオンランズ国立公園 → デンバー）

2016/09/30 - 2016/10/11

１０月８日（土）この日も晴れ。5時半起床。キャニオンランズで朝日見物の後、デンバーに向かいます。この旅一番の長距離ドライブとなります。
この日の走行距離は458マイル（737km）、歩数は17.966歩です。

〈旅程〉
９月３０日　羽田→バンクーバー　　　　　　　　　　　　　　　　　　バンクーバー泊
１０月１日　バンクーバー市内観光　　　　　　　　　　　　　　　　　バンクーバー泊
１０月２日　バンクーバー→デンバー→デュランゴ　　　　　　　　　　デュランゴ泊
１０月３日　メサヴェルデ→フォーコーナーズ→モニュメントバレー　　モニュメントバレー泊
１０月４日　モニュメントバレー→グランドキャニオン　　　　　　　　グランドキャニオン泊
１０月５日　グランドキャニオン→アンテロープキャニオン→ザイオン　ザイオン泊
１０月６日　ザイオン→ブライスキャニオン　　　　　　　　　　　　　ブライスキャニオン泊
１０月７日　ブライスキャニオン→キャピトルリーフ→アーチーズ　　　モアブ泊
１０月８日　キャニオンランズ→デンバー　　　　　　　　　　　　　　デンバー泊
１０月９日　NFL観戦　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デンバー泊
１０月１０日　デンバー→サンフランシスコ→羽田（１０月１１日）

エリア キャニオンランズ国立公園周辺(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝6時、オープンと同時に朝食コーナーに入ります。
職人風の客ばかりで観光客はいません。

ベストウェスタン プラス キャニオンランズ イン ホテル

無愛想なおじさん一人がサービスしています。
やはり紙食器、プラスチックのフォーク・ナイフ・スプーンです。合理的。

品数は少ないですが、不満はありません。
これまで通り、ちゃっかり昼食分も仕込みます。グランドサークルでは時間的にもロケーション的にも昼食をとることが難しく、バフェの食材は助かります。

夜明け前に出発です。ただ、出発準備に多少時間がかかったので空が白んできています。

美しい夜明けです。

191号線を北上します。

キャニオンランズの入り口で左折すると踏切があります。一旦停車は必要ありません。

デッド・ホース・ポイントは時間があれば、ということで後回し。
ビジターセンターはまだ空いていません。

キャニオンランズ国立公園 国立公園

日が昇ってきました。
メサアーチでのご来光には間に合いそうもありません。

メサアーチの駐車場に到着、ほぼ満車。

まだ暗いうちに来る人が道に迷わないよう、目印の石が積んであります。

日の出は過ぎましたが、アーチの周辺にはカメラ小僧が群がっています。

メサアーチ 自然･景勝地

アーチの下部に反射する朝日をかろうじて写真に収めることができました。

これがお約束のアングル。間に合ってよかった。
モナリザの背景みたい。

その右側。

iPhoneでも1枚。

崖っぷちに立ってヨガのポーズをとる女性。
朝日を浴びると良いことがあるのかな。

向こう側は断崖絶壁です。

アーチの付け根から。

アーチ越しの眺め。断崖絶壁です。

日がだいぶ高くなってきました。

カメラ部隊も撤収です。

続いてグランドビュー・ポイント。

こんな眺めです。

グランドビューポイント 自然･景勝地

台地状の部分にはホワイト・リム・ロードが走っていて、四駆などで走行も可能です。
時間があればやってみたい。

幻想的。こういう光景はこれまで何度となく眺めてきましたが、それぞれに面白く、見飽きません。

断崖を照らす朝日。

人はあまりおらず、静かです。

続いて、グリーン・リバー・オーバールック。

少しだけグリーン・リバーが見えます。

グリーンリバー展望台 自然･景勝地

コンデジよりiPhoneの方がシャープに撮れます。

ビジターセンターで地図をもらおうとしたら、年間パスの提示を求められます。
国立公園のゲートでもそうですが、女性スタッフの方がルールに厳しい。
本来のトイレが使えず、駐車場の端にある仮設トイレへ。

4トラ旅行記によくアイランド・イン・ザ・スカイと出ているので、どんなビューポイントかと思ったら、ここでした。なーんだ！！
「ロドス島で私はオリンピア競技者でも及ばない大跳躍をした」と自慢する選手に、「ここがロドスだ。ここで跳べ！」と言ったイソップ寓話を思い出しました。

天空に広がる大地。まんまのネーミングです。

アイランド イン ザ スカイ 山・渓谷

旅行記でよくみる景色を探して、アプヒーバル・ドームまでやってきました。

ファースト・ビュー・ポイントまで0.5マイルほどです。

あの丘の上かな。

着いてみるとクレーター状の地形です。
近すぎて私のコンデジでは全体が収まりません。

この辺が中央。

右端。
この地形ができた原因には2説あるそうです。隕石衝突説と褶曲した地層の岩塩が雨で流されてできた説。
月面クレーターのような隕石衝突説の方が夢があります。

ゆっくり見物していたら11時近くになってしまいました。計画より1時間遅れ。
ビジターセンター近くのグースネック・オーバールックには立ち寄らず、いよいよデンバーに向かいます。

デッドホース・ポイントも省略です。

キャニオンランズに向け、山道を登るバイカー。

どんどん高度を下げていきます。

6日間回った国立公園ともお別れです。

左折して191号線。

昨日通ったクレセント・ジャンクション間近です。

再びフリーウェイ70号線に。一路、デンバーを目指します。

コロラド州に入ります。

コロラド州に入ると周囲の景色が優しくなってきます。

グランドジャンクションで一旦降りてコノコのスタンドで給油。
ここもプリペイド方式。とりあえず10ドル（1,052円）分。
どこのスタンドもコンビニ併設なので、コーヒー2杯とスポーツドリンクを買い、バフェの食材と車の中で昼食。6.97ドル（770円）。

再度フリーウェイに乗ると、程なく山岳部に入ります。

快適なドライブです。

大型トラックを追い越します。

トンネル。

左側はコロラド川。

コロラド川沿いの小さな町々を通り過ぎます。

快調に飛ばして距離を稼ぎます。

緑の山と川、美しい。

ライフルのあたりだったでしょうか？
穏やかな山並みが美しい。

また谷あいに入ってきます。

ハンギングレイク・レストエリアの標識。電光掲示板には満車の表示。
レストエリアはいくつか通過しましたが、どんなものか、全く知らないので入ってみることにしました。

ゲートがありますが、無料です。

なんとか駐車スペースを見つけて、車を降ります。

美しい紅葉。

湖面が鏡のように静かで、山が綺麗に映っています。
ハンギングレイク・パーク。後で知りましたが、コロラド州で最も人気のあるハイキングコースの一つだそうです。

てっぺんがかけたのでもう1枚。

トイレ以外に目立った施設はありません。
レストエリアはその名の通り、美しい景色を見ながら一息いれる場所のようです。

反対側の山。

存在は誰かのブログで知っていましたが、まさかここだとは思いもよりませんでした。
季節も最高、得した気分です。

レストエリアの出口は反対車線に出る一本しかありません。
しばらく逆方向に走り、一旦下に降りて再度乗り直します。ネバーロストが初めて役に立ちました。

再びトンネル。

美しい町。エイボンとベールの間はスキーリゾートのようです。

もう雪が降ったようです。

道路近くにも残雪。

遠くに見えるのはマウント・エヴァンスでしょうか。標高4,350mもあるそうです。

デンバーに向けて高度を下げていきます。

雪の残る山肌。

またレストエリアを見つけたので、味をしめて立ち寄ってみました。
眼下にジョージタウン・ループ鉄道が走っていました。これも予想外。

ジョージタウン ループ鉄道 アクティビティ・乗り物体験

ジョージタウン・ループ鉄道は、ジョージタウンとシルバー・プルームを結ぶ7.2kmの路線で、最初の3kmの間に約200mも登るそう。出発してすぐに円を描くように登って行くのでループ鉄道と呼ばれているようです。
本来は蒸気機関車らしいですが、今は整備中のためディーゼル機関車でした。

しばらく待つとさらに向こうの鉄橋の上に再び姿を見せます。

だいぶデンバーに近づいてきました。車が増えてきます。
この先もフリーウェイが続きますが、車が多いのと分岐や合流が多く、出口を探すのに必死で写真を撮る余裕はありません。
ネバーロストは小さな画面でカバーする範囲が狭く、見づらいです。案の定、出口を通り過ぎてしまいました。しかし、間違った出口で出てもしっかり道案内はしてくれます。マッチポンプと言ったところでしょうか。

久々の大都会。
デンバーは人口65万人、コロラド州の州都です。

土曜日、ゲーム・デーの前日でもあり、街は賑わっています。

観光馬車も行き交っています。

グランド・ハイアット・デンバー・ダウンタウン。２泊します。
バレー・パーキングは1晩42ドルだそうです。当然、セルフ・パーキングにします。1晩16ドル（1,700円）×2。

グランド ハイアット デンバー ホテル

キングサイズベッド2台。

洗面台もおしゃれ。

水周りは普通。掃除は行き届いています。

シンプルモダンのハイアットタッチ。

少し休息して服を着替え、夕食に出かけます。

この時計台はD & F タワーというらしいです。16番ストリートのどこからでも見えます。

目抜通りの16番ストリート。大勢の人が歩いています。

16番ストリートモール 散歩・街歩き

客待ちをする観光馬車。

パーリーピーポー。跳ねたのかしら？

ラリマースクエアに予約した店があります。

ラリマースクエア 旧市街・古い町並み

両側は賑やかなレストラン街。
歩道のオープンエア席も人でいっぱい。

ここが日本から予約したリオハ（Rioja）。デンバー屈指の人気店（残念ながら4トラに地点登録なし）。
夜7時、満席です。

オシャレな店内。

デンバーはビールが有名なので、とりあえず地ビール。コロラド・クリーム・エールだそうです。
缶には26とあります。通り？それとも番地？シンプルなデザインです。

からし菜のサラダ。二人でシェア。いろんな木の実やチーズが入って美味。

私は、骨付きラムのハニーバーボン蒸し（honey bourbon braised lamb shank）。
赤ワインを追加。

妻は、プライム・スカート・ステーキ（prime skirt steak）。
驚いたことに、この旅で妻は夕食のほとんどがステーキでした。日本の牛肉より好みに合うようです。

いつも通りデザートは頼みません。
すると、口直しにミントの葉の天ぷらに砂糖をまぶしたものを持ってきてくれました。
甘いけどさわやかです。
しめて117ドル（12,300円）。海外での夕食はいつも特別な時間、満足です。

店を出ます。
内装といい、料理といい、NYやLA、東京でも通用する店だと思います。さすが大都会。

ラリマースクエアを後にします。

土曜日の夜、街はまだ賑わっています。

この旅行記へのコメント （2）

• 旅行三昧さん 2017/06/03 21:55:23

  メサアーチのサンライズ

  beanbagさん
  
  こんばんは。旅行三昧です。
  
  いいですね。グランドサークル。早く行ってみたいです。
  グランドキャニオンウエストしか行ったことがないです。
  
  メサアーチはサンライズに間に合わず残念でしたね。是非サンライズのメサアーチを観てみたいものです。
  
  グランドキャニオンウェストに行ったのも、かれこれ10年前。
  是非近いうちにグランドサークルを巡ってみたくなりました。
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  
  旅旅旅-- 旅行三昧 --旅旅旅
  

  beanbagさん からの返信 2017/06/07 08:20:00

  RE: メサアーチのサンライズ

  旅行三昧さん
  
  お礼が遅くなり申し訳ありません。
  いつも旅行記をご覧いただきありがとうございます。
  
  日の出には間に合いませんでしたが、メサアーチの景観は素晴らしかったです。
  グランドサークルの国立公園は、どこもスケールが大きく個性的で興味が尽きることがありませんでした。少しでも良いのでぜひ自分の足で歩いて大自然と直接触れ合ってください。一生の記憶に残る体験ができること請け合いです。
  
  立山黒部アルペンルートにいらっしゃったのですね。これだけスケールの大きな景観が味わえるのは日本でもそう多くはありませんね。
  私も若い頃は少しだけ山をやっていたので立山にも登りましたし、黒部ダムから下流の宇奈月までいわゆる黒部渓谷水平歩道を２日かけて歩いたこともあります。その時は黒部渓谷の雄大さに感動しましたが、グランドキャニオンはその何倍も大きく、改めて大自然の偉大さに気づかされました。
  
  アメリカは歴史が浅いので、見所はやはり大自然です。いつも森の番人さんの旅行記を拝見して、ぜひ再訪したいと思いを募らせています。諸事情あってしばらく海外旅行は行けませんし、ヨーロッパもまだ手付かずの場所が多いのでいつ実現するのかわかりませんが‥。
  
  これからもよろしくお願いします。
  
  beanbag