2016 秋 小樽 銀行めぐり 日本銀行 北のウォール街

2016/10/15 - 2016/10/15

今年は春に東京駅・東京ステーションホテル・佐賀の旧唐津銀行本店、そして秋には日本銀行京都支店など、辰野金吾氏の建築を目にする機会が多々ありました。唐津銀行で日銀の小樽支店もぜひと言われ、近くにいるのに訪れていませんでした。秋晴れの一日、せっかくなので小樽の銀行として活躍していた建物を巡ってみました。

エリア 小樽(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩

秋晴れの一日。気温も高めで今日は小樽まで銀行めぐり。８時前に自宅を出て札幌から30分ほど電車に乗ると海が見えてきました。ここは銭函の海。ぜにばこ・・我が家にも欲しいわぁ・・

小樽駅に9時前に到着。4番ホームは別名裕次郎ホーム。もう石原裕次郎も知らない人の方が多いのでしょうね。４がヨットの形になっています。裕次郎ホームはエスカレーターの後方にあります。

小樽駅のランプ。これは小樽で有名な北一硝子の寄贈品。観光案内所で地図をもらいます。

銀行めぐりをする前に、石川啄木の歌碑があると地図に載っていたので探す探す・・・無い！駅からかなり歩くがない。何と駅のすぐ横にありました。三角市場の手前です。

ポツンと寂しげに建っています。啄木らしいといえばそうだけど・・・

今日の銀行めぐり。１カ所だけ花園にあるので、まずは花園へ。小樽無尽㈱の本店。昭和10年建設。最近まで北洋銀行の支店として活躍していたそうです。

現在は使用されていないようです。

花園から堺町へ。ここは小樽浪漫館。ガラス小物やアクセサリーを販売しています。

この建物は百十三銀行の小樽支店でした。昔の銀行は第一第二・・・・と順番に名前が付けられ、今でも八十八銀行などがあります。

朝食を食べて来なかったので、ここのカフェ デコでホットケーキとコーヒーを。710円也。店内の奥にカフェがあります。

浪漫館からすぐ近くにあるオルゴール堂海鳴楼。観光地には何故オルゴール堂がたくさんあるのでしょう・・

ここは第百十三国立銀行の建物でした。ここのカフェはクローズされてました。

小樽浪漫館からすぐ、北のウォール街と呼ばれる場所に運河ターミナルが2006年開業しました。

ここは三菱銀行小樽支店だった場所。

中にはあまとう・ぱんじゅうの桑田屋・小樽バイン・バス乗り場があります。

運河ターミナル向かいにあるホテルヴィブラントオタル。

こちらは2017年9月から似鳥美術館となっています。あのニトリです。
小樽芸術村として旧三井銀行・ステンドグラス美術館と共にオープンしています。

ここは拓銀、北海道拓殖銀行小樽支店でした。今はホテルになっており、金庫室も宿泊できるようです。

ホテル向かいにある小樽郵便局。重厚な建物です。

郵便局向かいにある事務所になっているビル。

第一銀行小樽支店のビルです。

郵便局から山側に歩いて行くと小樽バインがあります。ここは北海道銀行本店だった建物。

中はワインショップ・カフェになっています。別の場所でお昼にする予定でしたが、こちらのカフェでワインとサラダとパンのランチ。ワインは美味しいけれど、パンが食パンのフランスパンでがっかり！ワインを売りにしているならパンにも気を使ってほしい！

今日のメイン、日銀小樽支店。現在は日本銀行旧小樽支店金融資料館という名称になっています。やはり趣が違います。存在感が違います。

金庫室の内部。扉の厚さが凄い。

辰野金吾氏のカラーが良く出ています。中央はカットされた一億円分。左下は二千円札、そういえばどうしちゃたんでしょうね、二千円札。

日銀小樽支店の案内板。2002年まで営業されていました。改めて小樽ってすごい場所だったのだと気付かされます。

日銀を出て 手宮線跡地を抜けて行きます。ここは北海道で最初の鉄道開業区間の一部が保存されています。

ここは安田銀行小樽支店だった建物。

今はレストランになっています。ここでお寿司をと思いましたが、アジア系の団体客で入れませんでした。

すぐ近くにある第四十七銀行小樽支店の建物。建設会社になっているようですが・・・

小さな建物です。ガソリンスタンドの通りを挟んだ向かいにあります。

今日は銀行めぐりなので、運河通りをスル―します。観光バスとアジア系の方でまだまだ混雑しています。

北菓楼で小樽店限定の果樹園の６月のお菓子を購入。六花亭は基本的に限定品はあまり販売しません。

今日の最後の銀行めぐりは銀の鐘１号館として営業しているこの建物。メルヘン交差点の前です。

ここは中越銀行小樽支店だった建物です。

２階でお茶する事に。セルフサービスのカフェ。カップは持ち帰れます。キティちゃんのカップは620円。温かい飲み物はおかわり自由、冷たい飲み物は2杯まで。

カップを持ち帰るかは、選択制にしてくれた方が良いかな・・・

メルヘン交差点のシンボル。カフェの窓からも見えます。今日の銀行めぐりは無事終了。

かつての小樽は今の札幌より凄い商業都市だったのだと思いました。歴史的建造物は80を超えます。次はまた違ったテーマでめぐってみましょう。

帰りは南小樽、地元の人は なんたる と呼びます。なんたるの駅はコンビニの一部かと思うほど目立たない駅でした・・・