2016/10/11 - 2016/10/12
212位(同エリア821件中)
コットングラスさん
- コットングラスさんTOP
- 旅行記200冊
- クチコミ6件
- Q&A回答77件
- 476,588アクセス
- フォロワー51人
八方尾根登山コース、右手に白馬岳、杓子岳、白馬鑓ヶ岳左手に五竜岳、鹿島槍ヶ岳の山岳大パノラマを見ながらの尾根歩き。
2016年秋、9月、10月となかなか天気の良い日がない中、この日と言えるところを選び出発。前日、道の駅に車中泊し、朝一番のリフトに乗って唐松岳を目指しました。
唐松岳には2015年9月にも向かいましたが、途中八方池あたりで天候も崩れそうなので断念、今年こそはと再チャレンジ。
八方尾根から日帰り登山もできる山ですが、頂上の山荘でゆっくり山の景色を楽しんだり夕焼けや日の出が見たいので唐松岳頂上山荘泊としました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2016/10/11
8:15
前日道の駅で車中泊し、白馬村へ。
黒菱平の無料駐車場に車を止め、登山支度を整えて黒菱第3ペアリフトの始発に乗りました。 -
山は見えていませんがリフトの従業員の方は上は抜けて(雲が)いるのではないでしょうかと言っていました。
-
この黒菱第3ペアリフトは車で来て登山をする人が多く利用しています。
まだ雲を抜けていません。 -
8:28
黒菱第3ペアリフトを下りて少し歩いた所にあるグラートクワッドリフトに乗り継ぎます。 -
グラートクワッドリフトより。雲を抜け山の姿が現れました。
左が鹿島槍ヶ岳、右が五竜岳 -
五竜岳2813mどっしりした山です。
-
雲海
グラートクワッドリフトを下りた所が登山の基点である八方池山荘です。 -
8:45
八方尾根を登り初めます。まずは八方池を目指して。
建物は八方池山荘(第1ケルン)1830m
八方池は2060m、200m程度の標高差です。
左右に木道(階段)があります。階段の高さが違いどちらを選んでも最後には一緒になります。 -
雲海に浮かんでいるような山々、妙高山方向。
-
最初はごろごろした岩を登って行きます。
その後左右に木道の階段が出てきます。 -
青空が見え初めました。
左から白馬鑓ヶ岳2903m、杓子岳2812m、白馬岳2932mの白馬三山 -
8:59
八方池山荘方向を振り返って。 -
左は鹿島槍ヶ岳2889m、右五竜岳2814m
こちらも青空になって来ました。 -
雲海、戸隠山方向
-
雲海が素晴らしい。
-
9:16
石神井ケルン(八方山ケルン)1974mに到着。 -
もうすっかり青空!気持ち良く登れます。
-
9:27
第2ケルン(息(やすむ)ケルン)2005mに到着。 -
第2ケルンの後方が不帰(かえらず)の嶮(けん)
-
不帰嶮(かえらずのけん)、青空に映えています。
-
9:36
八方ケルン2035mに到着。 -
登りやすい道です。
-
青空!
-
ここから見える山の展望図
唐松岳2696m、不帰Ⅲ峰、不帰Ⅱ峰、不帰Ⅰ峰、天狗の大下り、天狗の頭2812m
白馬鑓ヶ岳2903m、杓子岳2812m、白馬岳2932m、小蓮華岳2768m、白馬乗鞍岳2436m
天狗原2204m -
9:44
八方池が見えて来ました。 -
左から不帰嶮、天狗の大下り、天狗の頭
-
左から唐松岳2696m、不帰嶮Ⅲ峰C群、B群、A群
-
9:49
第3ケルンに到着。
後方は不帰嶮 -
第3ケルンと下方に八方池
-
第3ケルンと後方は白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳の白馬三山
ケルンには「松唐」プレートが埋め込まれています -
第3ケルンと後方は白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳、下部に八方池
-
9:53
八方池2060m 天狗の頭と白馬三山 -
今日は山小屋泊り、時間はたっぷりあるので八方池を十分楽しめます。
-
不帰嶮Ⅱ峰
-
10:00
八方池に到着。八方池山荘からは1時間15分でした。
(昭文社 「山と高原地図」のコースタイムは1時間) -
八方池、これまでも何度か来ていますが今日のような青空はなかなかありませんでした。
八方池と左から不帰の嶮、大きくV字になっているところは天狗の大下り、天狗の頭。 -
左から不帰Ⅱ群北峰、不帰Ⅰ峰、天狗の大下りと八方池
-
昨年9月に来た時は天気が悪く全く景色が楽しめなかったので感激です。
この時間になると朝一番のゴンドラで上がって来た団体の方もかなり増えてきます。 -
10:10
この素晴らしい景色を堪能し、次の目標の丸山ケルンへ向かいます。 -
10:25
ダケカンバ
この辺りのダケカンバは「上の樺」というようです。 -
もう葉は落ち切っています。
ここは標高2000mを超えている所で本来ダケカンバは見られないはずですが
八方尾根は特別に生えているようです。 -
登山者は日帰りの人や唐松岳泊りの人や唐松岳から五竜岳を目指す人など様々。
-
八方池から先は登山道であり、登山装備が必要です。
-
登山道を振り返って。
-
手前が五竜岳、奥が鹿島槍ヶ岳こちらの方角は青空がなくなって来ました。
-
11:05
扇雪渓
この先は次第に木々の数は少なくなります。 -
扇雪渓、例年なら雪渓が残っているはずですが、今年は全くありません。
-
ダケカンバは風雪で殆ど曲がって立っています。
この辺りは少しの間急登です。 -
丸山ケルン(右の山の頂上)が見えて来ました。
-
この辺りも少しの間急登ですが9月に行った燕岳のような急登の連続はありません。
-
この辺りまで来るとダケカンバも少なくなり殆どハイマツになっています。
-
11:40
丸山ケルンに到着。プレートには唐松←丸山→黒菱
八方池からは1時間30分でした。 -
丸山ケルン2430m
八方池山荘、第1ケルン1820mからの高低差は610m
八方池2060m丸山ケルン2430mで実質的には唐松岳登山の大きな登りはこの区間です。
青空に雲が増えて来ています。 -
丸山ケルンまで来ると不帰嶮の岸壁が目の前に迫ってくる感じです。
-
不帰嶮をズームで。
ここを歩くのはとても無理! -
丸山ケルンはこれから唐松岳まで向かうに当たっての休憩ポイント。
-
11:50
目的地唐松岳頂上山荘を目指して最後の登りへ出発。
丸山ケルン2430mから唐松岳頂上山荘2620mまでは標高差は190m -
八方池から丸山ケルンまでの登山道に比べたら比較的なだらかで登りやすいです。
-
ザレ場は注意を払って。
-
谷側にはストックを突かないように。
-
五竜岳方面へ。
-
登って来た道を振り返って。
-
五竜岳へ向かう方面
-
五竜岳もかなり近くに。
-
落石防止のネットが数か所に張られています。
-
不帰嶮と天狗の頭
-
この辺も気をつけながら。
-
もう少しで唐松岳頂上山荘。この辺りも気を引き締めて。
-
唐松岳頂上山荘が見えました。
-
ズームで。
-
下山する人たちは白馬や五竜からの縦走してきた?方々でしょうか。
-
振り返って
-
12:40
唐松岳頂上山荘に到着
丸山ケルンから40分、八方池山荘からはちょうど4時間でした。
(昭文社 「山と高原地図」のコースタイムでは3時間50分) -
山荘にチェックイン
-
受付で登山者名を記入
今日は平日なので宿泊者も多くなくゆっくり泊れそうです。 -
売店
ワインやコーヒー、カップヌードルなどがあります。
ビールや水は自販機で購入。 -
部屋は2階の3号室
トイレは1階大変綺麗です。 -
上段A 上段C 下段B 下段Dとなっており指定されたのは下段B(窓際の階段のある下)でした。
まだ誰も来ている人はいません。
この部屋は最終的には6人のみで楽々眠ることが出来ました。
9月の燕山荘は土曜日で、超過密であり殆ど眠ることが出来ませんでした。 -
この部屋の窓からはなんと剱岳や立山の山並みを見ることが出来ます。
素晴らしいロケーション。 -
13:30
1時間程度ひとやすみし、山荘にリュックを置いて身を軽くして唐松岳山頂へ向かいました。 -
山荘から頂上までは約20分
-
唐松岳頂上山荘は2620m唐松岳山頂は2695mと75mだけの登りです
-
13:51
唐松岳頂上に到着
頂上に着いた時点で霧が出てきて山頂からの視界はゼロとなりました。
翌朝再度登った時は晴れて360度見渡す限りの景色が楽しめました。
(旅行記その2に記載) -
唐松岳山頂標高2695m
ここから不帰嶮を超えて天狗の頭から白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳といった縦走路もありますが上級登山者のみが行ける嶮しい道です。
ものすごく寒く、風もあり、霧も晴れそうもないので山荘に戻ります。 -
14:53
山頂から降りてきたころには霧もなくなりました。
山荘前から左立山連山、右に剱岳が良く見えてきました。 -
剱岳2999m
なんと格好のよい山でしょうか。
上級登山者のみが到達できる山。 -
山荘の正面にある登山の安全を祈る“唐松岳頂上山荘の鐘”
昭和11年寄贈されたもの。 -
唐松岳頂上山荘の鐘
山荘の今日の夕食時間は17:00です。
結構早いようですが日没の時刻を考えるとちょうどいい時間です。 -
17:26
夕食を食べ終え夕焼けを期待して山荘の外へ。
この時外の気温はちょうど0℃ -
17:26
空が焼け初めて来ました。夕日の下は富山湾です。 -
17:27
-
17:28
-
17:28
超ズームで。 -
17:29
超ズームで不帰嶮。 -
17:29
-
17:30
-
17:30
-
17:30
-
17:30
-
17:34
-
17:34
-
17:42
素晴らしい夕焼けを見ることが出来ました。
明日の日の出を期待して20:00就寝。
翌朝4:30までゆっくり眠ることが出来ました。
八方池から唐松岳登山と唐松岳頂上山荘 その2 2016年10月に続きます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (2)
-
- 万歩計さん 2019/07/15 12:24:25
- 唐松岳頂上山荘、懐かしいです。
- コットングラスさん
唐松岳頂上山荘、懐かしいです。
九州出身の万歩計が関西に出てきて、初めて北アルプスに登ったのが約40年前。新婚間もない妻と二人で白馬から唐松まで縦走しました。初の本格的な登山で不帰の険を恐々通過したのを覚えています。
唐松岳頂上山荘からの眺望は覚えていますが、山荘内はどんなだったか思い出せません。拝見するとずいぶんきれいになっているようで、食事も昔と全く違うのでしょう。
その後何度か北アルプスに登り、特に5歳の息子が白馬の大雪渓を上って栂池に下りるまで自分で歩き通したのが最高の思い出です。
最後は35年前に友人と唐松岳から爺が岳まで後立山を縦走しましたが、それ以降現在に至るまで本格的な登山から遠ざかっています。
今となっては年齢による平衡感覚の衰えで、怖くてとても高い山には登れません。コットングラスさんの旅行記で山行を楽しませていただきます。
万歩計
- コットングラスさん からの返信 2019/07/15 18:09:21
- Re: 唐松岳頂上山荘、懐かしいです。
- 万歩計さん
多くの旅行記への訪問とコメントを有難うございます。
白馬から不帰超え唐松までの縦走凄いです!
5歳のお子さんが大雪渓から栂池までというのも驚きです。
前にも記したように42年ぶり(この時既に還暦超え)に奥穂高へ
登れたことでその後槍ヶ岳や富士山等に行きましたが、白馬岳には
自信がなく、唐松岳なら行けそうとのことで登りました。
その後も涸沢から北穂高岳を目指しましたが、登る途中で下山のことを
考えた結果、諦めて登頂を断念しました。
以来、ピークは目指さなくても良い、山に触れ合うことを大事にして
います。
コットングラス
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
2
102