「てるみくらぶ」で行く、トルコ8日間の旅★ 3日その1、皮屋とのガチンコ対決、の巻

2016/09/19 - 2016/09/26

【朝】ホテル朝食後、エフェソスへ向けて出発。≪所要時間：約4時間≫
途中、ショッピング(皮製品店)にご案内（約1時間）
≪世界遺産エフェソス観光≫■エフェソス遺跡(入場)
【夕刻】パムッカレへ向けて出発。≪所要時間：約3時間≫
【夜】着後、ホテルへ。
≪朝食：ホテル　昼食：レストラン(チョップシシ)　夕食：ホテル≫


いよいよ「強制連行、買い物ツアー」の第一弾、『皮製品屋との闘い』が

始まります。ファイッ!

エリア パムッカレ(トルコ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

朝5時に起床しました。おはようございます。

部屋のホテルはバスタブ付き、シャワー可動式、お湯の量も十分です。

6時、朝食会場に来ました。

食事しているのは我々日本人ツアーのみです。

「エゾゲリン・チョルパス」というスープ。

レンズ豆にトマトを煮込んだスープです。

朝も野菜たっぷり。

数人トルコ人が朝ごはんを食べに来ましたが、

彼らが皿に盛るのって、ヤギのチーズ、オリーブ、甘い菓子山盛りのスリーコンボ。

そういう食生活なのか、それとも

「ホテルの朝食くらい、自分の好きなもん食べさせろ!」って事なのでしょうか。

パンもいろいろあります。

焼きたてで美味しいです。

ではいただきます。

トマトとルッコラ、炒めたマッシュルーム。うまーい!!

「エゾゲリン・チョルパス」は別名「花嫁のスープ」とも言うそうで、

トルコの花嫁が、嫁ぎ先の体の悪いお義父さんのために作ったことに由来する

スープ。トマトの酸味がいい味出してます。

ルッコラが美味くて、美味くて!!

日本じゃこんなに大量に食べられないので2回もおかわりしました。

オリーブオイルたっぷりかけていただきます。

ニャンコも朝ごはん食べに入ってきました。

人がくれるまでじっと座っている良い子です。

ドリンクもセルフですが、チャイを飲む方はカップに原液を半分くらい注ぎ、

隣にあるお湯で割ってください。

原液のままだとかなり渋いです。

イギリス人はきっと「こんなの紅茶の飲み方じゃない!」と怒ることでしょうw

部屋から見えるエーゲ海。いい朝焼けだ!


AM7:00、エフェソスに向けて出発です。

しばらく走ると道沿いに「塩田」が広がっています。(湖ではありません)

地中海沿岸には多くの天日塩田があるのです。

塩専売制はかつては多くの国々で行われていましたが，時代の流れとともに

しだいに少なくなり，現在ではスイスとトルコだけなんだそうです。

反対側はエーゲ海。見えているのはギリシア領のレスボス島。

女たちに八つ裂きにされたオルフェウスの首と竪琴が流れ着いたり、

女流詩人が女学校を設立し、女性の教育に力を注いだせいで「レズビアン」と

罵られたり(レズビアンとは、「レスボス風」という意味)、話題に事欠かない島です。

線路が見えてきました。

イズミルです。

市内だけでも人口400万人を超えるメトロポリタンだそう。

加野山が「イズミル」と聞くと、例のストーカー王子を思い出しますが、

古代ヒッタイト帝国がイズミルにあったかどうかは分かりません。

(支配はされていたようです)

ニハットさんの話

「古代ヒッタイト人はトルコに出稼ぎにきていたらしい、というのが

最近の学者の話デス。(出土品が定住を表すものではなかった)

しかし、トロイ戦争で世界の流れが変わりマシタ。

ヒッタイト人はトロイに加担しまシタ。トロイが負け、ギリシア人はトルコに

どんどん流入していきマシタ。

ここは歴史の通り道。民族の出入りが多すぎる。

私は日本人の日本史は超うらやましいデース。(単一民族だから)」だそう。

実は加野山、ニハットさんとまったく同じ理由で「世界史」が嫌いです。

「一方その頃フランスでは・・」とか逸れた話をされるともう頭に入らないww

日本は武将の名前を憶えておけば良かったので楽だったな～。

最初のトイレ休憩。

ここはトイレチップが必要だったと思います。1TL。

お母さんが窯で「トルコ風ピザ」を焼いています。

朝ごはんたっぷり食べたので買えませんでした。

何故か古本が売ってます。旅人が置いていったのかな。

ドリンクコーナー。

このツアー、1日1人一本のお水をもらえるので大助かりでした。

これは何だ?と思って調べたら

プナル(PINAR)というブランドで、トルコで最も知られている乳製品のひとつ

だそう。

いよいよ皮製品屋に到着しました。

まずはニハットさんの解説です。

「そもそもこの旅行がこんなに安いのは、ホテルや皮製品店などが

スポンサーになっているからデス。

旅行会社としても、トルコ観光相からの許可がある場所しか紹介してマセン。」

「買う買わないはお客様が決めること、強制はしません。それは信じて下サイ。

でも、最初からあからさまに「出口どこですか?」とか聞かないで下サイ!

こっちの立場(旅行会社としての立場)も考慮して下サイ。」

だそうで。・・・・なんか、ニハットさんも大変だな(;^ω^)

皮屋の営業マンより先にもワンコ登場。

しっぽブンブン振りながら「お客様いらっしゃーい(*´▽｀*)!」

と愛想を振りまきます。

全員バスから降りるまで営業してました。

真の営業部長はこの子かも知れませんwww

「Kircilar(クルジュラル) Leather Art」という革専門の工場直営店。

お店のホームページはここ
http://www.kircilar.com.tr/jp

ニハットさんばりに完璧な日本語を話す支配人らしき人から

全員着席するように言われ、

「フアッション・ショーを行いますので、気になる番号札があれば

用紙に記入して下さい」と言われます。

ショーの合間にはチャイも配られました。

おっ赤いレザー、中々いいじゃないか。

イケメンもいます。

皮のコートですが、「リバーシブルに着れる」を売りにしています。

裏表で色が違うんですね。

ツアーのご夫婦もひっぱり出されてショータイム。

いよいよ闘いのゴングです。

会場の隣がお店になっていて、ぴっちりと扉を閉められるので

出口が分からないシステムです。

(ああ・・・あのワンコと遊びたい・・(´・ω・`))と思いつつ、皮のコートを

見ていましたが、ニコニコと日本語ペラペラのおじさんが寄ってきて営業弾丸トーク。

「うちはイタリアの一流ブランドの下請けも行っている」

「イタリアではこんな値段では絶対買えない」

「一生ものの値打ちがある」等、グイグイ押してきます。

でもね・・・

正直申し上げて、東京に住んでいて、皮のコート、着るか?

ちょっと歩けばJRも地下鉄もあるお国柄だぞ?

昔より皮のコートは軽くなったとはいえ、10年経てば型が古すぎて

着れないじゃん。

このコート、17万→15万にディスカウント!というけれど、

日本が世界に誇るユニ○ロの最新ライトダウンが何枚買えると思ってんの!?

・・・と心の中で突っ込みながら、ニコニコと営業トークを聞いていました。

ここで一時間が経ち、買い物時間終了。

購入した方も何人かおられましたし、物はとても良いので、(平均で15万)

「これだっ!」というものがあったらお買い求め下さい♪

玄関前にATMがww

バスに戻ってきたニハットさんの一言。

「今、支配人から聞きまシタ。この工場にお客さんが着たの、4日ぶりだそうでス」

の言葉に一同どよめき。

今日のツアー(私たちだけ!?)のために社員が出勤してきたのだそう。

そこまで情勢が悪いのか。。。

色々と衝撃ではありますが、バスの旅は続きます。

3日目その2　https://4travel.jp/travelogue/11178156