秋の大雪山・紅葉色比べ（後編）旭岳、ついでに美瑛

2016/09/24 - 2016/09/26

北海道・大雪山の旅、後半は、これまで見てきた黒岳・赤岳のある東側から車で移動し、西側の「旭岳」を訪れました。また、余った時間で、近くの美瑛方面にも足を伸ばしてみました。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルの駐車場に車を置いてロープウェイ乗り場まで歩き、早速ロープウェイに乗り込んで旭岳に登っていきます。

旭岳ロープウェイ 乗り物

登っていくにつれて、紅葉している木が多くなってきます。ロープウェイの窓はきれいに拭かれていて、写真も撮りやすくなっています。

旭岳ロープウェイ 乗り物

緑の大地に紅葉した木々が描く斑模様がどこまでも続く、すばらしい絶景です。苦労して登った赤岳の景色と同等かそれ以上の絶景を、ロープウェイでいとも簡単に見られてしまうというのは、もちろん嬉しいことではありますが、ちょっと複雑な気分にもなります。

旭岳ロープウェイ 乗り物

ロープウェイを降りると、すぐ頭上を雲が覆い、見晴らしは悪いですが、前日の黒岳のように視界が真っ白というわけではなく、周辺の様子ははっきりと見えます。

姿見の池周遊コース 公園・植物園

ロープウェイ降り場から続いている散策路を歩いていきます。視界を遮る高い木は無く、紅葉した低木や草原が一面に見渡せます。

姿見の池周遊コース 公園・植物園

散策路はいくつかの池を巡るコースになっています。もし天気が良ければ、水面もきれいに見えて、風景にさらに彩りを加えてくれていたのかもしれません。

姿見の池周遊コース 公園・植物園

遠くの山肌も紅葉し、まるで火山が噴火して溶岩が流れ出しているかのように、山頂の方から鮮明な朱色の縞模様が伸びて来ています。

姿見の池周遊コース 公園・植物園

散策路も後半に差しかかって来ました。雲の切れ目から光の帯が降り注ぎ、壮大な風景をさらにドラマチックに演出しています。

姿見の池周遊コース 公園・植物園

足元から、遥か遠くまで、いくつもの色が、それぞれ自己主張しつつ複雑に絡み合って、変化に富んだ風景を作り上げています。

姿見の池周遊コース 公園・植物園

天気の影響は差し引いて考えるとして、今回の旅で訪れた山の中ではこの旭岳が最も見ごたえのある風景だったように思いますが、あえて難点を挙げるとすれば人の多さです。都会の喧騒を離れて山で静かな休日を、といった雰囲気は望めません。帰りのロープウェイは３０分以上の待ち時間でした・・・。

旭岳ロープウェイ 乗り物

２泊目の宿、「ラビスタ大雪山」です。外観と同じく内装も洒落た欧風の山小屋っぽいイメージで、雰囲気づくりに気を配っている感じがします。ロープウェイ乗り場までは徒歩１０分ぐらいかかります。

ラビスタ大雪山 宿・ホテル

２日間で大雪山周りの訪問予定地は巡り終え、帰りの飛行機は夕方なので、３日目は美瑛方面に立ち寄ってみることにしました。まずは「青い池」です。想像以上にはっきりとした青色で、不思議な光景でした。うまく写真で表現しきれないのが残念ですが・・・。

美瑛(白金) 青い池 自然・景勝地

青い池から近い、「パノラマロード」と呼ばれるあたりを走ってみました。こちらは「三愛の丘」からの風景です。

三愛の丘展望公園 名所・史跡

近くにある観光牧場、「ファームズ千代田」に立ち寄ってみました。馬や羊などの動物を見ることができます。

ファームズ千代田 動物園・水族館

牧場から歩いて行くことのできる「千代田の丘」の展望台からの眺めです。

千代田の丘見晴し台 自然・景勝地

まだ時間があったので、パノラマロードとは市街地を挟んで反対側の、「パッチワークの路」と呼ばれるエリアの方にも来てみました。こちらは「ケンとメリーの木」と呼ばれている木です。

ケンとメリーの木 自然・景勝地

案内所のある「北西の丘」の展望台からの眺めです。

北西の丘展望公園 公園・植物園

展望台から見えていた、黄金色に輝いているような場所まで歩いて行ってみました。畑の作物が見事に色付いていて、展望台から見た時には小さな１区画にしか見えない土地ですが、その場に立ってみると、どこまでも黄金の平原が広がっているように見えます。

北西の丘展望公園 公園・植物園

最後に「ぜるぶの丘」を訪れました。こちらは色とりどりの花が植えられた、広大な庭園になっています。

ぜるぶの丘 自然・景勝地

今回は大雪山プラス美瑛の旅ということで、移動した範囲はそう広くはありませんでしたが、行く先々で目の当たりにする風景はどれも圧倒的なスケールで、かつ個性に富んでいて、あらためて北海道の大自然の雄大さ、奥の深さを感じることのできる旅になったように思います。

ぜるぶの丘 自然・景勝地