2016/05/21 - 2016/05/21
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JIC旅行センターさん
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「ヨーロッパ博物館の夜」(Ночь музеев)は1999年にフランスで始まって、2005年から他のヨーロッパ諸国でも開催されるようになりました。現在40カ国以上が参加しています。ロシアでは、2006年からモスクワで毎年5月末にプロジェクトが開催されるようになりました。今年で10回目となるモスクワの「博物館の夜」は5月21日?22日に行われ、市内100か所以上の博物館、映画館、公園などが深夜まで入場無料で開放されました。
2008年からはサンクト・ペテルブルグも「博物館の夜」に加わりました。最近、コレクション保護のため、エルミタージュ美術館と国立ロシア美術館はプロジェクトへの参加を断わっていますが、今年は他の99博物館が参加しました。うち、55の博物館は18時から23時まで、44の博物館は18時から朝6時までオープンし、地下鉄は夜も休みなしに動きました。モスクワと違うのは、入場が有料だったことです。全博物館のパスは400RUB(約700円)でした。
モスクワでは、たくさんの博物館が、見学コースだけではなく、パフォーマンスや講義、ワークショップを準備しました。プロジェクト当日の夜、Facebook、Vkontakteのソーシャルネットワーク上でも写真、お勧めポイントが紹介されました。ロシアでは2016年が「映画の年」にあたっているので、多くのイベントが映画に関係するものでした。例えば、テアトラーリナヤ広場では文芸映画、MUZEON公園では実録映画が上映され、エルミタージュ公園ではアニメ映画を見ることができました。ワークショップにロシアで人気のある俳優や映画監督、音楽家が参加し、子供たちは自分のアニメを作ってみることができました。
ペテルブルグでのポイントは、レンフィルムの映画撮影ステージを見学できたことです。「シンデレラ」や「シャーロック・ホームズ」など、人気のある映画の服飾や小道具が展示されました。
「博物館の夜」では、プーシキン博物館やトレチャコフ美術館などの有名ポイントはとても多くの人で混み合います。1時間以上行列に並ぶことも普通です。それで私は、今年はあまり人が行かない場所を選ぶことに決めて、モスクワ灯具博物館(Музей Огни Москвы)に行ってみました。この博物館は本当に小さくて、4つの展示室だけですが、結構面白いです。石油ランプ、ケロシンランプ、ガス古いランプたち(モスクワ灯具博物館)灯、街灯などが展示されています。博物館の建物も歴史を持っています。17世紀に白い石で建てられた建築物で、昔はボヤールの家でした。ボヤールはロシアの大貴族階級です。日本でいえば、昔のお公家さん、それとも大商人かな。
皆さんも来年の「博物館の夜」には、モスクワかペテルブルグに是非いらしてみませんか。
*灯具博物館は、地下鉄駅Chistye Prudy、Lubyankaの近く、住所はアルミャンスキー通り,3です。
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