世界文化遺産登録を目指す宗像大社等を初訪問(修正版）

2016/09/26 - 2016/09/26

福岡県の宗像大社は一度も訪問したことがなかったが、最近、世界文化遺産登録を目指しているとのことで、注目が集まっている。九州復興割引のついたバスツアーがあるということで、今日、行って来た。自分で行こうとすると結構面倒なところにあるのだが、お陰で、日帰りで主要な場所を廻ることができた。下関駅近くから出発し、宗像市の神湊港までバスで移動し、それからフェリーで大島に向かった。ここには沖ノ島にある沖津宮の遥拝所があり、普通は上陸できない沖の島に向かって参拝するところだ。で、大島には、中津宮があり、そこを参拝。それが終わると、再びフェリーで宗像市の神湊港に戻り、バスで辺津宮に参拝するという手順を踏んだ。宗像大社はこの三か所を参拝するのが正しい参拝なのだ。もっとも略式もあるようだが。。。

私は書物の上では若い時に「古事記」を現代語訳の助けを借りて、一読しているが、すっかり忘れている。今回、関連個所を再読した。天照大御神とスサノオノ命との間には３女神と５男神が生まれるが、沖津宮と中津宮と辺津宮はその３女神を祭っているのだ。宗像は、「古事記」(次田真幸全訳注版。講談社学術文庫）では、胸形（むなかた）君とあり、海女系の豪族で、宗像神社の神主になった人だとのこと。沖ノ島、大島と宗像市は朝鮮半島との往来のルートにある。実際、最後に訪問した神宝館は、沖ノ島から発掘された国宝を中心の展示だったが、ざっと見て、土器や陶器、石材の細工を除けば、恐らく、多くは朝鮮半島経由で持ち込まれたものであろうと思う。鉄はよく知られているように朝鮮半島南部の伽耶からだろう。ただ、九州等に到着後、小さくして、細工したものなどは、日本で工作したものだろうか。。。

細かく説明を読んだわけではないが、ざっと読んだところ、個々の展示品にはどこで製作されたかについては、ほとんど言及がない。沖ノ島の番号付けされた場所で出土したというような説明だけだ。伝宗像大社というのもあったが。。。なお、撮影は館内は一切禁止だとのこと。説明パネルだけでも撮影したいと思ったが、ともかく一切駄目とのこと。。。ペンなどでメモさえも取りにくい制限がかけてあったので、記憶でしか、感想が語れないのがむなしい。。。入場券は１２００円券が、団体なので千円だったが。。。それでも安くない。。

エリア 宗像・古賀(福岡)

• 旅行の満足度: 4.0

宗像大社(辺津宮) 寺・神社・教会

大国宝展とある。神宝館。内部写真はない。

宗像大社神宝館 美術館・博物館

順序はここからスタート。神湊港から大島へ向けて出航。

大島が近づいた

大島の御嶽山展望台にバスで到着。２２４ｍの地点。残念ながら沖津島は見えなかったが、素晴らしい眺望だ。

御嶽神社 寺・神社・教会

麓の湊が見える。

大島の地図。大型バスは入れないが、やや小型のバスで移動した。

沖津島遥拝所。この近辺から見た美しい海が次の写真群。

宗像大社沖津宮遙拝所 寺・神社・教会

大島にある中津宮

宗像大社中津宮 寺・神社・教会

再び、宗像市の神湊港へ向かう。

大島が遠くなる。

フェリーには小型のバスが乗る。

神湊港に到着。