中世の城壁に囲まれた小さな街 ヴォルテッラを望むトスカーナの丘の上の農家レストラン・ホテル宿泊記

2016/08/23 - 2016/08/24

この旅ではトスカーナに点在している
ワイナリーや農家レストランを3ヶ所巡りました。
今回の旅先を選んだきっかけを作ってくれた
～村上春樹の旅のエッセイで知った〈メディチ家ゆかりの
修道院が後世にワイナリーとなって
その後に開設されたホテル＆レストラン～
『コルティブオーノ滞在記』を先にアップしましたが

《今回の旅行記は、日程的にはチンクエテッレや
ポルトベーネレの次に宿泊した所です。》

ポルトベーネレのホテルを後にして
ルッカ（別途　旅行記予定）～ピノキオ公園を経由して
～トスカーナの大地の小高い丘の上に建つ
農家ホテルに投宿。
夕食までの間、中世の街並みをを残す
城壁の街VOLTERRA （ヴォルテッラ）
へ散策をする。
など盛りだくさんの１日でした。

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 交通手段: レンタカー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の計画を立てる時
真っ先に旅先の地図を広げたところから
空想（イメージの世界）に飛んでしまいます。
＼(⌒∇⌒)/
そして、床に広げた地図の中にある
目的地を見つけたら
手にしたガイドブックとタブレットで
「そうかここに在るのか。ここまで
行くなら近くに他に興味の引く所は
ないかな。」
と楽しい日程作りが始まります。
　(￣ー￣)

この日の日程も
トスカーナの大地に在る
「農家レストラン＆ホテル」へ行く前に
ガイドブックに小さく載っていて
興味がわいた童話「ピノキオ」の
作者カルロ・ロレンツィニーの
母親の出身地の村？に造られた
『ピノキオ公園』へと向かいました。

正面の小高い丘の斜面に
何やら趣のある建物が遠くから望め
「あっ　あそこかな？」と
胸弾ませハンドルを握っていました。
このあたり一面には
オリーブ畑が広がっていました。

『ピノキオ公園』に着きました。
思っていたよりも長閑な雰囲気。
遊園地のようにもなっていて
乗り物などもあるようですが
あまり触手が動かず入園料を出して
入るまででもないかなぁ。と
判断しました。

駐車場の側には土産物屋さんが
並んでいました。

色々なピノキオのマリオネット
♪ ヽ(´ー｀)ﾉ ♪

ピノキオのぺったんもありました。

先ほど正面の小高い丘の
斜面に建っていた建物は
ガルゾーニ候が１７世紀に造った
城館（貴族が住んでいた大邸宅）
で、現在は庭園のみ
『ガルゾーニ庭園』として一般公開されています。

オリーブ畑の中を走り抜け
糸杉に囲まれた豪農の館を
左右に見ながら
今夜の宿
「農家レストラン＆ホテル」
に向かいます。

『ピノキオ公園』から
およそ１時間３０分程で
本日の宿に到着予定です。

トスカーナの大地を
走り抜けて

がっちりとした門構えの農家
がオリーブ畑の中に点在しています。

がっちりとした門構えの農家
がオリーブ畑の中に点在しています。

街道というよりは
私道のような畑の中の細い道を
走り続けるうち
「道に迷ってしまったかな」
(；´ｪ｀)と思った頃に
小さな案内板がありました。
この辺から防犯カメラが設置されて
あるということは、もう
敷地内ということなのかなぁ。

小高い丘の上に
ホテルらしき
建物が見えてきました。
＼(^_^ )( ^_^)／　

防犯カメラが装備されている
大きな門に着きました。

私たちも記念写真を
パチリ！

ゲイトを通り過ぎると
緩やかなカーブが小高い丘の上に
伸びていて道の両側には
糸杉が並んでいました。

「農家レストラン＆ホテル」と
トスカーナのワイナリーガイドに載って
いたのですが
大きな門を入って糸杉が並ぶ
小道を登ってきて見えてきた
建物は真に！まさに！

１番大きな建物の裏側に
屋根のかかった駐車場が在り
駐車した後、案内板に従い
レセプションへ向かいました。

建物は
何棟かに分かれているようで
今夜の宿はこの棟に在ります。

入り口から優しい雰囲気のある
空間で

パステルカラーが
優しく包んでくれ
旅の疲れは一気に
飛んでゆきそうです。

浴室に浴槽はありませんが
シャワーの水圧も温度調節も
バッチリ。何より清潔。
窓からトスカーナの大地が
見渡せとても良い部屋でした。

壁に掛かっている絵も

天蓋付き　
いゃ～　これは似合わない
かな（笑）
でも仕方がないか
これがこのホテルのほとんどの部屋の
様式とあらばね。

屋外に設けられた
休憩スポット！
トスカーナの大地が
眼下に広がっています。

ホテルの部屋がある棟から
見下ろしたところに
屋外プールがあり

プールの傍には日よけのひさしがある
サンデッキが並び寝そべっていても
視界にはトスカーナの大地が広がっています。

時折上がる水飛沫と歓声！
５０m程のプールは ちょうど半分の所から
１方の端が水深３m～１m３０cm程で
他方の端が水深１m３０～８０cm程
最初わからずに深い方に入ってびっくり！

プールでひと泳ぎした後
トスカーナの大地を見渡す
小高い丘に建つホテルの
レストラン・エリアで一休み。

トスカーナの大地を見渡す
小高い丘に建つホテル。

トスカーナの大地の向こう側の
小高い丘に町並みが見え
望遠で引いてみました。
教会の塔らしき建物の周りに
歴史のありそうな建物が並んでいました。
夕食までまだ時間がありそうなので
「あの街まで行ってみようか」
と言うことになり

予定にはなかった所ですが
急遽行ってみることにしました。
小高い丘に建つホテルから
降りたり登ったりしながら
写真を撮りながら
トスカーナの大地を走ること
３０～４０分程
やはり丘の頂きに城壁で
囲まれたその町は
後で分かったのですが
『ヴォルテッラ』という
中世の佇まいを残す
素敵な街でした。

城壁に囲まれた町の入口
に建つ
『エトルリア門（Arco Etrusco）』
エトルリア時代
紀元前４～３世紀に造られたのだそうです。

エトルリア門 建造物

城壁内への一般車両の乗り入れは
禁止のようでエトルリア門の側の
フリーの駐車場が在りました。

細長いカーブを描く
街並み。(￣ー￣)　

そぞろ歩きで町の中心地まで
行っみます。

歩いている人たちは
ほとんどが観光客の皆さんのようでした。

城壁内にもホテルがあるらしいので

皆さんの今夜の宿は
この街なのだね　(￣ー￣)　

少しずつにぎやかになってきて
ここがメインストリートみたいです。

チーズ屋さん
美味しそうなチーズが
並んでいました。

奥の方まで
いろいろ種類がありそうです。

ワインショップも点在しています。
あぁそうだねぇ。
ここはトスカーナの街でした。

ラベル買い（こんなのあるかなぁ）で
ここのフルボディのワインを
買っていくのもいいなぁ。と思ってのですが
この後の日程に未だワイナリー巡りが
待っているし、ここは我慢だなぁ。

素敵な街に出会え (^o⌒*)/　

そろそろ夕飯時かな。

AD1398 VOLTERRA 『ヴォルテッラ』とあります。
1398年といえば
日本では、確か足利尊氏が征夷大将軍になったのが
１338年ですから室町時代ということになりますね。

夏祭りのポスターのようです。
２１～２８　Agosto2016
ということは、夏祭りの真っ最中？

大通り（メインストリート）には
観光客の皆さんがいっぱい。

こういう雰囲気の街 (●´ー｀●)　
大好きだなぁ。

一歩横丁に入ってみても
中世の街並みが
まるで映画のオープンセットのように。

土産物屋さんの店頭にも
明かりが灯ってきました。

土産物屋さんの店頭にも
明かりが灯ってきました。

店頭には十字軍のフィギユアが。

土産物屋さんの店頭にも
明かりが灯ってきました。

ゆっくりと歩いて２０分程で
行き止まりとなりました。
周りは崖。
トスカーナの大地が見渡せました。

木陰で夕涼みをしながら
トスカーナの大地を心ゆくまで

「◯◯◯が鳴くから帰～ろう！」
そんな頃かなぁ。

私たちもそろそろ
ホテルに戻らなくては

もう少し散策を続けたかったけれど

夏の長い陽も
そろそろ傾いてゆく時間が
迫ってきました。

教会等を見て回る時間は
取れませんでしたが
中世の街並みを散策できて
満足でした。
さて、谷を下って
ホテルに戻ります。

トスカーナの大地です。
この風景を右に見てホテルに戻ります。

この丘の向こう側に
ホテルが
トスカーナの大地を旅している
実感がしました。

糸杉が並び小高い丘に伸びる
この道を通る度に
ワクワクさせられました。

ホテルが見えてきました。
中世の町を結構ゆっくりと散策し
夕食前に戻ってくることができました。

糸杉のエントランスを通過して
小高い丘の上に建つホテルに
戻ってきました。

夏の長い陽がようやく
傾きかけた頃
ディナータイムとなりました。

トスカーナの大地が眼下に広がっている
屋外テラス席でディナーをいただきます。

農家ホテル＆レストランの
ディナーってどんなンだろうなぁ。
とワクワクして料理が運ばれてくるのを
待ちます。
先ずは、ホテルの葡萄畑で採れた
自家製ワインで乾杯！です。

少しつつ陽が傾いて行きます。

暮れなずむトスカーナの大地の
夕暮れに目を奪われているうち
サラダとパスタ２種が運ばれてきました。
手打ちの自家製麺　もちもちして美味いです。

刻一刻と陽は傾いてゆきます。

メインはシビエ料理ですが
調理法が別々の料理を選んでみました。

シビエ料理にトスカーナの芳醇な赤ワイン
が良く合います。

テラス席と屋内席があり
レトロなオーディオ・セットから
ゆったりとしたイタリア映画音楽が
流れ旅心を掻き立ててくれました。

屋外テラス席とは言っても
母屋から屋根がせり出ていて
雰囲気はとても良いのです。

グランドピアノもありサロン・コンサート
らしきことも開催されるらしいのです。

この日も１日走り（歩き）回って
そのうえプールで泳いだりしたので
夜は皆さまより少し早めに
部屋に戻りました。

部屋に戻ったら
早速目が渋くなって
zzzzz・・

気がついたら
朝になっていて
部屋の窓から朝日がサンサンと
さしていました。

ここに来るまでに買ってきた
カラータイルをパチリ！

朝食は昨夜のダイニングで
いただきます。

リゾート地ゆえか
Am８:00からの朝食時間になっても
みなさんまだおやすみらしく
１番乗りでした。
フルーツにハムにチーズ卵料理

自家製のケーキやタルト
３種

パンに珈琲
にオレンジジュースと
申し分ありませんでした。

朝日がサンサンと
降り注いでいて
気持ちの良いダイニングルーム。

天気が良いので
やはり屋外テラス席で

トスカーナの大地を眺めながら
いただきます。

ゆっくりと朝食をして

食後レセプションで
女主人に感謝を伝えて
次の街へ出発です！

薄茶色のレンガ色のホテルも
素敵だったけれど
糸杉並木のエントランスが心に残りました。

　「あの街から」の旅行記に
　　飛んできていただきありがとうございます。
　　　　

この旅行記へのコメント （2）

• mistralさん 2017/06/15 20:54:22

  イメージそのままのトスカーナの大地

  あの街からさん
  
  お久しぶりです。
  ご無沙汰しておりました。
  コメントの中にありましたが、ご家族のお具合が
  お悪かったんですね。回復されましたご様子、安心
  致しました。
  
  イメージにあるそのままのトスカーナの大地の旅行記
  堪能させていただきました。
  青い空にどこまでも続く大地の
  特にゲート通過後の糸杉のある道がうねって続く様子が
  圧巻ですね。
  お泊りになった農家ホテル＆レストラン
  お写真のお料理もトスカーナ地方のお料理といった
  雰囲気（想像ですが）、美味しそうですね〜
  もちろんワインも！！！
  ヴォルテッラという街の佇まいもいいですね〜
  
  mistral

  あの街からさん からの返信 2017/08/06 17:57:52

  RE:お久しぶりです！　そしてありがとうございます\(⌒∇⌒)/

  ごめんなさいデス。(＞θ＜)
  希望を兼ねてあのように書いたところでしたが
  その後も、家族の具合が今ひとつ(；´ｪ｀)で
  全快と書けずにためらっておりました。
  相方は数年前一足先にリタイヤしたのですが
  ここへきて長年の疲れが出たのでしょうかね。
  おかげさまで、なんとかヽ(´ー｀)ﾉに向かっております。
  
  　しかし、大事をとって今年は、
  海外は(；´ｪ｀)パスすることにしました。
  が、やはり旅への虫が騒ぎますので今年は
  寒くなる前（なんだか急に年を取ったような口調ですね。笑）
  大好きな京都やUSJへ行こうかと思っております。
  　そして、来年の夏ヨーロッパ旅
  （初の国です(〃⌒ー⌒)/）計画を始めました。
  幸いまだまだ時間があるのでじっくり練って
  今年の分と合わせて２倍楽しんでこよう！と話しております。
  　
  昨年の夏旅は、ドライブならではのコースで海・山・村と
  回ってきました。旅行記の半分も進んでいなくって(；´ｪ｀)ですが
  この後、ワイナリー、フィレンツェ３泊、天空の城の他
  中世の小さな町々を回っていますのでアップした際には
  ぜひまたいらしてください。　　
  
  　Mistralさんの旅行記『ライプツィヒを歩く』
  ヨハン・セバスチャン・バッハやメンデルスゾーンハウス
  は、メンデルスゾーンの「ヴァイオリン協奏曲」
  をCD棚から持ってきて流しながら
  たっぷりと楽しませていただきました。
  ありがとうございます。　　　あの街から