２０１６年６月テロにも洪水にもめげずフランスへ（3日目～雨と鉄道ストにやられたブルターニュ編）

2016/06/07 - 2016/06/13

今年も貯めたマイルでフランスへ行ってきました。

予約をしたのは去年の９月、その後テロが起きたり、直前には長雨で洪水騒ぎがあったり。でも、それにもめげずに行ってきました。

結果としてテロも洪水もあまり影響なかったけど、今回一番影響を受けたのは交通機関のストライキでした。おかげで結構バタバタしちゃいました。

モンサンミシェルで一泊して、今日はブルターニュの街巡り。

最初の予定は、モンサンミシェルから路線バスでポントルソンまで行き、在来線でサン・マロ。そこからカンカルに行き、カキを食べる。

この予定通りに行けば、雨もうまく避けられたかもしれなかったんだけど・・・

エリア カンカル(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5

牛さんや羊さんに見送られて、モンサンミシェルから８時４０分の路線バスで、ポントルソン駅に向かいます。

駅には１５分くらいで到着。ここまでは順調。

９時１１分の在来線に乗る予定でしたが、切符を買おうとしたら、午後４時までノートレインだと言うじゃありませんか。

駅前で途方に暮れる。

バスの中で、ＳＮＣＦ（フランス国鉄）のアプリで時間をもう一度確認しようとしたら、検索できなかったんだけど、入力の仕方が違うんだと思っていた。
ストで動いていないから、検索できなかったんだね。

ＳＮＣＦから、こんなメールが来て、ストの影響はないと思っていた。

でも、よく読むと予約したＴＧＶ８０８８は通常どおり動くと書いてある。

在来線はストだったんだね。

実は、モンサンミシェルからタクシーでカンカルに行くのも、Ｂプランで考えていたんだけど、在来線も乗ってみたかったので、ポントルソン駅に来たんだ。

こんなことなら、Ｂプランにすればよかったけど、後の祭りです。

人っ子一人いない駅のホーム。

もうタクシーしかないけど、こんな田舎の駅にタクシーはいない。

でもタクシーの看板はあって、電話番号が３つ書いてあった。

一番上の番号に電話したら出てくれ、英語はＯＫかと聞いたら、少しわかるという。

ポントルソン駅にいるんだけど、カンカルまで行きたいというと、１０分くらいで来てくれると言ってくれた。助かった〜。

電話の受け答えも、ちゃんとしていて、良い運転手さんのようです。

最初は高速道路、一般道に入り海沿いを走ります。

運転手さんが、馬が有名みたいなことを言ってました。

あれがカンカルの町のようです。

３０分くらいでした。

カンカル到着。

メーターの料金は８１ユーロ。

とても助かったので、チップ込みで８５ユーロ払おうとしたら、逆に８０ユーロにまけてくれました。

モネの、「日の出印象」のような空の色。

でも、天気悪し。

雨も振り出した。

カンカルといえば、カキの養殖。

このテントがカキの売店。

雨が急に強くなって、最悪のコンディション。

このために、カンカルまで来たんだから、カキを買いましたよ。

カキに傘をさしかけて、人間はレインコートにフード。

これで、確か１０ユーロ以下だったと思う。雨で余裕がなくて写真もあまり撮れなくて、記憶も定かでない。

養殖場から直送みたいな感じで、安くて新鮮。

でも、からの中は海水が入っているのか、ちょっとしょっぱい。

天気が良ければ、何皿でもいけそうだったけど、雨脚はさらに強くなって（このころが雨のピークだったみたい）、一皿で退散です。

海岸沿いには、普通のお店も並んでいる。

タクシーの運転手さんがおススメだと言っていたお店。

朝ご飯を食べていないので、カキだけでは足りないかなと思って、海鮮盛り合わせを注文。

食べ終わるころには、雨が上がった。

ストがなくて、サンマロから来るのなら、このころにカンカル到着だったんだよな。

そうすれば、もっとカキを楽しめたかもね。

天気が悪いほうが、北フランスらしいかな。

サンマロまでは、バスの予定。

来るときにバスなら、バス停の場所も分かったんだろうけど、どこでバスに乗るのかわからない。

食事をしたお店の人に聞いたんだけど、思っていた場所にバス停がない。

ちょうど車を降りたご夫婦に聞いてみた。

地元の人だと思って聞いたんだけど、そうではなかったようで、その人が別の人に聞いてくれた。

聞いた場所に行ってみると、そのご夫婦が追いかけてきてくれた。

どうも違う行先のバス停のようだったんだね。

いろいろ調べてもらったけど、結局よくわからなくて、タクシーで行くことにした。

といっても、またタクシーを呼ぶのも分からないので、その方が近所のお店で電話番号を聞いて、タクシーを呼んでくれた。

あまり英語が得意ではない方だったので、片言のコミュニケーションでお名前も聞けなかったけど、本当によくしていただきました。

去っていくお二人の後ろ姿。ありがとうございました。

タクシーを待つ間

パーキングに停まっていた車。

離れていたので望遠で撮ってエンブレムを見たら、プジョーの４０３でした。

イエローのヘッドライトが、古いフランス車らしいね。

ピンクと白のツートンカラーは、オリジナルかな？

こちらのプジョーは、呼んだタクシー。

１２時５０分頃、サンマロに着きました。

料金は２７ユーロでした。

心配なので、駅の掲示板を確認。

ＴＧＶ８０８８パリ・モンパルナス行きは載っている。

本来モンパルナス行きのＴＧＶは１時間に一本くらいはあって、予約する時どれにするか迷った覚えがある。８０８８以外はストでキャンセルみたいだね。

まあ、ラッキーだったかも。天は見捨てなかったということかな。

まだあと３時間半くらいあるので、城壁に囲まれた旧市街に行きます。

駅から歩いて、２０分くらい。

サン・マロはかって海賊がいた港。観光用の海賊船。

ヨットハーバーと城壁

高い尖塔は、サン・ヴァンサン教会。

駅から歩いてきたので、プチトランで街を回りたかったんだけど、いつまでたっても出発する気配なし。

ほかの人もしばらく乗って待っていたけど、諦める人が多かった

現在１３時４０分、次の出発時間を示す時計は、なんとも中途半端でよく分からない。

１３時３０分？　１４時３０分？

プチトランはやめて、城壁の上を歩くことにします。

街の入り口、サン・ヴァンサン門

ここから、城壁に上がります。

城壁の地図

城壁の厚さに注目

旧市街は、第２次世界大戦で町の８割が破壊され、それを復元しているので、建物はきれいです。

サン・ヴァンサン教会の尖塔がどこからでも見える。

ガラガラ荷物を引いて石畳を歩く。

駅に、荷物の一時預かりがなかったので仕方ないです。

それでもこの辺りは、歩きやすい。

城壁の外にも、教会の塔がたくさん見えている。

大分天気が回復してきた。

小さな島にも砦が築かれている。

あそこからは見晴らしがよさそう。

海を仕切ったプールだね。

ガイドブックによれば、この海はエメラルド海岸と言います。

天気もすっかり回復

きれいな景色でしょ。

カラフルな建物

ホテルかしらね

城壁の中の街歩きはできませんでした。

城壁の上を歩けるのはこの辺りまでです。

城壁の北端から３００ｍほどのところにある「旧要塞」

築かれたのは、ルイ１４世の時代だそうです。

干潮時には歩いて渡れます。

お城が市庁舎になっている。

歴史博物館もあるようです。行かなかったけど。

平日にもかかわらず、人出はかなりありました。

サンマロの紋章

垣根の上を歩いている動物は何？
犬かな？

マンホールにも

これも

違う形のマンホール

天気も良くなって、城壁の上を歩くのは面白かった。

お土産

カンカルでは何も買えなくて、サンマロで買ったカンカルの蜂蜜。

カンカルといえば「カキ」だと思っていたけど、カンカルは花の町とも呼ばれているので、蜂蜜も特産品なんでしょうね。

蜂蜜レモンキャンディ、これも買いました。

又、指ぬき

これは、モンサンミシェルで買った「塩バターキャラメル」と「ミルクキャラメル」。

サン・マロ駅に戻ってきました。

無事にＴＧＶ８０８８に乗れました。

これは在来線の列車。

乗りたかったなあ。

午後９時ころ、またパークハイアットにチェックイン。

又、ウエルカムシャンパン

今回のシャンパンは、ビルカール・サルモン・ロゼでした。

この日の夕食は、「国虎屋」でうどんでした。疲れていたせいか、写真は無し。

国虎屋は３回目だけど、お店が移転してからは初めてで少し迷った。

フランス人のお客さんが多くなったせいか、うどんは以前よりも腰がなくて、残念だった。

明日に備え、スマホ・タブレット・バッテリーを充電して、寝ます。