【マレーシア（マラッカ）】東西貿易の中継点として類まれな文化が形成された世界遺産「マラッカ」の魅力に触れる旅！

2016/08/12 - 2016/08/19

ペナン島のジョージタウンとともに「マラッカ海峡の歴史都市群」として世界文化遺産に登録されている古都「マラッカ」
その歴史は15世紀に栄えたマラッカ王国がマレー文化を築き、明との交易で中国文化が流入、その後ポルトガル、オランダ、イギリスに支配され、類まれな文化が形成されました。

３年ぶりにマレーシアとシンガポールを旅してきました。
そして、その日程は・・・・
12日　成田→クアラルンプール
13日　クアラルンプール→シンガポール
14日　シンガポール
15日　シンガポール→ペナン島
16日　ペナン島→マラッカ
17日　マラッカ→ペナン島
18日　ペナン島→クアラルンプール
19日　クアラルンプール→成田
殆ど毎日、飛行機で移動を繰り返す5泊8日の「弾丸トラベル」です。

マラッカ訪問は今回が初めて、そのアクセスは世界遺産ジョージタウン（ペナン島）から飛行機での移動です。
ペナン国際空港⇔バトゥ・ブレンダム空港（マラッカ）の間をMarind Air（LCC）の国内線が就航しているんですが〜！？
実は、あまり知られていないのかも？
そう、このルートでのマラッカ旅行記を他で見たことがありません！
旅のテーマは「世界遺産巡り」と「幻想的な夜景」
では、世界遺産「マラッカ」弾丸ルート（空路）編、スタートします。

エリア マラッカ(マレーシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.0

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: エアアジア マレーシア航空 バティック・エア・マレーシア
• 旅行の手配内容: 個別手配

Malind Airで、ペナン国際空港からマラッカ（バトゥ・ブレンダム空港）にやってきました！
飛行時間は1時間20分です。

バトゥ ブレンダム空港 (MKZ) 空港

「バトゥ・ブレンダム空港」
空港から市内へのアクセスは、タクシーとなります。
移動時間は約25分です。

バトゥ ブレンダム空港 (MKZ) 空港

「Dutch Square（オランダ広場）」
空港からタクシーで移動する場合、目的地はここがおススメです！
ドライバーに一言「ダッチ（Dutch）」と言えば、簡単に通じます。
料金は定額で35RM（リンギット）、日本円で約1,000円です。

オランダ広場 広場・公園

宿泊先はここ！
オランダ広場からちょっと奥にある便利で静かな「隠れ家」のようなホテルです。

荷物を置いて、市内観光に出かけます！

ザ ラックサック カラテル ホテル

「マラッカ　キリスト教会」
マラッカのシンボルとも言える赤い壁に白い十字架が特徴的なキリスト教会
1753年のオランダ統治時代に建てられたものです。

マラッカ　キリスト教会 寺院・教会

内部（正面奥）には「最後の晩餐」のタイル画があります。

マラッカ　キリスト教会 寺院・教会

「セント フランシス ザビエル教会」
日本にキリスト教を布教したスペインの宣教師「フランシスコ・ザビエル」
来日前には、ここマラッカで布教活動をしていたんです。

セント フランシス ザビエル教会 寺院・教会

1849年にザビエルの功績を称える教会として、セントフランシスザビエル教会が建てられました。

セント フランシス ザビエル教会 寺院・教会

鹿児島人ヤジローは1547年マラッカでザビエルと出会い、ザビエルを鹿児島へ導いた人として知られています。
この像は、ザビエル生誕500年を記念して、鹿児島市の２つの協会がそれぞれ寄贈したものです。

セント フランシス ザビエル教会 寺院・教会

小さな古都マラッカ
オランダ広場からセントポールの丘への移動は、のんびりと散歩がおススメです！

「マラッカ川」
マラッカのオールドタウンを流れるマラッカリバー
リバークルーズを楽しむことができます。

「マラッカタワー」
街中が世界遺産ともいえるマラッカを一望できるタワーです。

マラッカタワー 現代・近代建築

丘の上に見えてきたのは、「セント ポール教会」です。

セントポール教会跡 寺院・教会

教会のすぐ目の前に立つ一体の白い石像は？
そう、フランシスコ・ザビエル像です。

セントポール教会跡 寺院・教会

マラッカが東西貿易の中心として栄えていた大航海時代、「フランシスコ・ザビエル」もこの地にやってきました。
イエズス会の創設メンバーの1人として、日本に来る前、ここマラッカでも布教活動を行っていたんです。

セントポール教会跡 寺院・教会

セントポール教会は、1521年にポルトガルの指揮によって建築されました。
当時教会のメインホールだった辺りは、今では壁を残すのみとなっています。

セントポール教会跡 寺院・教会

壁際には墓石が設置されていますが、実はこれ、カトリック信者の 墓石ではなくプロテスタント信者の墓だそうです。

セントポール教会跡 寺院・教会

教会の一角に設置された、この大きな檻の様な物は何だと思いますか？

セントポール教会跡 寺院・教会

何と！
フランシスコザビエルが殉教した後、インドのゴアに運ばれるまでの9ヶ月間、遺体が安置されていた場所なんです。
そのため、カトリック信者にとっては非常に重要な場所で、いまでもカトリック信者が大勢訪れています。

セントポール教会跡 寺院・教会

セントポール教会の外壁
屋根は朽ち果て壁面のみが残っています。

なお、セントポールの丘の麓には、有名な「サンチャゴ砦」が建っているんです。

セントポール教会跡 寺院・教会

「サンチャゴ砦」
マラッカを植民地化し、この砦を最初に築いたのはポルトガルでした。
その後、マラッカはマレーシア連邦政府の独立までに
1511年〜ポルトガル
1641年〜オランダ東インド会社
1795年〜イギリス東インド会社
1941年〜1945年　日本
と、実に様々な国に占領されていたのです。

サンチャゴ砦 建造物

「スルタン・パレス」
15世紀に繁栄したマラッカ王国時代の王宮を復元した建物です。

マラッカ スルタン パレス 建造物

奥に見える建物は、独立宣言記念館です。

独立宣言記念館 博物館・美術館・ギャラリー

「独立宣言記念館」
マレーシアの歴史と独立運動に関する資料が展示されている博物館です。
建物はイギリス領時代にはマラッカクラブとして使われていましたが、ここでアブドゥル・ラーマン初代首相が1956年にマレーシアの独立を宣言した歴史的な場所です。

独立宣言記念館 博物館・美術館・ギャラリー

「ジョンカーストリート」
昼は旧市街に溶け込む商店街の一つですが、週末の夜にはひときわ輝きを増し、マラッカで一番エネルギッシュな通りへと変貌します。

ジョンカーストリート 散歩・街歩き

「オランウータン ハウス」

オランウータン ハウス お土産店

オランウータン・ハウスは、世界で活躍するマラッカ在住のアーティスト、チャールズ・チャム氏のアトリエ兼ショップ（本店）です。

オランウータン ハウス お土産店

「カンポン クリン モスク」
1748年に建てられたマレーシア国内最古のモスクです。

カンポン クリン モスク 寺院・教会

内部は、西洋のコリント様式を思わせる柱や英国製、ポルトガル製のタイルが貼られた壁による内装で、スマトラ様式にさらに西洋とイスラムが混ざったようなマラッカの成り立ちを感じさせる独特の空間です。

カンポン クリン モスク 寺院・教会

「チェン・フン・テン寺院（青雲亭）」
観音様と媽祖娘娘を祀る、マレーシア最古の中国寺院です。

チェン フン テン寺院 寺院・教会

中国は「明」の時代、当時、海軍の大将であった「鄭和」の功績を評し、1646年に建てられました。

チェン フン テン寺院 寺院・教会

内部に施されている彫刻や漆し塗りが見事です。

チェン フン テン寺院 寺院・教会

これからホテルに戻ります。

マラッカの幻想的な夜景観賞は、リバーサイド・ウォークがおススメです！
スタートは、ここから！

Melaka Malay Sultanate Water Wheel 建造物

「Melaka Malay Sultanate Water Wheel」
マラッカがユネスコ世界遺産に認定された2008年頃に完成したモニュメントです。

Melaka Malay Sultanate Water Wheel 建造物

昔と違い、マラッカ川の水質も浄化されているそうです。

夜のマラッカ川、ライトアップされ幻想的な美しさです。

「海洋博物館」
マラッカの川沿いにひときわ目を引く木製の船、これはマラッカ海峡に沈んでしまったポルトガルの交易船「フロール　デ　ラマール号」を模して建築された博物館です。

海の博物館 博物館・美術館・ギャラリー

月夜に浮かび上がるマラッカタワー

マラッカタワー 現代・近代建築

ライトアップされた「サンチャゴ砦」

サンチャゴ砦 建造物

丘に上がると・・・

サンチャゴ砦 建造物

夜のマラッカの街が一望できます。

サンチャゴ砦 建造物

階段を上がり、見えてきたのは？

セントポール教会跡 寺院・教会

ライトアップされた「ザビエル像」と「セント ポール教会 」

セントポール教会跡 寺院・教会

月夜に浮かび上がるその姿は、なんとも神秘的です。

セントポール教会跡 寺院・教会

セントポールの丘から観るマラッカの夜景です。

セントポール教会跡 寺院・教会

何と、教会の内部もライトアップされているんです！

セントポール教会跡 寺院・教会

何とも神秘的です！

セントポール教会跡 寺院・教会

ライトアップされた「マラッカ・キリスト教会」

マラッカ　キリスト教会 寺院・教会

夜のオランダ広場、また違った趣があります。

オランダ広場 広場・公園

時計台は、キリスト教会よりも後、イギリス統治時代に建設されたものです。

オランダ広場 広場・公園

怪しげな光を放ち、爆音（地元の音楽）を響かせているのはトライショー（人力車）です。

橋を渡ると・・・・

夜のジョンカーストリート
週末ではないので、静かです。

ジョンカーストリート 散歩・街歩き

「ダタラン パラワン マラッカ メガモール」
夜食を食べに、モールにやってきました〜
ここは、22:00までの営業時間です。
客がいませんが？
そう、閉店間際だったので、ご覧のとおりです！（笑）

ダタラン パラワン マラッカ メガモール ショッピングセンター

オーダーしたのは「ナシゴレン」

ダタラン パラワン マラッカ メガモール ショッピングセンター

ナシゴレンとは？
インドネシアやマレーシアで人気の焼き飯です。
ではいただきま〜す！
うまか〜\(^o^)／
本日の観光はこれで終了〜

ダタラン パラワン マラッカ メガモール ショッピングセンター

マラッカ最終日
天気は最高〜
左奥に見えるのは、オランダ広場です。

おはようございます！
といっても、もうすぐ11時になりますが・・・・
観光客を乗せ、目の前をトライショーが通り過ぎていきます。

オランダ広場 広場・公園

「Ochado（茶の道）」
冷たいドリンク専門店です。
オーダーしたのは「トゥンビカイ（マレー語）」
英語でウォーターメロン、そうスイカジュースです。
生絞りをテイクアウト用にしてもらいました！
値段は？
すみません、忘れました〜

Ochado カフェ

「中華茶室 海南鶏飯」
ジョンカーストリートに入ってすぐ右側にあり、行列が出来るチキンライス（海南鶏飯）として有名な店です。
建物はお世辞にも綺麗とはいえませんが・・・・
まだ昼前ということもあり行列はできていません、何とラッキー〜

中華茶室 海南鶏飯 中華

オーダーしたのは「チキンライスボール」
マラッカのB級グルメで、もっちりとしたおにぎり（ライスボール）と蒸し鶏、またはローストチキンに生姜醤油などのたれを付けて食べるローカルフードです。

中華茶室 海南鶏飯 中華

ライスボールは鶏のダシの旨味がたっぷり詰まり、チキンはジューシーで、たっぷりとかけられたごま油の風味がたまりません！
うまか～＼(^o^)／
お値段は14RM（リンギット）、日本円で約400です。

中華茶室 海南鶏飯 中華

「マラッカタワー」
茶色い屋根の建物に入って右奥にチェットカウンターがあります。
料金は大人20RM（リンギット）、日本円で約600円です。

マラッカタワー 現代・近代建築

タワーは座って景色を眺める形式です。

マラッカタワー 現代・近代建築

動き出しました〜
くるくるとゆっくり回りながら上へ向かっていきます！

マラッカタワー 現代・近代建築

マラッカ海峡が見えてきました！

マラッカタワー 現代・近代建築

赤煉瓦が連なる美しい屋根の光景です！

マラッカタワー 現代・近代建築

マラッカ川が見えてきました！

マラッカタワー 現代・近代建築

どんどん上がっていきます！

マラッカタワー 現代・近代建築

最高の眺めです！

マラッカタワー 現代・近代建築

中央に見えるのがセントポールの丘です！

マラッカタワー 現代・近代建築

空からの眺めは、いかがでしたか？
展望時間は7分です。

マラッカタワー 現代・近代建築

今回の旅では最終日にタワーに上がりましたが、マラッカの街についたら先ず訪れたい場所です。

そろそろ、空港に向かう時間が近づいてきたのでホテルに戻ります。

マラッカタワー 現代・近代建築

時間がないのに、また観光？
いいえ、このルートがホテルへの近道なんです！

サンチャゴ砦 建造物

「サンチャゴ砦」
これで３回目の訪問です！（笑）

サンチャゴ砦 建造物

サンチャゴ砦からセントーポール教会に向かいます！

サンチャゴ砦 建造物

「セント ポール教会」
同じく、３回目の訪問です！

この教会の裏に、ホテルに抜ける階段があるんです！

セントポール教会跡 寺院・教会

「マラッカの丘」
ここは夕陽の名所なんです！
マラッカ海峡に沈む夕陽を眺めに、また来たいですね〜

セントポール教会跡 寺院・教会

預けた荷物を受け取り、空港までのタクシーを手配してもらいました。

ザ ラックサック カラテル ホテル

ホテルにいたマラッカの三毛猫

ザ ラックサック カラテル ホテル

空港までの移動時間は約25分
料金は定額で40RM（リンギット）、日本円で約1,100円です。

バトゥ ブレンダム空港 (MKZ) 空港

14:45発の便で、ペナン国際空港へ移動します。

バトゥ ブレンダム空港 (MKZ) 空港

楽しかったマラッカ観光も終わり！
これから、２回目のペナン島に行ってきます。（笑）

なお、現地では「ペナン」とは発音しません、「ピナン」が正しい発音です！

バトゥ ブレンダム空港 (MKZ) 空港

世界遺産「マラッカ」弾丸ルート（空路）編、いかがでしたか？
「ジョージタウン」と「マラッカ」を結ぶ新ルート、おススメです！

バトゥ ブレンダム空港 (MKZ) 空港