タイ実家訪問とミャンマーの旅 Part 14 - お菓子作りのお手伝い

2015/02/05 - 2015/02/16

今回の旅の主目的は結婚に備えて様々な書類を入手する事。Part 10でも書きましたが、如何せん国際結婚の手続きは面倒くさいんです。

そんな事務手続きの旅に合わせたかの如く、彼女の従兄が出家する得度式を開催するとの事。仏教国タイでは男子のほぼ全員が人生で一度は一時出家します。
そしてその得度式は結婚式と並ぶか凌ぐかの人生一大イベント。ましてや大家族で従兄との繋がりが兄弟並のタイでは彼女的に是非参加したいイベント。

無事、得度式も終え、せっかくの長期休暇なのでサイドトリップに出掛けます。当初はプーケットとかのビーチ予定でしたが、何故かミャンマー行きが決定。
しかも彼女がうちの両親をも誘ってみていた。婚前なのにいきなりうちの両親との旅行を快諾してくれた彼女、頭が上がりません。

肝心の結婚書類はタイのなぁなぁっぷりに助けられたりしてやられたりで一歩進んで二歩下がる。
わざわざタイまで来たのに旅行中に全て完了できず、彼女の従妹の手を借りる事になっちゃいました。

前置きが長くなりましたが泣いても笑っても明日は帰国。最後の日はのんびりすごしましょう！

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: エアアジア JAL バンコクエアウェイズ
• 旅行の手配内容: 個別手配

最終日は明日だけど、早朝に飛行機に乗って帰るだけだから実質今日が最終日。
今の内にあのおざなりで最低な対応した代書屋に書類を取りに行きます。

海外の市場って時々不思議なものが売ってますよね。おっぱい用のパッドは聞いたことありますが、おしり用のパッド？

花屋さんも露店ですが、並んでいる花がだいぶ違いますね！お供え用として蓮の花があるのが印象的。
薔薇は万国共通かな？妙に大量に売ってるなぁ、と思ったらこの日はバレンタインデー。女性から男性にチョコをあげる風習は多分日本だけ。世界標準で見ると男女問わず愛を語らう日…のはずですが、どうも男性が女性に対してロマンチックな尽くしをしないとならないのが世の流れみたいですね…。

ちなみにバンコク在住同業の友達に聞くところによれば、2月14日は病欠が多いらしいです。もちろん彼氏彼女と過ごす為の仮病なのですが、シフト勤務なのにそんな事でラインがストップしちゃあ意味がない(苦笑)
そんな時に発揮するのが彼女のトーク力。いかに仮病を回避させるかは彼女の手腕に掛かっています。リサーチも重要。「あなた彼氏いないんだから見栄を張らないで仕事して」って交渉しているのには笑いました。

タイでは金を資産として持つ事が結構多いです。ので、至るところに金行を見かけます。早い話、ゴールドの売買をしているお店なのですが、ここのお店ではゴールドと無関係な仕事もやってくれます。
それがアクリル板を加工して仏像のケースを作ってくれる仕事。これは金行で金で出来た小型の仏像を売っていて、タイでは(金に限らず)そう言った仏像を御守りとして身に付けることが多く、それから波及したサービスと思われます。
先日、ソンクラーで彼女のお爺ちゃんから頂いた小さいお坊さんの像を早速ケーシングしてもらいます。

家に帰る前にちょこっと寄り道してクイティァウ。手軽に食べれて、美味しくて、しかも一食150円程度！素晴らしいコスパ！

ちょうど旧正月の直前だったこの時期、旧正月用のお菓子作りでみんな大忙し。なんでもお婆ちゃんが作ったお菓子が評判でかなり大量に注文を受けるらしく、親族総出で手伝います。
ここで作っているのはカノム・ティェン。カノムはお菓子、ティェンは蝋燭。お菓子を作る時に、香り付き蝋燭を焚いてお菓子に香り付けするのでカノム・ティェン。丸めた餡を生地に包み、それをバナナの葉っぱに包み、蝋燭で香り付けしてから蒸します。
おばさんのバナナの葉っぱにお菓子を包んでいく速度が超高速。まるで早送りを見ているみたい。

おっさんもお手伝いします。でも手際が悪いのか、お婆ちゃんに色々と突っ込みを頂戴しながら四苦八苦。
特に左の鍋に入っているナッツ等でできた餡はベタベタしていて手にくっつくので苦戦。

大量に蒸して行きます。本当にすごい量を。
この蒸し器、何サイクル稼働させたんだろう…。

こちらはカノム・ケンと言うお菓子作り。カノムはお菓子、ケンは籠。乾燥した竹の葉っぱにお菓子を入れて作るのでカノム・ケン。
篭の内側に油を塗ってそこに生地を流し込んで蒸します。油を塗ることで、食べるときにお菓子の剥がれ具合がよくなるそうな。

カノム・ケンの出来上がり。これでもまだ一部だけ。一体何個作んねん。モチモチプルプルしていて食感が楽しい！甘ったるいのではなくほのかな甘さ？イメージとしてはういろうに近いような気がしなくもない…。

最後に近所のクイティァウ屋さんに。一杯一杯はとても小さい盛り付けなのですか、おいしいぃぃぃぃ！
なんでも彼女が中学校時代、学校帰りに友達とかと通ったお店なんだそうです。

書類は揃えきれなかったけど、こうゆう彼女の今までの足跡を辿って見れたのが今回の旅行の最大の収穫かな。
昔どんな事をして、何を食べて、何を考えたか…少し見えた気がします。

この後、家に帰って明日の準備と親戚一同皆様と一緒の晩餐会。
帰りたくないよー！！